「甲子園村だより」のコーナーは鹿砦社スタッフの生の声を掲載していきます。

■5月4日(日)

 五月晴れの季節となりました。ついこの前までの寒さがウソのようです。
 世間はGWといっても、つい事務所に足が向かうワーカーホリックの性、これを書いてます。
 4月にホームページも全面リニューアルし、こまめに更新していこうと思っていましたが、4月は数年ぶりの新刊大攻勢で、時間的、物理的、精神的にパンパンになり、手が回らなかったというのが正直のところです。『鹿砦社通信』にしても、3月半ばで止まっています。直接に編集実務にタッチしないものもありましたが、ミスの発生、事前の牽制攻撃などが懸念され(これまで何度も手痛い目に遭ってますから)、胃の痛い日々が続きましたが、一段落しホッとした気分でGWを迎えることができました。
 実際、4月の新刊大攻勢は大変でした。DVD写真集4点、書籍4点、さらには折からのイラク戦争で緊急増補版も急遽出すことになり、合計で9点の刊行ですから、当社の規模(つまり、しがない地方小出版社)ではてんやわんやの大騒動です。取引先や関係者の方々のご協力で貫徹することができました。
 ところで、ここ甲子園が野球のメッカであることは、誰しもが知るところです。春の到来を告知する高校野球はさほど盛り上がりませんでしたが(高校野球ファンの方々には失礼)、阪神タイガースは凄い勢いです。暗かった野村時代とは全く打って変わった様相です。監督ひとり変わっただけで、この変わりよう。鹿砦社も、タイガースを見習って監督が変わったほうがいいのかもしれません(笑)。「松岡社長が鹿砦社の社長である限り会社は何も変わりません」な〜んて言って会社を辞めていった者もいるぐらいですからねえ〜。人間、50も過ぎると、そんなに変われませんよ。
「会社は社長の身の丈以上にはならない」といわれますが、このことをヒシヒシと感じる昨今です。会社や組織が変わるには、やはり若い血が必要不可欠! かの大先輩、『噂の眞相』の岡留安則編集長が、雑誌の廃刊と共に自身の引退を宣言したのは、僣越ながら、小生のような愚輩でも理解できます。私(〜たち)が『噂の眞相』や岡留氏を乗り越えることは、(言葉の上では強がりは言っても実際には)おそらくできないでしょうが、もし鹿砦社や『スキャンダル大戦争』が、『噂の眞相』を乗り越えることができるとすれば、若い力によって、いまや桎梏となった私を放逐し社内権力(経営権、編集権)を奪取するしかないでしょう。
 世代的にいえば、岡留氏と私は4歳違い。2人とも50代であり、かつて50代といえばもう盆栽いじりでも始めようかという年代でした。今の50代は、リストラなどでションボリしている人たちがいる一方で、かつて「われわれの力で時代を変える!」といって暴れた世代でもありますから、元気な人は元気です。とはいえ、老境に入らんとする年代であることは確か。若い世代の台頭があれば、それには道を譲るべきで、むしろそれを脇から支えることに徹すべきであると最近思っています。
 ……と、そんなことを書いてきたところで、一通の郵便が届きました。「藤本敏夫さんの一周忌に集う会」の案内でした。藤本敏夫さんといえば、今では歌手の加藤登紀子さんの夫といったほうが通りますが、かつてわれわれの世代にとってはヒーローでした。私にとっても、母校・同志社大学の学生運動や寮の大先輩で雲上人です(今でも)。今回は「“同志社”が主体となった追悼の集まり」だということです。世話人や発起人にはコワモテの諸先輩方々の名が連なっております。せっかくのお誘いですから、老闘士たちの内ゲバを高見の見物といきましょうか。ちなみに、発起人には、雑誌『サイゾー』の女社長の叔父さんや、先日倒産した洋菓子メーカー「タカラブネ」の元社長らの名も見えます。(松岡)


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2003年4月1日
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