《7月のことば》人間 万事塞翁が馬(鹿砦社カレンダー2024より。龍一郎揮毫)

毎年7月は悔しさと怒りが想起される月です。

2005年7月12日早朝、神戸地検特別刑事部の一団が、兵庫県西宮市に在る甲子園球場の近くの私の自宅と、そこから徒歩数分の事務所を急襲しました。

あれからもう19年、来年で20年です。7月12日という日は、私にとっても鹿砦社にとっても屈辱の記念日です。怒りを込めて振り返れ!

この「名誉毀損」に名を借りた出版弾圧によって鹿砦社は壊滅的打撃を被りました。

松岡は逮捕され、以降192日間、神戸拘置所に勾留、いわゆる「人質司法」で何度も保釈請求は却下され、ようやく保釈されたのは年を越した2006年1月20日でした。

保釈されてもすでに本社、東京支社ともに撤去され、なんとか集めた50万円で東京千代田区三崎町に5坪の事務所を、旧友で不動産業のAさん(私が鹿砦社を引き継ぐ時の立会人)が手配し、ひとり中川志大で再出発しました(現在は同じビルの2室ぶち抜きで13坪を借りています)。本社も、倉庫としていたアパートの1室で、見えない明日を目指して歩み出しました。

しばらくは本当に辛い日々でした──。

しかし、生き残っていさえすればチャンスはやって来るものです。事件から4年後の2009年、実験的にわずか1000冊出した、ある本が一気にブレイク、次々とヒットが続きました。奇跡としか言いようがありません。翌年2010年には、もうダメだろうと思っていた甲子園復帰ができたのです。

突然の逮捕事件によって会社は壊滅的打撃を被るという悲劇が、その後の私たちの運命を変えました。そのまま沈んでしまうのではなく、奇跡(自分でもそう思います)の復活を遂げることができたのでした。

逮捕され壊滅的打撃を被った時は、これ以上の悲劇はないと思っていましたが、なんとか生き残り愚直に頑張っていれば必ず勝機は訪れる、ということを思い知りました。

まさに「人間 万事塞翁が馬」です。

その後、好況は続き、私も左団扇で後進に道を譲ろうとしていたところ、くだんの新型コロナ襲来、一気に奈落の底に落ちました。これもまた「塞翁が馬」、人生にはいろんなことがあるものです。

当初甘く構え、しばらくは持ちこたえていましたが、前代未聞の大混乱を惹き起こしました。いったん回復しつつも(昨年は黒字でした)、不安定で、今またもがいています。

思い返せば、けっこういろいろあったな、浮き沈みの激しい人生で、満身創痍、そのたびにみなさん方に助けていただき這い上がってこれました。

人も会社も苦境にあってこそ、その真価が問われます。

その人や会社に、まだ生き残る価値があるのならば、おそらく潰れないでしょう。

さあ、どうなることやら、勝機を掴むため、もうひと頑張りするしかありません。

Tomorrow is another.

(松岡利康)

今こそ、鹿砦社の雑誌!!

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《6月のことば》まっすぐ生きろ 胸張って(鹿砦社カレンダー2024より。龍一郎揮毫)

6月に入りました。

速いもので今年もあっというまに5カ月が経ちました。

今夏もこれから猛暑のようですね。

大学の後輩で、魂の書家・龍一郎の書によって鹿砦社カレンダーを制作始めてもう13年になります。

当時、3・11東日本大震災に接し少しでも励まし、共に在るよとの意志表示のためでした。

爾来ずっと続けています。

まずは書店さんに配布、そして『紙の爆弾』や『季節』(前身の『NO NUKES voice』)の定期購読の方々へ配布、そして友人、知人へ配布し続けてきました。特に『季節』の寄稿者、定期購読者や関係者の方々は被災者の方も多く喜んでいただいております。

もちろんタダ!

好評で、「俺も欲しい」「私にも送って」との声があり、今では当初の倍ほどの部数になっています。

開始した頃は会社も好況で負担になりませんでした。

しかし、コロナによって不況になると正直負担になってきました。

「そろそろやめたら」と仰る方も少なくありません。

しかし、実際に、私も含め龍一郎の言葉に励まされるという方も多いです。後輩に励まされるというのも不本意といえば不本意(苦笑)ですが……。

特に今月の言葉のように短くスパッというものが好評ですしダイレクトに琴線に響きます。

おそらくカレンダーを受け取られたた少なからずの方々もそうだと思います。

「まっすぐ生きろ 胸張って」

(松岡利康)

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《5月のことば》五月のやわらかい風とあたたかい緑に……(鹿砦社カレンダー2024より。龍一郎揮毫)

今年は逸早く夏が訪れた感がします。

おだやかで平和な季節です。

しかし、目を外に向けると、いまだに戦火は収まりません。

ウクライナ、パレスチナ・ガザ……

ところで、さすがに全米を揺るがしたベトナム反戦運動の歴史を持つアメリカでは、学生運動が拡大しつつあります。

その口火を切ったのはコロンビア大学。

われわれの世代には懐かしい大学名です。

そう、映画『いちご白書』の舞台になった大学です。これは1968年の同大学の学生運動をモチーフにした映画です。

映画は1970年6月米国封切り、日本では同年秋に公開されました。懐かしいな
あ。

さほどヒットしなかったとのことで、私は郷里の映画館で観た記憶がありますが、あまり観客は入っていなかった記憶があります。

主題歌は、バフィ・セントメリーの「サークル・ゲーム」ですが、こちらもあまりヒットしませんでした。

私はどちらも当時から知っていましたけどね。

映画も主題歌も、今また視聴したいものです。

日本では、のちに(1975年)旧姓・荒井由実が作りフォークデュオ「バンバン」が歌ってヒットした「『いちご白書』をもう一度」の名を出せば思い出される方も多いかと思います。むしろこちらのほうが有名で、この曲がヒットしたことで映画「いちご白書」も知られるようになったのではないでしょうか。

反戦運動は、コロンビア大学が口火を切り全米に拡がりつつあります。さらにはフランスにも飛び火したとのニュースを目にしました。日本では?

われわれの「いちご白書」を語ろう! 闘争勝利!

(松岡利康)

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《4月のことば》花 あなたらしく咲けばいい……(鹿砦社カレンダー2024より。龍一郎揮毫)

4月、新年度に入りました。

花咲き誇る季節です。

あらゆる分野で多様性の時代です。

咲き誇る花も多様です。

何事も一つではありません。

「多様性」と言いながらそうではないことも多々あります。

あなたはあなたらしく、私は私らしく咲こう!

それを認め合うところから真の多様性があるのではないでしょうか。

本年は唯一の反(脱)原発『季節』が、前身の『NO NUKES voice』を含め創刊10周年を迎えます。

次号を夏・秋合併号として創刊10周年記念号として準備を開始いたしました(詳細は後日公表。定期購読、会員の皆様には直接郵送にてお知らせいたします)。

そうして、来年はいよいよ『紙の爆弾』が創刊20周年を迎えます。

この4月7日発売号で創刊19年です。

光陰矢のごとしで、月日の経つのは本当に速いものです。

創刊直後の「名誉毀損」に名を借りた出版弾圧で逮捕、半年余りも勾留され辛酸を舐めたこと、凍り付くような拘置所で大晦日、正月を過ごしたこと……走馬灯のように過ります。

さほど他人に自慢できる人生ではありませんでしたが、私らしく醜く咲いた人生でした。

『紙の爆弾』創刊号では「ペンのテロリスト」などと嘯いていました。

それでも、もうひと花咲かせて出版人生を終えたいと思う昨今です。

(松岡利康)

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《3月のことば》望郷 あの津波から十三年……(鹿砦社カレンダー2024より。龍一郎揮毫)

3月になりました ── 。

「1月は去(い)ぬ、2月は逃げる、3月は去る」と言いますが、1月、2月はあっというまに過ぎてしまいました。

年度末3月、慌しい日々が予期されますが、一日一日を精一杯過ごしたいものです。

今年も3・11がやって来ようとしています。

意に反し故郷を離れざるをえなくなった方々、きょうも故郷に想いを馳せておられるのでしょうか。胸が痛みます。

東日本大震災以降も本年正月の能登半島地震まで幾度か大きな地震がありました。

たとえば熊本地震。しかし熊本は今、時々メディアでも報じられているように未曾有の好景気に沸いています。

先日帰郷しましたが、街は活気に満ちています。

一方フクシマはどうでしょうか ── 残念ながら帰郷できない方も多く、故郷は(一部を除き)総じて廃れているようです。

やはり原発事故による放射能汚染があるのとないのとでは復旧・復興の度合いが決定的に違うのでしょうか。

あまり知られていませんが、ここ兵庫県西宮市は、29年前の阪神大震災で1126人の方が亡くなるほどの打撃を受けました(被害は神戸ばかりではありません。西宮、芦屋を忘れないで!)。それでも、「そんなことがあったのか」と思うほどの復旧・復興いたしました。原発事故があれば、そうはいかなかったのではないでしょうか。

能登半島は幸いに原発事故はありませんでした。おそらく復旧・復興は順当に進むのではないかと思っています。

豊かな自然と資源、海産物にも恵まれています。原発が爆発し放射能汚染が発生したならば、それも台無しです。フクシマも豊かな自然に恵まれていましたが、それも原発事故が台無しにしました。

一日も早いフクシマの復旧・復興を願わずにおれませんが、未曾有の原発事故故に困難な道のりの13年でした。被災された皆様、意に反し故郷を離れておられる方々の、この13年のご苦労を想起すると涙が出てきます。

3・11に発行される反(脱)原発雑誌『季節』も、私たちがフクシマの惨状に想いをいたし、私たちなりに決意を込めて創刊して、やがて10年が経とうとしています。1号も黒字にはなっていませんが、発行停止は考えていません。

今や老境に入った私が生きている間にどれほど復旧・復興するのか、同じ国に住む者としてあたたかい眼差しで見続けていきたいと思っています。

(松岡利康)

タブーなきラディカルスキャンダルマガジン 月刊『紙の爆弾』2024年3月号

〈原発なき社会〉を求めて集う 不屈の〈脱原発〉季刊誌 『季節』2023年冬号

《2月のことば》覚悟 信念を貫く(鹿砦社カレンダー2024より。龍一郎揮毫)

今年も2月1日がやって来ました。

人には誰も覚悟を決める時があります。

私にとって2月1日は、まさにその時でした(以下2・1)。

また、7月12日もそうです(以下7・12)。

2・1と7・12については、この通信をご覧になってきた方にはお分かりでしょう。

52年前の1972年2月1日、私(たち)は、ある大学のキャンパスの中心にある建物の屋上に拙い砦をこしらえ学費値上げに反対する意志表示として立て籠もり徹底抗戦しました。

強い覚悟を持って──。

これ以降の私の人生に於いて辛いことは幾度となくありましたが、その時には52年前の2・1の覚悟、あるいは19年近く前の7・12の逮捕のことを想起して乗り切ってきました。

もっと穏やかに平々凡々の人生を送る選択肢もあったのに、生来鈍愚な私は、逃げることなく常に愚直に突き進みました。何事も私なりに一所懸命に格闘してきました。編集者としては二流、出版社としても零細出版社にとどまりました。

そうして齢70を越え、気づいたら満身創痍── もっと過酷な人生を送った方々もおられるでしょうから、取り立てて威張れるものではありませんが、もうしばらく「覚悟」を持って、やり残している仕事を完遂させたいと考えています。

(松岡利康)

タブーなきラディカルスキャンダルマガジン 月刊『紙の爆弾』2024年2月号

《12月のことば》良心の充満したる丈夫(ますらお)となれ(鹿砦社カレンダー2023より。龍一郎揮毫)

本年のカレンダーもあと1枚となりました。

1年経つのは本当に速いものです。

新型コロナ襲撃でのた打ち回り、読者やライター、取引先の方々の力をお借りし、無我夢中で頑張ってきました。

コロナ以前には左団扇状態で蓄えも少なからずありましたが、一気に変わりました。

潰れもせずにやって来れたのは、ひとえに皆様方のご支援のお蔭、あらためて感謝申し上げます。

今月の言葉は、龍一郎や私の母校の校祖の言葉から採っています。

果たして私たちは「良心」に恥じない生き方をしてきたであろうか? 今の世の中に「良心」というものがあるだろうか? 良心があれば、ウクライナやパレスチナ問題は起きないでしょう。あらためて想う。

来年のカレンダーが出来上がってきました。

毎年楽しみに待っておられる方々が多くおられます。

まずは『紙の爆弾』『季節』定期購読者の皆様には新たな号と一緒に送りますので今しばらくお待ちください。

本年一年、どうもありがとうございました。

(松岡利康)

尾崎美代子『日本の冤罪』

鹿砦社編集部編『ジャニーズ帝国 60年の興亡』

山下教介著『[復刻新版]ドキュメント タカラヅカいじめ裁判 ── 乙女の花園の今』

 

《11月のことば》冬が来る前に まだ間に合う(鹿砦社カレンダー2023より。龍一郎揮毫)

ついこの間までの猛暑が嘘のように秋が深まって来ました。

やがて冬がやって来るでしょう。

今月の言葉をそのまま読めば、やがてやって来る「冬が来る前に」、資金繰りなどいろいろ準備したら、年越しにも「まだまにあう」ということでしょう。

しかし、11月の言葉を揮毫した龍一郎や私たちには、“もうひとつの意味”があるのです。

2011年3月、東北を襲った大震災は多くの尊い犠牲者を出し、あろうことか福島の原発事故を引き起こしました。

この年の11月、鹿砦社常連ライターの佐藤雅彦さんが急遽出されたブックレットが『まだ、まにあう!』でした。

佐藤さんは、かの旧ソ連、今のウクライナに在ったチェルノブイリ原発事故の翌年に福岡在住の主婦、甘蔗珠恵子(かんしゃ・たえこ)さんが原発の危険性を訴えて出版された『まだ、まにあうのなら ── 私の書いた いちばん長い手紙』(地涌社)に触発され、これから書名を採っています。同じ福岡在住の書家・龍一郎も、これに感銘し揮毫したのが11月の言葉です。まだ少し在庫がありますので、ぜひご一読お願いいたします。

ちなみに佐藤雅彦さんにはこの他にもいい本がありますが、私たち版元の力不足もあり、なかなか評価されません。書名だけ挙げておきます。どれも博覧強記な佐藤さんらしい本です。

『もうひとつの憲法読本 ── 新たな自由民権のために』
『もうひとつの反戦読本』
『イラク侵略のホンネと嘘 もうひとつの反戦読本2』
『爆発危険! テロ米国「トモダチ」安保 もうひとつの反戦読本3』
『もうひとつの広告批評1 消費者をナメるなよ!編』
『もうひとつの広告批評2 選挙民をナメるなよ!編』
『食べたらあかん! 飲んだら死ぬで!── 食の安全読本』
『ロックはこうして殺された』
『芸能スキャンダルの闇を読む』
『現代語訳 幸徳秋水の基督抹殺論』
『ハリウッド犯罪調書マグショット』(ジョージ・セミナラ=著 佐藤雅彦=訳)

(松岡利康)

タブーなきラディカルスキャンダルマガジン 月刊『紙の爆弾』2023年11月号

〈原発なき社会〉を求めて集う 不屈の〈脱原発〉季刊誌 『季節』2023年秋号

《10月のことば》それでも山は赤く染まる……(鹿砦社カレンダー2023より。龍一郎揮毫)

彼岸が過ぎ、ようやく秋の気配となりました。
今年もはや4分の3が過ぎました。
これから年末まで大変だなあ。

おそらくここ3年ほどではないとは思いますが、せっかく皆様方のご支援で乗り越えてきたわけですから、ここもなんとしても乗り越えたい。

書家・龍一郎の眼差しには常に原発によって「汚されちまった故郷の山里」があります。龍一郎や私は福島出身ではありませんが、いつ何時(なんどき)も福島と共にあります。政府による強権的な棄民政策と原発再稼働 ── 汚染水垂れ流しもそう、あれだけの被害を出しながら、なんでこんなことができるのか、ひとりの人間として許せません。「汚染水」じゃない、「処理水」だ、とかスコラ談議はよせ! 汚染水は汚染水だ。汚染水排出の影響は、仮にすぐに出ないにしろ、1年、2年……年を経るごとに必ず出てくるでしょう。水俣病もイタイイタイ病もそうでした。

秋風が吹き始めました。故郷の山里も赤く染まり秋風が吹いているでしょう。齢を重ねるにつれ望郷意識が高まります。これは否定できないことです。

唯一の反原発雑誌『季節』冬号(12月発行)の準備に取り掛かりました。同時に毎年恒例の龍一郎揮毫の鹿砦社カレンダーも製作進行中、『季節』冬号と共にお送りいたします。

(松岡利康)

タブーなきラディカルスキャンダルマガジン 月刊『紙の爆弾』2023年10月号

〈原発なき社会〉を求めて集う 不屈の〈脱原発〉季刊誌 『季節』2023年秋号

《9月のことば》がらがらぽん(鹿砦社カレンダー2023より。龍一郎揮毫)

自民党が政権与党になって11年が過ぎようとしている。
国民は幸せになっているだろうか。
国民は決して戦争を望んではいない。
国民が望んでいることは争いが起こらぬように政治家が話し合うことであろう。
日本の政治家が争いを起こさないように誰と何処で話し合いをしているのかわからない。
そのためなら国民は資金を出し惜しみをしないだろう。
ところが日本の政治家はどうだ。
あそこの国が攻めてくるぞ。日本が侵略されるぞ。ミサイルが飛んでくるぞ。
核爆弾が撃ち込まれるぞ。等々。不安と危機を煽り立てるだけじゃないか。
そして。戦う武器が必要だ。ミサイルを買おう。戦艦を買おう。
暴力には暴力で!戦う覚悟はあるか!と勇ましいことをいう政治家が出てきた。
こんな政治は「がらがらぽん」だ。国民を幸せにする政治を創るんだ!

今夏の超猛暑とコロナ襲来後の苦境脱出にくたくたになった私に代わり、龍一郎が上記のように書き送ってくれた。

9月かあ~、今年も3分の2が過ぎ、逆に言えば、あと3分の1を残すのみだ。

今年の秋もなにかと慌しいですが、せっかく皆様方のご支援で上向いてきましたので、愚直に頑張って乗り切るしかありません。闘争勝利!

(松岡利康)

タブーなきラディカルスキャンダルマガジン 月刊『紙の爆弾』2023年9月号

〈原発なき社会〉を求めて集う 不屈の〈脱原発〉季刊誌『季節』2023年夏号(NO NUKES voice改題 通巻36号)

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