コメンテーターとして出演していた勝谷誠彦氏が、読売テレビの『たかじんのそこまで言って委員会』を降ろされたのは、TPP反対を唱えたことに絡んでのことだったようだ。
一方政府は22日、安倍晋三首相のTPP交渉参加表明を踏まえ、TPP関係主要閣僚会議の初会合を国会内で開いた。
「TPP参加は農家にとって大打撃だ。海外から安い品を輸入できるなら、消費者はこぞって買うだろう」(福島県の農家)
政府はTPPに参加した場合の経済効果について、実質のGDP=国内総生産を3.2兆円押し上げる効果があるとする一方で、農林水産物の生産額は3兆円減少するなどとした試算をまとめている。
「トヨタ、日産などの車メーカーとか、米倉経団連会長の住友化学などはけっこうおいしい思いをするのだろうが、漁業とか農業は大損を喰らう可能性があるね。いったいどうしてこうなっているのか説明を願いたい」(漁業関係者)
政府の試算によると、現在TPPに参加している11か国との間で関税がすべて撤廃された場合、安い輸入品によって消費が増加するほか、工業製品の輸出が増えることなどで、年間で実質のGDPを3.2兆円、率にして0.66%押し上げる効果があるという。
1998年7月、和歌山市園部であった夏祭りのカレーに亜砒酸を混入し、4人を殺害するなどしたとして殺人罪などに問われ、一貫して無実を訴えながら2009年に死刑確定した林眞須美さん(51)の再審請求審で新たに大きな動きがあった。裁判で有罪認定の拠り所になった亜砒酸の鑑定結果について、X線分析の専門家が再分析したところ、「林さん宅で見つかったとされる亜砒酸」と「犯人が犯行に使ったとされる紙コップに付着していた亜砒酸」が異なる物だったと判明した――というのだ。