鹿砦社代表 松岡利康

4月、新年度になりました。
2026年も早3カ月が経ちました。つい先日正月を迎えたようで、やはり「1月は去(い)ぬ、2月は逃げる、3月は去る」でした。
ここ甲子園では、春の到来を告げるセンバツ高校野球も終わり、春本番です。新年度となり、心機一転、長引く苦境打破に向け気持ちを引き締め邁進しなければなりません。
まだ花は咲いてはいませんが、冬の時代を耐え抜きましたので、必ず花は咲くと信じています。私たちはまだ諦めてはいません。生半端な気持ちで、この世界に入ってはいませんし、「名誉毀損」に名を借りた出版弾圧で逮捕‐勾留を強いられ解体的情況に打ちのめされても生き延びることができましたので、〈原点〉に立ち返り、さらに奮闘します。
私たちの〈原点〉とは何か? 振り返れば、1980年代半ば、10年間のサラリーマン生活を思い切って辞め、徒手空拳で出版の世界に飛び込んだ時に、編集スキルの面では鬼才・府川充男さんに教えられ、また歴史家の小山弘健先生に次の言葉を教えていただいたことは、すでに昨年来申し述べていますが、あらためてこの言葉を噛みしめたいと思います。
「われわれの出版の目的は、一、二年で忘れ去られることのない本を作ることである」(クラウゼヴィッツ)
残り少なくなった私の出版人生、まだまだ私(たち)は、「一、二年で忘れ去られることのない本」を作っていかなければなりません。もうひと花、咲かせたいです。今しばらく皆様のお力をお貸しください。

