「共同出版」商法の日本文学館、業務停止命令3ヶ月の意味

「共同出版」商法を行っていた株式会社日本文学館が、消費者庁から業務停止命令を受けた。
「共同出版」商法が出始めたのは、20年前ほど前である。
「共同出版」とは、著者自身が費用の一部を負担し、出版社が制作や流通に責任を持つとするものだ。つまり出版社は、書店に本が並ぶと約束する。
以前、新風社などが「共同出版」商法で問題になった。「著者自身が費用の一部を負担」どころか、実際にかかる製作費(編集、印刷、製本)の2~3倍を著者に出させ、書店にはほとんど並ばなかったからだ。
藤原新也や有田芳生などがこの商法のあくどさを指摘し、新風社から本を出した元大学教授ら3人が民事訴訟を起こすなどの問題になり、2010年、同社は倒産した。

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本を読むのは偉いことなのか

WEB記事の対談で、元マイクロソフト日本法人社長の成毛眞氏が「知的な人間は漫画なんて読まないよ」と発言したことで、ネット上で批判が相次いでいる。私自身時代錯誤な考えだと思ったが、成毛氏の記事を読んでいるとどうもそうではない。「役に立った本ランキング」を年収別に分けて、年収500万台の人達のランキングに漫画が入っていることについて述べたものだ。漫画と発言したものの、ファンタジー、エンタメ本が多いことを成毛氏は指摘している。年収500万はファンタジーに逃げると言いたいらしい。

別の記事を読むと三国志や司馬遼太郎の本なんか挙げちゃいけない、ジョブズやビル・ゲイツなんて小粒だよといった具合だ。有名どころを挙げるなということらしい。一方で甘粕正彦や李香蘭という、もっと面白い人物は日本にもいると述べている。すると甘粕正彦や李香蘭の書籍に感銘を受けて、司馬遼太郎も好きで、漫画も愛読する私をどう評価してくれるのか聞いてみたいものだ。

記事では年収500万を所得が低い位置付けに置いているが、今の時代、年収500万あれば十分だと思ってしまう。成毛氏を批判するより、企画が悪かったのだろう。誰もが年収1500万を求めているわけではないし、もはやそういう時代ではないと思う。適度な収入があれば仕事に励まず、プライベートや趣味を充実させたいと思えば、年収500万層がエンタメ好きでもおかしいことではない。

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角川春樹はそんなに悪い人か

インターネットで角川春樹を調べると、悪い評判がたくさん出てくる。彼は出版業界の風雲児であったし、一時は「時代の寵児」とまで言われたが、その手法および大言壮語に批判が多く、また同族経営の会社内で父親や弟と確執があり、後に違法薬物の密輸によって刑務所に入れられてまでいる。これでは悪評も当然だ。

特に彼は、出版物を消耗品として扱ったことにより、文化財としての価値を貶めたと非難されている。記者会見で堂々と「本は、売れるものではなく、売るものです」と言ってのけ、映画やレコードと提携した販売いわゆる「メディアミックス」の路線をとって派手な宣伝を仕掛けた。

そして「読んでから観るか、観てから読むか」のキャッチコピーとともに、映画の原作となった角川文庫が熱心な営業により書店に平積みされた。この文庫本を買うと、そこには映画の宣伝が印刷されている栞が挟まっていて、この栞を映画館の窓口で提示すれば入場料が割引になる、という卓越したアイディアであった。

しかし、古典が中心だった文庫本をエンターテイメント路線に変えてしまったことで、出版文化の質低下を招いたと批判されたし、映画化のほうは、宣伝にばかり金をかけていて完成度が低いと批判された。

そこへ不祥事を起こしたのだから、叩かれてもむしろ当然だった。この機を捉え便乗する形で非難する臆病者や卑怯者もいた。しかし、マスメディアを通じて喧伝される姿だけが角川春樹ではないという指摘もある。

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AKB48のじゃんけん大会に、やらせ疑惑

「7回連続のじゃんけんで、勝ち抜く確率は、2187分の1です。それゆえに、AKBのじゃんけん大会には、やらせ疑惑がもちあがっているのです」(芸能ジャーナリスト)
9月18日に開催された「AKB48 34thシングル選抜じゃんけん大会」に八百長疑惑が噴出している。すべてパーを出して、松井珠理奈がセンターの座を勝ち取った。松井が元々かなりの人気メンバーであることや、7戦全てをパーで勝つじゃんけん大会は、松井AKBG(グループ)の熱心なファンとして知られるマンガ家・小林よしのりや、ライター・吉田豪といった著名人も自分なりの見解を語っている。とりあえず、特筆すべきは「会場の武道館がガラガラだった」という状況だ。

「3割くらいは空席でしたね。千円でモニター前で楽しめるチケットもあったのですが、これも『ただにしろ』とネットで煽られているほどです。問題になっているのは、フジテレビがバックステージの取材を独占して、他局はおろか、写真集を出したりしてつきあいのある出版社の週刊誌や、『AKB新聞』を出しているスポーツ新聞までも取材できなくしていたことです」(スポーツ紙記者)
AKB48の小島陽菜がレギュラーのTBSの番組ですら、クルーが取材できなかったというから徹底している。

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『島唄よ、風になれ! 「琉球の風」と東濱弘憲』【ブックレビュー】

来る、9月29日、『琉球の風2013 ~島から島へ~』フェスティバルが熊本で開かれる。
THE BOOM、新良幸人withサンデー、 大島保克 、下地勇 、かりゆし58、夏川りみ 、金城安紀、 知名定人 、よなは徹、村吉茜、関島秀樹、琉球國祭り太鼓九州各支部が出演する。
沖縄音楽好きなら、えっ、こんな粒ぞろいのアーチストが一堂に会するの!? と驚き、胸の鼓動が高くなるに違いない。そう感じたら、今から熊本を目指そう。

そして、なぜ熊本で? という疑問が湧くだろう。
それを解き明かすのが、発売されたばかりの『島唄よ、風になれ! 「琉球の風」と東濱弘憲』(鹿砦社)だ。
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電子書籍による個人出版はどうなんだ!? 企業と揉めたライター奮戦記 17

しかし、契約書を交わしているのだから契約期間の3年間は付き合いをしなければいけない。揉めるのも面倒だと思い、10作についてはそのまま販売してもらうことにした。その後も無料キャンペーンを行うというメールが榛野氏から来るので、それに対しての返事をする。そのメールにはHP、ブログでの告知をお願いします。と書いてあるので、告知だけは行うことにした。Facebookで繋がっているというのは面倒なもので告知を行っているか、いないかがすぐにわかる。榛野氏はシェアもしてくるのでチェックしているのは明白だ。発売された時には新刊出ました。というような告知を私が行っていたので、無料キャンペーンの際に告知を行わないわけにはいかなかった。

その頃、告知を行っていたこともあり昔から仲良くしている小説仲間の友人からskypeにて連絡が来た。kindleで発売されている小説を読んでの感想を言いたく連絡してきたそうだ。その友人は発売されている全ての小説を読んだという、大変有難く思った。どういう経緯で発売されたものだとしても、お金を出し読んでもらえるというのは大変嬉しいものである。
その友人は話すうちにどういう経緯で発売されたかを聞いてきた。そこで、これまでにあったことの全てを話した。しかし、友人はどんなに面倒な会社でも小説が電子書籍として発売されるのは羨ましいというのだ。友人は会話中にHPにて豊穣出版がどういう会社かを確認している。そこで友人は作家募集中のページを見つけ、会社を紹介してほしいという話をしてきた。
友人も苦労するような気はしたので、kindleは自分でも販売できるということを伝えた。しかし、友人はパソコンが全く使いこなせないのでお願いしたいという。無料で発売できるものにあれだけのお金を取られるということは全く持って良い条件ではないということも伝えた。はっきりとオススメしないとも言ったのだが、友人は引き下がらず。それでも多くの人に読んでもらえる機会があるのならやってみたいと言った。
友人は下積み時代も長い、真剣に小説家を目指している、書いている本数、賞に応募している本数も圧倒的に多い。苦労も努力もしている。お金や契約内容の問題ではないのだろうと思い、榛野氏に紹介することを約束した。

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ホストとキャバ嬢のトークの差

知り合いの女性が最近、ホストクラブにはまっている。
しばらく前まで、ホストクラブは初回の料金が3000円というところが多かったが、今は500円というところが増えているようだ。そこで楽しさを覚えさせて、2回目からの来店は通常の料金となるのだ。長引く不況での生き残り競争で、初回料金は価格破壊しているというわけだ。
ホストたちは、女性の喜ばせ方を知っている、と彼女は嬉々として語る。
確かにそうだろうな、と私も思う。

友人にナンパ塾の校長がいる。ナンパの仕方を教える学校を経営し、自ら教えているのだ。
彼はとにかく褒めるのがうまい。カラオケの受付の女性にまで、「そのネイル、きれいだね。自分でやったの?」などと話しかけている。その女性を褒めてもなんの得にもならないはずだが、そうやって日頃から褒める鍛錬をしているのだ。
日本人はなぜか、褒めるのは簡単、批判するほうが難しい、と考えている人が多い。
しかし、実際には褒めるのは難しい。
熱海で、芸者をしているライターに会った時のことだった。見るからに地味な浴衣を身につけていたが、それはこちらが素人目だからだろうと思った。
「浴衣、渋くていいですね」と褒めると、「えっ、これがですか!?」と仰天されてしまった。

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あのマツダ工場暴走殺傷事件の犯人は今……

「50円のハガキに、ワシの主張をブチまけた。インパクトのある上告趣意書を作成して、最高裁に送りつけてやった(笑)。上告棄却するのが自分達の仕事だと勘違いしている腐った判事どもに、貴重な切手や便せんや封筒を使うのはもったいないでえ――!! ハハハハハハハ――――――!!」

最近、死刑や無期懲役の判決を受けるような重大事件を起こした犯人たちに色々話を聞いてみたくなり、全国あちらこちらの拘置所や刑務所に手紙を書いたり、面会に訪ねたりしている。これは、そうやって知り合った1人であるマツダ工場暴走殺傷事件の犯人、引寺利明氏(45)が世間の人たちに伝えて欲しいと筆者に託したメッセージだ。

引寺氏は2010年6月、期間工として勤めたことがある広島市南区のマツダ本社工場に自動車で突入して場内を暴走し、社員12人をはね、うち1人を死亡させた。逃走後、すぐに自ら110番通報して犯人だと名乗り出て、逮捕されたが、犯行に至った経緯について、「マツダで働いていたころに他の社員らにロッカーを荒らされ、自宅に侵入される集スト(集団ストーカー)に遭った」などと主張。精神鑑定を経て起訴され、第一審の裁判員裁判では責任能力の有無が争点になったが、妄想性障害と認定されながら責任能力を認められて無期懲役判決をうけた。そして控訴審でもこの判決が是認され、現在は最高裁に上告中である。

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フジテレビの凋落はどこから始まったのか

フジテレビの視聴率がふるわず、4位に落ち込んでいる。「振り向けばテレビ東京」状態になった原因について、さまざまな報道や検証がなされている。加藤浩次がAKB48の渡辺麻友の頭を蹴ったとか、日本テレビの『24時間テレビ愛は地球を救う』と同じタイミングで、24時間テレビをパクったような節操のなさも指摘されている。
「芸能事務所と癒着しすぎで、キャスティングありきの番組作りが問題」「いや、幹部連中がバブル時代の夢よもう一度、という感じでかつての金銭感覚から脱却できない」とさまざまな見方がある。

このところ、視聴率が好調なテレビ朝日は、ひとまず新企画は深夜番組でトライしてみて、好評ならば、ゴールデンタイムにもっていくというアプローチをしている。結果として制作プロダクションや作家が「フジテレビに企画をもっていくと却下されるが、テレビ朝日はすぐに採用してくれる」とおもしろい企画が集中するようになった。たとえば『いきなり! 黄金伝説』は2001年からスタートしたが、これも、ココリコが深夜番組で成功させてのゴールデン昇格である。

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日教組は、反日の元凶か?

日教組(日本教職員組合)が、反日の元凶であると、いまだに思っている人々が多い。
大阪で再び、君が代斉唱“口元チェック”問題が持ち上がっている。
それを、この切り口から考えてみよう。

昨年の3月、大阪府立和泉高校の卒業式では、教職員が君が代を歌っているかどうか、口元をチェックしていたことが議論の的となった。
その指示を出した中原徹校長は今、大阪府の教育長となっており、「教職員の起立と斉唱をそれぞれ現認する。目視で教頭や事務長が行う」として、口元チェックを行うように、府立高校138校、支援学校全31校に9月4日付で通知した、というのが9月19日の毎日新聞の報道だ。松井一郎知事も「しっかりやってもらいたい」と評価した、という続報も夕刊に載った。

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