2002/12/24

『タカラヅカおっかけマップ』復刊に続き
『スキャンダルの中のタカラヅカ』12月20日発売!!
「すみれコード」のタブーを破り、
宝塚スキャンダル劇場の幕をあける!!



9月、6年振りに復刊なった『タカラヅカおっかけマップAgain』に引き続き、師 走も押し迫った12月20日、タカラヅカで起きたスキャンダルを一冊にまとめた『ス キャンダルの中のタカラヅカ』が刊行なった。
 これは、宝塚歌劇関係書籍で唯一スキャンダルを採り上げてきた鹿砦社が、『おっ かけマップ』復刊の勢いに乗じて久しぶりに刊行する、いわゆる“暴露本”である。 旧版『おっかけマップ』出版前後に刊行し好評だったが、品切れ状態で復刊の声が強 かった『タカラヅカ・汚れた花園』『タカラヅカ・スキャンダル』などをリメイク し、さらに最近のスキャンダルや事件も盛り込んで編集されているもので、数ある宝 塚歌劇関係書籍の中で、いま唯一、スキャンダルや事件ばかりを集大成した本である と自負する。
 果して、「すみれコード」といわれる一種の言論統制の背後で、どのようなスキャ ンダルや事件があったのか?──本書で明らかになったものは、おそらく氷山の一角 であろう。
 しかしながら、「清く正しく美しく」とは裏腹に次々に起きるスキャンダルや事件 の数々。われわれはそれらをどのように見ればいいのだろうか。  翻って想起すれば、人のいる世界にスキャンダルや事件はつきもだ。ないことのほ うが不自然である。わがタカラヅカでも、カネ、セクハラ、オトコ、レズ、事故など てんこ盛りだ。われわれはここにむしろ、タカラヅカの“人間臭さ”を見るのであ る。
 しかしなぜ、歌劇団当局、そしてタカラヅカに関心を持つマスコミ関係者や出版関 係者、ライターなどは、それに見て見ぬふりをし、蓋をしようとするのか。
 われわれはタカラヅカを正当に評価するには、キレイゴトばかりではなく、そうし たスキャンダルや事件などの、いわば<陰>の部分にも陽をあてなければならないと 考えるものである。
 最近明らかになったケースでは、月組トップの紫吹淳の実弟が暴力団員で恐喝で捕 まったことなど、まさに“人間ドラマ”そのもので、ノンフィクションの光と影を表 していて実に興味深い。
 自治労スキャンダルも、労働貴族がタカラジェンヌらをはべらせている醜態が目に 浮かび、怒りさえ覚える。
 今は退団し舞台を中心に活躍している一路真輝の、大リーガーのイチローとの恋の 破綻の最大要因が、一路の父の恐喝事件にあるということも、イチローの大活躍の陰 で、悲しい物語だ。
 古い事故(1958年)ではあるが、香月弘美の胴体切断事故など、ひた隠しするので はなく、以降も舞台転落事故など、大事故に至らないまでも事故が相次いでいるのだ から、今でも教訓化すべきことである。……  親会社・阪急電鉄も、今年は社長宅が何者かに発砲されたり、宝塚ファミリーラン ドやポートピアランドの閉園を発表したりと、バブル期のビッグプロジェクトの破綻 の後遺症に悩んでいる。
 加えて、一時期、タカラヅカと人気を二分したOSK(日本歌劇団)の解散発表 も、わがタカラヅカにとっても他人事ではない。
 こうした中で、耳障りのいい本ばかりではなく、たまには“毒”の効いた“宝塚歌 劇裏面史”を紐解いてみるのもいいのではないか。
 われわれは“悪役”に徹し、いま宝塚スキャンダル劇場の幕をあける───。


(松岡利康)



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