今年の「万年筆の日」(9月23)は、一部で意外な盛り上がりをみせていた。万年筆は文化人の高貴な道具なのであって、パソコンで書くとしても、その前の思案は、やはりブログなどとは違い、紙に書いて思案するとどこか違うのである。SF映画『スターウォーズ』に描かれる、野蛮な銃を跳ね返す騎士の剣というのと同じである。またPKデックのSF小説にも、未来の世界で万年筆を使う文化人という場面がある。
このところ、あらゆる筆記具が、ワープロとパソコンの浸透によって衰退ぎみであると言われている。また、百円均一店の盛況によって、小さな文具店は次々と潰れている。
これは、書店と同じような事情である。雑誌はコンビニやスーパーで買えるし、書籍の注文と購入はネットで早くできる。生き残れるのは品揃えが豊富な大手の書店ばかり。
広島地裁で進行中の公判の様子をお伝えしてきた広島女児カバン連れ去り事件(関連エントリは下記)。10月23日には、起訴前に被告人の元成城大生・小玉智裕氏(21)の精神鑑定を実施した岡山県精神科医療センターの来住(きし)由樹医師が証人出廷したが、またしても興味深い証言を聞くことができた。
2013年10月28日、中国・北京市中心部の天安門で、車が歩道に突っ込んで炎上、5人が死亡し、日本人を含む38人が負傷する事件が発生した。