当時、世間から忌み嫌われていたものが、1に三島由紀夫、2に『平凡パンチ』、3に全共闘だった。それが、『平凡パンチ』が三島由紀夫に書かせていた理由だという。
三島由紀夫の自決に衝撃を受け、「一水会」を創設した鈴木邦男も、「そうですか、へえ!?」と感嘆する。
その内幕を明かしたのは当時の『平凡パンチ』の編集者で、『完全版 平凡パンチの三島由紀夫』の著書もある、椎根和である。
3つが嫌われていた理由は、「三島が言うことは、そろそろ信用できないよな」という世間的風潮、『平凡パンチ』はスケベな記事ばかり載せている、全共闘は共産党から外れた未婚の母から生まれた子供みたいな見られかた、と語られている。

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