ある日、セントラル社役員の、土方さんが会社に来る。セントラル社自体は規模が小さいものの、大企業の関連会社となっていて資金力はある。土方さんは元々その大企業の重役で、セントラル社を事実上取り仕切っている。
「社長さんな、やりたい仕事をやるんはええけど、ビジネスとして成り立たせないといかんのや。マーケティングもしとらんのやろ? 今まで」
関西弁で社長と長々打ち合わせしているが、土方さんはごく基本的なことから話している。社長は経営を理解していないので、まずはそこから、と考えたのだろう。私のデスクが会議室に程近いこともあり、話す内容がよく聞こえる。まるで親が子供に教育しているみたいだな、と思った。うちの社長は子供みたいなものだ。
7年前の今日。2006年1月10日。沢口友美が、44歳という若さでこの世を去った。
その昔、冤罪を訴える人の再審が開かれるというニュースを聞くと、随分珍しいことが起きたような気がしたものだ。ところが、近年は足利事件に布川事件、東電OL殺害事件・・・・・・と毎年のように再審無罪判決や再審開始決定が出るようになった。2013年もまた、何か新たな再審の動きはあるだろうか。
私がミャンマーへ行ったのは、ひとえにミャンマー人である夫の家族、親族に娘(0歳11カ月)を会わせるためだった。