村上春樹の書き下ろし小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」が12日、全国一斉発売される。版元の文芸春秋社は8日、異例の50万部の発行を決めた。
それでも、「1Q84」の時のように、予約しないと手に入らない、店頭では目にすることができない、という状態がしばらくは続くのではないか。
一方、「1Q84」の人気も、文庫化されたこともあって再燃している。
ネットでは、「もし映画になったらどんな配役がふさわしいか」が盛り上がっている。
青豆には、長谷川京子、井上真央、野波麻帆の名が上がっている。天吾には、小澤征悦、瑛太、藤原竜也。ふかえりには、蒼井優、成海璃子、多部未華子、といったぐあいだ。
また、女優の杏は、映画化されるなら、青豆をやってみたい、と自ら語っている。

暴力団を扱った雑誌や漫画の販売中止を福岡県警が県内のコンビニに要請したのは、表現や出版の自由を保障した憲法に違反するとして、作家の宮崎学さんが県に550万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁(原敏雄裁判長)は3月29日、請求棄却の一審福岡地裁判決を支持、宮崎さんの控訴を棄却した。対象となったのは竹書房のコミック「四代目会津小鉄 髙山登久太郎」だった。
高田馬場に「ルビー」というビルマ(ミャンマー)料理店があり、たまに食べに行くのだが、店の主人夫婦を追ったドキュメンタリー映画が公開されるというので、見に行った。
昨年8月、鑑定結果を繰り返し捏造していた疑惑が発覚し、12月に証拠隠滅、有印公文書偽造・同行使の疑いで書類送検されると共に依願退職していた和歌山県警科学捜査研究所(科捜研)の元研究員(50)がこの3月28日、ついに在宅起訴されたという。起訴をうけ、新聞各社もこの元研究員の実名をようやく報じるに至ったが、この機会に何はさておき触れておかねばならないのが、この「能阿弥昌昭」元研究員と和歌山カレー事件の関わりだろう。