2002/7/9

緊急NEWS!
阪神タイガースの闇 ベテランスカウト・故渡辺省三氏の不審死解明へ大きな一歩!国賠訴訟に踏み切る!

兵庫県警と神戸地検の「消極的捜査」による名誉毀損、「期待権」の裏切り・侵害に 対し兵庫県と国に1000万円の損害賠償請求。 真相究明に向かって遺族、不退転の決意!

 開幕から例年にない好調を維持してきた関西の人気球団・阪神タイガース最大の闇 とされる名スカウト故・渡辺省三氏の不審死の真相究明に向けて、遂に遺族は、昨日 7月8日、国家賠償訴訟に踏み切った(神戸地裁)。
 故・渡辺省三氏は、大リーガー新庄剛志らを発掘したことで知られる名スカウトで あったが、4年近く前の1998年8月31日に、神戸市中央区内のビルから謎の転落死を 遂げた。この転落死には当初から多くの謎がささやかれていたが、兵庫県警生田署 は、遺族の訴えに一切耳を傾けず、一貫して「自殺」として事件を処理した。また、 「消極的捜査」による初動捜査の誤りによって、貴重な証拠の収集を怠った責任は大 きい。
また、神戸地検も、遺族からの刑事告発に対して、これも「消極的捜査」によって 「不起訴」、これに疑問を持った検察審査会が「不起訴不当」の議決をして再捜査を 求めたにも関わらず、遺族の意見を直接聞くことなく、本年3月末、再び不起訴とし たのだった。
 とりわけ学識経験者らで構成される検察審査会で「不起訴不当」の議決がなされた にもかかわらずの再度の不起訴決定は、その「消極的捜査」、まさに役人のことなか れ主義の発露であり、犯罪的といえよう。
 省三氏の遺族のような一般人は、時に強制捜査権のある警察や検察に期待し、だか らこそこの市民社会の秩序が成り立つのであるが、兵庫県警生田署や神戸地検は、当 初から遺族のそうした期待権を裏切り続けた。
 だからして、それら「公権力の行使にあたらせていた」兵庫県と国を被告として国 家賠償訴訟を起こしたのである。
 なお、原告は妻タツエさんと長女直子さん、代理人は、HIV訴訟や堺市連続殺傷 事件関係訴訟などで有名な、金井塚康弘弁護士である。

 ■ジャーナリズムの責務に懸けて、この謎の事件を究明せよ!
 私たち鹿砦社は、地元甲子園の出版社として、近くに住まわれている遺族の声に耳 を傾け、事件以来、長女の渡辺直子さんが書き綴ってきた手記をまとめて一冊の本と して世に送り出した。4月に出版した『タイガースの闇』である。「この事件の裏に はドス黒い闇がある」という、信念ある出版人としての確信である。「きつね目の 男」宮崎学氏も、直子さんらの執念に打たれ、オビを書いてくれた。幸いに出版直 後、『週刊朝日』が2ページに渡り大きく採り上げてくれた。
 ところが、好調タイガースに気兼ねしてか、その『週刊朝日』を除いて、マスコミ 総体は真相究明に消極的であった。これも、ある意味で、兵庫県警や神戸地検と等し く問題があると思うが……。さらに、事件以後、全くの「我関せず」を決め込んでい る阪神球団の道義的、社会的責任も大きいのではなかろうか。
 この事件には多くの不審点がある。詳しくは『タイガースの闇』を一読いただきた いが、その後、地元に住む大手建設会社の社長夫人が2億数千万円を持って失踪した ことや、この社長夫人が事件に絡んでいる可能性があることも判明。この建設会社 は、去る4月に倒産、社長は失意にある。その他、証言者や上司(当時のスカウト部 長)らに対する暴力団まがいの男による脅迫もあった。遺族に猫の死体が送りつけら れたり、省三氏の墓が頻繁に荒らされたり……と、他殺の疑いが濃厚である。
 私たちは、遺族の不退転の決意を支えていきたい。マスコミ関係の皆様方も、今後 展開されていく裁判に注目され、ジャーナリズムの責務として、この事件の真相究明 に努めていただきたいと思う。



(松岡利康)



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