鹿砦社通信 6月23日号


続報!
米国「ネバダ・ゲーミング・コミッション」の社会的問題企業「アルゼ」への2年間のゲーミング製造者ライセンス承認に抗議!
この社会的問題企業の犯罪的実態を十分に調査せずしてライセンスを下付したネバダ州賭博規制当局「ゲーミング・コントロール・ボード」「ゲーミング・コミッション」に対して再び抗議文を送達! 正式に異議申し立てへ! 現地マスコミへも、関心と取材を求める要請文を送付!
『アルゼ王国の崩壊』出版差し止め仮処分「却下」を踏まえ、
『アルゼ王国はスキャンダルの総合商社』出版差し止め仮処分決定の取消しを求め異議申し立て、7月より審理開始!(神戸地裁尼崎支部)
われわれは岡田代取退任に追い込んだ勢いで、社会的犯罪企業を更に追撃する!


■「ネバダ・ゲーミング・コミッション」ライセンス下付承認に抗議文送達!
 1年前には誰しも予想だにしなかった岡田和生代取退任で、社会的問題企業「アルゼ」が大揺れに揺れている。
 アルゼが死活を賭けて取り組んでいる「ラスベガス・カジノ構想」だが、これの製造者ライセンスが米国ネバダ州賭博規制当局「ゲーミング・コントロール・ボード」(GCB)公聴会で6月7日認められたことは、アルゼみずから公表し、われわれもこの通信にて既に報じた通りである。これに対してわれわれはGCBに決定の見直しを求める書面をメール及びファックスにて送達した。そして、最終承認機関「ネバダ・ゲーミング・コミッション」(NGC)に対しても、17日の公聴会において軽々な承認を行わないよう警告文を送達した。また、現地マスコミにも、両機関に警告文を送達した事実を伝え、17日のNGC公聴会への取材を厳しく行うよう要請する書面を送った。
 にもかかわらず、17日のNGC公聴会は、GCBの決定を追認し、アルゼに2年間のゲーミング(賭博機と読め!)製造者ライセンスを下付したのであった。
 果して、ネバダ州賭博規制当局は、社会的問題企業・アルゼの日本国内での犯罪的実態を十分調査した上で、ライセンスの下付を決定したのだろうか、大いに疑問だ。
 われわれ鹿砦社は、『アルゼ王国の闇』『アルゼ王国はスキャンダルの総合商社』『アルゼ王国の崩壊』の3冊のアルゼ検証本において、社会的問題企業、いや社会的犯罪企業・アルゼの知られざる実態について、地を這うような取材を基に詳述した。まだまだ<闇>は深いし、書き尽くしていないことも多いが、これら3冊のアルゼ検証本が社会的犯罪企業の心臓をブチ抜いたことは、今やパチスロ・パチンコ業界の誰しもが知るところである。岡田が、「代表退任」を吐露して有名になった、かの仮処分の「陳述書」において、みずから認めているように、「業界の中にこの話題を知らない人がいない状況になって」いるし、「鹿砦社」という名も一躍有名になってしまった。
 そのように、これら3冊のアルゼ検証本に記述したことがらを、ネバダ州賭博規制当局者らが解読し、調査するならば、アルゼの犯罪的実態が暴露され、ゲーミング・ライセンスは下付されなかったはずだ。今後われわれは、3冊のアルゼ検証本を要約して英訳し、ネバダ州賭博規制当局へ送り、さらに米国内での出版をも計画している。われわれは本気だ!
 とりあえずは、今回のNGC公聴会での最終承認に対して、われわれは再びGCB、NGC双方に対して抗議文を送達(メール、ファックスにて。別掲画像参照)した。同時に、正式な異議申し立ての手続きに入るべく、この方法について問い合わせ中であり、分かり次第、手続きを行うつもりである。また、現地マスコミ各社にも、アルゼ、及びこのパートナーであるスティーブ・ウィンへの関心を惹起し、再取材・調査を求める要請文を送達した。

■「ラスベガス・カジノ構想」の危険性
 ところで、今回のライセンス下付決定だが、翻って考えてみると、これは果して今後のアルゼにとって、本当に良かったのだろうか?「ノン!」である。現地マスコミは、公聴会におけるアルゼ・岡田と、パートナーであるスティーブ・ウィンのツー・ショットの写真を掲載している。ライセンス下付決定承認なのに、岡田の浮かぬ表情が象徴的だ。
 アルゼは、ウィンと組んで「ラスベガス・カジノ構想」に死活を賭けてき、そして来年春にオープンのカジノ・ホテルを当面の最大目標にしている。今回ライセンスが下付されたことで、それに拍車を駆けることだろう。
 しかし、ウィンのバックには、日本の暴力団とはスケールの違うマフィアがいるといわれている。こうしたことを詳しく記述した本も出ている(『裸のラスベガス王〜スティーブ・ウィンの光と闇』邦訳・柏書房刊)。この本は、ウィンから度重なる妨害を受けつつ刊行された、麻薬取締当局から「麻薬常習容疑者894134号」として登録されたウィンの実像を詳細に記述した本だ。考えようによっては、今回のライセンス下付決定で、アルゼはまた一歩<闇>に足を突っ込んだと言うことができる。確かにこれまで、ウィンとのプロジェクトに多額の資金を投入したかもしれないが、今撤退するほうが、これまで投入した資金をパーにするにしても、今後マフィアに徹底的に骨の髄までしゃぶり尽くされるよりは、遙かにマシだろう。相手は、チンピラではなくマフィアだぜっ!
 岡田が代取を退任することで、経営の最高責任者の座を名実共に退くのか、そうでなく筆頭株主として院政を敷くのかはあるが、今、アルゼは、少なくとも、これまでの経営手法ではやって行けないことを自認した組織の全面的改編を行った。真に会社の改革、近代化への道を突き進もうとするのであれば、新たに代取に就任した者がどのような人物か判らないが、「ラスベガス・カジノ構想」の危険性を認識し、勇気ある撤退の途を選ぶべきだろう。アルゼの最近のプレス・リリースでは、マカオのカジノ構想まであるという……。もはや、バカは死んでも治らないのか!?

■出版差し止め仮処分決定取消し求め異議申し立て! 金力による「訴権の濫用」に対して徹底抗戦!
 アルゼ検証本第3弾『アルゼ王国の崩壊』出版差し止め仮処分(神戸地裁尼崎支部)は、3月の『週刊文春』出版差し止め仮処分取消し決定(東京高裁)が謳った「表現の自由は、民主主義体制の存立と健全な発展のために必要な、憲法上最も尊重されなければならない権利である。出版物の事前差止めは、この表現の自由に対する重大な制約であり、これを認めるには慎重な上にも慎重な対応が要求されるべきである」という精神に立脚し、アルゼの理不尽な差し止め要求は「却下」された。この神戸地裁尼崎支部の「却下」決定は、詳細に「却下」の理由を述べ、アルゼによる「仮処分申立ては理由がない」としたのである。
 ところが、昨年秋の検証本第2弾『アルゼ王国はスキャンダルの総合商社』に対する出版差し止め仮処分において裁判所は、『週刊文春』や『アルゼ王国の崩壊』における取り扱いに比べ、何らの理由も述べず、非道な差し止め決定を下した。われわれは、『文春』→『アルゼ王国の崩壊』への「表現の自由」重視の裁判所の判断を根拠に、当然にも検証本第2弾の仮処分決定の取消しを求め、異義申し立て、つまり再審理を提起したのである。
 われわれの出版活動は、殊にアルゼに対してのみならず、対象とされた者にとっては厳しい表現や批判もある。しかし、社会的に問題のある企業や人物に対して、それは致し方のないことである。まともな企業、人物ならば、そうした批判に対して、反省すべきは反省し、自己改革へ進むべきではないのか!? それをアルゼは、偏狭にも「筆の暴力」(岡田陳述書)としてしか見ることができない。もし、原告になっている岡田や及川麻子(執行役員。今回の人事で退任)、そしてアルゼの新経営陣に広い心があるのならば、ここはむしろ脚下照顧に努めるべきだろう。
 昨今「訴権の濫用」とさえ感じるほど、名誉毀損訴訟相次ぐマスコミ・出版界だが、3億円もの損害賠償請求訴訟など、めったに聞かない。多数の訴訟を浴びたことが休刊の一因だといわれる『噂の眞相』でさえなかった巨額訴訟なのである。これだけの巨額訴訟、さらに相次いで出版差し止め仮処分や刑事告訴までもなされるに至っては、われわれも死に物狂いにならざるをえないだろう。ある程度は予想されたとはいえ、これほどの「訴権の濫用」ともいえる訴訟攻勢は予想以上だったが、われわれは対抗上、自己防衛上、徹底抗戦せざるをえない。われわれが闘うことを止めた時は即敗北である。われわれは、社会的問題企業どころか社会的犯罪企業としかいえないような決定的な証拠や社内資料もどんどん入手してきている。
 大企業の犯罪行為と闘うには、刺し違えることを覚悟しなければならないことは、同じ西宮で老舗乳製品・食肉ブランド「雪印」を倒した「西宮冷蔵」の内部告発の過程を見れば歴然だ。鹿砦社30数年の歴史、出版点数1千点になんなんとする実績の重みを賭けた<最後の聖戦>の鬨が近づいている───。
 われわれは、血の一滴、涙の一滴が涸れるまで闘う決意を固めている。心ある皆様方の圧倒的なご支援をお願いしたい。