私はYouTubeに動画をアップロードしている。ピアノで練習して弾けるようになった曲や、PCで作成した音楽データをボーカロイドに歌わせたりした動画だ。5分程度の動画を作るのに長時間を要するため、数ヶ月に一本公開できる程度だ。
そのYouTubeからある日連絡が来た。私が上げたある動画で、洋楽の曲をカバーして曲データを作り、ボーカロイドに歌わせたものがある。バディ・ホリーやファッツ・ドミノなど、今の流行とは無縁のオールディーズをカバーしたものだ。音源は自分のPCから音楽ソフトを使い作成したものだが、曲自体は当然第三者に著作権がある。しかしその動画に対し「第三者が作曲した曲のカバーである場合は、この動画を収益受け取りの対象にできる可能性があります」というメッセージが届いた。この動画に広告を載せれば、著作権者と広告収入を分配できるというのだ。
「裁判のこと、マスコミではどういうふうに書かれていましたか?」
このところ、1968年に府中で起きた三億円事件を扱うドラマ作品が続いている。昨年末にはテレビドラマ『クロコーチ』。今年に入ってテレビ朝日開局55周年記念 松本清張ドラマスペシャル『三億円事件』として、田村正和が、真相にチャレンジする米国保険会社調査員を演じた。
「遺族の方々はやはり私ら被害者とは違うな、と思います。私ら被害者はオウムの裁判なんて、報道すら見る気になりませんから」