1995年の国松孝次警察庁長官(当時)狙撃事件をめぐり、アレフに名誉毀損で訴えられて敗訴した東京都が控訴したらしい。この件に関しては、時効成立後に特定の団体を犯人視した警視庁に非があるのは明らかで、今回の控訴は「恥の上塗り」「税金の無駄使い」とみるのが常識的な考え方だろう。
が、実を言うと、筆者個人は正直、この控訴をちょっと歓迎していたりする。それは、ある人物が裁判に証人として登場するチャンスが再びめぐってきたことによる。
その人物とは、中村泰(ひろし)氏。中村氏は72歳だった2002年、名古屋市で現金輸送車を襲撃して現行犯逮捕され、その後、2001年に大阪市であった現金輸送車襲撃事件の容疑でも逮捕・起訴されて無期懲役判決を受けた。そして現在は、岐阜刑務所で服役中の「老スナイパー」である。

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1月25日、東京地裁の631号法廷は緊張に包まれていた。
幸福の科学元副総裁の大川きょう子氏が、週刊新潮に大川隆法総裁と愛人の関係などを暴いた記事で、幸福の科学サイドが新潮社を訴えた裁判が佳境を迎えた。幸福の科学は、大川きょう子氏の告発記事が出たあとで、新潮社の社長や歴代編集長の「霊言」をDVDや本で出版するなど対抗措置をとるなど泥沼の様相を呈している。

この日、幸福の科学からは広報本部長の饗庭直道(あえばじきどう)氏が出廷、記事にあるように大川きょう子氏に(選挙で幸福の科学が大敗したことについて)「総裁の霊言はなぜ外れるのでしょうか」と語っていたとされているが、饗庭直道は「そのような事実はありません」と全面的に否定している。
これだけでなく、大川総裁が一夫多妻制をとっている、いやそうではないなどと法廷では、原告と被告がまっこうから対立している。

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「日本のサイバー捜査のレベルは、実は1990年くらいのレベルであり、とてもじゃないがなりすましメールの解析力などありません。今後は、それなりに知識がある人との連携が重要となってきます」(警視庁関係者)
パソコンの遠隔操作などで犯罪予告が書き込まれ、4人が誤認逮捕された問題を踏まえ、警察庁は1月24日、サイバー犯罪捜査の強化に向けた「緊急プログラム」をまとめている。官民連携の推進が主な柱で、専門的な企業や研究機関に属さず高度なコンピューター技術を持つ「ハッカー」とも協力関係の構築を目指すとしている。そう、「それなりに知識のある人」とは、ハッカーなのだ。

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「9勝6敗という成績じゃ、横綱どころか大関としても失格だ。初場所では最低でも10勝はしてほしい」と横審に釘をさされた日馬富士は、さっそく熱が出て稽古を休んだり、街に出て遊んでいるていたらくだ。
「日馬富士は、朝青龍の影響を強く受けているから、遊びのほうも豪快。夜、スナックで100万使うなんていう派手な話も伝わってきている」(大相撲関係者)

大相撲の観客席に空席が目立つことが多くなってきた。
「結局、スターがいない。上位力士が立会いで変わる、大関が負け越しそうになるなど、ファンから見れば失望の連続だ。もう、大関は1場所で陥落にしたらどうだろうか」(ファン)

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私のミャンマー(ビルマ)周遊旅行に付き添ったビジネスパートナーNの妻、Pは、ミャンマー政府の高官だった父を持つ。彼女の父は、数十年前、ミャンマーのある地域の特定業界において、絶大な権力を持っていた。その地域で大きな建設が行われる際、工事を請け負いたい業者がPの家を必ず訪れ、付け届けをした。
「ミャンマーでは、金ですべてが何とかなる」
ミャンマー人の夫がよく言う。この社会に横行する賄賂の有り様を表したセリフだ。
Pの父は、業者が持参する付け届けを受け取り、さらに軍事政権から支払われた工事費の一部を着服して、Pになに一つ不自由させない裕福な生活を送らせた。彼女はミャンマー軍事政権が生み出した、ごく一部の富裕層に属している。

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アルジェリアで武装集団『覆面旅団』がプラントを占拠したことに対して、アルジェリア軍の特殊部隊が現場に突入、日本人10人を含む人質37人、武装勢力29人が死亡した。
「今さらながら、中東での建築作業やプラントが危険だと判明した。イギリスやアメリカの武装警備会社がオファー殺到で大忙しだという情報が入っている。なにしろ企業にとっては国があてにならないことがはっきりしたのだから」(外電記者)

海外でプラントを展開している日本の企業たちも、武装警備会社を雇う検討を始めた。なにしろ武器の扱いに精通している警備会社は限られる。加えて日本人を守り、テロリストに懐柔されない警備会社を探さないとならない。
「どさくさに紛れて自民党では、海外での有事の際に自衛隊を派遣できる法案を作ろうとしているが、まずは中東との信頼関係を築くことからはじめないといけない」(永田町関係者)

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そんなこともあって余計なことに気をとられてか、私の給料の件は棚上げにされていた。土方さんは話せる人だと思ったので、退職を考えていること、次の職場の目安も付けていることを伝えた。

翌日、それを土方さんから聞いた社長がいつになく必死な顔で飛んできた。
「戸次さん、辞めないでください。今辞められると、収支の管理も広告営業もわかる人がいなくなります」
本当にこの社長は、まったく経営状況を理解していないのだ。毎月の業務内容を報告書にまとめて渡しているのに、ろくに目も通さず気がつくと私の机に戻ってきている。
「給料は倍出します。それでも辞めるというなら源泉徴収票も離職票も出しません」
それは困る。次に勤めようとしている会社は、円満退社を条件にしている。社長がゴネて書類出さないなんて言い張ったら、円満退社どころじゃない。

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ゾンビのように蘇った、安倍晋三。民主党は衰退し、第3極もバラバラになるばかり。
もしかしたら、安倍政権は久々の長期政権になるかもしれない。そうなると、中国や韓国との関係は冷え切ったまま、ひたすらアメリカの属国化の道を進む、という悪夢が予想される。
ここで、法廷で無罪を勝ちとった小沢一郎の、本格的な復活が期待されるところだ。

『小沢一郎、復活。』(鹿砦社)の中で、元参議院議員の平野貞夫は、「『小沢』と聞いただけで、『詳しくは知らないが、どうせウラで何か悪いことをしているに違いない』『とにかく怪しいから悪者だろう』と曖昧なイメージ」が跋扈している、と指摘している。
「小沢一郎を嵌めた検察を許すな」と、平野氏は喝破している。
小沢一郎を「悪」のイメージに染め上げたことだけで、検察の目論見通りなのかもしれない。

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「現代の大相撲の礎を築いた人物で、あらゆる力士は彼を基準に描いていた。今も取り組みの映像を見るが、技はキレているし、所作も一流だ」(スポーツライター)
大相撲の第48代横綱で同じく名横綱の柏戸と「柏鵬時代」と呼ばれる黄金期を築いた元横綱大鵬の納谷幸喜氏が1月19日午後3時15分、東京都内の病院で死去した。72歳だった。
20歳5カ月で幕内優勝など数々の最年少記録を塗り替えて、昭和36年秋場所後に、柏戸とそろって横綱に推挙。このとき、21歳3カ月で、当時の最年少昇進の記録だった。

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冤罪事件について書かれた本や雑誌の記事を読んでいると、冤罪被害者の書いた手紙がしばしば引用されている。それらを読んで思うのが、世論を動かして無罪を勝ち取る人や、支援の輪が広がっている人は多くの場合、人の心を動かすような手紙を書いている、ということだ。

たとえば、戦後の混乱期に山口県で起きた有名冤罪事件「八海事件」の阿藤周平氏。3人の仲間と共に身に覚えのない強盗殺人罪で逮捕・起訴されたのち、主犯格とされて一、二審で死刑判決を受けながら、最終的に無罪判決を勝ち取った人物だ。弁護人の正木ひろし氏がこの事件の冤罪性を告発し、裁判の流れに影響を与えるベストセラーとなった「裁判官 人の命は権力で奪えるものか」(光文社)の冒頭では、この阿藤氏が上告中に広島拘置所から、まだ弁護人選任前で一面識もなかった正木氏に宛てた手紙が引用されている。

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