《9月のことば》行き当たりばっちり

鹿砦社代表 松岡利康

《9月のことば》行き当たりばっちり(鹿砦社カレンダー2026より。龍一郎揮毫)

9月になりました。昔、『9月になれば』という映画がありましたが、9月になると、なぜかこの映画を思い出します。映画の内容とは異なりますが、暑い夏が過ぎ、9月になれば、少しは涼しくなり凌ぎやすくなって、仕事も捗り恋の展望も見えてくる ── 9月とはそんな季節のようです。

しかし、今夏、9月を前にして、熊本地震(第二次)、千葉豪雨、さらには福井豪雨など大きな自然災害が起き、厳しい暑さも続き、その後片付けや復旧作業で、夢も希望も展望なんて……。突然の自然の猛威に絶望感、脱力感に襲われます。ここでも、こんな自然災害の多い日本で、原発、特に老朽原発は大丈夫か!? 大丈夫なわけがありません。

今年も早3分の2が過ぎ、あと3分の1となりました。なんとか今年も四苦八苦しながら、月刊『紙の爆弾』も季刊『季節』も発行を継続でき、以前からは点数は減っていますが、書籍(紙爆増刊号)も刊行できてきています。苦しい中でも出版活動を継続できているのは、ひとえに読者や支持者、支援者の皆様方のサポートによります。

思い返せば、私(たち)の出版活動は行きあたりばったりだったな。時に行きあたりばっちりヒットすることはありましたが、長い出版活動のうち、どれほどだったでしょうか。浮き沈みが激しい出版人生でした。

私事ながら、今月75歳を迎え、いわゆる後期高齢者となります。人生最後の大きな曲がり角です。もっと違う形で迎えたかったですが、人生最終コーナーになって、新型コロナ襲来によって躓いてしまいました。

でも、皆様のサポートで、まだ生かされています。勝負はまだ終わっていません。必ず勝機を掴み人生3度目の大逆転を狙っています。老骨に鞭打ち、しぶとく“がまだし”(熊本の方言で「頑張る」の意味)ていこう、と思う昨今です。

◎このたびの熊本地震について、さすがに二度ともなると、私たち熊本出身者としては県人会(関西熊本県人会連絡協議会)本部からの呼びかけに応じ、関係の強い高校の同窓会を通して義援金を募ることになりました。近々公表いたしますので、ぜひご協力お願いいたします。

日々報じられる、現地で“がまだし”ておられる方々、ボランティアの方々に励まされ、私たちも頑張っていこう!

《8月のことば》一心不乱 小さな火花も荒野を焼き尽す

鹿砦社代表 松岡利康

《8月のことば》一心不乱 小さな火花も荒野を焼き尽す(鹿砦社カレンダー2026より。龍一郎揮毫)

8月になりました。──

まずは先日の、再びわが故郷・熊本を襲った地震について、被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。10年経って、またしても地震が襲うとは言葉になりません。今後の報道を見守り、同窓会や県人会などを通して、あるいは私的な関係など、できうる限りの支援、応援をしたいと思っています。

今年の梅雨も局地的に大きな被害をもたらしましたが、梅雨明け以降、酷暑、酷暑、酷暑……が続きます。

ここ数年、異常な厳しい暑さが続きますが、今年も、これからが夏本番! 酷暑の日々が続きそうです。なんとしてもこの暑さに打ち勝っていかねばなりません。

例年8月は鎮魂の言葉が多い龍一郎ですが、今年は違います。

「一心不乱」──病にある自分を鼓舞する意味もあるのでしょうか……。
「小さな火花も荒野を焼き尽す」

われわれの世代にとっては、「全世界を獲得するために」と共に馴染み深い言葉です。今の若者はどうでしょうか? 知らないかな。

こうした言葉を口にして頑張っていた時代を想起し、この頃の気概を甦らそう!

新型コロナが襲来し、なんだかんだ振り回された6年余りでしたが、「一心不乱」「小さな火花も荒野を焼き尽す」の気概でこの酷暑を乗り越えていきたいと思います。

と同時に8月は鎮魂の月でもあります。
昨年、戦後80年、なんとか日本は戦争に巻き込まれませんでした。日本の歴史においてこの国で80年も戦争がなかったことは凄いことです。これには、空理空論や綺麗ごとではなく、反戦のために、時に血を流し、時に囚われた無名、無数の人たちの闘いによることは言うまでもありません。

しかし本年、戦後81年、ウクライナ戦争は終わらず、アラブでの戦火も続いています。いつ日本に飛び火してくるかわかりません。

私たちは本年8月を、反戦の「小さな火花」で「荒野を焼き尽す」べく「一心不乱」に声を挙げ続けていく熱い夏にしようではありませんか!

《6月のことば》それがどうした

鹿砦社代表 松岡利康

《6月のことば》それがどうした(鹿砦社カレンダー2026より。龍一郎揮毫)

6月になりました。今月が過ぎれば、今年も半分が過ぎたことになります。

6月と言えば、梅雨のじめじめしたイメージがありますが、今年は所によれば30度を越し真夏の気配さえ感じさせる昨今です。

コロナ以降、いやそれ以前から時に地獄に堕とされることが度々ありました。

その都度のたうち回ったり、おろおろしたりしてきましたが、さすがに龍一郎、「ゲルニカ事件」で鍛えた強靭な精神は、「それがどうした」と胆力が違います。見習いたいものです。

コロナで、これまで出版の中心としてきたものが崩壊し、新たな出版の柱となるものを模索してきましたが、ことごとくうまくいきませんでした。

私のような凡人はここでおろおろするばかりで、これまでそうでした。

この書を揮毫した龍一郎は今、肺がんと闘っています。

「それがどうした」と、彼は病魔と治療の辛さにも打ち勝って頑張っています。

私も後輩・龍一郎に負けず、何としても勝機を掴んでいきたいと思っています。

《5月のことば》継続は力なり

鹿砦社代表 松岡利康

《5月のことば》継続は力なり(鹿砦社カレンダー2026より。龍一郎揮毫)

あきらめずに本づくりの仕事を続けてきて40年余、いろんなことがありました。浮き沈みが激しかったな。その都度、みなさん方の力を借りて、今も本づくりの仕事を続けられています。だからこそ、「継続が力」になって打たれ強くなり今に至っているんだと思っています。

「あきらめないこと つづけること」「継続は力なり」と簡単にいうけれど、会社は創業57年、私が引き継いで40年も「継続」することは簡単ではありませんでした。

さらに言えば、月刊『紙の爆弾』が創刊21年、反原発情報誌『季節』創刊12年になりますが、こちらも維持・継続していくのは大変でした。何しろ、『紙の爆弾』は、創刊直後、「名誉毀損」に名を借りた言論・出版弾圧で、たちまち廃刊の危機に直面しましたので。

そうした幾多の困難を乗り越えて、せっかく続けてきたわけですから、齢80歳になるあと5年ぐらいは、会社も、2つの雑誌も「継続」していきたいと考えています。

もうしばらく見守っていただき、力をお貸しください。

鹿砦社の新刊

《4月のことば》花 雨ニモマケズ 風ニモマケズ

鹿砦社代表 松岡利康

《4月のことば》花 雨ニモマケズ 風ニモマケズ(鹿砦社カレンダー2026より。龍一郎揮毫)

4月、新年度になりました。

2026年も早3カ月が経ちました。つい先日正月を迎えたようで、やはり「1月は去(い)ぬ、2月は逃げる、3月は去る」でした。

ここ甲子園では、春の到来を告げるセンバツ高校野球も終わり、春本番です。新年度となり、心機一転、長引く苦境打破に向け気持ちを引き締め邁進しなければなりません。

まだ花は咲いてはいませんが、冬の時代を耐え抜きましたので、必ず花は咲くと信じています。私たちはまだ諦めてはいません。生半端な気持ちで、この世界に入ってはいませんし、「名誉毀損」に名を借りた出版弾圧で逮捕‐勾留を強いられ解体的情況に打ちのめされても生き延びることができましたので、〈原点〉に立ち返り、さらに奮闘します。

私たちの〈原点〉とは何か? 振り返れば、1980年代半ば、10年間のサラリーマン生活を思い切って辞め、徒手空拳で出版の世界に飛び込んだ時に、編集スキルの面では鬼才・府川充男さんに教えられ、また歴史家の小山弘健先生に次の言葉を教えていただいたことは、すでに昨年来申し述べていますが、あらためてこの言葉を噛みしめたいと思います。

「われわれの出版の目的は、一、二年で忘れ去られることのない本を作ることである」(クラウゼヴィッツ)

残り少なくなった私の出版人生、まだまだ私(たち)は、「一、二年で忘れ去られることのない本」を作っていかなければなりません。もうひと花、咲かせたいです。今しばらく皆様のお力をお貸しください。

《3月のことば》絆 異体同心

鹿砦社代表 松岡利康

《3月のことば》絆 異体同心(鹿砦社カレンダー2026より。龍一郎揮毫)

早春3月になりました。年度末で、出会いと別れ、卒業と入学、就職と転勤などで慌ただしい季節です。

思い出しますね、50数年前の1970年の今頃、まだ紅顔18歳、東京の大学の入試が済んで京都駅に降り立ち、そのまま、のちに入学することになる大学の合格発表を見るために市電に乗ったことを。当時京都にはまだ市電が走っていました。
それが人生を決定づけた第一歩でした。──

結局は東京の大学には落ちて京都の大学に入学することになりましたが、なんだかんだ言っても、それ以降に多くの人たちと出会い、そして築いた絆が今でも残っています。幸いに良い出会いばかりで、影響を受けた人も少なくありません。また、多くの人たちに助けてもらい今が在ります。

この書を揮毫してくれた龍一郎も、そうした流れの中にあります。

彼が大学を離れたあとに「ゲルニカ事件」という、この国の教育史に残る事件に巻き込まれ、全国の先生方や父兄のみなさんと闘ったことを知ったのはのちのちのことでした。裁判闘争は最高裁で最終的に負けましたが、けっして彼は負けてはおらず、有意義な人生を過ごしてきたと思います。私がいつも言う〈敗北における勝利〉です。

すでにご報告しているように、今彼はがんと闘っています。私たちの絆は揺るぎません。福島原発事故から15年、いつまでも福島の人たちに寄り添っていこうと、龍一郎の提案で始めたカレンダー制作で、私たちの絆は強まりました。私(たち)は最後まで彼を応援していく決意です。

※病と闘う龍一郎へのご支援(闘病資金)をお願いいたします。
 振込先=郵便振替 01760-0-130407 口座名=井上龍一郎
 振替用紙の余白に激励の言葉をお書き添えください。

《表紙》『原子力明るい未来のエネルギー』 紆余曲折を経て 今は文字盤だけが倉庫に眠る(絵=鈴木邦弘)

鹿砦社 https://www.rokusaisha.com/

《2月のことば》信念を貫く 不動 まっすぐ進むだけ

鹿砦社代表 松岡利康

《2月のことば》信念を貫く 不動 まっすぐ進むだけ(鹿砦社カレンダー2026より。龍一郎揮毫)

2月になりました。本年も年が明けたと思っ たら、あっというまに1カ月が過ぎてしまいました。「1月は去ぬ(いぬ)、2月は逃げる、3月は去る」といいますので、2月、3月も、過ぎるのは速いのでしょうか。

さて、どなたでもそうでしょうが、私にも毎月凛と背筋を伸ばす日があります。1月だったら〈1・17〉、3月だったら〈3・11〉です。

これらに加え私個人にとっては、2月だったら〈2・1〉であり、7月だったら〈7・12〉です。この欄を従前からお読みになっている方ならこれらの日の意味はおわかりでしょう。

ところで、この書を揮毫してくれた書家・龍一郎は、まさに不動の人であり、若き日に彼が偶然に(いや、運命的に)遭遇した「ゲルニカ事件」の精神をずっと持続しています。いや、それ以前の学生時代からの志を。

先に挙げた〈2・1〉は、私にとっての〈原点〉でもあり、過ぐる半世紀余り前の2月1日、学費値上げを断固阻止するという意志を最後まで貫徹すべき行動で示そうと多くの学友と共に闘い抜き逮捕された日でした(ここでは詳しくは省きます。関心のある方はこの欄の過去記事をご覧ください)。若かったな。

龍一郎が今でも「ゲルニカ事件」の精神を不動のものとして持続しているように、私も〈2・1〉の精神を不動のものとして持続しているかと問われれば、正直わかりませんが、時に母校を訪れ、私たちが屋上に拙い砦をこしらえ立て籠った建物を見上げると感傷的になり涙が出てくると共に、あの時の志を忘れてはいかんと自らを叱咤いたします。

不動の男・龍一郎は、昔から抱えている糖尿病、一時は生死を彷徨った大動脈解離に加え、今度は肺ガン……このかん幟を揮毫している極真会館中村道場・中村誠総帥はじめ多くの方々から激励と闘病費用カンパが寄せられています。

今後共応援よろしくお願いいたします。頑張れ、龍一郎! 闘争勝利!

《表紙》『原子力明るい未来のエネルギー』 紆余曲折を経て 今は文字盤だけが倉庫に眠る(絵=鈴木邦弘)

鹿砦社 https://www.rokusaisha.com/

《1月のことば》夢に生きろ 愛に燃えろ

鹿砦社代表 松岡利康

《1月のことば》夢に生きろ 愛に燃えろ(鹿砦社カレンダー2026より。龍一郎揮毫)

新しい年2026年になりました。

まだ苦境に在り心の底から「あけましておめでとう」とは言えませんが、皆様方のご支持・ご支援により何とか年を越し2026年につなげることができたことを共に喜びたいと思います。

昨年は苦境のさなか、『紙の爆弾』創刊20周年、前年に創刊10周年を達成した『季節』と併せ、単に長く発行してきたことを祝うのではなく、低迷を脱しV字回復を目指して「反転攻勢の集い」を東京と関西にて開催することができ、多くの皆様方にご参集いただき、あたたかい叱咤激励も賜りました。また、ご参加できない方々からは支援金やご祝儀をお寄せいただきました。

しかしながら、意図に反し、なかなか業績が回復せず、歴史的ともいえる猛暑に耐え、年末危機も青色吐息で乗り越え年を越し今に至っています。

これまで私たちは幾多の困難を皆様方のご支援にて乗り越えてまいりました。『紙の爆弾』創刊直後には「名誉毀損」に名を借りて松岡逮捕→長期勾留→有罪判決で会社は壊滅的打撃を被ったこともありました。それでも復活することができました。これに比すれば、まだイケると信じています。

このかん多くの読者の皆様方に物心両面にわたり多大なご支援を賜り、なんとか生き長らえていますが、これもここらで打ち止めにし、まさに反転攻勢に打って出て恩返しをしなければなりません。このままでは終われない。

個人的には、私は今年齢75となり、いわゆる後期高齢者となります。本来なら後継者に道を禅譲すべき歳ですが、何としても現況を脱しない限り、これはできません。私を信じて手を差し伸べてくださった方々の想いを裏切るからです。

私のすぐ上の世代、あるいは私と同世代の方々の訃報が続いています。鹿砦社の裁判闘争を支えてくださった中道武美(くだんの「名誉毀損」事件の刑事案件担当)、内藤隆(同民事案件担当)両弁護士、つい最近では出版界の先輩、社会評論社・松田健二さんらです。みなさん方、名実共にそれ相当の業績を成し亡くなられましたが、私には後世に遺す業績といったものはありません。何としても、ここ数年で将来に遺す本を一冊でも二冊でも出したいと願っています。

ともあれ、新しい年2026年になりました。40年余り前に抱いた「夢に生き」、社是でもある、〈日々決戦、一日一生〉の精神で奮闘することを誓います!

《表紙》『原子力明るい未来のエネルギー』 紆余曲折を経て 今は文字盤だけが倉庫に眠る(絵=鈴木邦弘)

https://www.rokusaisha.com

《12月のことば》我が道を行く

鹿砦社代表 松岡利康

《12月のことば》我が道を行く(鹿砦社カレンダー2025より。龍一郎揮毫)
《12月のことば》我が道を行く(鹿砦社カレンダー2025より。龍一郎揮毫)

本年のカレンダーも最後の一枚になりました。一年経つのは本当に速いものです。

本年も厳しかった一年でしたが、月々のカレンダーの言葉に叱咤激励され過ごしました。この一年が厳しかったとは言っても、大きな自然災害、人的災害に遭った方々が受けた被害に比すれば大したことはありません。どんなに苦しい時でも、確固たる信念を持って「わが道」を進んでいけば、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もある」と信じています

私たちの出版社・鹿砦社は、激動の年・1969年に創業して以来、多岐にわたる領域の出版を行いつつも常に「わが道」を進んできました。そうでなければ、鹿砦社という出版社のレゾンデートル(存在理由)はありません。どこにでも在る中小出版社にすぎません。小さくても毒を持つ出版社を目指してきました。

創業50周年を、創業メンバーでただ一人、生き残り老骨に鞭打って頑張っている前田和男(『続全共闘白書』編纂人)さんを招き、当時の想い出を語っていただき、皆様方に祝っていただいてから、新型コロナという予想もしなかった感染症が世の中を一変させ、いかんせん、これに巻き込まれ、いまだにのたうち回っています。もうそれも、そろそろ打ち止めにしなくてはなりません。

これからも、いかなる苦境にあろうとも、「わが道」を進み続けることに変わりはありません。生来鈍愚なので、今更生き方を変えることはできませんから……。

来年のカレンダーは、『紙の爆弾』2月号と共に明日発送いたします。制作途上で龍一郎は肺がんで片方の肺の半分を取る手術をし、加えて歴史的な猛暑で体力的に厳しい中、気力を振り絞り書き上げてくれました。70代に入り満身創痍の龍一郎をしても、大動脈解離に続き大病で体力的に持たず、東日本大震災-原発爆発から来年3・11で15年を迎え、震災発生から龍一郎と二人三脚で続けて来たカレンダーですが、これを節目として最後にさせていただくことになりました。まことに残念ですが、ご了承ください。闘病中の龍一郎については、その費用をまかなうため次の口座にカンパをお願いいたします。

振込先:郵便振替 01760-0-130407
口座名:井上龍一郎

龍一郎にしても私にしても、大学を離れてから、いろんなことを経験しました。龍一郎は、何と言っても「ゲルニカ事件」、私は「名誉毀損」に名を借りた言論・出版弾圧──けっして安穏な人生ではなかったけれど、それなりにいろいろあった人生でした。人生はまだまだ続きます。私は一時の栄華から転落、このままでは悔いが残りますので、反転攻勢をかけ必ずや再び失地回復を成し遂げます。ご支援をお願いいたします!

《11月のことば》人生に夢や希望を持つ者は誇り高く生きてゆける

鹿砦社代表 松岡利康

《11月のことば》人生に夢や希望を持つ者は誇り高く生きてゆける(鹿砦社カレンダー2025より。龍一郎揮毫)

あれだけ記録的な猛暑が嘘のように秋深き季節になってまいりました。今年のカレンダーもあと2枚となりました。

魂の書家・龍一郎の書には、苦難の「人生に夢や希望」を持てという、シンプルながらも熱い想いが力強い筆致の中に込められています。多くの方々が感動する所以です。

ようやく来年のカレンダーを書き終え、印刷所に回っていますが、この制作の過程で、龍一郎に肺ガンが発見され左肺の半分を取る手術をし、現在抗がん剤治療に入ろうとしています。彼は若き教師の頃「ゲルニカ事件」に巻き込まれ全国の教師、父兄の支持を得て闘いましたが、このストレスで重度の糖尿病、大動脈解離などを経験し、不屈の精神で病を乗り越えてまいりました。今回もおそらく乗り越えることでしょう。このカレンダーに心打たれた心ある皆様方のご支援(闘病資金)をお願いする次第です。

振込先:郵便振替 01760-0-130407 口座名:井上龍一郎
空欄に激励のメッセージなどお書きください。

来年3月11日で東日本大震災-原発爆発から15年になります。被災地フクシマに寄り添って行こうという決意で始めた、このカレンダーも、満身創痍の龍一郎の体力を鑑み、ひとつの区切りとして今回(2026年版)でいったん終了することになりました。龍一郎も私たちも頑張りました。今は清々しい気分です。機会あれば、再び龍一郎とタッグを組み、なんらかの形で登場できれば、と願っています。