軍事政権が『民主化』の道を歩み始めて2年7カ月。ヤンゴンなどミャンマー(ビルマ)の一部都市は、流入する外国資本の影響で、急速に変化を遂げている。
ではミャンマーの人々が、万人の平等を目指す民主主義を理解し始めたのか。今のところ、答えは否、である。
彼らは、ミャンマー政府主導の市場開放路線と、限定的な『民主化』政策に沿って、柔軟に仕事の仕方などを変えている段階だ。民族平等、貧困撲滅、賄賂のない商業環境などを実現するには、長い時間をかけて人々の意識が変わっていくことが必要だろう。

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