広島での裁判員裁判でまた新たに1件、冤罪判決が確定

この5月で、スタートして4年になった裁判員裁判。テレビや新聞はまったく報じていないが、4年もやっていれば、その間に当然、冤罪も色々生まれている。そして先日、また新たに1件、裁判員裁判で宣告された冤罪判決が確定した。

その冤罪被害者の名は、江村智(さとる)さん(54)。広島県福山市で家族と暮らし、トラック運転手をしていた江村さんは、2010年の1月2日に口論となった知人男性を刺殺したとして殺人罪に問われ、無実を訴えながら昨年6月1日、広島地裁の裁判員裁判で懲役12年の判決を宣告された。その後も無罪を求めて最高裁まで争ったが、今年4月8日付けで上告棄却、この決定に対する異議の申立ても同26日に退けられ、冤罪判決が確定したのだ。

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