広島東洋カープオーナー一族経営の限界 ── 市民参加型の球団経営を議論する時だ

さとうしゅういち

我らが広島東洋カープ。私・佐藤周一はカープ初優勝の1975年に福山で生まれ、東京での小学校時代に、広陵高校出身の被爆者の担任の先生に平和とカープはしっかり叩き込まれました。そのカープは広島市民球場(マツダスタジアム)の指定管理者であり、単なる民間企業ではなく公共性を背負う組織です。その球団が、羽月元選手の薬物事件の説明責任を果たせず、交流戦6連敗という実力面の危機にも直面しています。こうした状況の中で、「オーナー一族経営の限界」を指摘する声が、市民の間で静かに、しかし確実に広がっています。

◆オーナー一族経営の強みと弱み

カープの歴史は、松田家を中心としたオーナー一族の献身によって支えられてきました。これは事実であり、功績でもあります。しかし、同時に閉じた経営構造が透明性を損ない、説明責任の弱さにつながっているという指摘も根強くあります。

不祥事への対応が遅い
情報公開が不十分
意思決定が属人的
外部の視点が入りにくい

こうした構造的な弱点は、今回の羽月事件で一気に表面化しました。

◆「市民が株を持つ」 ── 市民参加型経営という選択肢

広島では以前から、「市民が株を持ち、経営に参画できる仕組みを」という声があった。これは単なる理想論ではありません。

●実例がある
・FCバルセロナ(スペイン)
・グリーンベイ・パッカーズ(NFL)
・ドイツの“50+1ルール”による市民参加型クラブ
世界では、市民がオーナーシップを持つスポーツクラブは珍しくない。

●広島に合う理由
カープは地域密着球団市民の愛着が強い指定管理者として公共性が高い市民の監視が透明性を高める市民が株主となり、経営に一定の発言権を持つ仕組みは、球団の公共性と透明性を高める現実的な選択肢である。

◆指定管理者制度との相性

カープは市民球場の指定管理者であり、市民の財産を預かる立場にある。であれば、市民が経営に参画する仕組みは制度の理念とも一致する。公共性の確保説明責任の強化経営の透明化不祥事の抑止市民の信頼回復これらは、市民参加型経営によって大きく前進する。

◆いま必要なのは「議論を始めること」

私は断言しない。「市民株主制度が唯一の正解だ」とは言わない。しかし、議論を封じることこそ最大のリスクだ。オーナー一族経営を続けるのか? 外部取締役を増やすのか? 市民株主制度を導入するのか? 指定管理者の更新条件を見直すのか? 広島市、市議会、球団、市民が開かれた議論を始める時期に来ています。

◆広島の球団は、広島の市民とともにあるべきだ

カープは広島の誇りであり、広島の象徴であり、広島市民の財産を預かる存在です。だからこそ、閉じた経営ではなく、開かれた経営へ。実力の立て直しと同時に、倫理と透明性の改革を進めるためにも、市民参加型の経営モデルは真剣に検討されるべき時期に来ています。

◆カープは市民球場の指定管理者 ── 公共性を自覚し、膿を出し切れ

そもそもカープは、ただの民間企業ではありません。広島市民球場 ── マツダスタジアムの指定管理者です。つまり、市民の税金で整備された球場を預かり、市民の財産を管理し、市民の信頼の上に成り立つ、公共性を持つ組織なのです。

市役所と同じレベルの透明性、説明責任、倫理性が求められる。これは制度上の当然の前提です。

◆羽月元選手の事件 ── 公共性を持つ組織としての説明責任が問われている

羽月元選手の薬物事件。「複数の選手に売っていた」とされる売人が再逮捕されました。この状況で、球団が内部調査だけで済ませることはできません。なぜなら、カープは市民の財産を預かる指定管理者だからです。何が起きたのか? いつ把握したのか? 管理体制に問題はなかったのか? 他の選手への影響はどうか?

これを外部の専門家が調べ、市民に説明することは、義務であり責任です。第三者委員会の設置は、選手を守るためにも、球団を守るためにも、広島の誇りを守るためにも必要です。

◆カープが膿を出し切れないなら、指定管理者の非更新も視野に入る

指定管理者制度は、更新制です。透明性を欠き、説明責任を果たさず、管理体制に問題がある組織には、更新しないという判断が制度上可能です。これは球団を攻撃するためではありません。

市民の財産を守るための行政判断です。もしカープが真相究明を避け組織改革を拒み倫理教育を怠るのであれば、指定管理者の非更新を議論するのは、市民として当然の権利です。もちろん、非更新を私は望みません。しかし、市役所や議会が、カープの抜本的な改革を迫る「ディール」の材料として指定管理者非更新は使わざるを得ないと思うのです。

◆公共性を自覚し、実力と倫理の両面で立て直せ

カープは今、交流戦6連敗という実力の低下と倫理の揺らぎという二重の危機にあります。だからこそ必要なのは、実力の立て直しと、倫理の立て直しを同時に進めること。そして、公共性を持つ組織としての自覚を取り戻すこと。それができなければ、指定管理者の非更新という議論を、市役所や議会サイドから起こしていくべきでしょう。カープには広島の球団として、広島の財産を預かる組織として、いまこそ本気の改革が求められています。ご清聴、ありがとうございました。

さとうしゅういち(佐藤周一)
元県庁マン/介護福祉士/参院選再選挙立候補者。1975年、広島県福山市生まれ、東京育ち。東京大学経済学部卒業後、2000年広島県入庁。介護や福祉、男女共同参画などの行政を担当。2011年、あの河井案里さんと県議選で対決するために退職。現在は広島市内で介護福祉士として勤務。2021年、案里さんの当選無効に伴う再選挙に立候補、6人中3位(20848票)。広島市男女共同参画審議会委員(2011-13)、広島介護福祉労働組合役員(現職)、片目失明者友の会参与。
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Road to KING、今年のメインイベンターは樹、セミファイナルは菊地拓人、それぞれの明暗!

堀田春樹

メインイベンター、樹(=いつき/治政館)はムエタイの壁に跳ね返され、菊地拓人は存在感示す完封TKO勝利。来年は立場逆転か。
花澤一成は地元の声援に応えられず倒されてしまった。
ウーバーミユは昨年の雪辱果たす判定勝利。

◎Road to KING 4 / 5月24日(日)市原臨海体育館16:00~19:10
主催:市原ジム / 認定:ジャパンキックボクシング協会

◆第10試合 フェザー級3回戦

カターテープ・イチハラジム(タイ国出身33歳/ 56.7kg)約80戦勝率7割超
        VS
ジャパン・フェザー級2位.樹(治政館/2004.10.12埼玉県出身/57.15kg)
20戦8勝(4KO)11敗1分
勝者:カターテープ・イチハラジム / 判定3-0
主審:勝本剛司
副審:椎名30-29. 西村30-29. 少白竜30-28

カターテープは過去、4年ほど前に重森陽太(当時稲城)に判定負け。今年1月から市原ジムで専属トレーナーを務めている。日本で住み始めたのは初めてで、今後の試合予定は無いが、オファーがあれば出場させたいトレーナー側の声。

「カターテープはトレーナーとして来たので試合はしたくない」と本音を漏らしていたらしい(樹の会話)。

樹はパンチから蹴りのアグレッシブな攻めで距離を詰めていくが、カターテープは前蹴りで樹の突進を止めミドルキックで圧力掛けるなど蹴りが強い。首相撲からの展開もカターテープがバランスいい体勢を保った。脚掛けて崩した樹には抗議したカターテープ。樹は前進してローキックからパンチ連打も、テクニックで返す技はカターテープが優り、樹はムエタイの壁を超えられない判定負けとなった。

樹は試合後、「カターテープは強かったです。蹴られたところが痛いです。もっとパンチで行きたかったですけど、カターテープの上手さに負けました!」とコメント。

蹴り足を掴んで崩しに掛かる樹。バランスいいカターテープは崩れない
これは危ない。樹がバランス崩したところを蹴るカターテープ

◆第9試合 63.0kg契約3回戦

ジャパン・ライト級2位.菊地拓人(市原/千葉県市原市出身26歳/ 63.0kg)
11戦7勝(4KO)3敗1分
        VS
翔吾(DANGER/千葉県出身29歳/ 62.65kg)8戦3勝(1KO)4敗1NC
勝者:菊地拓人 / TKO 1ラウンド 2分31秒
主審:少白竜

菊地拓人は昨年の市原興行で匠(=小林匠/キング)に判定負け。今年こそ市原勢の主役として勝ちたい一戦。

蹴りから距離を詰めアグレッシブな攻めを見せた菊地拓人。主導権は奪った流れ。左ミドルキックで翔吾のボディーを効かせると組み合ってのヒザ蹴りや離れての三日月蹴りで攻勢を強め、更に三日月蹴りからパンチフォローでノックダウンに繋げ、翔吾は立ち上がろうとするもダメージあってカウント中にレフェリーストップが掛かった。

「菊地拓人は三日月蹴りの練習はしていましたし上出来でした!」とは花澤トレーナーのコメント。

菊地拓人が三日月蹴りでダメージを与えて圧倒勝利に繋げた

◆第8試合 バンタム級3回戦

ジャパン・バンタム級3位.花澤一成(市原/2004.4.9千葉県市原市出身/ 53.52kg)
14戦3勝(3KO)8敗3分
        VS
ストロベリー稲田(治政館/2005.11.9埼玉県出身/ 53.4kg)8戦3勝5敗
勝者:ストロベリー稲田 / KO 1ラウンド 3分9秒 / テンカウント
主審:西村洋    

花澤一成は昨年の市原興行で木部晴太(尚武会)に飛びヒザ蹴りで1ラウンドKO勝利。今年も勢いよく勝ちたい一戦。

開始早々飛びヒザ蹴りを見せた花澤一成。予期していたかストロベリー稲田はパンチで返す。前蹴りなどで牽制する花澤の蹴りはスピーディーでこのまま主導権奪っていきたいところだが、稲田もパンチや首相撲で花澤のリズムを崩しに掛かる。前蹴りとローキックの交錯で花澤が股間ローブローを喰らって回復の為、3分あまりのインターバルが与えられた。ここからパンチの距離に持ち込んだ稲田の攻勢が強まり、ヒジ打ちやパンチ連打で二度のノックダウンを奪うと、花澤は立ち上がるも続行出来る状態ではない中、テンカウントが数えられた。

一成の実父の花澤トレーナーは「いつもあのパターンが多いですね。もっと蹴ればいいと言っているんですけど、フックからの間合いに入っているところでいつも失敗しているので、違う展開に行かないといけないんですけどね。」と冷静に語る。
花澤一成は「いちばん効いたのはローブローでしたね。痛いというより気持ち悪くなって。最後のダウンは何を貰ったか分からない感じで、2ラウンド目に持ち込みたかったですね!」と帰り際のコメント。明るく応える花澤に精神的ダメージは無く、仲間らと帰路に着いた。ノックダウン後も「良いパンチもあったし蹴り返しも良かった」という周囲の意見もあって、確かに第2ラウンドに持ち込みたかった勿体無い展開であった。

花澤一成は打ち合って倒された。冷静に次のラウンドに繋ぎたかった

◆第7試合 女子45.8kg契約3回戦(2分制)

ミネルヴァ・ペーパー級チャンピオン.Uver∞miyU(=高橋美結/T-KIX/1999.12.7静岡県出身/ 44.5kg)23戦9勝12敗2分
        VS
ミネルヴァ・ピン級1位.祥子JSK(治政館/1983.12.3埼玉県出身/ 45.6kg)
34戦10勝21敗3分
勝者:Uver∞miyU(ウーバーミユ) / 判定2-1
主審:椎名利一
副審:勝本29-30. 少白竜29-28. 西村30-28

昨年の市原興行で対戦した両者。長身を活かした蹴りの距離感が保って判定勝利した祥子と、一階級下だが後にチャンピオンと成ったウーバーミユは負けられない再戦となった。

今回も祥子JSKの蹴りが攻勢を保ちそうな流れも、ウーバーミユは距離を縮め、蹴りを貰いながらもパンチでボディブロー、顔面も狙う攻勢を強めていった。距離感を掴めば勢いに乗るウーバーミユはフェイントで挑発する余裕も見せ始めたが、祥子の蹴りが優勢と見る流れもあってかスプリットデジションとなったが、ウーバーミユが判定勝利で昨年の雪辱を果たした。

ウーバーミユは祥子の距離感崩して勝利を導き、昨年の汚名返上

◆第6試合 フェザー級3回戦

ジャパン・フェザー級3位.海士(ビクトリー/山形県出身37歳/ 57.0kg)9戦6勝3敗
        VS
神田賢吾(北流会君津/千葉県出身28歳/ 57.0kg)17戦6勝(1KO)10敗1分
勝者:神田賢吾 / 判定0-3
主審:勝本剛司
副審:椎名28-29. 少白竜27-30. 西村28-29

海士の勢いが攻勢の印象を残す流れがあったが、神田賢吾の蹴りやパンチで前進する攻防も互角の展開を維持した。第3ラウンドにはパンチの攻防で距離感掴んだ神田が右ストレートでノックダウンを奪って判定勝利を導いた。

海士がやや蹴りで優るも神田賢吾が右ストレートでノックダウンを奪って勝利を導く

◆第5試合 女子54.5kg契約3回戦(2分制)

ミネルヴァ・スーパーフライ級2位.響子JSK(治政館/埼玉県出身38歳/ 54.3kg)
15戦6勝6敗3分
        VS
ミネルヴァ・スーパーバンタム級9位.朱乃(CORE/埼玉県出身31歳/ 54.5kg)5戦3勝2敗
勝者:響子JSK / 判定3-0
主審:少白竜
副審:椎名30-28. 勝本29-28. 西村30-28

蹴りの距離では勢い有る朱乃。前蹴りで響子を突き放すも、組み技に持ち込んだ響子が徐々にヒザ蹴りで優り、攻勢続けた響子が判定勝利。

響子は首相撲に持ち込んでのヒザ蹴りで朱乃の前進を止めた

◆第4試合 78.0kg契約3回戦

白井大也(市原/千葉県市原市出身23歳/ 77.65kg)7戦3勝(1KO)2敗2分
        VS
ラッキー・ティマル(ドージョーシャカリキ/スリランカ出身35歳/ 77.55kg)2戦1勝1敗
勝者:白井大也 / 判定3-0 (29-28. 30-29. 30-28)
主審:西村洋

初回から白井大也が先手打つ蹴りで優っていたが、ラッキー・ティマルの蹴り返す技は空手の経験か、蹴り負けない流れも、白井が優る多彩な蹴りの展開で僅差ながら判定勝利。

白井大也が先手の蹴りでリズム掴んでラッキー・ティマルにチャンス与えず

◆第3試合 JKAアマチュア女子50kg級タイトルマッチ2回戦(2分制延長1分)

田中心結(市原/千葉県出身13歳/ 49.9kg)
        VS
プァンピー・ララ(ラジャサクレックムエタイ/東京都出身15歳/ 49.4kg)
勝者:田中心結 / 優勢旗判定3-0
主審:椎名利一

プァンピー・ララは蹴りで距離を保ちたかったが、田中心結がパンチ連打で攻勢強めた優勢を維持し、蹴り合っても負けない展開で勝利を掴んだ。

女子アマチュア試合は田中心結がパンチの攻勢で優勢判定を勝ち取る

◆第2試合 ウェルター級3回戦

三澤悠太郎(市原/千葉県出身35歳/ 65.6kg)3戦1勝(1KO)1敗1分
        VS
深谷恭介(ラジャサクレックムエタイ/東京都出身31歳/ 66.6kg)1戦1勝(1KO)
勝者:深谷恭介 / TKO 3ラウンド 1分8秒 / タオル投入による棄権
主審:勝本剛司

初回、深谷恭介の左ストレートで三澤悠太郎がノックダウン。しかしすぐに仕留められず間が開くと三澤が回復し、パンチで盛り返しを見せた。第2ラウンドは一進一退。第3ラウンドには深谷の前蹴りで三澤がスタミナ切れのようなノックダウン。その後も蹴られ打たれた三澤に陣営のタオル投入による棄権で深谷がTKO勝利。

初回にノックダウン奪った深谷恭介が手古摺りながらラストラウンドで仕留める

◆第1試合 フェザー級3回戦
 
伊田和樹(市原/千葉県出身22歳/ 57.0kg)1戦1敗
        VS
優太JSK(治政館/埼玉県出身19歳/ 56.8kg)1戦1勝
勝者:優太JSK / 判定0-3 (28-30. 29-30. 29-30)
主審:少白竜

スピーディーに多彩に攻め合った攻防は第3ラウンドにやや攻勢が強まった優太が僅差判定勝利。

《取材戦記》

恒例の市原興行も後楽園ホールでのメインイベンターへの登竜門。来年の市原興行のトリは菊地拓人が務めるか。

コロナ禍を経て4度目のRoad to KING開催となった今回の興行終了後に市原ジムトレーナーの本多幸一氏が「市原興行は不滅です!」と冗談交じりに語られましたが、どこかで聞いたようなキャッチフレーズ。気持ち的にはそうありたい本音でもあるだろう。キックボクシングはマイナーと言われながら60年続き、ムエタイとしても世界に普及してきた競技です。「不滅です!」は長嶋茂雄氏だけでなく沢村忠氏でもありました。

5月11日に治政館ホームページにて、馬渡亮太選手のWMO世界タイトル再挑戦が7月5日と決定した模様です。

前・チャンピオン、オーウェン・ギリス(イギリス)とのタイトルマッチは試合終了時、「馬渡亮太の判定1-2勝利」も、一人のジャッジの集計ミスが問題となって結果が長期保留となっていました。本来は“引分け”となるところを正式に“ノーコンテスト”となった模様で、この試合は無かったものと同様として、オーウェン・ギリスは昨年3月から防衛戦をしていないことになるので、一年以上を経過した現在、王座剥奪となった模様です(オーウェン・ギリスは現在6位)。WMO側は、オーウェン・ギリスは馬渡亮太との試合前日計量で計量失格していることには触れていませんが、。ノーコンテストの結果は計量失格まで無効となるのかは不明である。

7月5日(日)、KICK Insist.27 / WMO世界スーパーフェザー級王座決定戦 5回戦
10位.馬渡亮太(治政館/26歳)vs13位.ワタナー・ウォー・ウラチャー(タイ/25歳)

ワタナーはオーソドックス、サウスポーを自在に使い分ける高い戦術能力を持つ実力派ムエタイファイター(身長175cm)。
タイのトップ興行「ペッティンディー」では常連選手として活躍。近年は主戦場を「ラジャダムナン・ワールド・シリーズ」へ移し、勝率90%を誇る強豪選手として注目を集めている模様(治政館情報)。

次回興行は7月5日(日)に後楽園ホールに於いてKICK Insist.27が開催されます。メインイベントは以上の馬渡亮太。「今度は絶対獲ります!」と力強い宣言しています(市原興行にて)。

▼堀田春樹(ほった・はるき)[撮影・文]
昭和のキックボクシングから業界に潜入。フリーランス・カメラマンとして『スポーツライフ』、『ナイタイ』、『実話ナックルズ』などにキックレポートを寄稿展開。タイではムエタイジム生活も経験し、その縁からタイ仏門にも一時出家。最近のモットーは「悔いの無い完全燃焼の終活」

6月のキックボクシング、上半期を締め括る三つの興行!

堀田春樹


SAMURAI WARRIORS 広翔がメインイベンター

全日本キックボクシング協会 SAMURAI WARRIORS.6th
6月7日(日)後楽園ホール(開場17:00/開始17:30)

他の団体とは方向性がやや違う全日本の続く日韓友好親善試合。韓国HEROの日本版が開催。二階級で4名の勝ち抜き戦で王座を目指す戦い。全日本王座がスーパーフェザー級以外、決定していない中で、HERO JAPANの価値をどう位置付けられるかは微妙だが、今後のイベントを慎重に見守りたいものです。

◆第11試合 スーパーバンタム級3回戦
全日本バンタム級1位.広翔(=北川広翔/稲城)8戦5勝(1KO)3敗
        VS
オン・ジャンフン(韓国)6戦2勝3敗1分

広翔は3月に韓国のHEROイベントに出場。敗れはしたが長丁場を戦う経験を積んだ模様。広翔はエース格争いで野竹兄弟をライバル視する戦いにも勝たねばならない。

メインイベンターの広翔。背負う期待は大きい

◆第10試合 フェザー級3回戦
全日本フェザー級7位.KAI・AKG(A-BLAZE-KICK)6戦5勝1敗
        VS
孫旼燦(=ソン・ミンチャン/韓国)1戦1勝

前回、金兑耿にTKO勝利してランキング入りしたKAI。

セミファイナル出場のKAIも主要選手に成長

◆第9試合 HERO JAPAN スーパーライト級準決勝3回戦
全日本ライト級7位.野竹生太郎(ウルブズスクワッド)5戦4勝1敗
        VS
清宮拓(GOD SIDE)11戦3勝7敗1分

右ハイキックが強く鋭い野竹。攻撃力は有るが攻め倦む展開もあり進化を見極める試合。

野竹生太郎も兄・勇生と並ぶ注目株

◆第8試合 HERO JAPAN スーパーライト級準決勝3回戦
KATSUYA Norasing Family(Norasing Family)7戦5勝2敗
        VS
全日本ライト級4位.チョ・サンヒョン(韓国)17戦14勝3敗

◆第7試合 HERO JAPAN スーパーフライ級準決勝3回戦
全日本スーパーフライ級8位.横尾空(稲城)6戦5勝1敗
        VS
内山朋紀(TEAM ONE STEP)8戦3勝(1KO)5敗

広翔と同時にデビュー後、やや伸び悩んでいる横尾空の成長を見極める試合。

◆第6試合 HERO JAPAN スーパーフライ級準決勝3回戦
全日本スーパーフライ級9位.HIROKI(Ts AKIRACOMBAT TEAM)12戦7勝(1KO)5敗
        VS
福僚太(龍成會)7戦4勝2敗1分

他、5試合

NJKF 2026.1stとなる原点回帰

ニュージャパンキックボクシング連盟“NJKF 2026.1st”
6月14日(日)後楽園ホール(開場17:00/開始17:15)

今回は“CHALLENGER”ではなく“NJKF 2026.1st”へ復活。6月にして1st。 吉田凛汰朗と亜維二、新エース格揃って出場。

興行タイトル代わって“何かあったな!?”と察するところ、大きな問題は無く、円満に事は運び今後、武田幸三氏のCHALLENGERシリーズとは分けられて開催される模様。

◆第11試合 64.0kg契約3回戦
Road to Muaythaiスーパーライト級チャンピオン.吉田凜汰朗(VERTEX)
VS
KTKライト級チャンピオン.ジョン・ヒョクジン(韓国)

メインイベンター吉田凜汰朗はこれまでとタイプの違う韓国戦士と対戦。負けることは考え難いが、我武者羅に向かって来る韓国ファイターに苦戦する可能性もあり。いかに格の違いを見せ付けられるか。

今や大田拓真に次ぐメインイベンターの吉田凛汰朗

◆第10試合 NJKFウェルター級タイトルマッチ 5回戦
チャンピオン.亜維二(=小林亜維二/新興ムエタイ)vs挑戦者3位.璃久(GRABS

亜維二は二度目の防衛戦。当初は認定チャンピオン。昨年9月28日に宗方888を初回TKOに下して初防衛したことでチャンピオンたる責任は果たしたが、ここで負けるわけにはいかない” 正規”チャンピオンとしての評価が分かれる重要な防衛戦。

吉田凛汰朗に続くのは小林亜維二

◆第9試合 NJKFスーパーバンタム級王座決定戦 5回戦
3位.藤井昴(KING/20歳)vs5位.中島凛太郎(京都野口/兵庫県出身26歳)

昨年6月8日の王座決定戦で.繁那(R.S)に初回TKO負けを喫した藤井昴は2度目の挑戦。戦歴もまだ浅いが、同門の嵐を超えて欲しいチャンピオンへの道。

◆第8試合 女子ミネルヴァ53.0kg契約3回戦(2分制)
WMA世界スーパーフライ級チャンピオン.NANA(エス)vsファン・スンハ(韓国)

◆第7試合 NJKFバンタム級次期挑戦者決定戦 3分3R (EX1)
NJKFバンタム級3位.中島隆徳(GETOVER)vs同級4位.永井雷智(VALLELY)

◆第6試合 NJKFフライ級挑戦者決定戦3回戦
NJKFフライ級1位.谷津晴之(新興ムエタイ)vs同級2位.悠(VALLELY)

◆第5試合 NJKFスーパーフェザー級挑戦者決定戦3回戦
NJKFスーパーフェザー級3位.豪(大和)vs同級4位.細川裕人(VALLELY)

他、4試合

NKBの後楽園ジャンブル出場権争いはリョウヤ・ハリケーンと利根川仁

日本キックボクシング連盟“鐵人シリーズvol.3”
6月20日(土)後楽園ホール(開場17:00/開始17:15)

◆第12試合 59.0kg契約 5回戦
NKBライト級チャンピオン.山本太一(ケーアクティブ)vs安河内秀哉(RIKIX)

2月21日興行のNKBライト級王座決定戦で棚橋賢二郎に1ラウンドKO勝利した山本太一(ケーアクティブ)が戴冠初戦で安河内秀哉(RIKIX)を迎え討つ。体格的にはフェザー級でも戦えるという山本太一。NKBフェザー級チャンピオン勇志との対戦も視野に成り行きを見守りたい。

安河内は昨年12月にはホワッチャイ・スガ・スターライトジム(タイ)に判定勝利。安河内としては現役チャンピオン撃破を狙う。

チャンピオンとして真価が問われる山本太一。負けられない一戦
山本太一に挑む安河内秀哉

◆第11試合 KORAKUEN JAMBULL 60kg級出場者決定戦3回戦
NKBライト級5位.リョウヤ・ハリケーン(テツ) 6戦4勝(2KO)2分
        VS
利根川仁(TOKYO KICK WORKS) 9戦8勝(2KO)1敗

9月27日に開催される後楽園ジャンブル出場者決定戦は、リョウヤ・ハリケーン(テツ)と利根川仁(TOKYO KICK WORKS)が争う。

リョウヤは4月18日興行でKEIGOに判定勝利を収めて、NKBライト級5位にランクイン。
利根川は去年TOKYO KICK WORKSに移籍。4月18日に村上祐馬に判定勝利。両者にとって後楽園ジャンブル出場しても存在感アピールとNKBライト級王座挑戦を決定付けたいところ。

◆第10試合 フェザー級3回戦
NKBフェザー級3位.鎌田政興(ケーアクティブ)
        VS
NKBバンタム級4位.香村一吹(渡邉/2007.2.22東京都出身)

昭和から令和まで厳しさも変化した渡邊ジムの中で成長する香村一吹も期待の存在。昨年6月には計量失格の失態から現在はフェザー級を適正階級としている模様。2月21日にはNJKFの元・バンタム級チャンピオン志賀将大に判定で敗れたが、いい経験を積んでこちらもNKBのベテラン鎌田政興に挑む。

◆第9試合 ミドル級3回戦
福舘正(CHEERFUL)vs土屋忍(KUNISNIPE旭)

◆第8試合 フェザー級3回戦
NKBフェザー級4位.堀井幸輝(ケーアクティブ)vs加藤宙(神武館)

◆第7試合 フェザー級3回戦
NKBフェザー級5位.半澤信也(Team arco iris/1981.4.28長野県出身)
      VS
鈴木ゲン(拳心館/1973.6.5新潟県出身)

45歳vs53歳対決。打たれ脆さはあるベテラン半澤信也と、防戦一方でも凌ぎ切る鈴木ゲンの戦いも面白味はあるが、あまり戦わせたくない高齢マッチメイク。

他、アマチュア3試合含む計9試合。

ここまでの興行が終了すれば今年の折り返し地点となります。時の流れがより早く感じています。下半期は後楽園ジャンブルが始動。成り行きを見守りながら、選手らの新たな目標となれば良いでしょう。

▼堀田春樹(ほった・はるき)[撮影・文]
昭和のキックボクシングから業界に潜入。フリーランス・カメラマンとして『スポーツライフ』、『ナイタイ』、『実話ナックルズ』などにキックレポートを寄稿展開。タイではムエタイジム生活も経験し、その縁からタイ仏門にも一時出家。最近のモットーは「悔いの無い完全燃焼の終活」

TITANS NEOS.38、新時代の主役はマルコと西田蓮人!

堀田春樹

王座戴冠後初戦のマルコはしぶといコリアンファイターに判定勝利。
NJKFの前田浩喜はローキックで圧倒のTKO勝利。タイトル挑戦をアピール。
西田蓮人はヒジ打ち躱してパンチで仕留める圧倒勝利。
後楽園ジャンブル出場権獲得は神谷晟丸。

◎TITANS NEOS.38 / 5月10日(日)後楽園ホール17:15~20:34
主催:伊原プロモーション / 認定:新日本キックボクシング協会

戦績はプログラムと過去データを参照にこの日の結果を加えています。

◆第15試合 76.3kg契約3回戦

日本スーパーミドル級チャンピオン.マルコ(伊原/イタリア出身35歳/ 76.1kg)
16戦10勝(3KO)3敗3分
VS
KTKスーパーミドル級2位.ファン・デゴン(韓国出身28歳/75.75kg)17戦12勝(12KO)5敗
勝者:マルコ / 判定2-0
主審:ノッパデーソン・チューワタナ
副審:中山30-29. ランボー29-29. 宮沢30-29

アグレッシブなファンデゴンの蹴りからパンチ。マルコはファンデゴンを上回るローキックや右ストレートで対抗。初回の採点は互角だが、マルコのパワーと的確差が優った。

第2ラウンド、ファンデゴンの蹴りと右フックをガードの上からでも被せて来るしつこい攻め。マルコの首相撲からのヒザ蹴りは効果的ながら掴まえきれないが、パワーが優る蹴りで優勢維持。

マルコの左ミドルキックも強いがファン・デゴンのアグレッシブな攻めも目立った

ラストラウンド、ファンデゴンは攻める勢いが衰えない。マルコはやや疲れが見えるも、まともには貰わないディフェンスで凌ぐがロープに詰められるのはマイナスイメージ。蹴りで優るが、ファンデゴンの勢いを止めることは出来なかった。

勝利を引き寄せたのはマルコのヒザ蹴り

控室に戻ったファン・デゴンはマルコに「勉強になりました!」と感謝を述べ、マルコはファン・デゴンに「蹴りは強くて上手でした!」と褒めていた。

◆第14試合 フェザー級3回戦

前田浩喜(元・NJKFフェザー級Champ/CORE/東京都出身45歳/ 56.95kg)
55戦32勝(20KO)20敗3分
VS
森本直哉(無所属/34歳/ 57.0kg)36戦14勝(5KO)21敗1NC
勝者:前田浩喜 / TKO 1ラウンド 2分0秒
主審:椎名利一

前田浩喜が左ローキックで攻める。下に行くと見せて左ハイキック。更に左ミドルキック。森本直哉もローキックを返すが、前田の威力に敵わない。殆ど左の上下の蹴りで圧倒していく前田浩喜。ローキックで森本はかなり効いて、下がる一方となった。前田のローキックで脚を引き摺りだしたところでスタンディングダウンが取られた。続行するが、更に左ローキック受けた森本は完全に効いてノックダウンを喫するとノーカウントのレフェリーストップが掛かった。

前田浩喜のローキックからハイキックへ繋げて森本直哉を苦しめた
ノックアウトに繋げた前田浩喜の最後のローキック、為す術無かった森本は倒れ込んだ

◆第13試合 フライ級3回戦

西田蓮斗(伊原越谷/2009.12.6埼玉県出身/ 50.55kg)7戦7勝(3KO)   VS
トートー・キャットワナラム(タイ/18歳/ 50.65kg) 51戦45勝6敗(推定)
勝者:西田蓮斗 / TKO 1ラウンド 2分40秒
主審:スイット・サエリム・ランボー

この日最も見どころあるカード。ヒジ打ちのKO率が高いと言われるトートーに対し、西田蓮斗は左ローキックから左ハイキック。トートーも慌てることなくガードを固め蹴り返し。更にヒジを狙っている体勢に入ったか、トートーは距離を詰めてロープ際でヒジを振るう。更に距離を詰めようと出て来る。トートーは左ハイキックを何度か繰り出すがなかなか強い蹴り。詰めて来るトートーにストレートパンチで対抗。距離感が計れたか、パンチで追うとロープに詰め、連打で攻めたところでトートーが右ヒジ打ちを放ったが、これは危なかった。間一髪躱してパンチの距離で打ち込む西田。ヒジ打ち狙うトートーに左ストレートヒットさせた西田。トートーは崩れ落ち、仰向けに倒れ込むとレフェリーストップがカウント中にストップした。

西田蓮人が追い込んだ中でのトートーのヒジ打ち。危ないカウンターだった
距離感掴んだ西田蓮人が仕留めに掛かるジャブで牽制
最後は左ストレートヒットさせてトートーは倒れ込む

◆第12試合 58.5kg契約3回戦

東野巧(yz’d/大阪府出身29歳/ 58.15kg)11戦3勝6敗2分
        VS
谷岡雄生(GRABS/32歳/ 58.05kg)3戦3勝(2KO)
勝者:谷岡雄生 / TKO 3ラウンド 14秒
主審:中山宏美

両者ともパンチと蹴りの攻防は強いヒット無いが、徐々に谷岡雄生が前進、攻勢を維持していく。第2ラウンドには谷岡が左ストレートヒットで東野巧からノックダウンを奪い、再開後も谷岡がパンチ連打でノックダウンを奪って圧倒。第3ラストラウンド早々にも距離を計ってタイミングよく左ストレートヒットでノックダウンを奪うとダメージある東野はカウント中にレフェリーストップが掛かった。

◆第11試合 68.0kg契約2回戦

田中稜(トーエル/22歳/ 67.9kg)2戦2勝
        VS
李旻炯(イ・ミンヒョン/韓国出身21歳/ 66.7kg)1戦1敗
勝者:田中稜 / 判定3-0
主審:宮沢誠    
副審:椎名20-19. 中山20-18. ランボー20-18

李旻炯がローキック中心に攻めるが、田中稜が距離感掴んで上下の蹴りで優っていく流れ。李旻炯の動きを見極め、ヒザ蹴りもヒットさせていく。李旻炯は蹴られパンチを浴びても諦めない踏ん張りを見せたが、田中稜が大差の内容で判定勝利。

李旻炯は「私にとって夢だった後楽園ホールでの試合を現実にしてくださった新日本キックボクシング協会の方々には感謝しています。またどんな相手でも戦って骨が折れても構いませんので、熱い試合しますので、いつでも呼んでください。」という談話だった。

◆第10試合アマチュア ウェルター級2回戦

潤(伊原/32歳/ 66.25kg)vs本橋健人(拳粋会宮越道場/埼玉県出身33歳/ 66.0kg)
勝者:本橋健人 / 判定0-3 (18-20. 19-20. 18-20)

蹴りの攻防からパンチ中心に移って打ち合う展開は本橋健人が優勢に進め判定勝利。

◆第9試合 女子ミネルヴァ44.0kg契約3回戦(2分制)

ミネルヴァ・ピン級3位.町屋杏(AX/ 44.0kg)10戦4勝(2KO)5敗1分
        VS
ミネルヴァ・ペーパー級6位.港町なぎさ(ワイルドシーサー前橋元総社/ 43.4kg)
7戦3勝3敗1分
引分け 三者三様
主審:椎名利一
副審:中山29-30. ノッパデーソン29-29. 宮沢30-29

アグレッシブな展開も、ジャッジ三者が揃うラウンドは無い差が付き難い攻防で引分けとなった。

◆第8試合 女子ミネルヴァ・スーパーフライ級3回戦(2分制)

ミネルヴァ・スーパーフライ級5位.MIKU(K-CRONY/茨城県出身24歳/ 51.85kg)
10戦4勝5敗1分
VS
ミネルヴァ・スーパーフライ級6位. 紗耶香(格闘技スタジオBLOOM/ 51.75kg)
21戦9勝(1KO)11敗1分
勝者:紗耶香 / 判定0-3
主審:スイット・サエリム・ランボー
副審:椎名28-30. ノッパデーソン28-30. 宮沢27-30

初回はMIKUが蹴りでリズム掴みかけたが、紗耶香は蹴りから首相撲に持ち込む距離を保ってパンチも優った。離れても組み合っても攻勢を維持した紗耶香が内容的にも大差で判定勝利した。

◆第7試合 女子ミネルヴァ46.0kg契約3回戦(2分制)

鈴木萌(クロスポイント吉祥寺/東京都出身21歳/ 45.75kg)6戦3勝3分
        VS
田中真尋(クボ/香川県出身27歳/ 45.8kg)6戦2勝(1KO)2敗2分
引分け 三者三様
主審:中山宏美
副審:椎名28-30. ノッパデーソン29-29. ランボー29-28

パンチの攻防が多く互いに顔面ヒットするシーン多い展開も、各ラウンドも三者三様になりがちの見極め難しい引分けとなった。

◆第6試合 女子ミネルヴァ48.0kg契約3回戦(2分制)

KANA(Bombo Freely/茨城県出身43歳/ 47.2kg)6戦2勝4敗
VS
実穂(クロスポイント大泉/静岡県出身41歳/ 47.6kg)4戦3勝(1KO)1敗
勝者:実穂 / 判定0-3
主審:宮沢誠
副審:椎名27-30. 中山27-30. ランボー28-30

実穂がパンチと首相撲からのヒザ蹴りで攻勢を維持して判定勝利。

◆第5試合 KOURAKUEN JAMBULL出場者決定戦59.0kg契約2回戦

神谷晟丸(伊原/京都府出身16歳/ 58.85kg)2戦1勝1敗
        VS
金旻材(キム・ミンジェ/韓国出身17歳/ 58.05kg)1戦1敗
勝者:神谷晟丸 / 判定2-0
主審:ノッパデーソン・チューワタナ
副審:宮沢19-19. 中山20-19. ランボー20-19 

神谷晟丸がやや攻勢を維持した展開が続くも、金旻材は強い技は無いが諦めずに蹴って出る姿勢は神谷を下がらせるシーンもあった。飛びヒザ蹴りや蹴りのヒットは神谷が優ったが、ただひたすら蹴り返す頑張りは金旻材にあり。僅差で神谷が判定勝利。後楽園ジャンブルの出場権を獲得した。

金旻材は「初めてのプロ試合、初めての海外遠征で結果は敗れましたが、私の闘志はまだ消えず今もなお燃え続けています。今でもリングの上で相手と向かい合っているように胸が高鳴っています。もし再び新日本キックボクシング協会のリングで戦えるなら更に鋭く、相手に食らい付いて離さない、より粘り強い姿で戻って来ます。」という談話がありました。

後楽園ジャンブル出場権懸けた新人戦は神谷晟丸が掴んだ
後楽園ジャンブルプロデューサー小林米仁氏から出場権授与された神谷晟丸

◆第4試合プロ 50.5kg契約2回戦

ツカサ(伊原道場越谷/15歳/ 50.35kg)1戦1勝
        VS
RIKIYA T-KIX(T-KIX/静岡県出身28歳/ 50.35kg)4戦3敗1分
勝者:ツカサ / 判定3-0 (20-19. 20-19. 20-19)
主審:椎名利一

◆第3試合 アマチュア 女子45.0kg級エキシビジョンマッチ2回戦(2分制)

西田永愛(伊原越谷/15歳)EX西田結菜(伊原越谷/13歳)

西田姉妹の技披露。長男・蓮人に続く戦力発揮。

◆第2試合 アマチュア 女子52.0kg契約2回戦(2分制)

松井笑(高本道場/28歳/ 51.75kg)
VS
長崎花菜江(アンカレッジ博多カナエ/20歳/ 51.6kg)
勝者:松井笑 / 判定3-0 (20-18. 20-18. 20-19)

◆第1試合 アマチュア女子49.0kg契約2回戦(2分制)

三橋暖愛(士道館ひばりヶ丘道場/13歳/ 48.5kg)
        VS
MOKA・SHOBUKAI(尚武会/13歳/ 48.1kg)
勝者:MOKA / 判定1-2 (18-20. 18-20. 20-19)

《取材戦記》

今興行のサブタイトル“聖地にこだまする新時代の足音” に相応しい注目株、西田蓮人は勝利後のマイクアピールで、「まだまだ終わらないので、7月もまた頑張るので応援をお願いします。今年中にチャンピオンになりますので応援お願いします!」と宣言。チャンピオンとはこの協会の日本王座となるだろうが、これはほぼ順当に奪取へ向かうだろう。現在もタイ南部の王座、三冠と言われるスタジアム等の王座を持っているが、更にバンコクの複数あるスタジアムやメインの二大殿堂のランキング入りへ挑戦し続ける模様。現在はイベントが沢山存在し、今後の話題も尽きない存在である。

伊原越谷ジム西田義和会長は今日の試合について、「トートーのヒジ打ちは警戒していましたが、やっぱり思いっ切り振って来たタイミングが紙一重で危なかったですけど、“カーフと三日月蹴れ”と言ったら蹴ってその後パンチも当たったので、練習通りには出来たかなと思います。トートーは思った以上に蹴りが伸びて、ヒジと蹴りは相当強いですね。蓮人はもうちょっと前蹴り出してとか、蹴って落ち着いてくれれば良かったんですけど、まだまだ練習ですね。」と語られました。

まだまだ終わらない、今後の抱負を語った西田蓮人。どの道進むにしても注目株である

NJKFからやって来た前田浩喜も試合後のマイクアピールで、「新日本キックをずっと見て来たので、ここのベルトも狙えるなら狙いたいです!」と語ったが、新時代に向けて、他団体交流戦も重要な戦力の新日本キックボクシング協会にとっては、過去の例から見てもチャンスを与えることは可能でしょう。

(株)東京ドームが主催する9月27日(日)後楽園ホールでの「後楽園ジャンブル」の新人戦60㎏級出場権を懸けた試合は4月19日のDUEL.38に続いて、5月3日(日)にはスックワンキントーン興行にて、神谷斗夢(SUNRISE)が光流(teamS.R.K)に判定3-0勝利し出場権獲得しています。

この日の新日本キックボクシング協会では3カード目となり、神谷晟丸が僅差判定で金旻材に勝利し、イベントプロデューサーの小林米仁氏から出場権が渡されました。

新日本キックボクシング協会の次回興行は7月19日(日)に後楽園ホールに於いてMAGNUM.68が開催予定です。西田蓮人が言うとおりの連続出場の予定です。

▼堀田春樹(ほった・はるき)[撮影・文]
昭和のキックボクシングから業界に潜入。フリーランス・カメラマンとして『スポーツライフ』、『ナイタイ』、『実話ナックルズ』などにキックレポートを寄稿展開。タイではムエタイジム生活も経験し、その縁からタイ仏門にも一時出家。最近のモットーは「悔いの無い完全燃焼の終活」

5月のキックボクシング、一番輝くのは誰か

堀田春樹

今回は5月のキックボクシング、2つの興行を紹介します。

TITANS NEOS.38ポスター。聖地にこだまする新時代の主役は誰か

新日本キックボクシング協会 TITANS NEOS 38
5月10日(日)後楽園ホール17:15~

現在において選手層の薄い中で、エース格へ期待が掛かるのは西田蓮人(伊原越谷)。まだ16歳で今後順調に伸びるか、どの方向に進むか未知数で、吉成名高や那須川天心のように最高峰、またはその近くまで上り詰める素質持った選手である。この団体の日本王座までは近い将来、届く期待は出来るでしょう。

今回の相手はヒジ打ちが得意でKO率が高い(定かではないがKO率80%)というタイ南部チャンピオンのトートー・キャットワナラムで、接近戦は危ないが、西田蓮人はヒジで打ち合うか、蹴りで倒しに行くか。見所はこの西田蓮人の戦いぶり。

マルコ(伊原/イタリア)は圧倒的強さを発揮すれば、他団体選手相手でも日本のトップへ勝ち上がれる期待が掛かります。

韓国選手の出場がありますが、全日本に来る組織とは別団体の模様。

◆第15試合 76.3kg契約3回戦
日本スーパーミドル級チャンピオン.マルコ(伊原/イタリア)15戦9勝(3KO)3敗3分
VS
KTKスーパーミドル級2位.ファン・デゴン(韓国)16戦12勝(12KO)4敗

(KTKは韓国のイベントタイトル)

◆第14試合 フェザー級3回戦
前田浩喜(元・NJKFフェザー級Champ/CORE)54戦31勝(19KO)20敗3分
VS
森本直哉(無所属)35戦14勝(5KO)20敗1NC

◆第13試合 フライ級3回戦
西田蓮斗(伊原越谷/2009.12.6埼玉県出身)6戦6勝(2KO)
        VS
トートー・キャットワナラム(タイ/18歳)50戦45勝5敗

期待のスターは西田蓮人。右が実父の西田義和会長

◆第12試合 58.5kg契約3回戦
東野巧(yz’d)10戦3勝5敗2分
        VS
谷岡雄生(GRABS )2戦2勝(1KO)

◆第11試合 68.0kg契約2回戦
田中稜(トーエル)1戦1勝
        VS
李旻炯(イ・ミンヒョン/韓国/21歳)デビュー戦

◆第10試合アマチュア ウェルター級2回戦
潤(伊原)vs本橋健人(拳砕会宮越道場)

◆第9試合 女子ミネルヴァ44.0kg契約3回戦(2分制)
ミネルヴァ・ピン級3位.町屋杏(AX)9戦4勝(2KO)5敗
        VS
ミネルヴァ・ペーパー級6位.港町なぎさ(ワイルドシーサー前橋元総社)6戦3勝 3敗

◆第8試合 女子ミネルヴァ・スーパーフライ級3回戦(2分制) 
ミネルヴァ・スーパーフライ級5位. MIKU(K-CRONY)9戦4勝4敗1分
VS
ミネルヴァ・スーパーフライ級6位. 紗耶香(格闘技スタジオBLOOM)
20戦8勝(1KO)11敗1分

◆第7試合 女子ミネルヴァ46.0kg契約3回戦(2分制)
鈴木萌(クロスポイント吉祥寺)5戦3勝2分
        VS
田中真尋(クボ)5戦2勝(1KO)2敗1分

◆第6試合 女子ミネルヴァ48.0kg契約3回戦(2分制)
KANA(Bombo Freely)5戦2勝3敗
VS
実穂(クロスポイント大泉)3戦2勝(1KO)1敗

◆第5試合 59.0kg契約2回戦
神谷晟丸(伊原)1戦1敗
        VS
金旻材(キム・ミンジェ/韓国/18歳)デビュー戦

◆第4試合 50.5kg契約2回戦
ツカサ(伊原越谷)デビュー戦 アマチュア3冠王者
        VS
RIKIYA T-KIX(T-KIX))3戦2敗1分

◆第3試合アマチュア エキシビジョンマッチ45.0kg級2回戦(2分制)
西田永愛(伊原越谷) EX西田結菜(伊原越谷)

他、アマチュア2試合

Road to KING4ポスター。樹、菊地拓人、花澤一成、Uver∞miyU、インパクト残すのは誰か

ジャパンキックボクシング協会 Road to KING4
5月24日(日)市原臨海体育館(開場15:00 / 開始16:00)

年に一度の市原興行。期待掛かるのはセミファイナル、地元の菊地拓人(市原)と、メインイベンター樹(治政館)の二人。

菊地は昨年の市原興行で匠(=小林匠/キング)に判定負け。今年は勝ちたい。更にメインイベンターを狙いたいところ。

花澤一成(市原)も地元の注目選手だが、昨年は木部晴太(尚武会)に飛びヒザ蹴りで1ラウンドKO勝利しており、打たれ脆いが蹴りでの試合運びが上手いので、今回も打たせずに蹴る展開に期待。市原勢は全6名出場となる。

◆第10試合 フェザー級3回戦
カターテープ・イチハラジム(タイ)vsジャパン・フェザー級2位.樹(治政館)

カターテープはチェンマイなど地方スタジアム等で幾つかマイナー王座獲得している模様。

毎年代わる市原興行主役の座。今年のメインイベンターは樹

◆第9試合 63.0kg契約3回戦
ジャパン・ライト級2位.菊地拓人(市原)vs翔吾(DANGER)

セミファイナル菊地拓人は来年の主役を奪いたい

◆第8試合 バンタム級3回戦
ジャパン・バンタム級3位.花澤一成(市原)vsストロベリー稲田(治政館)

◆第7試合 女子45.8kg契約3回戦(2分制)
ミネルヴァ・ペーパー級チャンピオン.Uver∞miyU(T-KIX)
        VS
ミネルヴァ・ピン級1位.祥子JSK(治政館)

昨年市原興行で判定勝利した祥子と、一階級下だがチャンピオンと成ったウーバーミユは負けられない再戦となる。

◆第6試合 フェザー級3回戦
ジャパン・フェザー級3位.海士(ビクトリー)
        VS
神田賢吾(北流会君津)

◆第5試合 54.5kg契約3回戦(2分制)
ミネルヴァ・スーパーフライ級2位.響子JSK(治政館ジム)
        VS
ミネルヴァ・スーパーバンタム級9位.朱乃(CORE)

他、4試合

▼堀田春樹(ほった・はるき)[撮影・文]
昭和のキックボクシングから業界に潜入。フリーランス・カメラマンとして『スポーツライフ』、『ナイタイ』、『実話ナックルズ』などにキックレポートを寄稿展開。タイではムエタイジム生活も経験し、その縁からタイ仏門にも一時出家。最近のモットーは「悔いの無い完全燃焼の終活」

DUELから後楽園ジャンブルへ、工藤叶雅が先陣を切る勝利!

堀田春樹

メインイベンター古林けいごは須貝孔喜を一発ヒットで完封TKO。
後楽園ジャンブルへ、注目の新人対決は工藤叶雅が僅差で出場権獲得。

◎DUEL.38 / 4月19日(日)GENスポーツパレス17:30~19:55
主催:VALLELYジム / 認定:ニュージャパンキックボクシング連盟

戦績はプログラムを参照にこの日の結果を加えています。

◆第9試合 63.5㎏契約3回戦

古林けいご殿(龍拳會青葉台支部/ 63.3kg)4戦3勝1敗
        VS
須貝孔喜(VALLELY/ 63.5kg)9戦3勝6敗
勝者:古林けいご殿 / TKO 1ラウンド 2分40秒
主審:スイット・サエリム・ランボー

須貝孔喜はローキックからハイキック、古林は素早くパンチで距離を詰めていく。接近すると首相撲に移るが、古林がヒザ蹴りで攻勢を強め、パンチの攻防に移ると古林のパンチ一発で須貝はノックダウン、立ち上がろうとするが、足元覚束ない状態でレフェリーストップとなった。

古林けいごの右ストレートヒット、先手必勝の戦略で優った

米田貴志会長は、「須貝はタイミングでパンチ貰った感じですけど、ここに向けて一生懸命にやって来た中で、次にどう繋げていけるか、須貝自身がどんな風に反省して改善するかに今後の成長があると思います。」というコメント。

勝者と敗者の明暗。古林けいごは笑顔でツーショット

◆第8試合 スーパーフェザー級3回戦

山本龍平(拳粋会宮越道場/20歳/ 58.75kg)6戦3勝(3KO)3敗
        VS
工藤叶雅(VALLELY/19歳/ 58.65kg)3戦2勝1敗
勝者:工藤叶雅 / 判定0-2
主審:児島真人
副審:中山29-29. ランボー29-30. 宮沢29-30

9月27日(日)の後楽園ジャンブル(KORAKUEN JAMBULL)出場権懸けたこの試合が実質のメインイベントでした。

初回、パンチとローキックで距離を計り詰めに掛かる両者。更に後ろ蹴りで牽制する山本龍平。スピーディーな攻防は互角。

第2ラウンドも山本は後ろ蹴りを加えてプレッシャーを掛けていくが、工藤も冷静に躱す。展開は互角も工藤のヒザ蹴りがやや有効か。ポイントは工藤に流れた模様。

際どい僅差ながら勝利を掴んだ工藤叶雅。運命を分けたのは蹴りのインパクトか

ラストラウンドも多彩に攻めた両者は互角の展開。延長戦も考えたであろう両陣営だったが、微妙な採点は僅差で工藤が制し出場権獲得。

後楽園ジャンブル撮影クルーのインタビューに応える工藤でしたが、わずか3戦目で注目の存在となりました。後楽園ジャンブル初戦で勝てば、より一層の注目度となるでしょう。

小林米仁統括主任より後楽園ジャンブル出場権を授与された工藤叶雅

工藤叶雅はインタビューでは小さい声ながら丁寧に応えていました。坂上顕二氏が工藤と並びインタビューに応えていましたが、VALLELYジムの米田貴志会長も加わるべきと思いました。工藤叶雅を育て、日々の様子を見て多くを知っているのは米田会長だからである。

工藤叶雅は試合については「めちゃめちゃキツかったです。」と言い、
後楽園ジャンブル出場については、「ニュージャパンキックボクシング連盟選手代表として強いところをお見せするつもりです。一番目立つように頑張ります。」と抱負を語りました。

米田貴志会長は、「工藤は3戦目でしたけど、練習どおりの動きが出来たかと思います。最後まで結果は分からなかったし延長戦まで考えましたけど、頑張って勝ってくれました。」とコメント。

インタビューに応える工藤叶雅とNJKF坂上顕二代表

◆第7試合 スーパーフェザー級3回戦

森本直哉(無所属/ 58.7kg)35戦14勝(5KO)20敗1NC
        VS
Ryu(クローバー/ 58.6kg)8戦3勝(2KO)4敗1分
勝者:森本直哉 / 判定3-0
主審:スイット・サエリム・ランボー
副審:中山30-28. 児島29-28. 宮沢30-28

第2ラウンドに森本直哉がパンチから軽く飛んだヒザ蹴りであっさりノックダウンを奪った。ラストラウンドも森本のヒザ蹴りが何度も出したが圧倒には至らない。Ryuも鼻血を流しながら踏ん張って蹴り返すも巻き返し成らず、森本直哉が判定勝利。

森本直哉が試合終了間際に見せたインパクトある胴回し回転蹴り

◆第6試合 スーパーウェルター級3回戦

村木太樹(京都野口/ 69.7kg)9戦1勝7敗1分
        VS
風成(エス/ 69.5kg)7戦4勝1敗1分1NC
勝者:風成 / 判定0-3
主審:宮沢誠
副審:中山27-30. 児島28-30. ランボー27-30

第2ラウンドに風成が村木をコーナーに詰めて右ストレートでノックダウン奪った。村木もパンチや蹴りで反撃を見せたが、風成が圧し返し判定勝利。

風成がパンチで攻勢を維持。KOにはもう一歩

◆第5試合 女子ミネルヴァ 57.0kg契約3回戦(2分制)

小澤聡子(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/ 57.0kg)44戦12勝28敗4分
VS
ミネルヴァ・スーパーバンタム級5位.谷岡菜穂子(GRABS/ 58.2kg)7戦5勝2敗
勝者:谷岡菜穂子 / 判定0-3
主審:中山宏美
副審:宮沢27-30. 児島28-30. ランボー27-30

蹴りとパンチの攻防の中、谷岡菜穂子の前蹴りが小澤聡子の顎をヒットや後ろ蹴りもヒットする攻勢。第2ラウンドも谷岡菜穂子が攻勢を続けるが、小澤も積極的に打ち返す踏ん張りを見せた。主導権支配するテクニック優った谷岡菜穂子が大差判定勝利した。

谷岡菜穂子が前蹴りで小澤聡子の顎をヒット。アグレッシブな攻めを見せた

◆第4試合 スーパーフェザー級3回戦

髙橋優(CORE/ 58.7kg)3戦2勝1敗
        VS
斉藤寛明(MWS/ 58.2kg)2戦1勝(1KO)1敗
勝者:髙橋優 / TKO 3ラウンド 1分4秒
主審:児島真人

初回、高橋が蹴りからパンチで距離感を掴んだ流れ。第2ラウンドもアグレッシブな展開を見せる両者、髙橋の的確なヒットが目立った。ラストラウンドには髙橋をコーナーに追い詰めた齋藤だったが、髙橋優が右ストレートカウンターでノックダウン奪い、斉藤寛明はカウント中にレフェリーストップとなった。

実力差あると言われた髙橋優の攻勢。的確なヒットが目立った

◆第3試合 スーパーライト級3回戦

小原将裕(拳粋会宮越道場/ 63.0kg)1戦1勝
        VS
遠近慎太郎(エス/ 63.1kg)2戦2敗
勝者:小原将裕 / 判定3-0 (29-27. 30-27. 30-27)
主審:スイット・サエリム・ランボー

開始早々から小原将裕の高いガードは遠近慎太郎にとってやり難い印象。蹴り合いと接近戦も互角の攻防が続く中、第3ラウンド終盤に小原がヒザ蹴りでノックダウンを奪って判定勝利。

◆第2試合 女子ミネルヴァ・アトム級3回戦(2分制)

坂田実優(FELLOW/ 46.02kg)17戦6勝9敗2分
        VS
豊嶋里美(TEAM OJ/ 45.85kg)14戦3勝9敗2分
勝者:坂田実優 / 判定3-0 (29-28. 29-28. 30-28)
主審:宮沢誠

女子にしては強いヒットが続く激しい攻防を制したのは坂田実優。

坂田実優のヒザ蹴りヒット。パンチも含め激しい攻防を制した

◆第1試合 女子ミネルヴァ・フライ級3回戦(2分制)

鍋倉凛音(習志野/ 50.6kg)5戦2勝(1KO)3敗
        VS
西野由希子(リバーサルジム横浜グランドスラム/ 50.3kg)1戦1敗
勝者:鍋倉凛音 / 判定2-0 (30-27. 30-28. 29-29)
主審:中山宏美

前蹴りが効果的だった鍋倉凛音が判定勝利。

◆オープニングファイト アマチュアEXPLOSION 45.0kg契約2回戦(90秒制)

西田結菜(伊原道場越谷)vs奥田愛來(kyoto SEIKENKAI)
引分け 0-1 (19-19. 19-20. 19-19)

西田蓮人の妹、結菜はアグレッシブな互角の展開で終わるも、あと一歩足らずの引分け。

《取材戦記》

今回のDUEL興行では新人戦の中、注目される試合が山本龍平vs工藤叶雅戦でした。

9月27日に後楽園ホールで行われる(株)東京ドーム主催の「後楽園ジャンブル」には、既存の団体等から選出された60.0kg級(下限は57.0kg)、デビュー10戦以内(現・元タイトル保持者は対象外)を対象に3回戦、ヒジ打ち有り・無し等の2つのルールにて全6試合を予定されている模様。出場選手は各団体・プロモーション興行の予選で決定される中、この日の試合の山本龍平vs工藤叶雅戦はニュージャパンキックボクシング連盟代表を決める試合となりました。9月の後楽園ジャンブル初戦は新人戦。その後は出場者交渉と時期を鑑みて各ランカー、各チャンピオンクラスへ進む模様です。

この日立会人の(株)東京ドーム統括主任の小林米仁氏は、「大会だけじゃなくて、いろいろな取り組みを通して、業界の環境整備をキチンとしていきたいと思っています。どこかの団体が“これやりますから集まってください”と言ってもなかなか集まることは難しいところで、そんな各団体にはそれぞれカラーがあって、そこを押し出していけるような環境整備ですね。」とコメント。

ニュージャパンキックボクシング連盟・坂上顕二代表は、「後楽園ジャンブル出場権争いはこんなに若手選手を盛り上げたかと思うところです。こういうことが励みになって若い子がドンドン伸びて行けばいいですね。」とコメント。

2年前に「東京ドームもキックボクシングに関心を持っています。」というプロボクシング関係者がいました。その流れがここに繋がって来たことになります。

昭和時代に、日本ナックモエ連盟代表(現・NKB代表)の渡邊信久代表が“後楽園ランキング”を提案したり、平成期の某・ジム会長は、「後楽園ホールは会場貸し出しだけでなく、格闘技のメッカと言われる日本の代表的な会場なんだから、キックボクシング団体を纏めることをやればいいのに!」という意見もありましたが、「こっち立てればあっち立たずの纏まらないキックボクシングに、厄介なとばっちり喰らう羽目になることはしないでしょう。」と言っていたところが現在、東京ドームシティーが動き出すとは時代も変わったものである。

90年代のK-1を観て育った世代が今大人になり、企業の中枢に立ち、物言える立場となってスポンサーとなったり、イベントを立ち上げる者が増えた時代になったかと思います。

東京ドームシティーが、タイの一昔前のルンピニースタジアム、ラジャダムナンスタジアム隆盛期のような一極集中するような発展に繋がれば関係者にとって喜ばしい限りでしょう。

と言っても「この顔触れではまた撤退や消滅となりますよ!」という悲観的意見もあって、採算合わなければとっとと去るといった過去の歴史・前例から見て、また3年ほど成り行きを見守る必要はあるでしょう。

期待を掛けるならば、(株)東京ドーム北原義一会長も、沢村忠から観て来た古くからのキックファンで「皆さんは余計なこと考えないで選手を沢山育ててください。こちらが選手を盛り上げますから!」と発表されたようで、任期の間に基礎固めをやらないと、会長交代すると他のスポーツや文化イベントに方針変わるということも有り得るので、ここは業界の総力を結集し、北原義一会長の期待に応える形で発展して欲しいものである。

NJKF以外の他興行ではあと3試合の60.0kg級出場者決定戦3回戦が予定されています(いずれも後楽園ホール)。

スック・ワンキントーン / 5月3日(日)
光流(teamS.R.K/24歳)vs神谷斗夢(SUNRISE/23歳) 

RISE.198 / 5月16日(土)
門脇碧泉(TARGET/22歳)vs岩永勝亮(OISHI/21歳) 

Bigbang.56 / 5月17日(日)
高岩拓(TRY HARD/21歳)vs大江昇成(team MIYABI/23歳) 

ニュージャパンキックボクシング連盟興行は前回予告と同様ですが、6月14日(日)に後楽園ホールに於いて、「CHALLENGER 14」が行われます。4月27日時点でまだカード未定です。

▼堀田春樹(ほった・はるき)[撮影・文]
昭和のキックボクシングから業界に潜入。フリーランス・カメラマンとして『スポーツライフ』、『ナイタイ』、『実話ナックルズ』などにキックレポートを寄稿展開。タイではムエタイジム生活も経験し、その縁からタイ仏門にも一時出家。最近のモットーは「悔いの無い完全燃焼の終活」

カズ・ジャンジラ、ラストファイトは大差で勝利、有終の美を飾る!

堀田春樹

正哉はカズ・ジャンジラの対戦相手としてNKB初参戦。
マサ佐藤もNKB初参戦。健吾にボディーを蹴られてどす黒く腫れ上がるも巻き返して引分け。
大月慎也は連敗から脱出。田村大海をヒザ蹴りで圧倒。

◎鐵人シリーズvol.2 / 4月18日(土)後楽園ホール17:15~20:55
主催:日本キックボクシング連盟 / 認定:NKB実行委員会

戦績はプログラムを参照にこの日の結果を加えています。

◆第10試合 66.7kg契約 5回戦

カズ・ジャンジラ(=佐々木和也/Team JANJIRA/1987.9.2東京都出身/ 66.55kg)
47戦22勝(4KO)18敗7分
        VS
ジャパン・ウェルター級3位.正哉(誠真/2002.10.24神奈川県出身/ 66.05kg)
13戦7勝(3KO)6敗
勝者:カズ・ジャンジラ / 判定3-0
主審:前田仁
副審:笹谷50-44. PIRIKA50-45. 関49-45

カズ・ジャンジラは前戦2月21日、どん冷え貴哉(TOKYO KICK WORKS)に判定負けで王座陥落。

正哉は去年3月23日、梅沢遼太郎(白山道場)を2ラウンド、レフェリーストップに追い込むTKO勝利から約11ヶ月振りの試合。

初回、パンチと蹴りの攻防は正哉の左ジャブと、カズ・ジャンジラのハイキックがそれぞれ相手の顔面を掠めるスリルある様子見から、カズは左ハイキックや飛びヒザ蹴りで正哉を追い詰め、正哉も重い左右のパンチで応戦。

第2ラウンド、正哉は見入ってしまい、カズが徐々に蹴り中心の攻めで距離を保っていく。

第3ラウンドには左ストレート打って出た正哉にカズは左ハイキックをカウンターし、ノックダウンを奪った。正哉は落ち着いた表情でダメージは小さそう。

第4ラウンドはカズも手数減るが、打ち合いに出るタイミングを計る。正哉も出て行こうとするが迷いが見られる。

勝負を懸けたラストラウンド、打ち合いの距離でカズがやや攻勢に出る。正哉のローブローでカズに一旦インターバルは入るが、カズの前進が目立つ中、カズの左ハイキックで正哉はブロックの上からだがノックダウン。立ち上がるも大差着いた勝負ありのムードの中、カズがノーガードで「来い!」と挑発。ここに来て打たせるのは危険な行為。しかし顎を引いて身を躱してディフェンスするカズ。正哉は委縮したか、強打とはならないが、幾つかはクリーンヒットも見せた。打ち返すカズの最後のラッシュで盛り上がったが試合終了。カズ・ジャンジラが大差判定勝利で有終の美を飾った。

ラストラウンド、カズ・ジャンジラのハイキックで正哉はノックダウンを喫する
「来い!」とノーガードで挑発するカズ・ジャンジラ、危ない行為である
「来い!」に乗った正哉、どこまで効いたかは分からない

試合直後に予定どおり引退セレモニーが行われた。深いダメージがあっては中止となるが、カズに怪我無く、今回も無事にテンカウントゴングまで進行、ミッション完了である。

テンカウントゴング直後のカズ・ジャンジラ。なかなかカッコいい

◆第9試合 65.5kg契約3回戦

マサ佐藤(WSR三ノ輪/1987.8.21東京都出身/ 65.35kg)53戦27勝(14KO)21敗5分
        VS
NKBウェルター級5位.健吾(BIG MOOSE/1993.10.10千葉県出身/ 65.15kg)
9戦5勝(1KO)2敗2分
引分け 0-1
主審:宮本勲
副審:鈴木29-29. PIRIKA29-29. 前田28-29

初回、健吾が積極的に蹴りからパンチで攻める。マサ佐藤はテクニック有りながらやや劣性。第2ラウンドも健吾がパンチから蹴りで攻勢を維持。健吾のミドルキックでマサ佐藤は脇腹が赤く腫れ上がる。しかし、マサ佐藤は組み合っても蹴り合っても下がらず、徐々に調子を上げて来た。第3ラウンドも健吾の左ミドルキックがヒットし、マサ佐藤の脇腹がどす黒くなるが、首相撲での攻防と右ストレート、蹴り返しの踏ん張りで巻き返して引分けとなった。

健吾のミドルキックでマサ佐藤のボディーが歪む

◆第8試合 ウェルター級3回戦

NKBウェルター級4位.田村大海(拳心館/1995.11.20新潟県出身/ 66.35kg)
13戦5勝(5KO)8敗
        VS
大月慎也(Team arco iris/1986.6.19埼玉県出身/ 66.65kg)29戦12勝(6KO)13敗4分
勝者:大月慎也 / TKO 2ラウンド 1分56秒 / レフェリーストップ
主審:笹谷淳

開始早々は田村大海のパンチと蹴りで優る攻勢も大月慎也は組み付いてのヒザ蹴りでリズムを掴み、第2ラウンドも大月の距離に応じたパンチ、首相撲からヒジ打ち、ヒザ蹴りで田村大海を圧倒。防御も出来なくなった田村はノックダウン。立ち上がるも更に掴まれてのヒザ蹴り連打を受け、レフェリーストップが掛かって大月慎也がTKO勝利となった。

大月慎也が攻勢に転じ、田村大海をローキックで攻めた
大月慎也がヒザ蹴りでノックダウンを奪う

◆第7試合 フライ級3回戦

NKBフライ級1位.則武知宏(テツ/1994.12.岡山県出身/ 50.7kg)22戦9勝(5KO)9敗4分
        VS
緒方愁次(ケーアクティブ/2004.1.6東京都出身/ 50.7kg)6戦3勝3敗
勝者:則武知宏 / TKO 1ラウンド 1分54秒 / カウント中のレフェリーストップ
主審:鈴木義和

開始から則武知宏の先手の攻めが功を奏した展開。ローキック、ハイキック、パンチと散らして左ストレートヒットさせ、一発で仕留めるレフェリーストップのTKO勝利。勝てない試合が多かった則武知宏は、久々に強さを見せた一戦となった。

則武知宏が左ストレート一発で仕留めた。久々の勝者コールを受ける

◆第6試合 60.0kg契約3回戦

村上祐馬(聖域中部ライト級Champ/不死鳥道場/1994.6.23長野県出身/ 58.85kg)
11戦7勝(3KO)3敗1分
        VS
利根川仁(TOKYO KICK WORKS/2003.1.24東京都出身/ 59.7kg)9戦8勝(2KO)1敗
勝者:利根川仁 / 判定0-3
主審:前田仁
副審:PIRIKA26-29. 関26-29. 鈴木26-29

開始から数秒で利根川仁の左フックで軽いがノックダウンを奪う。ダメージはあまり無い村上祐馬だが、利根川仁のリズム掴んだパンチの攻勢が続いた。第2ラウンドも利根川仁のパンチヒットが目立ち、村上祐馬は鼻血を流す。しかし終盤、村上は蹴りからパンチで利根川にヒットすると、チャンスを逃すまいと連打で攻め、利根川をコーナーに圧し込んだ。

第3ラウンドは勢いに乗って逆転したい村上と突き放したい利根川仁の激しい攻防に移った。村上のパンチがやや優る展開。村上の左ストレートヒットで利根川の顎が上がる。更にコーナーに利根川を追い詰めた村上だったが、利根川のカウンター右ストレートで村上はこの試合2度目のノックダウンを喫してしまい、勝負は大きく利根川に傾いた。ダメージはあまり無い村上は打ち合いに出て左ストレートヒットさせるが試合終了。利根川仁が大差判定勝利した。

利根川仁が右ストレートで村上祐馬からノックダウンを奪った

◆第5試合 63.0kg契約3回戦

横山典雄(元・聖域統一60kg級Champ/不死鳥道場/1986.5.13新潟県出身/ 62.1kg)
11戦7勝(5KO)4敗
        VS
森野允鶴(渡邉/2001.1.17東京都出身/ 64.9kg=1.9kgオーバー、計量失格/減点3)
5戦3勝(1KO)2敗
勝者:横山典雄 / TKO 1ラウンド 1分45秒 / レフェリーストップ
主審:宮本勲

計量失格した森野允鶴は打ち合いは互角も横山典雄の右ストレートでノックダウン。立ち上がるも横山のパンチ連打で攻め込まれスタンディングダウンに近いところでレフェリーストップが掛かった。

精彩無い森野允鶴に右ストレートでノックダウンを奪った横山典雄

◆第4試合 ライト級3回戦

リョウヤ・ハリケーン(テツ/2002.10.20兵庫県出身/ 60.95kg)6戦4勝(2KO)2分
        VS
KEIGO(TOKYO KICK WORKS/1984.4.10千葉県出身/ 60.85kg)25戦7勝12敗6分
勝者:リョウヤ・ハリケーン / 判定2-0 (30-29. 30-28. 29-29)
主審:関勝

◆第3試合 バンタム級3回戦

シャーク・ハタ(=秦文也/テツ/1987.10.20大阪府出身/ 52.95kg)12戦4勝5敗3分
        VS
風間祐哉(WSR三ノ輪/1997.7.17石川県出身/ 53.45kg)8戦2勝4敗2分
勝者:風間祐哉 / 判定0-3 (28-30. 28-30. 29-30)
主審:PIRIKA

◆第2試合 フェザー級3回戦

隼斗(テツ/1987.9.21徳島県出身/ 56.7kg)11戦4勝6敗1分 かなり久々の復帰戦
       VS
鈴木ゲン(拳心館/1973.6.5新潟県出身/ 56.35kg)17戦6勝(4KO)10敗1分
勝者:隼斗 / 判定3-0 (30-27. 30-28. 30-27)
主審:関勝

開始早々、隼斗がパンチ連打で圧倒し、鈴木ゲンをロープに追い詰めるが、防戦一方となりながら、まともなパンチを喰わず凌いでしまう鈴木。スピードは無いが追い上げるパワーがあるのは強いということか。終盤は蹴り返した鈴木ゲンだが、隼斗のパンチに阻まれ、ポイントには結び付かず終了。隼斗の判定勝利。

◆プロ第1試合 52.0kg契約3回戦

大北龍輝(BOSS/2009.9.15岡山県出身/ 51.4kg)2戦1勝1敗
    VS
輝流(BIG MOOSE/2009.7.2千葉県出身/ 51.9kg)1戦1敗
勝者:大北龍輝 / 判定3-0 (30-28. 30-28. 30-29)
主審:PIRIKA      

◆アマチュア第3試合 オヤジキック・ライト級タイトルマッチ3回戦(90秒制)

王者.帝王(D-BLAZE/1986.6.28福島県出身/ 64.25kg)
        VS
挑戦者.チョキチョキ清水(TARGET SHIBUYA/1973.9.20東京都出身/ 64.4kg)
勝者:帝王 / 判定3-0 (30-27. 30-27. 30-28)

◆アマチュア(オヤジキック)第2試合  75.0kg契約2回戦(90秒制/延長1R)

伊東泰行(JANJIRA/1965.5.27東京都出身/ 74.0kg)
        VS
ナオマサ・ルトタナモンコンスック(D-BLAZE/1974.2.27大阪府出身/ 74.15kg)
勝者:ナオマサ・ルトタナモンコンスック / 判定0-3 (19-20. 19-20. 19-20)

◆アマチュア(問答無用)第1試合 55.0kg契約2回戦(2分制/延長1R)

問答無用関東55kg級王者.井上優贈(不死鳥道場/2010.8.23新潟県出身/ 53.95kg)
       VS
EXPLOSIONバンタム級王者.大貫悠陽(D-BLAZE/2008.9.8東京都出身/ 54.05kg)
勝者:井上優贈 / 判定3-0 (20-18. 29-19. 20-19)

◆女子50.0kg契約3回戦はAkiの体調不良により中止

Aki(T.T.PROMOTE)vs坂村優子(ハイボルテージ/宝塾蒲田支部/ 49.15kg)

《取材戦記》

カズ・ジャンジラは昨年10月に宣言していた引退試合を迎えました。2月21日にどん冷え貴哉に王座を奪われたことは悔いが残るも、ラストファイトは完勝で有終の美を飾りました。引退セレモニーは20分程のそれほど長くないセレモニーでしたが、応援団の多い歓声に包まれた温かみある展開となりました。リングを下りた後も、なかなか控室に帰れないカズさんの人気度、仲間内の集まりが通路の混雑差を物語っていました。

2023年2月18日に笹谷淳とNKBウェルター級王座決定戦で判定勝利し王座獲得。防衛は出来なかったが、ノンタイトル戦でもNKB重量級を支えて来たカズ・ジャンジラである。

対戦した正哉は竹村哲マッチメイカーに対し、「カズ選手に花持たせちゃってすみません。」と力及ばずの結果に反省も笑いに包まれる周囲。

そんな正哉に対し、「大差は付いたが紙一重の戦いだった」という竹村哲マッチメイカー。

観衆の中では「正哉のパンチ、左フックとか、あれ貰ったらカズ・ジャンジラもヤバいよ」という声もあったらしい。ノーガードで挑発したカズは“倒すか倒されるか”を体現した見せ場となった。

試合について正哉は「皆に同じこと言われます。もっと攻めてれば勝てたと。見過ぎました。カズ・ジャンジラさんの左ストレートとハイキックを警戒し過ぎました。左ハイキック(ノックダウンとなった)は2回とも見えましたけど、思い切り喰らいました。」
「見えてなかったら多分立ててなかっただろうな」という陣営の声がありました。

日本キックボクシング連盟鐵人シリーズvol.3は6月20日(土)に後楽園ホールにて開催予定です。メインイベンターは誰か。他団体やフリーから参戦するのは誰か。今後もっと話題性が欲しい日本キックボクシング連盟興行である。

▼堀田春樹(ほった・はるき)[撮影・文]
昭和のキックボクシングから業界に潜入。フリーランス・カメラマンとして『スポーツライフ』、『ナイタイ』、『実話ナックルズ』などにキックレポートを寄稿展開。タイではムエタイジム生活も経験し、その縁からタイ仏門にも一時出家。最近のモットーは「悔いの無い完全燃焼の終活」

那須川天心、世界再挑戦へ進化の勝利!

堀田春樹

強い。那須川天心TKO勝利で世界再挑戦確定。次戦、井上拓真と再戦しても、井岡一翔と対戦しても面白い展開となりそうである。

両国国技館館内17時の風景

◎PRIME VIDEO BOXING 15 / 4月11日(土)両国国技館 18:00~21:05
主催:帝拳プロモーション / 認定:WBC、JBC

戦績はプログラムを参照にこの日の結果を加えています。

◆第4試合 WBC世界バンタム級挑戦者決定戦 12回戦

1位,ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ/53.3kg)50戦45勝(28KO)5敗
vs
2位.那須川天心(帝拳/1998.8.18千葉県出身/ 53.5kg)9戦8勝(3KO)1敗
勝者:那須川天心 / TKO 9ラウンド終了 / エストラーダの棄権
主審:マック・グリフィン(カナダ)

那須川天心入場
那須川天心、初回の攻防
第6ラウンドには那須川が先手を打つ左ストレート
第7ラウンドの那須川のボディ攻撃
第8ラウンドにはかなり効かせた那須川のボディブロー。エストラーダ苦しそう

◆第3試合 スーパーフライ級10回戦

WBC世界スーパーフライ級1位.坪井智也(帝拳/ 1996.3.25静岡県出身/51.9kg)
4戦3勝(2KO)1NC
        vs
WBC世界スーパーフライ級6位.ペドロ・ゲバラ(メキシコ出身36歳/51.9kg)
51戦43勝(22KO)5敗2分1NC
無効試合 2ラウンド 23秒
主審:田中浩二

坪井智也は偶然のバッティングでペドロ・ゲバラは立てず

◆第2試合 バンタム級10回戦

IBF世界バンタム級5位.秋次克真(日本/1997.11.8和歌山県出身/53.3kg)15戦14勝(4KO)1敗
       vs
WBC世界バンタム級18位.ホセ・カルデロン(メキシコ出身22歳/53.2kg)
18戦15勝(6KO)3敗   
勝者:ホセ・カルデロン / 判定0-2
主審:飯田徹也
副審:岡庭健94-96. 中村勝彦95-95. 吉田和敏94-96

序盤は秋次克真が優勢な展開も中盤からカルデロンが巻き返し始めた。アメリカでプロデビューし14連勝の秋次克真は初の敗戦。

秋次克真はホセ・カルデロンに僅差判定負け

◆第1試合 132Pond契約6回戦

久保寺啓太(帝拳/2001.11.25神奈川県出身/59.7kg)3戦3勝(3KO)
      vs
クリサルディ・ベルトラン(フィリピン出身21歳/59.0kg)7戦5勝(4KO)2敗
勝者:久保寺啓太 / KO 5ラウンド 59秒 / テンカウント
主審:ビニー・マーチン

第2ラウンドに久保寺啓太はノックダウンを喫するが第5ラウンドに左ストレートヒットで逆転ノックアウト勝利。

久保寺啓太が左ストレートでKO勝利

◆フライ級10回戦 高見亨介の体調不良により試合中止

WBA世界フライ級1位.高見亨介(帝拳)vs WBC世界フライ級5位.アンヘル・アヤラ(メキシコ)

《観戦記》

那須川天心は上手くて強かった。ボディーブローでエストラーダの左肋骨を2本骨折させて棄権に導いた。この記事では細かく高度な技術論は語れませんが、ボクシング転向時の評価はキックボクシング関係者の中でも賛否両論ありました。2023年4月8日デビューから勝利を重ねる毎に進化。昨年11月のWBC世界バンタム級王座決定戦での井上拓真戦で初黒星を経て再起、ボクサーとしてより進化していることは感じられました。次、世界戦で獲れるのではないかと感じます。その先、防衛を重ねるとか、二階級制覇とか、4団体統一まで行けるかは解りませんが、今年28歳になる那須川は先を急ぐ身と言えるでしょう。

ファンの声援に応える那須川天心

坪井智也vs ペドロ・ゲバラ戦は第2ラウンドに偶然のバッティングでゲバラが試合続行不可能となり、10回戦第4ラウンド終了に達していない前半第2ラウンドの為、負傷引分けと発表がありましたが、那須川のメインイベント終了後に坪井智也 vs ペドロ・ゲバラ戦はノーコンテストへ変更とアナウンスがありました。

成り行きが読めたところは、認定がWBCとJBCだが、通常どおり負傷引分けとしたものの、WBC立会人から異議があったのではないかと推測。後日ある役員に聞いてみると大凡はそのとおりでした。

「3戦3勝の坪井智也の戦績に引分けが加わるのは酷ではないか」ということらしい。しかしノーコンテストではどうなのか。戦績には加えるのか加えないのか。

キックボクシングでは安易なノーコンテストが多いから、プロボクシングに於ける負傷引分け、負傷判定勝利・引分けは明確な裁定で良いと思っていました。

ノーコンテストとは災害時と双方のルール違反や暴動によって続行困難な事態に起こり得るというのが的確な裁定。

しかし時代の流れと変化は受け入れなければならないかもしれません。坪井智也は優勢な試合運びでした。もし全てのラウンドで負傷判定だったら勝利していたかもしれません。それが偶然のバッティングで、1引分けが戦績に加わると、攻勢であっても“互角の結果”が残ってしまうのは事実。ノーコンテストならアクシデントによる結果と判断出来ます。負傷引分けがある日本的考えは、そろそろ議論の余地がありそうということでした。

今回、久々に両国国技館を訪れました。最後に行ったのはプロレスだったか、ボクシング世界戦だったか。遠い記憶だけでは曖昧です。

両国駅に着くとやはり大相撲のムードが一番。国技館館内に入ってリングが目に入るとプロボクシング世界戦の雰囲気が漂う。

知人から枡席に招待されていたので、初めて枡席に座ってみました。知人と二名で一枡でも結構楽だが、知らない者と四名だったら結構キツイのではないかと感じました。

リングまで結構近いが、以前より眼が悪いとちょっとボヤけて見えたので、取材目的ではなかったが、200mm望遠レンズで覗いてみました。カメラの方がややアップ目に鮮明に見えたので少々撮影。那須川の動きが良いのは遠い位置からレンズを通していても感じられたことでした。

一試合中止で全4試合。試合数は少ないが、ラウンド数は多い。バッティングで終わった坪井智也の試合以外は後半に勝負が移った長丁場。ボクシングは打ち合えば当然短期決着も起こるが、戦略的にはボクシングは長丁場戦う競技と改めて思う。坪井にしてもバッティングが起こらなければもっと長いラウンドに移っていただろう。プロボクシングはこの20年程は不名誉な問題もあったが、他競技に無い確立した競技としての権威はやはり高かった。それが両国国技館とよく似合っていました。今後も機会があればボクシング観戦記程度の書き込みはしていきたいと思います。

▼堀田春樹(ほった・はるき)[撮影・文]
昭和のキックボクシングから業界に潜入。フリーランス・カメラマンとして『スポーツライフ』、『ナイタイ』、『実話ナックルズ』などにキックレポートを寄稿展開。タイではムエタイジム生活も経験し、その縁からタイ仏門にも一時出家。最近のモットーは「悔いの無い完全燃焼の終活」

NJKFの新たなメインイベンター基康、高橋幸光を迎え撃つ!

堀田春樹

基康(旧・モトヤスック)はパワーで優るもノックダウン喫する薄氷の勝利。
HIROYUKIは本来の勝負勘冴える完封TKO勝利。
佐々木勝海は祖父江泰司に判定勝利。新しいチャンピオンの誕生。

◎NJKF CHALLENGER.13 / 4月5日(日)後楽園ホール17:15~21:16
主催:(株)オフィス超合筋 / 認定;ニュージャパンキックボクシング連盟
放送:U-NEXT

戦績はこの日のプログラムを参照にこの日の結果を加えています。

◆第11試合 71.0kg契約3回戦

Road to Muaythaiウェルター級チャンピオン.高橋幸光(飯伏プロレス研究所/神奈川県出身37歳/ 71.0kg)78戦46勝(16KO)26敗5分1NC
         VS
NJKFスーパーウェルター級3位.基康(=岡本基康/TAKEDA/千葉県出身24歳/ 71.0kg)
30戦20勝(11KO)9敗1分
勝者:基康 / 判定0-2
主審:中山宏美
副審:多賀谷28-28. ランボー28-29. 宮沢28-29

初回の様子見は両者のローキックから始まり、体格差で優る基康のパワーある上下の蹴りとパンチで高橋幸光を追い詰め、高橋は太腿や脇腹を蹴られて真っ赤にしながら蹴り返して突破口を探る。

劣勢の高橋幸光が狙いどころ見極め、ヒザ蹴りヒット

第2ラウンド早々には基康が高橋をロープ際に追い詰めた位置で高橋の左ショートストレートを顎に貰うと基康はフラッシュ気味ながらノックダウンを喫した。ダメージは殆ど無さそうで、その後も基康が蹴りでもパンチでも圧していくが、第3ラウンドには高橋もカウンター気味ヒザ蹴りで一時的ながら基康の動きを止めたが、基康も怯まず蹴り返し、両者の激しい攻防で試合を盛り上げた。

高橋は劣勢でも攻めどころを見極め、多彩に打つ上手さが感じられた。判定は基康がノックダウンを喫した第2ラウンドの採点が運命を左右する中での薄氷の勝利となった。

基康が怒涛のラッシュで高橋幸光に襲い掛かる。蹴られた跡が残る高橋幸光の身体

◆第10試合 55.0kg契約3回戦

HIROYUKI(元・日本バンタム級Champ/RIKIX/神奈川県出身30歳/ 54.95kg)
63戦42勝(23KO)16敗5分
       VS
遠山翔太(MONSTAR/千葉県出身29歳/ 54.55kg)23戦10勝(5KO)12敗1分
勝者:HIROYUKI / TKO 1ラウンド 2分1秒
主審:児島真人

両者蹴りとパンチをけん制して様子見。先に距離感掴んだHIROYUKIがKOの匂いが漂う中、蹴りとパンチの連係から右ストレートから右ハイキックで遠山翔太の顔面をヒットすると、やや間を置いて遠山が顔をしかめて崩れ落ちた。右目瞼を切っており、ハイキックが右目を掠めたことで戦意を失った様子が窺え、カウント中のレフェリーストップとなった。

狙いどころ見極めたHIROYUKI、多彩に攻め優っていく
HIROYUKIの右ハイキックが遠山翔太の右目を掠めた。これで勝負あり

◆第9試合 第8代NJKFスーパーライト級王座決定戦 5回戦

1位.佐々木勝海(エス/神奈川県出身27歳/ 63.4kg)
15戦11勝(2KO)2敗2分
       VS
2位.祖父江泰司(理心塾/大阪府出身27歳/ 63.4kg)
12戦7勝(4KO)5敗
勝者:佐々木勝海 / 判定3-0
主審:多賀谷敏朗
副審:児島50-47. 宮沢50-46. 中山50-46

初回、距離を置いた静かな立ち上がりで上下蹴りの様子見。繰り出す打撃は少ないが、やや佐々木勝海の前進とヒットが優る印象。

佐々木勝海の飛びヒザ蹴りが祖父江泰司にヒット、大技も繰り出した

第2ラウンド以降には、祖父江泰司も蹴りやパンチの積極的な前進も見せるも、佐々木の飛びヒザ蹴りやタイミング良いハイキック、パンチのより的確なヒットが優る展開が続いた。

佐々木勝海のハイキックが祖父江泰司を襲う。多彩に攻めた勝負勘が優った

5回戦らしい展開で攻勢を維持した佐々木勝海が結果的には大差で判定勝利。新チャンピオンと成った。

新チャンピオンになった佐々木勝海。安堵の表情もまだ日本一ではない、これからが注目を浴びる戦い

◆第8試合 62.0kg契約3回戦 龍旺欠場により豪が代打出場

シンダム・サンライズジム(元・ラジャダムナン系バンタム級Champ/タイ出身35歳/62.4kg)
        VS
豪(大和/愛知県出身22歳/ 62.5kg)9戦4勝(3KO)5敗
勝者:シンダム・サンライズジム / 判定2-1
主審:宮沢誠
副審:児島29-28. ランボー30-28. 中山28-29

様子見の蹴り合いは互角ながら、豪は徐々にパンチから蹴りで前進。しかしシンダムのベテランテクニックは侮れない。首相撲になれば組み勝つ力が大きく優った。足を掛けて倒すことには注意を受けるシンダム。豪が出てくればカウンター気味の蹴りのテクニックと首相撲に持ち込んで得意の体勢でポイント稼いでスプリットデジションながら勝利したシンダムだった。

◆第7試合 55.0kg契約3回戦

NJKFスーパーバンタム級3位.藤井昴(KING/東京都出身20歳/ 54.7kg)
6戦3勝(1KO)1敗1分1NC
       VS
NJKFバンタム級4位.中島隆徳(GET OVER/愛知県出身20歳/ 54.85kg)
16戦8勝(1KO)6敗2分
勝者:藤井昴 / TKO 1ラウンド 2分19秒
主審:スイット・サエリム・ランボー

蹴りとパンチの交錯から藤井昴が手応えを感じたのか攻勢を強め、コーナーで藤井昴が右ストレートで中島隆徳からノックダウンを奪い、再開後直ぐに藤井昴が右ストレートで倒してカウント中のレフェリーストップの圧倒勝利。

◆第6試合 バンタム級3回戦

NJKFフライ級5位.永井雷智(VALLELY/東京都出身18歳/ 53.5kg)
9戦8勝(5KO)1分
       VS
NKBバンタム級2位.吉岡雄希(テツジム関西/大阪府出身23歳/ 53.3kg)
11戦7勝(3KO)3敗1分
勝者:永井雷智 / 判定3-0
主審:児島真人
副審:多賀谷29-28. ランボー30-27. 中山30-27

両者ローキックで牽制するが、蹴りが届かない距離から次第に距離は詰まっていくが、両者見合っている間が多く手数が少ない。第2ラウンドも手数は少ないが、永井雷智が吉岡雄希の出方を見極めタイミングでの右ストレートヒットが優り、第3ラウンドは吉岡雄希も打ち合いに出て来たが、永井の左ハイキックがヒット。それでも吉岡が打ち合いに出て来たが、永井はヒット許さず、テクニックでやや優る流れで終了。永井の判定勝利。

永井雷智がテツジムの有望株、吉岡雄希に的確差で優っていくクリーンヒット
永井雷智のハイキックが吉岡雄希にヒット。当て勘は永井が優った

◆第5試合 スーパーフェザー級3回戦

NJKFスーパーフェザー級6位.匠(KING/東京都出身23歳/ 58.65kg)
14戦9勝(2KO)4敗1分
       VS
JKIスーパーフェザー級9位.篤志(バトルフィールドteam JSA/千葉県出身16歳/ 58.7kg)
7戦5勝2敗
勝者:篤志 / 判定0-2
主審:宮沢誠
副審:児島28-28. ランボー27-29. 中山27-29

初回、パンチと蹴りの交錯は匠がやや圧力掛けて前進する流れも篤志の左ストレートでノックダウン。ラウンド終了間際も篤志のパンチ連打で匠が崩れたが、スリップ扱いながら効いていた様子。

第2ラウンドもやや動きが遅い匠は篤志のパンチの的確さで圧されるが、篤志もやがて失速。左瞼を切られた匠が徐々に追い上げ、第3ラウンドにはヒジ打ちで篤志の右頬をカット。匠は逆転成らずもジワジワ巻き返す粘りは凄かった。逃げ切った篤志が2対0の判定勝利。

篤志と匠は両者とも流血の戦い。匠の巻き返しに会場が盛り上がった

◆第4試合 フライ級3回戦

NJKFフライ級9位.TOMO(K-CRONY/茨城県出身43歳/50.55kg)
25戦7勝(5KO)15敗3分
       VS
同級10位.手塚瑠唯(VERTEX/栃木県出身19歳/ 50.55kg)
8戦6勝(3KO)2敗
勝者:手塚瑠唯 / 判定0-3
主審:多賀谷敏朗
副審:宮沢27-30. ランボー27-30. 中山27-30

◆第3試合 フライ級3回戦

山下夢歩(LEGEND/滋賀県出身17歳/ 50.3kg)4戦2勝2敗
     VS
竹田奏音(TAKEDA/埼玉県出身16歳/ 50.35kg)3戦3勝(1KO)
勝者:竹田奏音 / 判定0-3 (26-30. 26-30. 26-30)
主審:児島真人

◆第2試合 女子ミネルヴァ・ペーパー級3回戦(2分制)

YUZUNA(ZEUS CORE/大阪府出身15歳/ 42.2kg)1戦1敗
     VS
琴弥(TAKEDA/埼玉県出身17歳/ 42.75kg)1戦1勝
勝者:琴弥 / 判定0-3 (28-29. 28-29. 28-30)
主審:中山宏美

◆第1試合 フェザー級3回戦

パヤヤーム浜田(KING/神奈川県出身43歳/ 56.95kg)19戦2勝(1KO)16敗1分
     VS
高嶋隆一(PIT/東京都出身26歳/ 56.95kg)3戦1勝2敗
勝者:高嶋隆一 / 判定0-3 (27-30. 27-30. 27-30)
主審:スイット・サエリム・ランボー

《取材戦記》

メインイベント、高橋幸光vs基康戦の第2ラウンドのノックダウンで、ジャッジ10対8(一者)と10対9(二者)の採点がありました。中山宏美レフェリーがジャッジペーパー集計時にジャッジに確認した様子。それは「ノックダウンあったが10対9で間違いないか」ということだが、「ノックダウンだから10対8ではないのか」という単純な意味ではない。10対8でも10対9でも判断は分かれてもおかしくないが、記入ミスの可能性やノックダウンの解釈に判断ミスが無いかを確認したものと考えられます。

試合後、あるジム関係者も「ダウン取ったのに、盛り返したからって10対9っておかしくない?」と言う意見がありました。過去に「採点を付ける難しさ、切磋琢磨する日常Part.2!」にて解説していますので詳細は省きますが、プロボクシング的に言えば、「ノックダウンしたラウンドはラウンドの大半を圧倒するか、有効打で相手の腰が落ちかけるほどのノックダウンに近い状態に陥らせないと10対8が10対9に縮めることは出来ない」と言われる。ノックダウンの無いラウンドの微差も見極めて10対9とするラウンドマストシステムの1点とは違う、明確な1点なのである。ノックダウンした基康が踏ん張って盛り返しはしたが、この追い上げポイントに該当するかはジャッジの判断に任せるしかないでしょう。

仮に10対8がもう一人居たら引分けになるところだった。3ラウンド終わっても延長戦になることも想定して、両陣営ともインターバルに入ったが、結果は2対0判定。決着は付いた。延長戦は無くていい。それよりメインイベント、セミファイナルはノンタイトル戦でも5回戦でやるべきと思います。

試合後、坂上顕二代表は「高橋幸光はテクニックありますね。でも次は亜維二とやって貰いたい。」と語りましたが、今回は大田拓真、吉田凛汰朗、小林亜維二が出場しない興行だった。亜維二は肩の脱臼がまだ回復しないと見られるが、次回、高橋幸光との対戦が組まれたらなかなかの好カードでしょう。

6月14日の「NJKF CHALLENGER.14」は本来のメインイベンタークラスが戻って来る様相です。

3月20日(金・祝)に神奈川県厚木市猿ヶ島スポーツセンターで行われた「DUEL.37」に於いてニュージャパンキックボクシング連盟2025年年間表彰式が行わています。

2025年最優秀選手=大田拓真(新興ムエタイ)
女子ミネルヴァ優秀選手=撫子(GRABS)
殊勲賞=吉田凜汰朗(VERTEX)
敢闘賞=西田光汰(西田)
技能賞=真琴(誠輪)
努力賞=細川裕人(VALLELY)
新人賞=庄司翔依斗(拳之会)
年間最高試合=健太(ESG)vs吉田凜汰朗(VERTEX)
マスコミ各社イーファイト賞=大田拓真(新興ムエタイ)
ゴング格闘技賞=吉田凜汰朗(VERTEX)
バウトレビュー賞=吉田凜汰朗(VERTEX)
Fight&ライフ賞=谷津晴之(新興ムエタイ)
以上が受賞されています。

一部表彰基準についてNJKFに確認したいことがありますので、次回掲載出来ればと思います。

▼堀田春樹(ほった・はるき)[撮影・文]
昭和のキックボクシングから業界に潜入。フリーランス・カメラマンとして『スポーツライフ』、『ナイタイ』、『実話ナックルズ』などにキックレポートを寄稿展開。タイではムエタイジム生活も経験し、その縁からタイ仏門にも一時出家。最近のモットーは「悔いの無い完全燃焼の終活」

強い韓国キックボクシング、全日本キックボクシング協会を圧倒!

堀田春樹

メインイベンターはネクストレベル渋谷から角谷祐介が担い、宋俊奕のアグレッシブな攻めに好戦的に盛り上げたが劣勢を巻き返せず完敗。
山田旬もプロデビュー戦を韓国の迎えた孫旼燦にKO負け。
KAI・AKGは唯一韓国勢から勝利を捥ぎ取るTKO勝利。
期待の横尾空が復活。HIROKIを返り討ち。

◎SAMURAI WARRIORS vol.5 / 3月21日(土)後楽園ホール17:30~20:18
主催:全日本キックボクシング協会 / 協力:WPMTA、韓国HERO

前日計量は20日14時より稲城ジムに於いて行われ、2名を除いて一回でパス。飛行機遅延で遅れた宋俊奕(ソン・ジュンヒョク)は定刻から7時間ほど遅れた特例計量はリミット内でクリアー。HIROKIは2回目計量となった15時30分にパス。
戦績はプログラムを参照にこの日の結果を加えています。

◆第12試合 63.0kg契3回戦

角谷祐介(ネクストレベル渋谷/1989.8.14富山県出身/ 62.95kg)25戦16勝(4KO)8敗1分
        VS
宋俊奕(ソン・ジュンヒョク/韓国/ 62.35kg)1戦1勝/セミプロ13戦12勝1敗
勝者:宋俊奕 / 判定0-3
主審:和田良覚
副審:椎名24-29. 竜矢26-29. 勝本25-30

入場からメインイベンターの風格あった角谷祐介。スックワンキントーン・スーパーフェザー級初代チャンピオンとしての存在感は大きい(現・ライト級4位)。
宋俊奕は韓国TAS(Top Attack Series)セミプロで実力を付けてのプロデビュー戦。

初回、蹴りの距離で探り合い。接近戦に移ると宋俊奕のヒザ蹴りやヒジ打ちが圧力掛けて角谷祐介を追い詰めた。更に左ストレートでノックダウンを奪う。

角谷祐介は宋俊奕のアグレッシブな攻めに後退

第2ラウンド以降も宋俊奕が主導権支配。後ろ蹴りも見せ、距離感有っても接近しても打ち勝つ流れ。このラウンドもいきなりの左ストレートでノックダウンを奪いラウンド終盤には角谷祐介は鼻血を流した。

ヒジ打ち喰らって流血となった角谷祐介はここから捨て身で向かった

第3ラウンド、角谷祐介も負けられない立場で捨て身の前進。コーナーに追い詰められながら右ストレートで前進し、組み付いても盛り返す攻防を続けたが、ヒジ打ちを貰って左眉上をカット。一進一退の打ち合いや組み付き攻防を懸命に攻めたが宋俊奕がプロ初戦を大差の判定勝利した。

角谷祐介は試合後、「相手はデカくて上手かったです。要所要所ちゃんと見てるし、思うようにいかなかったです。」

試合展開については「あの戦い方は自分の戦い方じゃないんで、あの展開になったからやらざるを得なかっただけで、こんな結果で自分の能力不足なので難しいですね。」と反省点を語った。

宋俊奕は「角谷選手はファイティングスピリットめっちゃ強く、スタミナも充分で最後まで凄く強かったです。」と角谷を評価。韓国勢が集まっていた試合後の控室は皆明るい会話が弾んでいた様子だった。

◆第11試合 ライト級3回戦

山田旬(アウルスポーツ/ 61.15kg)7戦4勝2敗1分
        VS
孫旼燦(ソン・ミンチャン/韓国/ 60.8kg)1戦1勝(1KO)
勝者:孫旼燦 / KO 1ラウンド 1分58秒
主審:少白竜

開始早々は蹴りとパンチの探り合いから山田旬は左ストレートヒットさせたが、見せ場はこの一発だけだった。孫旼燦の前進に圧され、右ストレートでノックダウンを奪われた。更に打ち合いから続けて孫旼燦の右ストレートでノックダウンを喫し、最後も右ストレートで倒された山田旬。3ノックダウンで孫旼燦が圧倒のノックアウト勝利。

山田旬が唯一の見せ場。攻勢を掛けた左ストレートヒット
山田旬は孫旼燦から右ストレートで3ノックダウンを喫してしまった

◆第10試合 75.0kg契約3回戦

星のケイスケ(百足道場/ 74.7kg)3戦2勝1敗
        VS
李炅翰(イ・ギョンハン/韓国/ 74.9kg)7戦6勝(3KO)1敗
勝者:李炅翰/ KO 1ラウンド 1分51秒
主審:竜矢

開始から距離を取った蹴りの攻防の中、李炅翰の右カーフキックを受けてしまった星のケイスケ。すぐにフットワークにおかしい様子が窺えた。再び同じ箇所にカーフキックを貰うとノックダウン。押されただけで足下おぼつかない星のケイスケ。更にカーフキックを受けてノックダウン後もカーフキックを受けて立っていられない状態となって3ノックダウン目を喫し、李炅翰のノックアウト勝利。すでに脚が言うこと聞かない状態では為す術が無かった星のケイスケだった。

李炅翰のカーフキックを受けてしまった星のケイスケ
李炅翰のカーフキックで星のケイスケは脚を殺され倒されてしまった

◆第9試合 70.0kg契約3回戦

義斗(FPLUS TEAM QUEST/ 69.35kg)7戦3勝3敗1分
        VS
柳将元(リュウ・ジャンオン/韓国/ 69.0kg)7戦7勝(1KO)
勝者:柳将元 / TKO 1ラウンド 2分22秒
主審:椎名利一

開始から蹴りからパンチの激しい攻防は、柳将元がパンチで追う勢いが増し、義斗はロープ際に追い詰められる流れが多い中での打ち合いで柳将元のヒジ打ちで義斗は額に貰ってカットされ、ドクターの勧告を受入れレフェリーストップ。

柳将元のヒジ打ちで義斗は額をカットされてしまう
ヒジ打ちで義斗は激しい流血

◆第8試合 58.5kg契約3回戦

KAI・AKG(A-BLAZE KICK/ 58.45kg)6戦5勝(1KO)1敗
        VS
金兑耿(キム・テギョン/韓国/ 57.5kg)5戦1勝4敗
勝者:KAI・AKG / TKO 2ラウンド 42秒 / タオル投入による棄権
主審:勝本剛司

開始からKAI・AKGはパンチやヒザ蹴りで徐々に金兑耿を追い詰めていく展開。金兑耿も応戦するがKAIの勢いに圧されて行く。金兑耿はカツラボクサーかと疑われる頭髪の捲り上がりも地毛である様子。

第2ラウンドにはKAIの攻勢からコーナーに詰めて連打したところで金兑耿陣営からタオルによる棄権表示され、レフェリーが受け入れ試合ストップ。KAIのTKO勝利。

KAIが金兑耿を追い詰め、飛びヒザ蹴りをヒット

◆第7試合 65.0kg契約3回戦

KATSUYA NORASING FAMILY(Norasing Family/ 64.9kg)7戦5勝(1KO)2敗
        VS
浅井和也(KRONOS/ 64.4kg)5戦2勝(2KO)3敗
勝者:KATSUYA NORASING FAMILY / TKO 2ラウンド 1分12秒
主審:和田良覚

初回は蹴りの攻防から接近戦で縺れ合う中、浅井和也のパンチがヒットしたかヒジ打ちか、カツヤがノックダウン。しかしカツヤが徐々にパンチで攻勢を掛け、逆転のノックダウンを奪い返した。

第2ラウンドも打ち合いの中、カツヤが優勢を維持したまま右ストレートで浅井を倒すと、レフェリーはカウント8で続行は危険と見てレフェリーストップ。カツヤのTKO勝利。

◆第6試合 女子55.0kg契約3回戦

山本ほのか(チーム彩/ 54.75kg)1戦1勝(1KO)
        VS
和智美音(リバーサルジム立川ALPHA/ 54.95kg)2戦1勝1敗
勝者:山本ほのか / TKO 2ラウンド 41秒
主審:少白竜

初回、攻めの勢い有った和智美音が右ストレートで山本ほのかを後退させるが、すぐ形勢は逆転。山本ほのかが右ストレートヒットで攻勢を掛け、打ち合いで和智美音を追い詰めた。

第2ラウンドも山本ほのかが和智をパンチ連打でコーナーに追い詰め、ヒザ蹴り連打しスタンディングダウンを奪った。更に打ち合いに行ったところですぐのレフェリーストップ。山本ほのかのTKO勝利。

◆第5試合 62.0kg契約3回戦

清宮拓(GOD SIDE/ 61.8kg)11戦3勝7敗1分
        VS
まさひろ弥勒(中島道場/ 61.6kg)1戦1敗
勝者:清宮拓 / 判定3-0
主審:椎名利一
副審:和田30-29. 少白竜30-27. 竜矢30-28

初回から首相撲からのヒザ蹴り多い展開は清宮拓が優り、パンチの距離ではまさひろ弥勒がやや攻勢の展開もあったが、清宮拓が蹴りと組み技から攻勢続けた中、終盤はパンチでも圧し判定勝利。

◆第4試合 フライ級3回戦

横尾空(稲城/ 50.8kg)4戦3勝1敗
        VS
HIROKI(Ts AKIRA COMBAT TEAM/ 50.95→50.8kg)11戦6勝(1KO)5敗
勝者:横尾空 / 判定3-0
主審:勝本剛司
副審:和田30-28. 少白竜30-28. 椎名30-29

2024年6月13日に横尾空がデビュー戦で勝利した時の相手HIROKIとの再戦。 HIROKIの先手打つ攻めに対し横尾もパンチでリズム掴んでラストラウンドには飛びヒザ蹴りや後ろ蹴り、組み合ってもHIROKIを崩して転ばす優勢を維持し判定勝利しリベンジ許さず。

◆第3試合 80.0kg契約3回戦

オマル・ファーレス(稲城/ 79.1kg)4戦2勝(1KO)2敗
        VS
小勝広稀(無所属/ 79.2kg)1戦1敗
勝者:オマル・ファーレス / KO 1ラウンド 1分41秒
主審:竜矢

開始早々から打ち合いにオマル・ファーレスがパンチでノックダウンを奪った後、右ミドルキックヒットでノックダウン奪い、小勝広稀はパンチも効いていたか、苦しそうにロープを掴んだままテンカウントのノックアウト勝利。

◆第2試合 57.0kg契約3回戦

渡邉獅生(JTクラブ/ 56.9kg)4戦2勝2敗
        VS
南暻旻(ナム・ギョンミン/韓国/ 56.45kg)2戦2勝(1KO)
勝者:ナム・ギョンミン / KO 2ラウンド 2分33秒
主審:勝本剛司

スピーディーな蹴りとパンチの展開はやや南暻旻の圧力に渡邉獅生は圧され気味。第2ラウンドに入って南暻旻はパンチからヒザ蹴りで渡邉からノックダウンを奪った。それでも互角に蹴り合った渡邉だったが、更に右ローキックでノックダウン。最後も右ローキックで倒され3ノックダウンによる南暻旻のノックアウト勝利。

◆第1試合 56.5kg契約3回戦

山崎準平(FIELD RING/ 56.3kg)1戦1敗
        VS
齋藤真(KickBoxing SQUARE/ 56.45kg)1戦1勝(1KO)
勝者:齋藤真 / TKO 1ラウンド 1分56秒
主審:勝本竜矢

前日計量から余裕の笑顔か、明るい振舞いを見せていた齋藤真がアグレッシブな展開で首相撲から顔面ヒザ蹴りでノックダウン奪った後、カウント中のレフェリーストップによりTKO勝利。

《取材戦記》

3月7日(土)韓国の釜山で開催されたイベント「HERO」に広翔(稲城)と中村健甚(稲城)が出場も、広翔はジョン・ヒョヌに4ラウンドTKO負け。中村健甚は金炳秀(キム・ビョンス)に5回戦判定負けとなった模様です。

20日は稲城ジムでの前日計量後、栗芝貴代表は出場選手に、「“もう一度キックボクシングをプロスポーツとして世の中に広めて行こう。選手をプロスポーツとして輝くステージに上げよう”その想いだけで2023年8月にスタートしました。」と語り掛けました。

その趣旨には昭和40年代のキックボクシングブーム、テレビ3局が長期に渡って、主にゴールデンタイム放送された時代があったことを指しています。それが今の選手らはその時代をDVDやインターネット配信で観る機会はあっても古い映像でしかなく、あの情報網の少ない時代の背景と感動までは伝わり難い。そんな当時の全国ネットの勢いは計り知れないものでした。

栗芝氏は今後について、「昨年末に韓国HEROイベントとパートナーシップ契約締結。6月7日興行から概ね2試合ずつ、HEROの日本国内チャンピオン決定して、韓国HEROと統一チャンピオン決めるイベントを開いていく計画と、中国の団体(世雄格斗)とも契約締結し、40年前の現役時代に試合した香港と日本をもう一度、架け橋作り直そうという交流で香港ムエタイ協会とも提携締結しました。」と昨年から語っていた計画をより一層の進行。

更に来年(2027年)には「アジアトーナメントに於いて、全日本の代表選手がアジアの強豪選手と渡り合う。その先に世界タイトルを決めていくという構造を作り込んでいく。その為には1試合でも多くタイでも他団体でもいいから試合やってください。」と語り掛けました。

更にWPMTA傘下のM-1グランドムエタイの日本での開催認可を得ており、時期未定ながら開催計画があります。但し現在の全日本キックボクシング協会には世界に対等に渡り合える選手の実力はまだ難しいというレベルも、設立当時の記者会見で、「3年でスター選手作ります。」と宣言してから丸2年経過で今年が勝負の年となります。

選手をデビュー戦から育て上げ、日本とアジア周辺の基盤固めという組織も底辺から育て上げる時間の掛かる継続の力には今後一層注目が集まるところでしょう。

その参加国、韓国が強い現在です。韓国はアマチュアやセミプロ試合が充実しており、プロでいきなり通用する選手が出来上がっている現状で、宋俊奕(ソン・ジュンヒョク)や孫旼燦(ソン・ミンチャン)が実例でしょう。

全日本キックボクシング協会SAMURAI WARRIORS vol.6は6月7日に、後楽園ホールに於いては初めての日曜日開催となります。先週のジャパンキックボクシング協会に加盟ジムがありましたが、全日本キックボクシング協会も加盟ジムが当初の19ジムから31に増えている現状です。設立当時の計画が具体化して来た現在、その勢いを感じます。

日韓戦での国歌吹奏。今後も国際戦では恒例となるだろう。南側の観衆が少ないのは寂しいところ

▼堀田春樹(ほった・はるき)[撮影・文]
昭和のキックボクシングから業界に潜入。フリーランス・カメラマンとして『スポーツライフ』、『ナイタイ』、『実話ナックルズ』などにキックレポートを寄稿展開。タイではムエタイジム生活も経験し、その縁からタイ仏門にも一時出家。最近のモットーは「悔いの無い完全燃焼の終活」