犬と猫を比べると実際に飼育されている数は犬が猫を圧倒している。でもツイッターの画面は猫であふれている。なぜなのだろうか。猫の画像だけでなく、「ねこ」をハンドルネームの一部に使っている方も多い。試しに新たなアカウントで「neko」が使えるものを探してみても簡潔な名前で使用可能なものはまず見当たらない。

「猫」がお好きな方は、純粋な「猫」愛玩家からかなり社会的な発言をなさる方々まで幅広く、「反原発」、「反戦争」を主張される方の中にも猫画像を時に取り入れたり、猫好きの方々が多い。


◎[参考動画]人が入っているような猫

◆ネット上で平和の象徴は「鳩」じゃなくて「猫」!

何故かしら「鳩」は平和の象徴のように言われているが、今日Twitterの中では「猫」こそが平和と癒しの象徴と言っても過言ではないだろう。

Twitterに限らずネット上では「猫」が「犬」を圧倒しているようだ。Googleで「犬」を検索すると88,000,000件がヒットするが「猫」で検索すると187,000,000件が表示される。「猫」は「犬」に2倍以上の差をつけてネット上を席巻していることになる。ちなみに各国語で「犬」と「猫」を検索エンジンにかけた際のヒット数を下記に示す。

中国(百度) ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?犬=39,400,000   ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?猫=19,500,000
韓国(NAVER) ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?犬=165,000,000   ? ? ? ? ? ? ? ? ?猫=11,900,000
イタリア(Google)(yahoo) ? ? ? ? ? ? ? ? ? 犬=700,000,000   ? ? ? ? ? ? ? ? ?猫=34,500,000
英語(Google)(yahoo) ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?犬=1,300,000,000   ? ? ? ? ? ? ? ?猫=1,970,000,000

このように言語により傾向は様々なので世界的にネット上で「猫」が「犬」を圧倒しているということではないようだ。それにしても上記の数字と比較で日本語使用者及び日本のネット上では「猫支配」が顕著だといえよう。このような数字を示した国は他にない(ここには掲載しなかったが仏語では「犬」=chien、「猫」=chatであるが、chat内にはいわゆる「おしゃべり」を含むサイトが多く見受けられたことから比較対象としては妥当ではないと考え外した。ちなみに仏語の犬=16,100,000で、猫=439,000,000である)。

ネット上の「猫優位現象」について私が調べたところ、「これだ!」と言う明確な分析はまだ見つかっていない。ちなみに中国や韓国では猫を愛玩用として飼うことはあるが日本程一般的ではないことから、「犬」優位の説明がつくだろう。イタリアと英語圏の現象にを解説するだけの知識を私は持ち合わせない。

Twitterを私は利用していないけれども、頻繁に利用している知人に聞くとやはり「猫」関連のハンドルネームや猫の画像、動画は頻繁に目にするという見解で一致している。情報技術の先端の中で表出してきた日本独自の「猫優位現象」。これを解読すれば本が1冊書けるかもしれない。


◎[参考動画]おやつちょうだい!可愛い猫のおねだり

▼田所敏夫(たどころ としお)
兵庫県生まれ、会社員、大学職員を経て現在は著述業。大手メディアの追求しないテーマを追い、アジアをはじめとする国際問題、教育問題などに関心を持つ。※本コラムへのご意見ご感想はメールアドレスtadokoro_toshio@yahoo.co.jpまでお寄せください。

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