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『猫の『ミッシングリンク 日本左派運動の失環』』
2025年10月21日発売
髙見元博=著
四六判 128ページ ソフトカバー装
定価:本体1100円+税
私たちはどこで間違えたのか—— なぜ日本では左派は衰退し続けるのか。 日本左派の混迷の中に光明はあるのか。 半世紀余り、左派の高揚期から 低迷期を体験してきた著者が 左派復活のカギを提案する! “彼らは本気だ、しかし、われわれも本気だ”
【目次】 植民地主義―― 許されざるガザのジェノサイド―― ふたつの世界への分裂 「自己責任論」と小泉反動 労働運動解体と再興―― 全日建関生支部 乗りこえの運動としての新左翼=「マルクス・レーニン主義」の誤り=【ガラパゴス日本左翼】 エセ「マルクス主義者」たちにマルクスは激怒した ロシアのエセ「マルクス主義者」たち 「人民の意志党」を継いだ「社会革命党(エスエル党)」 左翼エスエル党とボリシェヴィキ―― 誰がマルクスを継承したのか
《革命と民主主義》 【もっとも民主的な「ソビエト」の樹立と、ボリシェヴィキの一党独裁による空洞化・形骸化】 第二回全露労働者・兵士代表ソビエト議会 農民代表ソビエト全ロシア大会 憲法制定議会 第三回全ロシア労働者・兵士・農民代表ソビエト大会 「ボリシェヴィキ」の反民主主義性はどこにあるのか ブレスト・リトフスク条約 第四回全露ソビエト大会―― ブレスト・リトフスク条約の承認 マフノ軍(ウクライナ革命反乱軍) ボリシェヴィキと農民との内戦の開始 穀物徴発 貧農委員会(Kombed) 第五回ソビエト大会―― 民主的ソビエトからボリシェヴィキ一党独裁への変質 「左翼エスエル党」の反乱 タンボフ農民反乱 ボリシェヴィキの残虐 現代に引き継がれた一党独裁主義=理性なき「内ゲバ」主義
【著者プロフィール】 1951年生まれ。1960年代高校造叛学園闘争を闘う。甲南大学卒。反戦青年委員会(ベトナム戦争に反対するため「総評」が作った青年労働者の大衆組織)に加入。大学生協職員などを経て1977年郵政省職員。全逓信労働組合に加盟し、1978年年賀状配達を止めた越年順法闘争を闘い1979年より支部青年部副部長(分会青年部長)を2期務める。1991年職業病である頚肩腕症候群を原因とする精神障害により免職。解雇撤回を争い1999年神戸地裁で解雇取消しの勝訴、2000年大阪高裁で逆転敗訴、同年最高裁で敗訴確定。1994年兵庫県精神障害者連絡会結成に加わり、現在代表を務める。1995年まで「全国『精神病』者集団」の執行委員である「事務局員」を勤めた。 共著書として、『生きている!殺すな!』(山吹書店)『重度精神障害を生きる』(批評社)。
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