2012年後半のNHKの朝ドラマ「純と愛」で、夏菜が演じる純が再生を試みた沖縄・伊良部島のモデルとなったホテルが「経営者再生」のパワースポットとしてじわじわと注目を集めている。

ドラマでは、祖父が建て、父親(武田鉄也)がつぶそうとしたが再生を試みたのが主人公の純(夏菜)。沖縄・伊良部島にある同ホテルが実は「経営者のパワースポット」として実業家の間でひそかに広がりつつあったのは、実はドラマファンが集まるSNSからだが、現在はドラマ終了から時間がたち、ほぼ閉鎖されているようだ。

「純と愛」は、ニックネームが“社長”でなんでもかんでも他人に尽くすのが身上の純(夏菜)が、人の心が読める特殊能力をもつ愛(いとし・ 風間俊介)とともにつぎからつぎへと押し寄せる不運を乗り越えていくドラマ。

「このドラマで重要な役割を果たす宮古島のホテルのモデルとなった『伊良部島ホテルサウスアイランド』は、『純と愛』のストーリー上、とても大切な『絆』と『人の再生』がストーリー上、織り込まれています。武田鉄也演じるホテルのオーナーは祖父からホテルを引き継ぎますが、経営難でホテルを手放すことに。だが祖父との大切な思い出があり、『誰がも幸せになる魔法の国』としてホテルを大切に思う純(夏菜)が、父親の決定に逆らい、ホテルを破壊にやってきた建設用トラックや重機に身体を張って立ち向かうのです」(テレビ雑誌ライター)

つまり、このホテルは「あきらめない実業家」の魂が否定のしようもなく詰まっているから「訪れて寝ていると落ち着く」(40代経営者)や「実は経営的に苦しくなるとここに来て美しい海を眺めつつ頑張ろうと決意しなおす」(50代経営者)との声もある。

同ホテルの儀間氏は「いまだに『純と愛』を見てきたというかたが数組、いらっしゃいます。もちろん常連で社長のかたもいらっしゃいますよ」と語る。

ホテル側でお客の職業まで聞かないので具体的に何人の経営者が来ているかは不明だが、「元気が出るスポット」としていまだに人気を集めているのはまちがない。
ちなみに「カップルには、はぐれても再び出会えた宮古島・砂山ビーチに寄っていくのをお勧めしますよ」(沖縄県在住ライター)との声も。

経営にいきずまったむきは、夫婦で訪れるのもいいかもしれない。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター/NEWSIDER Tokyo)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、書籍企画立案&編集&執筆、著述業、漫画原作、官能小説、AV寸評、広告製作(コピーライティング含む)とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。

『紙の爆弾』タブーなし!の愚直なスキャンダルマガジン

若い頃エロ本のお世話になった人というと、およそ1985年以前が中心というデータが出版の取り次ぎ会社にある。

今や書店からほぼ完全に姿を消し、コンビニの棚の隅にひっそりと息づいているだけのエロ本は、斜陽化が進む出版界においてもレッドリストの筆頭に入る絶滅危惧種、昭和最後の名残なのだ。

「東京五輪・パラリンピックまでにコンビ二の棚からエロ本はなくなるという噂が出版界では広がっています。諸外国に対する配慮からですよ」(全国紙社会部記者)

エロ本の息の根を止めたのはインターネットだった。出版不況がいわれ始めてはいたが、まだまだ本が売れていた20世紀末、エロ本業界では局部のスミ消しがモザイクに変わり、薄消し競争で内容が過激化して逮捕者まで出していた。その過激なコンテンツが〝自炊職人〟たちの手によって、ネット上に無料で大量に撒かれ始めたのだ。これでは誰もカネを出してくれない。

「ネットサーフィンを初めて、自分が作っている本の名前で検索結果を見て凍りつきましたよ。一所懸命人集めて、会社のカネとはいえ大枚払って撮影して、何度も大切に使っていた写真が、タダでばらまかれているんですもん。一瞬怒りましたが『ああ、こりゃもう誰も買ってくれなくなるな』とすぐに悟りました」(編集者)

でもその頃のネットはまだ通信速度が遅く、動画配信には負担が重すぎた。だからエロ本は、当時普及し始めていたDVDを付録に付けた。部数は伸びたが、外すと途端に落ちるので、DVD付録は必須になった。やがて読者は本体の写真よりも付録のDVDを重視し、エロ本書店が多かった神保町の駅のトイレには、DVDだけ抜かれれたエロ本が散乱していたという。

そして光ファイバーの登場で動画送信がスムーズになると、YouTubeの勃興とともに無料エロ動画サイトが乱立する。毎月お気に入りを探して書店に行って1000円の本を買ってDVDをセットするより、ネットにつないでAVアイドルの1分サンプルや、無修正の海外ハードコアの方が簡単便利実用的しかもタダ。勝てるわけがない。

そんなエロ本の動向を先取りしたジャンルが「性生活告白本」だった。20世紀末に隆盛を誇った、文字ばかりの本なのだが、読者層は70代男性、つまりは年金生活者。彼らが若かったころの思い出を綴った本で、昭和初期の性風俗を知る上での格好の資料でもあったのだが、よほどのマニアでなければ若者は買わない。その告白本を支えていた読者は、今ではもう80代から90代。こうしてこのジャンルは、ひっそりと書店の棚から姿を消した。

そして2020年の『東京五輪・パラリンピック』がやってくる。外国人が立ち寄るコンビニにエロ本が置いてあるのは、国の品位にかかわる。ちなみに東京都庁が毎月指定している〝不健全図書〟に、エロ本はない。コンビニでのエロ本は、置く棚を他の本とは別にする〝分別販売〟を東京都が推進し、業界も遵守しているので、うっかり不健全図書に指定すると雑誌の業界団体がうるさい。

ところが出版関係者が心配しているほど「東京五輪」はエロ本がコンビ二から撤廃されるお題目になっていない。

不健全図書の指定を管轄する「東京都庁・青少年治安対策本部総合対策部青少年課」に「東京五輪までにコンビ二からエロ本が全部撤去されるという噂が出ていますが」と聞くと「そんな話はでていません。確かに、コンビ二からエロ本を撤廃しろという都民のかたのご意見はちょうだいしたことがあります」とのこたえ。

しかしコンビニは書店ではない。エロ本も経済誌も弁当もジュースも、回転率と利益率で判断される商品のひとつだから、棚の効率が悪ければ他の商品が取って代わられる。エロ本を棚から撤去するのは、各チェーン店担当者のお心ひとつだ。絶滅寸前の書店売りエロ本に至っては、数は減っても過激なままだったので、すぐさま警察から呼び出しが来る。

「最後に桜田門(警視庁)に呼び出された時はキツかったですよ。いつもは担当部署の方の指示どおりに始末書を書くのですが、その時は取調室に案内されて座った瞬間『お前、警察なめてんのか!』。ビビりましたよ。あんなに本気の担当者を見たのは最初で、多分最後。『今度なんかあったら、そのまま行くからな』で、社に戻って必死に善後策を検討しました。その後は事なきを得ていますが…」(前出)

ここでひとつ豆知識を。書店売りのエロ本は、モザイク修正が始まった頃から、自主規制で〝18禁〟マークをつけることになった。それに対してコンビニ売りは、18禁を置くのが望ましくないのでマークをつけず、その代わり〝小口止めシール〟という、立ち読みができない姿で売られていた。そして18禁の書店売りはわいせつ図画で警視庁が、コンビニの小口止めは青少年への有害図書で都庁が、それぞれ取り締まるという協定が今でも生きている。

こうしてエロ本の読者は、ネットリテラシーの低い中高年が購買層のメインになった。そういう中高年男性が、コンビニで弁当とお茶とエロ本を買う姿は悲哀を誘うが、エロ本業界はさらに悲哀の底にある。今の部数では、自社でコンテンツを制作する予算がないので、AVメーカーから動画はもちろん、静止画(AVメーカーが広報用に撮る写真)まで借りてきて本を作っている。しかも超低予算で「他の企画と抱き合わせでないと商売にならない」とは某編集プロダクションの編集長。部数はそこまで落ちているのだ。

「コンビニでは2万部売れればいいほう。書店だけのエロ本は1万部切っています。5年前の半分ですよ」(取り次ぎ関係者)

エロ本の作り手には、ここに来て、決定的な試練が待っている。権利関係の管理が厳しくなってきたAVメーカーが、出版社に素材を提供しなくなる可能性があるのだ。

「女優を強制出演させているという批判が集まる中、AVメーカー側はいま肩身が狭い。AV女優にも肖像権があるという判決が出て、簡単に宣材(宣伝用の動画や現場のスチール写真など)を出版社に貸しだしできなくなっています」(編集プロダクション社員)

都庁や警察が動かなくても、読者の高齢化と素材の枯渇から、エロ本はやがて自然消滅する運命にある。しかもそれは、遠い日ではない。

▼高山 登(たかやま・のぼる)
長くエロ本編集に携わる。編集好きが高じてDTPソフトで表紙まで仕上げる編集機械。ライターとしての守備範囲は広く、芸能スポーツ以外は何にもで首をつっこむが、軍事と特撮とかわいい動物にはそれなりの薀蓄を持つ。社命で経営まで関わった事があり、一時Excel恐怖症から鬱になるが、最近復帰した。
◎プロデュース/ハイセーヤスダ

 

大高宏雄『昭和の女優 官能・エロ映画の時代』

CPEが主催するキャットファイト15周年イヤーの締めくくり大会「女祭り2016―寒中お下品キャットファイト」が、去る2016年12月29日(木)、新木場1STリングで開催された。今回はCPEのオリジナルメンバーのみを募ったメモリアルイヤーの総決算大会だ。年の瀬押し迫る中、写真撮影OKという条件の下、ファンがカメラを手に会場に詰め掛けた。エロと笑いと真剣勝負はどこまで寒さを吹き飛ばしてくれるのだろうか――。

各試合は股開き3カウント、顔騎3カウント、ギブアップ、レフェリーストップで決着がつくというルールで進行する。

◆第1試合:クラシカル競泳水着キャットファイト3分3R勝負 
びりりあんみりんだ VS 鳳華

第1試合(上が鳳華)

キャットファイトと銘打ちながら、第一試合にいきなりニューハーフファイターであるびりりあんみりんだが登場すると、MCが思わず「キャットファイトなのに男がいきなり登場しました」「本当にくだらないイベント」「お客さんはチケット代をドブに捨てました」などと強烈に煽り、観客席は笑いの渦に包まれた。戦いの中に「笑い」の要素がふんだんに盛り込まれているのもキャットファイトの魅力の一つだ。

黒の競泳水着に身を包んだ鳳華が豹のように俊敏に動き、終始試合をコントロール。びりりあんみりんだは鳳華の隙の無い攻撃に「痛い」と素直に叫んでいた。
(2R 1分3秒 鳳華選手の勝ち)

◆第2試合:敗者官能小説朗読! 3分3R勝負
きゃんでぃぺろみ VS 羽柴まゆみ

第2試合(官能小説朗読中)

敗者は官能小説をリング上で読まなくてはならないという恥辱を受ける勝負。両者罰ゲームを回避すべく、リングを俊敏に動き回る。幼稚園児のような黄色い帽子を被ったきゃんでぃぺろみが機先を制して飛び掛るが、羽柴がきゃんでぃぺろみの動きを先読みし、あっさり勝負を決めた。羽柴は一言「弱かった」とクールに言い放ち、リングを去っていった。

勝者の羽柴が退場し、うす暗くなったリングでパチスロライターであるきゃんでぃぺろみがパチスロにちなんだ官能小説を朗読する。勝者よりも敗者にスポットライトが当たるシュールな戦いであった。
(1R 2分19秒 羽柴まゆみ選手の勝ち)

◆第3試合:アダルト凶器公認! セクシーアートマッチ
みでぃ VS 白玉あも(審査員・三代目葵マリー)

第3試合(上が白玉)

この試合は3Rフルで戦い、試合での「美しさ・セクシーさ・エロさ」を審査員である三代目葵マリーが判定し勝者が決定する。

女王様ルックの三代目葵マリーが登場するなり、アダルトグッズをリングにばらまいた。このアダルトグッズは試合で使用が認められているのだ。

戦いの火蓋が切られると、みでぃと白玉あもの両者はお互いのブラジャーを脱がしにかかる。MCは思わず「これがキャットファイトだ!」と絶叫。そう、この試合は3Rフルで戦うので、二人の入り乱れる姿を存分に楽しむことができるのだ。鞭でスパンキングをし合う二人。両者のおっぱいが露になると、お互いのブラジャーをつけて攻防を続ける。みでぃが隙をついて白玉あもの股間をバイブで責めた。たまらず白玉あもはイキ果て、勝負は決したかに見えた。

しかし、ここで三代目葵マリーが異議を申し立てる。
「セクシーアートマッチだろ? イった方が勝ちに決まってるじゃないか!」
 まさかの異議申し立てで白玉あもの勝利が決まった!
(白玉あも選手 「昇天」により勝ち)

◆第4試合:スペシャルバナナマッチ
せつなあやめ VS 福山理子 VS さちこYOKOZUNA

第4試合(福山バナナPF)

休憩を挟み、第四試合。選手は水着で闘い、股開き3カウントまたはギブアップをとると全日本プロレス所属のバナナおじさんこと木原文人が身に付けているバナナを使ってセクシーパフォーマンスを行う。バナナおじさんの裁定で勝利者が決まる。

開始早々、せつなあやめと福山理子がバナナを男性器に見立てて交互に艶かしいフェラチオパフォーマンス。しかしさちこYOKOZUNAも黙っていなかった。170キロという自慢のわがままボディを武器に二人を圧倒。嫌がるバナナおじさんを捕まえて無理やりパフォーマンスをしようとする。さちこYOKOZUNAに顔騎されてバナナおじさんは悶絶。裁定不可能となり試合は不成立となった。
(裁定不可能により試合不成立)

第4試合

◆セミファイナル:ノーブラノーパン白Tシャツ水鉄砲マッチ
雛りな VS ディジーマイン

選手は白Tシャツ一枚で闘う。試合前、最前列VIP席に座る観客に水鉄砲が配られた。試合中観客が選手めがけて水鉄砲を発射し、白Tシャツが濡れて裸体が透けていく、というエロティックかつバラエティー感溢れる趣向の試合だ。VIP席の観客は持参した水鉄砲を使用してもよいことになっている。

セミファイナル

1Rでは両者ビンタの応酬。観客が選手に水鉄砲をこれでもかといわんばかりに発射する。リングと観客が一緒に試合を作っていくという、会場の一体感すら感じる。ものの1分で両選手のTシャツはびしょ濡れに。格好のシャッターチャンスだ。カメラのフラッシュがいっせいに焚かれた。

2Rに入ると、濡れて破れやすくなったTシャツが引き裂かれ二人の上半身が露に。観客は食い入るようにリングを見つめ、MC曰く会場は「水を打ったような静けさ」に。

VIP席の観客の持参した大型の威力充分な水鉄砲も登場し、喝采が沸き起こる。最後は裸の両選手がリング上にできた水たまりの中、もみくちゃに。これぞキャットファイトという一戦だった。
(3R 0分20秒 雛りな選手の勝ち)

メイン(奥=鏡、手前=紫龍)

メイン(奥=若林、手前=伊織)

◆メインイベント:追い剥ぎ5WAYマッチ
鏡カノン VS 紫龍みお VS 柔道ちぢみちゃん VS 伊織涼子 VS 若林美保

いよいよメインイベント。時間無制限で五人がそれぞれのコスチュームを脱がし合う。バトルロワイヤル形式でコスチュームを全て脱がされず勝ち抜いた選手の勝利だ。

この日デビュー戦の鏡カノンと伊織涼子が試合当初から組み合うが、分け入ったのが柔道ちぢみちゃん。一見脱げやすそうな柔道着を着ての参戦だが、経験が違うといわんばかりにデビュー戦の二人を寝技に持ち込んであっという間に追い剥ぐと、紫龍みおの着ぐるみに飛びかかる。しかし熱くなり過ぎたか、柔道ちぢみちゃんはレフェリーを背負い投げで投げ飛ばしてしまう。ここで反則負けをとられ、紫龍みおと若林美保が残った。初代追い剥ぎトーナメントチャンピオンの若林美保が、長い手足を器用に繰り、紫龍みおのコスチュームをリング上に投げ捨てたところで勝負が決した。
(13分1秒 若林美保選手の勝ち)

年の瀬迫った、凍えるような夜でも新木場1ST場内は熱気が溢れかえっていた。エロと笑いと真剣勝負。この三つの要素がふんだんに盛り込まれていて、3時間半の尺では足りないほどだ。15周年というミレニアムイヤーを無事完走したCPEは今年2017年もバラエティ豊かなイベントを予定している。逃さずチェックだ。

全員集合

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター/NEWSIDER Tokyo)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、書籍企画立案&編集&執筆、著述業、漫画原作、官能小説、AV寸評、広告製作(コピーライティング含む)とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。

 

〈帰ってきた! キャットファイト【プレミア】道場マッチ~視姦距離マット祭り2017~〉
at/新宿御苑Rosso(東京都新宿区新宿1-19-8 サンモール第7ビルB1)
日程:2017年 2/13(月)・2/14(火)・4/10(月)・4/11(火)
全日程とも19:00開場/19:30開演(21:30終了予定)
チケット:●VIP座布団席(最前列・DVD付き) 10,000円  ●SSイス指定席(2列目・DVD付き) 8,000円
      ●RSイス指定席(3列目以降・DVD付き) 6,000円 ●立見 5,000円
チケットはイープラスにて発売中! https://eplus.jp/ath/word/39699/ 

 

 

タブーなきスキャンダルマガジン『紙の爆弾』

『芸能界薬物汚染 その恐るべき実態』

例の警察と戦う投稿(2016年4月21日掲載記事)の続報がAさんから届いた。掲載の許可が出たので以下、報告する。

◆軽微な違反であれば警察の裁量で終わりにできるよう導入された反則金制度

しばらくして検察庁から呼び出しが来ました。交通違反も殺人や強盗、窃盗と同じ犯罪ですから検察官の取調を経て裁判、刑罰、となるわけです。もっとも、 取調の様子はテレビなどで見る取調室とはだいぶ違います。指定の時間に待合室に入り、検察官に隣の部屋に呼び出されます。隣室とは言えドアもカーテンもな いすっ通しです。

同じ一室で何人もの取調を同時に進めています。一対一で簡単な説明を受けて「正式裁判にするか、略式裁判にするか」決められます。略式裁判は検察官の主張する金額の「罰金刑」を受け入れる物で、その場で判決が下され、翌日以降の指定日までに納入します。

昔はどんな些細な違反も検察庁の取り調べを受けて裁判、だったそうです。ですが、これでは検察も裁判所もパンクしてしまう。そこで取り入られたのが軽微な違反であれば警察の裁量で終わりにできる現在の反則金制度です。(ちなみに反則金を拒否することもできます。この場合、略式、正式にかかわらず 反則金と同額の罰金が科せられます)。

◆「裁判になると大変だよ」というのは被疑者なく、警察官自身が大変だから

本当に裁判ともなれば警察も本格的に書類を準備して、裁判所の法廷を確保して、裁判官も時間をかけなければなりません。警察が「裁判になると大変だよ」というのは被疑者はなく、警察官自身が大変なのです。

正式裁判と、反則金の間に位置するのが「略式命令」ないしは「略式起訴」という私が受けた措置です。。

検察官はしきりに「略式命令」を進めてきますがこちらは「不起訴がいい」を繰り返します。その場で結論が出ず、もう一度、検察庁へ足を運び、三度目の呼出には「そちらから来てください」と返事しました。しばらくして電話すると「起訴猶予」となっていました。罰金措置はないのです。あっけにとられるほど簡潔で、かつ、予想外の結果でした。

◆行政処分の時効は「前回の処分が終わってから三年」

しかし、ここから先がまた長いものになりました。今度は試験場から「免許停止にする」とのお達し。こちらも異議を唱えに出向きます。起訴猶予なのに免停とはおかしい、と告げると担当警察官は「刑事処分と、行政処分は別だ」との答え。調べ直すと実際に別処分で行政処分は役所が裁判所の判断を待たずに被疑者を処罰できる処分でした。

いずれにせよ「それは違憲ではないか」と反論、別室、と呼ばれる事務所で怒鳴りあいになりました。他にも事務を執っている人が大勢いましたが、このような事例は珍しいらしくかなり驚いていた様子です。

この呼び出しも数度、一度は「免許を出せ」と言われ、担当者の目の前に突きつけ自分のポケットに戻し「あなたが正しいなら、私の免許証はここに あります。ここから持っていったらどうですか」とやりましたが、ポケットや荷物を検査するには検察庁の捜査令状が必要です。担当者は悔しそうに「あなたの 免許、手配がかかってますよ」と告げられましたが、こればかりはいまだにどうなっているのか、判りません。こちらはちゃんと任意出頭しているのですから、 文句をつけられる筋合いはありません。

ここまでの文章で激しいやり取りがあったように思えるかも知れませんが、実際に大声を張り上げるほどだったのは最初の一回だけでした。担当者 (一貫して同じ人でした)は私が引かないのも判っていたようですし、こちらも向こうが単純に事務処理として進めようとしているのが判っているからです。

しばらくたち、要請が途絶えました。三年経って免許更新に行くと違反者講習もなく普通に更新されました。時効として処理されたのか、ないことにされたのかは不明です。いまでは後者ではないかと思います。行政処分の時効は「前回の処分が終わってから三年」だからです。

◆罰金も免停もなくなった

罰金に続いて、免停もなくなりました。

こうかくと「巧くやりやがったなぁ」と思われるかも知れませんが、実際はかなりの重圧で、素直に認めてサインした方がはるかに気楽です。何とか耐えられたのは「自分はウソをついていない」という自信があったからでしょう。

警察や裁判官も人の子で、やはり楽をしたいのです。彼らに有利で、かつ、楽ができるのは真実ではなく、嘘をついてでも違反を自白させることなのです。

確かに昔に比べると交通違反取締りは現実に即した内容になってきました。昔は生活道路、高速道路上区別なく25キロオーバーで免許停止だったのです。ですが、いまはわずか一点です。分別されています。

本当に真面目なおまわりさんもいます。ですが、ノルマ稼ぎや楽をしたいがために手を抜くのも事実なのです。

また投稿が来たら掲載する。戦いはまだ続くようだ。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター/NEWSIDER Tokyo)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、書籍企画立案&編集&執筆、著述業、漫画原作、官能小説、AV寸評、広告製作(コピーライティング含む)とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。

タブーなきスキャンダルマガジン『紙の爆弾』2017年1月号

とどまることなく繰り返される芸能人の薬物事件! 過去から最近の事例まで網羅した決定版!『芸能界薬物汚染 その恐るべき実態』

 

商業出版の限界を超えた問題作! 禁断ベストセラーの増補新版

9月12日(月)13時、池袋サンシャイン噴水広場にて、株式会社タカラトミーアーツ主催「ディズニーキャラクターもっちぃもっちぃ」シリーズのぬいぐるみ10万個突破記念イベントが行われた。

今年4月の発売以来、1日800個以上売れている大人気の商品である。このぬいぐるみは、見て楽しむだけでなく、思わず何度でも触りたくなる。そして、ずっと抱きしめていたくなる。これまでのぬいぐるみにはあまりなかった”体験する”という付加価値の提案をコンセプトにしている。ぬいぐるみ好きな筆者は、とても興味を持って取材を開始した。

ミッキーマウス、ミニーマウス、くまのプーさんなどディズニーのお馴染みのキャラクターの面々が顔を揃えている。他のぬいぐるみと何が違うのだろうか。史上最高の触り心地を追求したというこの商品は、とにかく今までにない柔らかい触感である。例えて言えば、マシュマロのような感じである。こだわりは、中の綿にある。通常のぬいぐるみに使われている綿の13分の1から6分の1の超極細繊維を使っている。また、外側の生地も伸縮性の高いものを採用することで、より一層柔らかい触り心地を実現させた。

◆くまのプーさんになりきって登場した「もちもちクィーン」渡辺直美

さて、イベントのゲストに登場したのは、インスタグラムで人気ナンバー1のお笑い芸人、渡辺直美だ。もっちぃもっちぃのイメージにぴったりということで「もちもちクィーン」に選ばれたという。確かに、体型といい、人気者という点で納得する。くまのプーさんになりきって登場した渡辺直美は、全身黄色のワンピースを身にまとい頭には、くまのプーさんの小さいぬいぐるみを4個つけていた。ビヨンセの「crazy ln love」の曲に乗り愛嬌たっぷりのダンスで観客を釘付けにした。

 

タカラトミーアーツの社長より世界にひとつしかない本人の顔で作られたもっちぃもっちぃのぬいぐるみをプレゼントされ大喜びだった。続いて、150センチの大きなくまのプーさんのぬいぐるみがソファーに座り登場した。「こんな素敵なぬいぐるみが家に居たら淋しくないですね」と抱きしめながら笑顔で話していた。

イベント終了後、ぬいぐるみ購入者と写真撮影ができるサービスも行われた。撮影後の女性にインタビューを試みた。てっきり、渡辺直美のファンかと思いきや「もっちぃもっちぃのぬいぐるみを今日初めて知り、思わず可愛かったのでくまのプーさんを買いました。渡辺直美さんとも握手できて嬉しかったです」と答えてくれた。

 

◆「ぬい撮り」にはまる人たち

最近では「ぬい撮り」がブームとなっているのをご存知だろうか。これは自分のお気に入りのぬいぐるみを旅行や、飲食店などあらゆる場所に同行させ、景色などと一緒に写真撮影を楽しむ。ぬいぐるみがあたかも人間のように動いているようで可愛いと、ぬい撮りにはまる人が増えている。

さらには、ぬいぐるみの旅行代理店が登場した。自分愛用のぬいぐるみを宅配便で送り、旅行先の風景をバックにぬいぐるみたちが旅を楽しむ。写真を撮影したら、facebookにアップされる。ぬいぐるみの持ち主には、リアルタイムでその様子を見て、自分もその場に参加しているような気分を味わうことができる。

 

その目的は多種多様で、病気や、障がいがあって旅行ができない方、日本の文化に興味のある海外の方、家族や友人に楽しいサプライズを仕掛けたい方などがいるという。また、オランダの研究グループが、ぬいぐるみには、精神状態を落ち着かせ、癒しをもたらす効果があると分かったと発表している。

ストレス社会の現代において、これからもぬいぐるみの癒し効果を求める人が増えていくことだろう。実際にこのもっちぃもっちぃのぬいぐるみを触ってみると、その柔らかい感触に病みつきになり、くまのプーさんをむぎゅと抱きしめていた。癒されてみたい方はぜひ一度お試しあれ。

取材・文/林雅子 プロデュース/ハイセーヤスダ

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター/NEWSIDER Tokyo)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、書籍企画立案&編集&執筆、著述業、漫画原作、官能小説、AV寸評、広告製作(コピーライティング含む)とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。

◇S・ライト級8R

佐々木基樹(帝拳)× 岡崎祐也(中内)

8月2日に新宿フェイスで行われた角海老ジムの興業は暑さのなかでどれもエキサイティングな試合が展開された。ヘビー級ボクサーの前座とはいえ、かつて日本王者を極めた40歳の佐々木が2年半ぶりに復活。「左が伸びてくる」というランク8位の岡崎のパンチをことごとくかわしてまわりこみ、しのいで左フックや右フックをかまして、なんとか手数で岡崎を上回った。

佐々木は、「世界は無理だが、東洋や日本王者は狙える」として、長いブランクを経て復活した。

「こんな試合していたら日本を狙えへん」と、3-0の判定勝ちを納めたが、ご機嫌は悪いのなんの。

終了後に「今度は日本王者の岡田博喜がターゲットですね」というと、「当たり前やないですか」とご機嫌斜めだった。よほど、試合の展開が思いどおりにならないことが悔しかったのだろう。

それにしても、新宿フェイスのリングは狭いのなんの。それに、ふわふわとしているから、ボクサーは打ち合うしかない。

2Rでタオルを投げて勝った京太郎は、相手がクルーザー級なので、参考にもならない。主役の京太郎は、「来ていただいてありがとうございました」として次の試合は東洋太平洋王座かWBO王座を狙うとしているが「海外でやりたくない」という始末。

そんな風に主役が小さく見えたぶん、佐々木の戦いは、火花が散って会場を興奮のるつぼに巻き込んだ。

ただし、前座とはいえ、佐々木の試合は、まわりこんでパンチをかわしながら打つという点では、教科書のような試合だ。あとでじっくりとビデオを見て研究したいものだ。

「唯我独尊」がモットーの勝負師、佐々木は、なんと地下足袋でリングに登場、戦った。野武士のような男、佐々木基樹の今後にこうご期待あれ。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター/NEWSIDER Tokyo)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、書籍企画立案&編集&執筆、著述業、漫画原作、官能小説、AV寸評、広告製作(コピーライティング含む)とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。

夏の風物詩といえば、僕にとっては「トーゴーフェス 夏のロック天国」だ。

イベントプロデュ-サーとして、また音楽家として知られるトーゴー社長が今年、仕掛けたのは、2時から9時までのぶっとおしライブ。ドラムの重低音が響く。
売り出し中のバンドが汗だくになって演奏していた。

「初めて来たけど、ここ10年では一番盛り上がっていたフェス」だったのではないか」と20代のOLは言う。

今年は「電撃ネットワーク」や「Sabão(元Hysteric Blue)」などの大御所も出現。

はっきりいって、まだ日本に「ロック」というものがまだこんなにも根強く残っていたとは衝撃というか、驚きだ。

取材記者は「思ったよりも、人がたくさんいて、ノリもいい。最初から見ればよかった」と1時間遅れでやってきたことを後悔していた。

音楽家を音楽家が育成するのが難しいと日本の音楽関係者たちは声をそろえる。だが、そんなことはない。ここに音楽家たちがちゃんといて、育てようというプロデューサーが歴然としている。それだけで充分じゃないか。

踊ろう。この夏は踊ろう。

かくしていい歳をして、僕は今年の夏もフェスを探すだろう。

20歳年下の若いOLのYが言う。
「フェスって、気が合う友達と行って、さんざん汗を流して帰りに一杯のビールを飲むのが最高よ。録画で見ても意味はない」

日本の若者が元気がないという。本当だろうか。
今回のフェスを見る限り、エネルギーに溢れている。

「いつの日にか、東京ドームを満員にせよ、若いバンドマンたちよ」と叫びたい。
若者にエナジーはまだ溢れている。
日本の未来に絶望するなかれ!

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター/NEWSIDER Tokyo)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、書籍企画立案&編集&執筆、著述業、漫画原作、官能小説、AV寸評、広告製作(コピーライティング含む)とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。

原宿にある「ことりカフェ」にでかけてみた(http://kotoricafe.jp/access)。 今の原宿は、外国からの観光客だらけで韓国語、中国語、ベトナム語などが複雑に入り混じっている。青山六丁目の交差点あたりでは、イスラム風の衣装の人たちが太鼓を叩いて民族音楽を奏でて通りすぎていった。そのような喧噪の中、青山六丁目の信号の近くに、インコやかわいい オウムを店内でじっくり観賞できる「ことりカフェ」に行ってみた。

普段、寝る時間すら削っている身にとっては、インコたちがお互いに毛繕いをしている仲のいい光景すら、癒される。

そして鳥といったときに僕は「池中玄太80キロ」というテレビドラマを思い出す。主演は西田敏行で、写真雑誌の敏腕カメラマンだ。だが彼が本当にカメラに収めたいのは実は鶴。休みになると出かけて鶴を追いかける。そのようなわがままを普通は妻が許さないが、許してくれていた妻が早くに逝去する。そして残された三人の娘とどうやって暮らしているのか、重要なテーマだ。このとき西田が歌った「もしもピアノが弾けたなら」はスマッシュヒットとなった。

それにしても今は猫ブームなのだが、どうしてインコにスポットが当たらないのだろうか。

「やはり、世話がかかるのが一番の理由じゃないか。猫はほおっておいて旅行に行っても餌さえ与えておけば問題がないが、インコは自力では生活できないじゃないか」とペットショップの友人は言う。

なるほど、世話がかかるからかわいいという見方もあるかもしれない。いずれにしても、毎日の煩雑さから抜け出すのに、「ことりカフェ」はいいかもしれない。ここに訪れる外国人カップルたちも、鳥たちに魅せられていた。文化交流のために、日本との橋渡しを「とり」なしてくれているってわけだ。おあとがよろしいようで。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター/NEWSIDER Tokyo)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、書籍企画立案&編集&執筆、著述業、漫画原作、官能小説、AV寸評、広告製作(コピーライティング含む)とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。

 

埼玉県の伊奈町で行われている「バラまつり2016」(5月11日開催)に出かけた。主催は伊奈町観光協会で、場所は伊奈町制行記念公園内バラ園だ。このイベントは世界的な名物で、実は300種、4800株以上のバラを楽しめる。夜は夜でライトアップされており、まさに「ラヴィ・アン・ローズ」という感じだ。※バラ園(町制施行記念公園)

 

膨大なバラを見ていると、地上で起きるすべての出来事はうたかたのようだ。だが、伊奈町が歩む道は厳しい。行政でいうと、町としては平成30年度に赤字に突入するという。行ってみるとわかると、伊奈町には(住民には申しわけないが)発展する要素は何もない。

 

2001年5月1日に浦和市、大宮市、与野市が合併し、さいたま市が発足するが、ここに合流するはずだった伊奈町は、合併への協議を断念。たしかに合併すれば市民税が上がったり、行政サービスが充実するかわりに「浦和や大宮に比べて条件が低い住民サービスを受ける」という状態を住民が嫌ったようだ。だが、岩槻はのちにさいたま市へ合流を表明し、2003年4月1日には実現した。

 

思うに、僕のなかのバラ園での光景は、伊奈町の景気と連動している。確かに、伊奈町はこの「さいたま市へ合流」したほうがいいのではないか、という議論はいまだにくすぶっており、1983年の埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)の開通により区画整理が実施され、さいたま市のベッドタウンとして宅地造成が進んでいる。国内で10番目に人口の多い町(約44,500人)となった現在でも、たまに住民の間でも話題になっている。要するにまだまだ「町のありよう」を語るべきモデルケースなのだ。

撮影=林雅子(ライター)
文=ハイセーヤスダ

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター/NEWSIDER Tokyo)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、書籍企画立案&編集&執筆、著述業、漫画原作、官能小説、AV寸評、広告製作(コピーライティング含む)とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論! 蹴論!」のアソシエイト・スタッフ。

7月14日衝撃緊急出版!『ヘイトと暴力の連鎖』(『紙の爆弾』増刊)

デビューから37年目、この日は田原俊彦とファンにとって特別な意味をもつ日だった。6月21日(火)池袋サンシャイン噴水広場で新曲の発売イベントが行われた。今から36年前、1980年の同じ6月21日は田原俊彦が「哀愁でいと」で歌手デビューした日なのだ。

集まった総勢2000名のファンの熱気は凄かった。「トシちゃん大好き」と書かれた手作りのうちわを大事に持っている人が沢山いて狭いスペースにひしめきあっていた。客はほとんどが女性ファンで、年齢層は幅広いが、やはり40代、50代の女性が目立った。まるで、これから長時間のコンサートが始まる前のような熱気で溢れていた。

ラメ入りのシルバーのシャツに上下黒の衣装で華麗に登場すると、「キャー~!」と割れんばかりの歓声が会場に響きわたった。 最初の曲は、『I AM ME!』続いて「ラブ・シュプール」、『シャワーな気分』など往年のヒット曲を、迫力満点のダンスパフォーマンスで披露した。軽やかに左右に動き、〝キレッキレッ〟のターンも健在。何度も観客に視線を投げかけた。3曲目が歌い終わると、息があがり呼吸を整えた。

「新曲を歌う前に疲れちゃった。」と言いながらも新曲「ときめきに嘘をつく」を4人の男性ダンサーをバックにしっとりと歌いあげた。

6月22日発売のこの曲は、なんと72枚目となるシングルだ。クレジットされているのは『作詞: 松井五郎 作曲: 都志見隆』だ。この二人は、数々のヒット作品を生み出したゴールデンコンビである。6月1日に配信で発売すると、発売週にオリコンウィークリーダウンロード チャート1位を獲得している。

この日は、CD購入者は握手会に参加できるとあり長蛇の列だった。皆、握手を終えた顔は、喜びに満ち興奮冷めやらぬ様子だ。意外にも男性のファンの姿も多かった。夫婦二人で来ている人や、親子2代で応援している家族連れもいた。

女性ファンに伺った。「いつからトシちゃんのファンですか?」と聞くと、「デビュー当時から大好きでファンクラブにも入っています。毎回イベントやコンサートには行きます!」と普段から追っかけているのを教えてくれた。トシちゃんの魅力を尋ねると、「カッコイイところとブレないところです。」と答えてくれた。

男性ファンにも取材した。同じくデビュー当時からのファンだった。「魅力はダンスの上手さ。いつまでも少年のような、なんていうか、思春期の頃の心を持ち続けているところですね!」とした。そして「握手できて良かったですね!」と伝えると「はい、ありがとうございます。もう1回並んできます!」と笑顔で対応してくれた。デビューからずっとずっとファンなのだ。

輝かしい時だけでなく、確かに冬の時代もあった。だが、本当のファンは、ツラい時もどんな事があろうと彼を信じついてきたのだ。彼が歳を重ね培った包容力で、ファン一人一人を大切にしてきた光景が目に浮かぶ。55歳とは思えぬ若さの秘訣は、ファンの変わらぬ愛情と深い絆に支えられているからだと思う。こんなにも沢山のファンが応援していることに驚いたと同時に感動した自分がいた。

現在、毎週金曜日に放映されるTBS系の『爆報!THEフライデー』にレギュラー出演している。テレビに出ない時が長かっただけに、唯一テレビで彼を拝める番組だ。5年前、この番組で田原俊彦の特集をやっていた。

干された事についてどう思うかと聞かれた田原は、「人のせいにしちゃいけない。いつかは1人で歩かなくてはいけない。俺の肉体と精神で挑んでいかなくてはと腹をくくった」と話していた。

彼は、想像以上に強いのだ。打たれても、打たれても這い上がってきた。そんな彼の強さと優しさをファンは知っている。だから、待っていたのだ。見事に復活してくれた彼を心から応援していこうと決意したに違いない。こんな最強なファンがいる限り、これからも田原俊彦はエンターティナーとして輝き続けるだろう。

どちらかというとマッチ派だった自分が、トシちゃんの曲を聴いている。良い曲がいっぱいあることに気付いた。今年行われるコンサートに行ってみたくなるほど田原俊彦の魅力に引き込まれ、『ハッとして!Good』とした1日だった(笑)。

文・写真/林雅子
プロデュース/ハイセーヤスダ

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター/NEWSIDER Tokyo)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、書籍企画立案&編集&執筆、著述業、漫画原作、官能小説、AV寸評、広告製作(コピーライティング含む)とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論! 蹴論!」の管理人。

前の記事を読む »