資料で見る「カウンター大学院生リンチ事件(別称『しばき隊リンチ事件』)」〈1〉リンチ事件前後

鹿砦社代表 松岡利康

最近、「しばき隊」と自他称される徒輩の横暴と跳梁が話題になっています。ここで想起されるのは、かつてその一味が犯した「カウンター大学院生リンチ事件」、俗にいう「しばき隊リンチ事件」です。

私たちは、事件後1年余り経ち、被害者の大学院生(当時)М君からの必死の要請で支援と真相究明に関わり始めました。ちょうど10年ほど前の2016年のはじめのことです。事件が起きたのは2014年の師走、大阪屈指の歓楽街・北新地のワインバーでのことでした。実は、この隣のビルに、私の同郷の中年女性が経営していたラウンジがあり、同郷人の集まる場所になっていました。なので、当時の雰囲気、空気がよく想像できます。

私たちの元に被害者に連なる人物が、それ以前に5年ほど隔月でやっていた、いわゆる「西宮ゼミ」に時折参加していたよしみで、「相談したいことがあります」と私の事務所に現われ、事件直後の写真や音声データはじめ資料を持ち、事件のあらましを説明してくれました。事件から1年余り経っていました。M君とわずかな支援者らが、他にもメディアや弁護士らに相談してきたということですが、ことごとく相手にされなかったということでした。ここにもメディア関係者や弁護士らが在日に対する忖度が感じられます。「こんなリンチ事件が起きていたのか」と驚き、それが1年余りも、私が知らないほど隠蔽されていたこと、それに、この事件に李信恵という、いわゆる「反差別」運動で名のある人物が中心的に関わっていたことに仰天しました。ここから、私たちが会社の業績にも影響するほど時間的にも労力的にも深入りしていくわけですが、この主要暴行実行犯、「エル金」こと金(本田)良平とは、このかん係争中で、実に10年ほど、この問題に関わってきたことになります。

何事も10年関わると、思うことも多々あり、この国の反差別運動、社会運動に、このリンチ事件が与えた悪影響を、きちんと教訓化しないと、人生を台無しにされたМ君も浮かばれないと考えて来ました。M君の現在を想うと、やるせない気持ちです。

ということで、ここでは、基本的な資料を挙げ、簡単にコメントを付け、このリンチ事件の実像を伝えたいと思います。

最も重要な資料は、リンチの最中、M君が衣服に付けて隠し録りした音声データ(55分)ですが、これはリンチ関連本第4弾『カウンターと暴力の病理』に付録としてCDを付けていますので、こちらをお聴きください。活字にリライトもしていますが、あまりに膨大にわたりますので、ここでは掲載できません(なんらかの形で公にしたいとは思っています)。

私たちが地を這うような取材と調査で収集した資料、多くの方々から寄せられた資料から、その一部を以下に挙げます。

◇     ◇     ◇     ◇     ◇

【1】金良平とネトウヨ活動家とのやり取り

【1】金良平とネトウヨ活動家とのやり取り

この事件は、M君が2013年4月に、金良平とネトウヨ団体「愛国矜持会」「中監会」を主宰する竹井信一が名刺交換する場面を目撃し、さらにリンチ事件以前にネトウヨ活動家2名が竹井と通じている者がいると暴露され、このやり取りにあるように昵懇な関係にあり金銭の授受があるのではないかと、リンチに連座した「凡」こと李普鉉に相談したことによります。これ以前にも、他の運動仲間から竹井との付き合いを諫められていたそうで、それを凡が金良平らに伝えたことで、金良平の怒りを買いリンチに繋がっていくのです。人間、真実を衝かれると逆切れすると言いますが、私見は、おそらく金銭の授受があったと推察されても致し方ない、ということです。

【2】リンチ直前の金良平、李信恵ら

【2】リンチ直前の金良平、李信恵ら

えらく楽しそうですね。これ以後に悲劇が起こります。彼らは一夜で5軒の飲食店を回り泥酔して事に及ぶわけですが、いちいちツイートしています。

【3】リンチの最中の李信恵のツイート

【3】リンチの最中の李信恵のツイート

所はワインバー、リンチの最中にも、悠長にツイートしています。李信恵の無慈悲な人間性が判るツイートです。いみじくも、彼女が、まともに差別問題や人権など考えていないことを象徴するツイートです。

【4】無防備にリンチ当夜を振り返る李信恵のツイート

【4】無防備にリンチ当夜を振り返る李信恵のツイート

5軒も飲み屋を回って一升も呑んで泥酔状態でリンチに及んだことを吐露、呆れます。この事件で被害者M君は人生を台無しにされたのに……。

【5】事件直後のしばき隊(男組)関係者のLINE

【5】事件直後のしばき隊(男組)関係者のLINE

事件直後のうろたえた彼らの情況がよく判るLINEです。混乱した中で、このような資料がどんどん外部に漏れています。

【6】事件当日、あらい商店に現われた有田芳生(当時、参議院議員)

【6】事件当日、あらい商店に現われた有田芳生(当時、参議院議員)

リンチが行われたのは2014年12月17日未明ですが、その日のうちに、しばき隊系国会議員・有田芳生が、リンチに至る飲み会の1軒目の大阪・十三(じゅうそう)に在る「あらい商店(現ピンナ食堂)」を訪れ情報収集に努めています。有田のツイートによれば、有田の前にソウル・フラワー・ユニオンの中川敬が訪れています。それから5軒の飲食店を回り、5軒目のワインバーで事件は起きます。

【7】李信恵の「謝罪文」

【7】李信恵の「謝罪文」

全7枚ですが、最初のページと最後のページのみを挙げておきます。全文は『暴力・暴言型社会運動の終焉』に掲載されています。周囲(特に「コリアNGセンター」)から叱責されて書いたものでしょうが、少なくともこの時点ではヌエ的ながらも反省の姿勢は窺いしれます。

【8】リンチに連座しM君を一発殴った李普鉉の「謝罪文」

【8】リンチに連座しM君を一発殴った李普鉉の「謝罪文」

全4枚と長文ですが、いわば“脇役”ですので、最初の1ページだけを掲載するにとどめます。最近、この男の情報が伝わりませんが、おそらく活動をやめたのでしょう。

【9】良心的在日コリアンのツイート

【9】良心的在日コリアンのツイート

金良平や李信恵らを不良在日コリアンとすれば、遙かに良心的な在日コリアンです。おそらくほとんどの在日コリアンは、黙っていても、この方のような方が多数だと信じますが、このような方の声が活かされなかったことも、本件では重要だったと思います。   

(つづく)

リンチ被害者М君の心情に寄り添い、地を這う取材を元に編纂、出版したリンチ関連本。【第一弾】鹿砦社特別取材班編著『ヘイトと暴力の連鎖 反原連‐SEALDs-しばき隊-カウンター』/【第二弾】同『反差別と暴力の正体 暴力カルト化したカウンター-しばき隊の実態』/【第三弾】同『人権と暴力の深層 カウンター内大学院生リンチ事件真相究明、偽善者との闘い』/【第四弾】同『カウンターと暴力の病理 反差別、人権、そして大学院生リンチ事件』/【第五弾】同『暴力・暴言型社会運動の終焉 検証 カウンター大学院生リンチ事件』/【第六弾】同『真実の暴力の隠蔽 カウンター大学院生リンチ事件の闇を解明する!』

《対エル金訴訟報告 続》鹿砦社の出版物は「ミニコミ」? 金良平とこの代理人で元祖しばき隊・神原元弁護士の悪意ある決め付けに簡単に騙された裁判所の見識を問う!

上告人=鹿砦社代表 松岡利康

金良平(一審原告。被上告人)とこの代理人・神原元弁護士は、鹿砦社の出版物を「ミニコミ誌に近いローカル雑誌であり、読者はほとんどいないから、極めて少数」(控訴理由書)と嘲笑しています。

これに対して私たちは「悪意ある決め付け」と批判し、また、神原弁護士による、まさにこうしたレトリックに騙された一審、控訴審の裁判官を上告理由書では「この程度のことが見抜けないような原審裁判所は、被上告人訴訟代理人弁護士のレトリックにまんまと乗せられた、世間知らずの無能な裁判官、というしかない」と厳しく弾劾しました。

神原弁護士による冒頭に挙げた文言は、金良平の暴行が厳然たる事実で、これは既に鹿砦社の出版物(6冊のリンチ関連書)などによって事実や情報が拡散され「公知の事実」として広く知られていると主張したことに対してのものですが、「公知の事実」ではないと主張するために、言うに事欠いてそう強弁するしかなかったのでしょう。

リンチ被害者М君の心情に寄り添い、地を這う取材を元に編纂、出版したリンチ関連本。【第一弾】鹿砦社特別取材班編著『ヘイトと暴力の連鎖 反原連‐SEALDs-しばき隊-カウンター』/【第二弾】同『反差別と暴力の正体 暴力カルト化したカウンター-しばき隊の実態』/【第三弾】同『人権と暴力の深層 カウンター内大学院生リンチ事件真相究明、偽善者との闘い』/【第四弾】同『カウンターと暴力の病理 反差別、人権、そして大学院生リンチ事件』/【第五弾】同『暴力・暴言型社会運動の終焉 検証 カウンター大学院生リンチ事件』/【第六弾】同『真実の暴力の隠蔽 カウンター大学院生リンチ事件の闇を解明する!』

しかし問題は、神原弁護士による、そうしたレトリックに一審裁判所も控訴審東京高裁も、まんまと騙され、次のように判示しています。

「6冊の書籍には、本件事件に関する記載があることは認められるものの、上記書籍が広く読まれていると認められるに足りる証拠はなく、その内容等に照らしても、本件投稿の時点において、原告(注・金良平)の本件事件係る犯罪歴が広く認識されていたと認めることはできない。」

果たしてそうでしょうか? 本件リンチ事件についての情報、主たる暴力行使者・金良平らの存在は、在日の社会や反差別運動、社会運動の内部や周辺で「広く認識されていた」のは確固たる事実です。だからこそ、国会議員や名の有る「知識人」らを先頭に隠蔽工作に走ったわけでしょう。確かに私たちが被害者から相談を受け支援と真相究明に乗り出すまでの一年余りは隠蔽に成功しました。

鹿砦社が出版している月刊『紙の爆弾』は昨年4月、創刊20周年を迎え、広く多くの読者に支持されてきました。何事も20年も続けることは大変なことです。書き手も著名なジャーナリストらが多士済々名を連ねて、出版界に確固たる地位を占めてきています。

リンチ関連本は、リンチの際の阿鼻叫喚の音声データ(CD)を付けたものを除き(これは製作費が嵩み限定版としました)、上記の『紙の爆弾』の増刊号として発行されてきましたが、ほとんどが本誌よりも部数が多く、中には増刷をしているものもあります。

『紙の爆弾』の実売は、出版界の老舗業界紙『新文化』に月一掲載のランキング表を私のFBに転載している通りですが、この2年分のコピーも、上告理由書に添付しました。時として書店によれば、『中央公論』や『潮』といった大手出版社の雑誌よりも売れています。鹿砦社の雑誌が「ミニコミ」なら、『中央公論』や『潮』も「ミニコミ」ということになります。『中央公論』や『潮』を「ミニコミ」と言う人は、まずいません。

さらに、大手取次会社、トーハンと日販から最新の『紙の爆弾』の全国書店への配本リストを取り寄せ、これも添付しました。北は北海道から南は沖縄まで全国津々浦々の書店に配本されていることが一目瞭然です。これは、「ミニコミ」にできることではありません。

ところで、神原弁護士の言う「ミニコミ」とは何なんでしょうか? 普通「ミニコミ」とは50部、100部から、せいぜい500部程度の発行で、雑誌コードや書籍コードも付かずに、仲間内で配布したり、例えば東京の模索舎とかミニコミを扱う少数の書店に置くものだと思われます。みなさん、そうではないですか?

金良平は、リンチ被害者M君に対する激しい暴行により、刑事事件としては罰金40万円を課せられています(大阪簡裁 平成28年3月1日。金良平は、この「略式命令」書を晒したことが「プライバシー侵害」だと言うわけです)。民事訴訟では賠償金113万円余を課せられました(大阪高裁 平成30年10月19日)。これらはまさに「公知の事実」として知る人ぞ知る事実です。これだけでも神原弁護士が主唱する「リンチはなかった」という言説が悪意あるデマであることがわかります。「リンチがなかった」のなら刑事で40万、別途民事で117万円余(プラス利息)を課せられることはないわけです。こんな単純なことも、判っているのかいないのか(おそらく判ってはいるのでしょうが)、「リンチはなかった」と強弁するのは、いかがなものでしょうか? いくら弁護士が三百代言だとはいえ、度が過ぎます。まさにトロツキー流に言えば「偽造するスターリン学派」の物言いです。それは、金良平を主要暴力行使者による被害者M君への冒瀆であり、M君の人権を蔑ろにするものと断ぜざるをえません。

リンチ被害者M君は、事件以来いまだに凄絶な暴力に対するPTSDに苦しめられ、かつ一流国立大学大学院博士課程を修了しながら、研究者としての道を閉ざされ人生を狂わされたのです。まったく不憫でなりません。

こら、金良平、わかっているのか!? 事件後一度は「謝罪」文を出し活動自粛を約束しながら、のちにこれを一方的に反故にした金良平自身の良心を厳しく問いたいと思います。同時に、金良平と共にリンチに連座した李信恵らの良心と人権感覚も厳しく問うことも言うまでもありません。

また、私たちが相談を受け本格的にM君支援の真相究明、裁判闘争に乗り出すまでの一年余りも誠実にことに対処するのではなく、故意に事件を隠蔽した徒輩、セカンドリンチに手を染めた者ら、本件は、リンチに直接連座した金良平、李信恵ら5名、隠蔽に関わった者、公然と加害者を支持し被害者М君を苦しめた者、「見ざる言わざる聞かざる」を貫いた者ら……その人、一人ひとりの人権感覚、人間性を厳しく問う事件だと考えてきました。

私は、相談を受け、資料を一瞥し、即M君支援を決断しました。以来、いまだに訴訟を続けているわけで、しんどくないと言えば嘘になりますが、その時の決断、M君支援と真相究明を続けてきたことは、おのれの一片の良心に誓って間違いではなかった、まったく正しかったと信じてきましたし、今も信じています。

私たちの問いかけに逃げた者の一人に池田香代子という作家がいます。彼女はフランクルの名著『夜と霧』の新訳を上梓しています。言葉の上ではなく、現実に「夜と霧」的場面に遭遇した時に、人間として、どう対処するか、ということです。そうではないでしょうか? 私の言っていることは間違っていますか?

私は学生時代、『夜と霧』に強い衝撃を受けました。金良平らによるリンチ事件にも、同様の衝撃を受けました。前述しましたように、瞬時に、これは見棄ておけないと思いました。すぐにアクションを起こしたということは言うまでもありません。万が一、M君の言うことが嘘だったり、「リンチはなかった」りしたら、すぐに撤退するつもりでした。実際はそうではなく、加えて金良平、李信恵ら加害者や、これをヘルプする者らの非人間的な態度が続き、私(たち)も硬化していかざるをえなくなりました。正直のところ、私は、加害者らが公に真摯に謝罪し被害者M君にそれ相応の治療費や賠償金を支払って和解することを望んでいましたが(それは、私の強い言葉の端々に記しています)、そうはならず、逆にセカンドリンチや罵詈雑言が、M君は勿論、私(たち)に向けられ泥沼化していきました。私の会社の中にも3年間勤めスパイがいたこともショックでした。

本件リンチ事件は、多くの教訓を残しました。普段、暴力反対と声高に叫ぶ者が、実際に凄絶な暴力を目の当たりにした際にどう振る舞うのか?──多くは逃げました。逆に開き直り、被害者M君に対して口汚く罵倒し、いわばセカンドリンチに手を染めた者もいます。

いい機会なので、これから断続的に、リンチ事件についての基本的資料を呈示し、それらについてコメントしていきたいと思います。なお、資料は膨大にわたりますので、抄録(以下の「辛淑玉文書」のように7枚の内2枚とか長いものは一部)になります。

まずは今回、リンチ事件からしばらくして金良平がリンチ被害者M君に渡した「謝罪」文(全2枚)と、「辛淑玉文書」(全7枚の内の2枚)をアップします。

少なくともこの時点では、当該リンチ事件に対する反省の念や、しっかり対応するとのスタンスが見られます。問題は、こののち、二人ともこれらの文書を反故に開き直ったことでしょう。こうしたことによって、当該リンチ事件への対応は混乱し、このこと一つとっても、在日コリアンに対する誤解や疑問が増幅されたことは否めません。逆に、しっかり人間らしい対応をしていれば、いわれなき差別と偏見を浴びながら日本社会に生きる在日コリアンへの畏敬の念が上がったのではないか、と残念でなりません。

《対エル金訴訟報告》最高裁に上告理由書を提出! なぜ、身障者夫妻への身の危険よりも、住所不定の凶暴な不良在日コリアンの「プライバシー」が“過保護”されるのか?

上告人=鹿砦社代表 松岡利康

「カウンター大学院生リンチ事件」(別称=しばき隊リンチ事件)の主たる暴行実行犯「エル金(エルネスト金)」こと金(本田)良平が、みずからの前科が暴露されたとして、「プライバシー侵害」だと当社と作家・森奈津子さんを民事提訴したことについては、このかん節目節目で報告してきました。

一審東京地裁立川支部は、金良平の訴えを一部認め両者に賠償金11万円(請求110万円)と、森さんがネットにアップした「略式命令」書の削除を命じました。

これに対し当社と森さんは控訴し、これは棄却され最高裁に上告しました。

この過程で、昨年1月、両者の代理人を務めてくれた内藤隆弁護士が急逝されました。内藤弁護士は1996年から約30年、『週刊ポスト』と連携し大相撲の八百長を告発した書籍を出版した件で東京地検特捜部に刑事告訴(不起訴)されて以来、対アルゼ民事訴訟はじめ鹿砦社の裁判闘争を一手に引き受けていただきましたが、内藤弁護士の急逝は本件訴訟にとっても正直大きな痛手でした。

ちなみに、内藤弁護士の人となりを象徴する事件として、デモへの機動隊の暴虐を監視するために立ち会っていたところ、機動隊の暴虐に強く抗議し、あろうことか逮捕され、日弁連が抗議声明を出すということがありました。

内藤弁護士の急逝に思案していたところ、兄弁の清井礼司弁護士が急遽受任され進行することができました。不測の出来事で、最初から(というより大学院生リンチ事件から)レクチャーし、さすがに名の有るベテラン弁護士、すぐにご理解いただきました。まったく白紙の状態から原告・金良平が犯した凄惨なリンチ事件と彼の狂暴な性格を知り、私たちの想いをご理解いただいた次第です。内藤、清井両弁護士共に動労千葉弁護団に参画し、原告代理人・神原元弁護士が口汚く詰る「極左」弁護士です。

ちなみに清井弁護士は、私が出版の世界に本格的に入った際に手取り足取り編集のノウハウを教えていただいた、装丁家にして活字研究家の鬼才・府川充男さんの学生運動のボスでした。これも何かの因縁です。音楽家の坂本龍一も“府川軍団”に属していたそうです。

2月から3月に入り慌ただしくご報告が遅れましたが、2月27日、「上告理由書」を最高裁に提出いたしました。清井弁護士、森さん、そして松岡の怒りがぶち込まれた力作です。

まず、金良平は実際に住んでいる住所をあくまでも秘匿したことに対しては、かつてリンチ被害者M君が提訴した際に、裁判所に提出した住所が駐車場だったりしたこともあって、住所ぐらいはきちんと明記しろと求めたにすぎないわけですが、これを裁判所は却下しました。清井弁護士の言う“過保護”の所以です。かつて李信恵との訴訟でも感じていましたが、不良在日コリアンに対する“過保護”が目立ちました。

一審で下された賠償金は11万円、請求額の1割、森さんと2者で分ければ5万5千円(プラス利息)で、これを支払えばお終いでしょうが、私には金良平の暴行によって人生を狂わされたリンチ被害者M君の悔しさを思うと、お金の問題ではなく、こうした不良在日コリアンを許してはならないと考える次第です。

金良平はリンチ事件関係の訴訟が終わってから、生まれ育った大阪を離れ、いつのまにか関東地方に移住していますが、森さんにとっては恐怖でしかありません。それに、森さんは、結婚からしばらくして難病を発症し24時間介護の夫がいて、それも共同住宅の1階に住んでいます。以前にもしばき隊に連なる者らに自宅周辺を徘徊されたこともあり、殺人予告もされています。森さんは日頃の強気なSМS発信から“鉄の女”のイメージがありますが、実際はそうではありません。

かつて金良平が、大学院生(当時)М君に加えた凄絶な暴力を想起すると、彼が森さんに執拗に粘着しているのを見るに、彼の「プライバシー」云々よりも、いかなる手段を取ってもみずからの身を守ることを最優先にすべしと、彼がМ君に行った暴行の「略式命令」書を送った次第です。森さんはそれをXにアップしたわけですが、金良平の森さんへの粘着はピタッと止まりましたので、効果はあったということでしょう。これで止まなければ、私は、取材の過程で取得したしばき隊の活動家リスト(住所、電話など明記)さえも暴露しようと思いました。

私が森さんに金良平の前科を記した「略式命令」書を送ったのは、いわゆる「しばき隊リンチ事件」における金良平の狂暴さを、訴訟の過程でも実感したからです。前科という「プライバシー」を晒してはいけないという綺麗言では何も解決できません。

それに金良平の前科は、すでに〈公知の事実〉で、きのうきょう出て来た話ではありません(この件は続編で述べます)。

そうしたことについては、「上告理由書」の最後に、次のように記しています。――

「一般的に、犯罪を犯しながらもその後真っ当に生きる者の前科を晒すことがいいことではないことや、ありていに言えば『プライバシー侵害』にあたる可能性がある場合もあることを上告人(注:松岡、森)が理解していないわけでもない。(中略)
 松岡は、M氏支援の過程で、裁判所の理性や良心でも止めることができない凶暴性を知った。森は、集合住宅の1階で、結婚直後に難病を発症した夫と暮らし、いつ何時、襲撃されたり嫌がらせを受ける可能性が大きく、金良平の狂暴性、それも大阪から関東(おそらく神奈川県)に引越したことなどで、その危険性を松岡は強く感じた。裁判官に問いたいが、こうした場合でも、前科が有る無しはともかく、凶暴極まりない金良平の『プライバシー』を優先するのであろうか? 身障者夫妻の身体へ危害を加えられる危険性が切迫していることは蔑ろにせよというのか? 受忍にも限度がある。
 最高裁判所にあっては、一審、控訴審の、身障者夫妻への身の危険に配慮を欠いた判断は、まさに身障者差別と断ぜざるを得ず、一方で不良在日コリアンに対する“過保護”というバランスを欠いた愚判と言わざるを得ない。」

リンチ被害者М君の心情に寄り添い、地を這う取材を元に編纂、出版したリンチ関連本。【第一弾】鹿砦社特別取材班編著『ヘイトと暴力の連鎖 反原連‐SEALDs-しばき隊-カウンター』/【第二弾】同『反差別と暴力の正体 暴力カルト化したカウンター-しばき隊の実態』/【第三弾】同『人権と暴力の深層 カウンター内大学院生リンチ事件真相究明、偽善者との闘い』/【第四弾】同『カウンターと暴力の病理 反差別、人権、そして大学院生リンチ事件』/【第五弾】同『暴力・暴言型社会運動の終焉 検証 カウンター大学院生リンチ事件』/【第六弾】同『真実の暴力の隠蔽 カウンター大学院生リンチ事件の闇を解明する!』

暴力・暴言型社会運動の終焉 検証 カウンター大学院生リンチ事件
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https://www.amazon.co.jp/dp/B08VBH5W48/

福島原発事故から15年 ── この意味を問う鹿砦社の書籍と、唯一の脱(反)原発情報誌『季節』を読もう!『季節』の継続発行、鹿砦社の言論・出版活動活性化のため、鹿砦社の本を買って応援してください!

鹿砦社代表 松岡利康

福島原発事故から3・11で15年となります。──

この意味を問い返しための材料として、私たちが丹念に作って来た書籍と、わが国唯一脱(反)原発情報誌『季節』をお薦めいたします。

以前にもお伝えしましたが、このかん倉庫や書庫を整理していく過程で、松岡が本格的に出版の世界に踏み入れる際に、ちょうど縁あって歴史家の小山弘健先生と出会い、「われわれの出版の目的は一、二年で忘れ去られることのない本を作ることである」という、『戦争論』で有名なクラウゼヴィッツの言葉を教えていただきました。果たして私たちは「一、二年で忘れ去られることのない本」をどれほど作って来たであろうか──汗顔の極みです。

このかん、書庫として借りていた2室の撤去→本社書庫への移動、倉庫の在庫削減などで、これまで出版した本を整理してきました。思わぬ“発見”も少なからずあり、自分の〈原点〉を想起、再確認しました。

一冊一冊に想い出があります。自分で言うのも僭越ですが、なかなかいい本もあります。以下に挙げた本もそうです。

また、これも何度も申し上げていますが、いやしくも私たちは本(書籍や雑誌)を出す出版社ですから、本を買ってご支援いただくことが基本です。

今回は福島原発事故から15年について、『季節』最新号やバックナンバー、これまでに出して来た脱(反)原発関係の書籍を、この機会にご購読いただき、その意味を問い返していただきたいと思います。

まずは『季節』の前身『NO NUKES voice』の創刊号から14号の中からセレクトし堂々600ページ余の大冊となった 『3・11の彼方から』、私たちの世代の絶対的カリスマ・山本義隆さんが寄稿された長大な講演録を収録した『季節2025夏・秋合併号』です。10年余り発行してきた『季節』の到達点で今後の方向性を決定づけた号と自認しています。そうした中で『季節』春号は3・11から15年のこの日に増ページ記念号として発行されました。

さらに本誌『季節』については皆様方からの定期購読、会員でのご支援がベースとなりますので、更なる継続・更新、新規拡販協力をよろしくお願い申し上げます。

また、『季節』でもたびたびご登場いただいている精神科医・野田正彰先生の2冊の著書『流行精神病の時代』『過ぎし日の映え』(野田先生によれば、先生の「精神医学の総括、辞世の書」ということです。『過ぎし日の映え』を元に野田先生にインタビューした朝日記事掲載(2月22日)後、『過ぎし日の映え』は5日間で250冊余りの注文が入り、また本書に強く感銘を受けた、ある方は100冊買い取り知人らに配られました)。

さらに『季節』の編集委員の尾﨑美代子さんが日々の冤罪被害者との対話や取材をまとめられた『日本の冤罪』、昨年まで『季節』で長年連載してくれ冤罪(甲山事件)被害者でもある山田悦子さんらが戦後70年に際して編纂された『唯言(ゆいごん) 戦後七十年を越えて』は、資料として「日本国憲法」「あたらしい憲法のはなし」「大日本帝国憲法」「軍人勅諭」「教育勅語」等を収録した貴重な一冊です。

福島原発事故問題を考えるために、ぜひ一連の鹿砦社の書籍・雑誌を参考資料としてお読みいただきたくお願いいたします。

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鹿砦社 https://www.rokusaisha.com/

私たちは休刊の危機にある『季節』の発行を継続する決意です! 私たちは唯一の脱(反)原発情報誌『季節』の旗を守りたい! 『季節』を脱(反)原発言論の強固な拠点にしたい! 発行困難の壁を総力で突破し、『季節』の発行継続、鹿砦社の言論・出版活動継続に圧倒的なご支援を!

『季節』編集長 小島卓
鹿砦社代表  松岡利康

『季節』を愛し、また鹿砦社の言論・出版活動を支持・支援される皆様!

『季節』2026年春号をお届けいたします。実際に寄稿や取材にご協力賜った皆様方、熱心な読者の皆様方、本誌『季節』は創刊11年(いわば“親誌”の『紙の爆弾』はもうすぐ21年)を経過し、新型コロナがこの国を襲って以来ずっと発行継続困難な情況に直面してきました。今号も発行が危ぶまれましたが、何とか発行に漕ぎ着けました。コロナ禍以降は、毎号発行が困難な中で、『紙の爆弾』もそうですが、心ある方々のご支援を仰ぎ資金を工面しつつ一号一号発行してきました。

年末は、どこの中小企業や零細出版社もそうですが、年を越すために塗炭の苦しみに喘ぎます。特に昨年末は厳しかったですが、多くの皆様方のご支援により乗り越え、『季節』2025年冬号をお届けし、次いで本誌でもたびたび登場され好評の野田正彰先生の『過ぎし日の映え』を刊行することができ、不安を抱えながらも年を越し新年を迎えることができました。

そうして2026年――年度末の危機的情況に直面しつつも春号をお届けすることができました。今号は、東日本大震災、とりわけ福島原発事故から15年を迎え、増ページ記念号として発行いたします。

私たちの出版社・鹿砦社は、時代の転換点・1969年の創業です。以来半世紀以上にわたり、多くの書籍・雑誌を世に送ってまいりました。数千点に及びます(正確な出版点数不詳)。創業時のメンバーはほとんど亡くなり、わずかに前田和男さん一人、『続・全共闘白書』『冤罪を晴らす! 食肉界の異端児の激闘20年』『昭和待場のはやり歌』などを著し今でも気を吐いています。

松岡が経営を引き継いでからもうすぐ40年が経とうとしています。1985年に松岡・小島が出会ってからも40年余り経ち、一時小島がインドに渡った時期を除き一緒にやっています。晴れた日も土砂降りの日もありました。そして松岡はやがて後期高齢者を迎えようとしています。松岡としては、まだまだやるべき課題が残っており、このままでは死ねません。

『季節』という誌名は、遙か1970年代後半、この国の大きな転換点だった1960年、70年という〈二つの安保闘争〉の歴史的意味を問い直すという目的で思想史・論争史の雑誌として創刊され、本号に寄稿された方にも当時その読者だった方もおられるそうですが(時々こういう方に出会います)、創刊準備号、特別増刊号含めわずか14号ながら、いわば伝説の雑誌として語られてきました。

脱(反)原発雑誌としては2014年8月に松岡が編集長・発行人として『NO NUKES voice』の誌名で創刊、2022年3月発行の号(通巻31号目)から『季節』に誌名変更(先祖返り?)しています。初心に戻るという意味もありましたが、『季節』という誌名への愛着もありました。

いささか話が逸れてきましたが、ウクライナ、ガザ、そしてイランと戦火は、収まるどころか拡がってきています。私たちは〈二つの安保闘争〉、これ以降も続きアメリカ軍を追い出し75年和平を勝ち取ったベトナム反戦運動、たびたびの戦争への蠢動に対し市民や戦闘的学生らが抵抗し、対決しつつ、なにはともあれ戦後80年、平和を守ってきました。こまかい問題はあるでしょうが、日本の歴史で80年戦争がなかったことはすごいことです。

今後はどうなるか不安をぬぐえませんが、私たちは『季節』を拠点に皆様方と共に連携し、反戦、そして脱(反)原発の闘いを持続していきましょう! 

こうした意味においても、私たちの雑誌『季節』は反戦、脱(反)原発の強固な砦でなければなりません。

私たちの出版社・鹿砦社、なかんずく『季節』『紙の爆弾』は、幾多の苦難を乗り越え『季節』は一昨年10周年、『紙の爆弾』は昨年4月で20周年に至り、多くの皆様方に祝っていただき、また厳しい叱咤激励も受けました。多くの雑誌が権力のポチと化し、『季節』や『紙爆』のようにタブーを恐れない雑誌がなくなったからでしょう。皆様、最寄りの大きな書店やネットを見渡してみてください。性根を入れて脱(反)原発の旗を掲げ続けているのは『季節』しかありません! 断固『季節』の旗を守らなければなりません。

以後私たちは、次の10年に向けて歩み始めていますが、遺憾ながらなかなか苦境を打開できずにいます。昨年末のノルかソルかの勝負所も、皆様方のお力をお借りして突破できました! そして今、本誌前号の挨拶文でもお約束したように、3・11東日本大震災―福島原発事故から15年に際し本誌『季節』春号を発行し皆様にお届けすることができました! 

しかし、これはあくまで通過点にすぎません。『季節』次号の準備、また創刊10周年事業として刊行が始まったセレクション集『3・11の彼方から』のvol.2の編纂にも取り掛からねばなりません。

資金不足問題はまだまだ続くと思いますが、昨年刊行した本の中に堅調なものも現われ明るい日差しも見えてきました。今しばらく皆様方のお力をお貸しください! 私たちはまだまだくたばりません! やるべき課題もまだ残っています。これまで何度も地に叩きつけられ、浮き沈みを繰り返して今がありますが、目敏く勝機を掴み、必ず復活します! 変わらぬ、いや、より一層のご支援をお願いいたします!

圧倒的なご支援で、唯一の脱(反)原発情報誌『季節』の発行継続を死守しましょう!

◆     ◆     ◆     ◆     ◆

季節2026春号
『NO NUKES voice』改題 通巻45号
紙の爆弾2026年4月号増刊
2026年3月11日発行
A5判 総148ページ(本文144ページ+カラーグラビア4ページ)
定価880円(税込み)


《グラビア》わたしはこれから毒を吐く
(文◎菅野みずえ/写真◎飛田晋秀)

《報告》小出裕章(元京都大学原子炉実験所助教)
 浪費による危機と嘘をつく国
《報告》樋口英明(元福井地裁裁判長)
 最後に鍵を握るのは国民
《インタビュー》井戸謙一(弁護士)
 原発訴訟の流れは変わる
 司法の現状と展望

《特集1》東電・福島原発事故十五年

終わりなき核災害

《報告》川島秀一(民俗学者)
 福島の海は今
《報告》北村敏泰(ジャーナリスト)
 原発に抗い続ける宗教者たち
 あらゆる「生きとし生けるもの」のために
《報告》コリン・コバヤシ(ジャーナリスト)
 福島エートス 受忍のプロパガンダ
《報告》渡邊とみ子(飯館村「までい工房美彩恋人」代表)
 3・11から十五年① 種をつなぎ、後継者をつくる
《報告》大河原さき(ひだんれん事務局長、三春町在住)
 3・11から十五年② 未来の世代が住み続けられる地球のために
《報告》森松明希子(原発賠償関西訴訟原告団代表)
 3・11から十五年③ 原発被害者の「絶望」を終わらせてほしい
《報告》鈴木博喜(民の声新聞)
 原発追い出し訴訟 否定され続けた区域外避難者の十五年

《特集2》東電・柏崎刈羽原発再稼働

「第二の福島」は起きないか

《報告》まさのあつこ(ジャーナリスト)
 セキュリティとセーフティの欠陥と再稼働の実態
《報告》後藤政志(元東芝・原子力プラント設計技術者)
 自滅する原子力産業と技術のあり方
 柏崎崎刈羽6号機の制御棒問題と東京電力の劣化
《報告》山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
 再稼働で起きている深刻な危険
《報告》武本和幸(刈羽村議会議員)
 なぜ不正が繰り返されるのか
 地震想定を過少評価する原発利権の構造
《討論》柏崎刈羽原発再稼働の是非を考える新潟県民ネットワーク
 再稼働 許していいのか 1・11集会
 経過報告とリレートーク
 ○吉田裕史(県民ネットワーク事務局)
 「再稼働容認」判断と今後の課題
 ○石崎誠也(新潟大学名誉教授)
 県内学者・研究者有志による原発再稼働中止を求める声明の概要
 ○浅利親男(柏崎刈羽PAZ住民の会)
 荒浜住民投票は七六%が原発反対だった
 ○笹口孝明(元巻町長)
 東北電力巻原発撤回住民投票の意義 県民こそが真の決定権者であるべき
 ○片岡輝美(会津放射能情報センター代表)
 福島原発事故の経験から 「安心して生きる権利」を諦めない
 ○佐々木かんな(アンダー30の会代表) 
 自分たちの場を立ち上げる


《報告》今中哲二(京都大学複合原子力科学研究所研究員)
 家庭用ソーラー発電 九年間の運用実績
《報告》なすび(被ばく労働を考えるネットワーク)
 国・電力会社の「一〇〇mSv安全論」の非科学性
 「あらかぶ裁判」から広範労災認定を求める運動へ
《報告》中道雅史(核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会事務局長)
 《徹底解説》核と軍の拠点・青森県《前編》
《報告》山崎隆敏(元越前市議)
 福井県に溜まり続ける「核のゴミ」
 関電は約束を守れない
《報告》大今歩(高校講師・農業)
 原発は止めたけど風力発電がやってきて
《報告》再稼働阻止全国ネットワーク
 高市軍拡政権という台風が吹き荒れても
 原発再稼働阻止の運動は止まらない
《衆院選》青山晴江(たんぽぽ舎会員)
 絶望させるのも人だが、希望を与えてくれるのも人……
《民主主義》青柳純一(翻訳家)
 “中道改革連合”の大義・理念を問う 
 憲法九条を戦後民主主義の墓標にしてはならない
 《柏崎刈羽》漆原牧久(再稼働阻止全国ネットワーク)
 「柏崎刈羽原発動かすな」官邸前行動の取組み
《規制委》木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
 東電柏崎刈羽6号機再稼働、衆議院選挙高市自民勝利に怒り
 敵を知ろう、メディアと若者に働きかけよう
《東海第二》志田文広(とめよう!東海第二原発首都圏連絡会・世話人)
 東海第二原発の地層はどの原発と比べても脆い!
《浜岡原発》けしば誠一(反原発自治体議員・市民連盟事務局長)
 「浜岡原発での耐震設計データの捏造・改ざん」生み出した
 電力事業者任せの審査体制の抜本的改善を求めます
《岐阜》中川敦詞(「さよなら原発・ぎふ」、たんぽぽ舎運営委員)
 過去十五年にわたり「集会&パレード」を三カ月毎に開催
 持続可能で安心して暮らせる社会のあり方を共に考え行動する
《アピール》山谷労働者福祉会館活動委員会 山谷争議団・反失実
 貧者を排除する山谷の再開発に反対!
 これ以上山谷にマンションを建てるな!
《反原発川柳》乱鬼龍選

amazon https://www.amazon.co.jp/dp/B0GGX7H2DR/

闘病の中、魂の書家・龍一郎が揮毫した書

唯一の脱(反)原発情報誌『季節』春号、3・11発売!

鹿砦社代表 松岡利康

『季節』春号は東日本大震災―福島原発事故から15年の3月11日に発売になります。以下、表紙画像、巻頭言、詳しい書誌情報をお知らせいたします。ご購読よろしくお願いいたします!

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季節2026春号
『NO NUKES voice』改題 通巻45号
紙の爆弾2026年4月号増刊
2026年3月11日発行
A5判 総148ページ(本文144ページ+カラーグラビア4ページ)
定価880円(税込み)


《グラビア》わたしはこれから毒を吐く
(文◎菅野みずえ/写真◎飛田晋秀)

《報告》小出裕章(元京都大学原子炉実験所助教)
 浪費による危機と嘘をつく国
《報告》樋口英明(元福井地裁裁判長)
 最後に鍵を握るのは国民
《インタビュー》井戸謙一(弁護士)
 原発訴訟の流れは変わる
 司法の現状と展望

《特集1》東電・福島原発事故十五年

終わりなき核災害

《報告》川島秀一(民俗学者)
 福島の海は今
《報告》北村敏泰(ジャーナリスト)
 原発に抗い続ける宗教者たち
 あらゆる「生きとし生けるもの」のために
《報告》コリン・コバヤシ(ジャーナリスト)
 福島エートス 受忍のプロパガンダ
《報告》渡邊とみ子(飯館村「までい工房美彩恋人」代表)
 3・11から十五年① 種をつなぎ、後継者をつくる
《報告》大河原さき(ひだんれん事務局長、三春町在住)
 3・11から十五年② 未来の世代が住み続けられる地球のために
《報告》森松明希子(原発賠償関西訴訟原告団代表)
 3・11から十五年③ 原発被害者の「絶望」を終わらせてほしい
《報告》鈴木博喜(民の声新聞)
 原発追い出し訴訟 否定され続けた区域外避難者の十五年

《特集2》東電・柏崎刈羽原発再稼働

「第二の福島」は起きないか

《報告》まさのあつこ(ジャーナリスト)
 セキュリティとセーフティの欠陥と再稼働の実態
《報告》後藤政志(元東芝・原子力プラント設計技術者)
 自滅する原子力産業と技術のあり方
 柏崎崎刈羽6号機の制御棒問題と東京電力の劣化
《報告》山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
 再稼働で起きている深刻な危険
《報告》武本和幸(刈羽村議会議員)
 なぜ不正が繰り返されるのか
 地震想定を過少評価する原発利権の構造
《討論》柏崎刈羽原発再稼働の是非を考える新潟県民ネットワーク
 再稼働 許していいのか 1・11集会
 経過報告とリレートーク
 ○吉田裕史(県民ネットワーク事務局)
 「再稼働容認」判断と今後の課題
 ○石崎誠也(新潟大学名誉教授)
 県内学者・研究者有志による原発再稼働中止を求める声明の概要
 ○浅利親男(柏崎刈羽PAZ住民の会)
 荒浜住民投票は七六%が原発反対だった
 ○笹口孝明(元巻町長)
 東北電力巻原発撤回住民投票の意義 県民こそが真の決定権者であるべき
 ○片岡輝美(会津放射能情報センター代表)
 福島原発事故の経験から 「安心して生きる権利」を諦めない
 ○佐々木かんな(アンダー30の会代表) 
 自分たちの場を立ち上げる


《報告》今中哲二(京都大学複合原子力科学研究所研究員)
 家庭用ソーラー発電 九年間の運用実績
《報告》なすび(被ばく労働を考えるネットワーク)
 国・電力会社の「一〇〇mSv安全論」の非科学性
 「あらかぶ裁判」から広範労災認定を求める運動へ
《報告》中道雅史(核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会事務局長)
 《徹底解説》核と軍の拠点・青森県《前編》
《報告》山崎隆敏(元越前市議)
 福井県に溜まり続ける「核のゴミ」
 関電は約束を守れない
《報告》大今歩(高校講師・農業)
 原発は止めたけど風力発電がやってきて
《報告》再稼働阻止全国ネットワーク
 高市軍拡政権という台風が吹き荒れても
 原発再稼働阻止の運動は止まらない
《衆院選》青山晴江(たんぽぽ舎会員)
 絶望させるのも人だが、希望を与えてくれるのも人……
《民主主義》青柳純一(翻訳家)
 “中道改革連合”の大義・理念を問う 
 憲法九条を戦後民主主義の墓標にしてはならない
 《柏崎刈羽》漆原牧久(再稼働阻止全国ネットワーク)
 「柏崎刈羽原発動かすな」官邸前行動の取組み
《規制委》木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
 東電柏崎刈羽6号機再稼働、衆議院選挙高市自民勝利に怒り
 敵を知ろう、メディアと若者に働きかけよう
《東海第二》志田文広(とめよう!東海第二原発首都圏連絡会・世話人)
 東海第二原発の地層はどの原発と比べても脆い!
《浜岡原発》けしば誠一(反原発自治体議員・市民連盟事務局長)
 「浜岡原発での耐震設計データの捏造・改ざん」生み出した
 電力事業者任せの審査体制の抜本的改善を求めます
《岐阜》中川敦詞(「さよなら原発・ぎふ」、たんぽぽ舎運営委員)
 過去十五年にわたり「集会&パレード」を三カ月毎に開催
 持続可能で安心して暮らせる社会のあり方を共に考え行動する
《アピール》山谷労働者福祉会館活動委員会 山谷争議団・反失実
 貧者を排除する山谷の再開発に反対!
 これ以上山谷にマンションを建てるな!
《反原発川柳》乱鬼龍選

amazon https://www.amazon.co.jp/dp/B0GGX7H2DR/

3・11東日本大震災-福島原発事故から15年の日に『季節』を発行するにあたって──

鹿砦社代表 松岡利康

日本で唯一の脱(反)原発雑誌『季節』2026春号が出来上がってまいりました。今号も多くの皆様方のご寄稿、ご協力を賜りました。心より感謝申し上げます。

すでに取次会社に搬入し、東日本大震災―福島原発事故から15年の日3月11日に書店の店頭に並びます。定期購読の方々には3月6日に発送も済みました。チェルノブイリ以外に世界にも類例のない原発事故、そして被災された皆様方がいろいろな想いを持って過ごされた15年、お一人おひとりに、それぞれ感慨深いものがおありのことと察します。被災してはいない私たちにも、福島への想いがあり、バカはバカなりに15年間、福島の復興や原発問題を見つめて来たつもりです。

2011年3・11からしばらくの間、国会や官邸前を取り囲んだ脱(反)原発の叫びは、どこに行ったのでしょうか? おそらくこの3月11日にはメディアもこぞって、この特集を放映、報道するでしょう。アリバイ的に──。

私たちは、そうありたくないということから、小さな雑誌ですが、定期的に発行することで、「福島を忘れるな!」の声を外に向かって叫び、また内に向かっても自分に言い聞かせるつもりで、この雑誌を創刊し持続してきました。最初は威勢よく(創刊号は2万部!)、今は青色吐息(4千部)で続けています。被災された方に接したりお声を聴くと、到底やめるわけにはいかないのです。

昨年、当社から著書を2冊上梓された精神科医・野田正彰先生は直接福島に足を運ばれ、本誌に時々そのレポートを掲載させていただきましたが(その多くが『流行精神病の時代』に収録されています)、あらためてそのレポートを読むと胸が痛みます。このところ本誌休刊の危機に直面していますが、被災された皆様方、無念の死を選ばれた皆様方のお気持ち、想いを顧みると、本誌は何としても継続して発行していかねば、と願っています。

かつての名優・志村喬の代表作に『生きる』という作品があります。監督は巨匠・黒澤明です。30年間勤め上げつつも、さほどの実績がない事なかれ主義の役人が、末期がんを告知され亡くなる直前に子どもたちのために公園にブランコを作ったという作品です。後期高齢者直前の私は、長年かなりの数の本を作ってきましたが、早晩憤死するでしょう。ベストセラーがあるわけでもなく、こうした編集者はざらにいます。『季節』は、この国唯一の脱(反)雑誌です。いささか情況や解釈が違うかもしれませんが、私の『季節』は、“志村喬のブランコ”のようなものです。一つぐらいはのちのちに残したいと願っています。

ちなみに、志村喬は、戦争で多くの仲間が亡くなり、それでも生き延びた贖罪からみずからの映画のギャラをほとんど戦争の被災者、その家族らにこっそりと送り続け、みずからや家族は清貧な暮らしをして来た話は、今や有名で、『生きる』という作品は志村の人生を象徴する秀逸な黒澤作品といえるでしょう。

本誌は今、苦境に喘いでいます。創刊以来黒字になったことがなく、万年赤字です。コロナ前は、他のジャンルの書籍が好調で、これで赤字をカバーしていましたが、コロナ以降は、こちらも売行き急減で、そうもいかなくなりました。

皆様にも、たとえ1冊でも拡販いただければ助かります。さらには定期購読もお願いいたします。定期購読こそが発行継続のベースとなります。

ともかく、多くの方々のご協力で本誌は継続の方向でおりますので、これを大前提として、もっと拡販に努めて行きたいと考えています。何卒ご協力をお願い申し上げます。

本格的な春の訪れが近づいていますが、この15年、復興は道半ばどころか、棄民政策といえる愚策、原発事故に対する無反省、なし崩し的忘却にあり、さらには原発回帰……。

『季節』は小さな雑誌ですが、まだまだ使命があると確信しています。今後共、『季節』存続のために皆様のお力をお貸しください。大きなバックがなく、ギャンブル関係財団からの資金援助(これに喜々として飛びつく「人権団体」の感覚を疑います)もない私たちにとっては読者の皆様方が最大のスポンサーです。わが国唯一の脱(反)原発雑誌『季節』の存在意義をご理解いただき、ご購読のほど、よろしくお願い申し上げます。

3・11の彼方から―『季節』セレクション集 Vol.1

《3月のことば》絆 異体同心

鹿砦社代表 松岡利康

《3月のことば》絆 異体同心(鹿砦社カレンダー2026より。龍一郎揮毫)

早春3月になりました。年度末で、出会いと別れ、卒業と入学、就職と転勤などで慌ただしい季節です。

思い出しますね、50数年前の1970年の今頃、まだ紅顔18歳、東京の大学の入試が済んで京都駅に降り立ち、そのまま、のちに入学することになる大学の合格発表を見るために市電に乗ったことを。当時京都にはまだ市電が走っていました。
それが人生を決定づけた第一歩でした。──

結局は東京の大学には落ちて京都の大学に入学することになりましたが、なんだかんだ言っても、それ以降に多くの人たちと出会い、そして築いた絆が今でも残っています。幸いに良い出会いばかりで、影響を受けた人も少なくありません。また、多くの人たちに助けてもらい今が在ります。

この書を揮毫してくれた龍一郎も、そうした流れの中にあります。

彼が大学を離れたあとに「ゲルニカ事件」という、この国の教育史に残る事件に巻き込まれ、全国の先生方や父兄のみなさんと闘ったことを知ったのはのちのちのことでした。裁判闘争は最高裁で最終的に負けましたが、けっして彼は負けてはおらず、有意義な人生を過ごしてきたと思います。私がいつも言う〈敗北における勝利〉です。

すでにご報告しているように、今彼はがんと闘っています。私たちの絆は揺るぎません。福島原発事故から15年、いつまでも福島の人たちに寄り添っていこうと、龍一郎の提案で始めたカレンダー制作で、私たちの絆は強まりました。私(たち)は最後まで彼を応援していく決意です。

※病と闘う龍一郎へのご支援(闘病資金)をお願いいたします。
 振込先=郵便振替 01760-0-130407 口座名=井上龍一郎
 振替用紙の余白に激励の言葉をお書き添えください。

《表紙》『原子力明るい未来のエネルギー』 紆余曲折を経て 今は文字盤だけが倉庫に眠る(絵=鈴木邦弘)

鹿砦社 https://www.rokusaisha.com/

飯塚修三医師との出会いと西宮人物伝

鹿砦社代表 松岡利康

2年ほど前、突然に同市内で眼科医院を開いておられる飯塚修三医師からお手紙がありました。

西宮北口駅構内の書店で偶然『紙の爆弾』を見つけ、ぱらぱらとめくったら、雪印の牛肉偽装告発で有名な西宮冷蔵・水谷洋一社長の記事が掲載されているので買い、『紙爆』と鹿砦社に関心を持ち、調べられたとのことでした。飯塚医師と水谷さんとの関係については別途記事をお読みください。

数日後、先生が営む医院に伺い、いろいろ歓談させていただきました。真面目で博学な方でした。これを機に『紙の爆弾』を定期購読していただき、昨年7・12の『紙の爆弾』20周年、『季節』10周年をめぐる反転攻勢の集いにもご出席いただきました。

また、先生は西宮医師会の会報に連載を持たれており、西宮に縁のある人たちについて調べ書かれていました。西宮出身で私の大学の大先輩・藤本敏夫さん(故人)についても書かれています。

先生とその会報については、後日、あらためて申し述べたいと思いますが、今回は、7・12反転攻勢の集い・関西の記事と、西宮冷蔵・水谷洋一さんについての記事を転載させていただきます。

【追記】先に飯塚修三医師について記しましたが、飯塚医師は以前にも鹿砦社や、地元出身で私の大学寮の大先輩である藤本敏夫さん(故人)についても西宮医師会の会報に掲載されています。関心のある方はご一読ください。

◎鹿砦社 https://www.kaminobakudan.com/
◎amazon https://www.amazon.co.jp/dp/B0GL5883YV/

雪印の牛肉偽装を告発した西宮冷蔵の闘いの意味を思い出そう!

鹿砦社代表 松岡利康

もう四半世紀近くも前になりますが、私の会社と同じ兵庫県西宮市に在る西宮冷蔵という中小企業が、日本を代表する雪印ブランドの牛肉偽装を告発し日本中が大騒ぎになった事件がありました。

先に紹介した飯塚修三医師が資料を預ける場所に困っていたところ西宮冷蔵の水谷洋一社長が気安く預かってくれ、その水谷社長が『紙の爆弾』に連載(昨年終了)していた記事を偶然書店で見つけ私と知り合うきっかけになったことは、先にご紹介しました。

今度は私が偶然、YouTubeで西宮冷蔵のその事件が登場しているのを見つけました。うまくまとめていました。私も出ていました。照れますね(苦笑)。

https://youtu.be/XHvQ5KdDfLU?si=pG1ydCeeYDWy41j3

※動画視聴は上記URLをクリック

ぜひともご一覧いただきたいと思います。

水谷社長が不正を告発したのはまだ40代、今や70代になります。そして、自殺未遂した娘さんの介護に追われ苦境にあります。鹿砦社以上です。

能天気に「正義は勝つ!」などとほざく徒輩がいますが、世の中、そうはならないことのほうが多いです。この不条理、なんとかならないものでしょうか。

しかし、巨大企業や権力に立ち向かった西宮冷蔵・水谷洋一/甲太郎父子の闘いの意義は、敗れたとはいえ大きいと言わざるをえませんし、今や忘れられた感がありますが、このYou Tube記事をご覧になり真剣に考えていただきたいと思います。

◎鹿砦社 https://www.kaminobakudan.com/
◎amazon https://www.amazon.co.jp/dp/B0GL5883YV/