ご報告と更なるご支援の要請

中川志大新代表を中心に若返りを図り、心機一転、心ある人たちに支えられた〈独立メディア〉として『紙の爆弾』を更に拡大、発展させよう! 半世紀余り幾多の困難を乗り越えてきた鹿砦社を、堅忍不抜の〈言論の砦〉に鍛えよう! 苦境を突破し勝機を掴み“第三の奇跡”を勝ち取ろう! 中川新体制に圧倒的なご祝儀を贈ってください! 心ある皆様のご支援で新生鹿砦社の新たな船出を祝おう!

株式会社 鹿砦社 現代表取締役(10月31日まで)
松岡利康

『紙の爆弾』を愛し鹿砦社の言論・出版活動を支持・支援される皆様! 

先の中川の爽やかな抱負は多くの皆様の共感を得たようですが、これに比して以下の私の文は、いささかどろどろしたリアルな話になることをあらかじめご承知おきください。

中川の文、これに先立ち『紙の爆弾』11・12月合併号において公表しましたように、私たちは重大な決意をもって11月1日付けで鹿砦社の代表交替を決定いたしました。

そして、新たな態勢の元、若返りを図り、苦境を突破し、現在ほぼ見なくなった〈独立メディア〉として貴重な存在になった『紙の爆弾』の拡大・発展を図りましょう! 更に、1969年の創業以来半世紀余り数多の困難を乗り越えてきた鹿砦社を、心ある皆様方のお力をお借りし、その力で支えられ、いかなる権威・権力に屈しない〈言論の砦〉に鍛え上げましょう!

私松岡は去る9月25日で75歳、いわゆる後期高齢者になったのを機に、決算が終わる10月31日付けで鹿砦社の代表取締役を辞し、21年前の「名誉毀損」に名を借りた言論・出版弾圧でも、ただ一人残り会社を守ってくれた中川志大(もとひろ)に代表を禅譲し、心機一転、若返りを図り、若い発想で必ずや新型コロナによってもたらされた苦境を突破してくれるものと信じています。

だからといって、私は逃げるのではなく、日々午前8時には出社し、抱えていたり残っている仕事もかなりありますので、これまでと変わらず実務を続けます。背後から中川を支え、彼を「前門の虎」とすれは、私は、いわば「後門の狼」として後押しします。平取締役兼大株主としては当面残り“老人力”を発揮し、中川を防衛します。

世代交代は、いつかはやらなければならない課題で、どこの会社も直面し後継者不足に悩んでいます。皆様に祝っていただいた創業50周年の2019年から念頭にありましたが、その後新型コロナが襲来し、この対策に追われ手付かずでした。しかし、75歳を一つの区切りとして行うことを決断しました。

鹿砦社、また『紙の爆弾』のような〈独立メディア〉にとっては、広告も入らず巨大なバックがいるわけでもなく、頼りは読者の皆様方のご支援、浄財です。読者の皆様こそ最大のスポンサーです。

クラウドファンディングで資金を集めたらいいではないか、という声もよくあります。あまり知られていませんが、クラウドファンディングは、手続きは面倒で、集まったお金から、相当の手数料を引かれます。1円でも皆様方のご支援を出版活動に使いたい私たちには向いていないようです。

代表取締役として私の最後の仕事は、皆様方にご支援を請い、浄財をお寄せいただくことをお願いし当面の運転資金を集め後任の中川が自由に活動できる基盤を用意することです。先月からご支援をお願いしていますが、本年残りの3カ月は年末にもかかり、かなり厳しい情況を迎えます。なんとしても、ここを乗り切らねばなりません。

私たちはこれまで、当地を襲った阪神大震災前後の混乱の中、逆にこれをバネとして年間売上10億円を達成した1994年から97年はじめの頃を“第一の奇跡”とすれば、本誌『紙の爆弾』創刊直後、「名誉毀損」に名を借りた言論・出版弾圧で壊滅的打撃を被ったにもかかわらず、皆様方のご支援で再起した2009年から2010年にかけての時期が“第二の奇跡”と見なしています。

これでもう大丈夫かなと思ったところ、神はみたび私たちに試練を与えました。新型コロナの襲来です。正直、これを舐めていました。再興を果たし、せっかくの蓄えもすべて溶かしてしまいました。一時は絶望的になりましたが、心ある皆様方の叱咤激励により、なんとしても会社を維持し、本誌『紙の爆弾』、また唯一の反原発情報誌『季節』の発行を継続させ、半世紀余り続く鹿砦社の言論・出版活動を継続することを決意しました。しかし、遺憾ながら、なかなか苦境を脱しえないまま現在に至っています。

後継者不在に悩む経営者は多いですが、当社には幸い、『紙の爆弾』創刊直後の弾圧で私が逮捕・勾留された後、不在中もただ一人会社を守ってきた本誌編集長・中川がおります。彼は新卒で入社し、本誌の編集長のみならず当社全体の編集長、また東京事務所の責任者として、さらに取締役として獅子奮迅に頑張ってきました。

まだ50歳にも達せず経営トップとしては未熟ですが(私が鹿砦社を引き継いだ時は30代。ずいぶん試行錯誤し失敗ばかりしました)、何卒皆様方に可愛がっていただき叱咤激励のほどよろしくお願い申し上げる次第です。私の代で“第三の奇跡”を成しえなかったことには忸怩たる想いがしますが、それを彼に託します。

私は鹿砦社の代表としての最後の仕事を、当面を乗り切り、よしんば余裕を持って中川が采配を振るえるように資金を集めることに決め、ここに皆様方にご支援、資金援助を切にお願い申し上げる次第です。

ご支援はお一人おひとりのお考えやご事情などから、無理のないところで行ってください。例えば、新態勢にご祝儀を贈る、普通にカンパ(寄付)する、『紙の爆弾』、あるいは唯一の反原発雑誌『季節』を定期購読する、すでに定期購読中の方は前倒しで更新する、会員になる、すでに会員の方は会員のランクアップをする、等々です。

事情ご賢察の上、何卒よろしくお願い申し上げます! 心ある皆様のご支援で新代表・中川体制による新たな船出を祝ってください!

※ご祝儀、会費、ご支援金は以下のどちらかにご入金お願いいたします。

① 郵便振替 01100-9-48334 株式会社鹿砦社
また、『紙の爆弾』『季節』に挟み込みの「払込取扱票」にてご送金くだされば、送金費用かからず簡便です。                

② 銀行振込 三井住友銀行 甲子園支店 カ)ロクサイシャ
 普通口座 4304399 ㈱鹿砦社 
 (お振り込みの後にお名前、ご住所をメールかファックスにてお知らせください。メールj-info@rokusaisha.com ファックス0798-49―5309.匿名寄付の方は結構です)

■上の文は『紙の爆弾』11月/12月合併号を、定期購読者・会員の皆様方らへ送る際に同封した文に加筆したものです。

■下の写真は、2020年1月18日、手弁当で全国の刑務所・少年院を回りプリズン・コンサートを続けている女性デュオ「Paix2(ぺぺ)」、その500回目(於・横浜刑務所)の後で記念品を渡しました。こののち、新型コロナ旋風が吹き荒れ、私たちを翻弄することになります。

Paix2は昨年4月、『紙の爆弾』創刊20周年の「反転攻勢の集い」(東京・日本プレスセンター)にて司会を務めてくれ、また私が逮捕されたメモリアルデー7・12の同集い・関西(西宮・カフェインティライミ)では魂を込めたミニライブを行ってくれました。Paix2はもっと社会的に認められてしかるべきだと思っています。

「古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう」 ―― 今の心境

松岡利康

すでに鹿砦社の代表交替を公表し、おおむね受け入れられたと思っています。ふと、若い頃に馴染んだ吉田拓郎のアルバムのタイトルを想起いたしました。

「古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう」

これは広島から東京に出て自費出版した吉田拓郎のアルバム(LP)のタイトルです。「古い船」=創業57年になる鹿砦社、「古い水夫」=私松岡です。このアルバムを若き拓郎は自費出版し、次いでこの中から、私も好きな『イメージの詩』をシングルカットします。あまり知られていませんが、若き拓郎のデビュー曲です。拓郎はその後『結婚しようよ』『旅の宿』などがヒットし、これらがデビュー曲のように誤認されますが、そうではありません。

『イメージの歌』は長い曲です。拓郎の前に「フォークの神様」といわれた岡林信康の曲『それで自由になったのかい』も長い曲です。どちらも若い頃から好きな曲です。

『イメージの詩』には、
「闘い続ける人の心を誰もがわかっているのなら、闘い続ける人の心はあんなには燃えないだろう」
という歌詞があり、涙が出る想いです。

ちなみに、『イメージの詩』は拓郎の作詞・作曲ですが、初期の拓郎を支えたのは、レコード大賞受賞曲『襟裳岬』を作詞した作詞家・岡本おさみです。岡本と組んで、『襟裳岬』はじめ数々の楽曲を出します。『旅の宿』『落陽』……。思い出すなあ。

さらに、岡本おさみはネーネーズの『黄金(こがね)の花』『山河、今は遠く』(いずれも作曲は知名定男)も作詞しています。これらも私の好きな曲です。こういう話をすれば止まりません(苦笑)。
「黄金で心を捨てないで 黄金の花はいつか散る」

鹿砦社の代表交替と、新代表に就任するにあたって

株式会社鹿砦社 新代表取締役(11月1日より)
『紙の爆弾』編集長 中川志大

現在発売中の『紙の爆弾』11月/12月合併号の誌面にも記載のとおり、本年11月1日より株式会社鹿砦社の代表取締役社長に就任します。

現代表・松岡も述べていますとおり、出版業界、特に小規模出版社にとって苦境の中で舵取りを交代するわけで、必ずしも“目出度い”とは言い切れないのが正直な心情です。いままで出版実務面は多くを担ってきたものの、経営はまったく違うもので、現代表に教えを請いつつ、試行錯誤を新たに始めることになります。また、経営の立て直しから着手することになるため、実際には1年ほどは、移行期間のような形です。とはいえ、徐々にでも、私のカラーをにじませていければと思っていますので、本誌とともにぜひご注目ください。

私・中川というと、本誌では現代表から、2005年の鹿砦社出版弾圧事件で、ただ一人残った社員として紹介されますが、一度立場を決めたらそこで最大限の努力をするという精神(旗を立てたら動くな)は、当時から変わっていません。こと言論を扱う身としては、目先の利益を追いかけ立場を変えるのを「合理的」と呼ぶような社会にあっても、異論を投げかけ続けることが、この社会に違和感を持つ人にとっての励みになるのではないか。そこにこそ、鹿砦社や『紙の爆弾』の存在意義を持ちたいというのが、私の考えです。

それが具体化できつつあるのか、本誌は大手誌が休刊する中で、相対的に売上を伸ばしています。そして、ここ数年、「『紙の爆弾』が面白くなった」という声をたびたびいただきます。「本を出版する」ということが本当に難しくなっている中で、小出版社が生き残る道は、そういった声を大事にしていくことだと思います。なかなか展望が開けない社会にあっても、「まだ、鹿砦社がある」と思っていただけるような出版社を目指します。今後とも激励とご支援を、よろしくお願いいたします。

中川志大新代表取締役。画像は2015年の『紙の爆弾』創刊10周年のイベントでのショット。於・たんぽぽ舎。

※この挨拶文は、『紙の爆弾』11月/12月合併号を定期購読者/会員の皆様らへ送る際に同封した挨拶文を、表題を替えて転載したものです。

《10月のことば》風はどこからか吹いてきて

鹿砦社代表 松岡利康

《10月のことば》風はどこからか吹いてきて(鹿砦社カレンダー2026より。龍一郎揮毫)
《10月のことば》風はどこからか吹いてきて(鹿砦社カレンダー2026より。龍一郎揮毫)

「暑さ、寒さも彼岸まで」といわれるように、猛暑、酷暑も、彼岸を過ぎると徐々に涼しくなっていくようです。日本の四季は不思議なものです。今年の夏は、大地震、豪雨、台風と、自然災害に見舞われ大変な季節でした。あらためて亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

そして、あっというまに10月、今年も4分の3が過ぎ、残すところ4分の1(3カ月)となりました。いつも申し上げているように、時の経つのは速い、速い。

ようやく秋風が吹き始めました。暑さの中にも秋の訪れが確かにやってきたようです。あと2カ月もすると、これが木枯らしに変わります。こんな季節の移り変わりを幾度となく経験してきました。まさに「風はどこからか吹いてきて流れ去ってゆく」です。いい「風」も、そうでない「風」も……。どこからか吹いてきた悪い「風」も、どこかへ「流れ去ってゆく」ことを祈りたいと思います。

すでに申し述べていますように、個人的には、つい先ごろ、75歳=後期高齢者になって節目の時機を迎え、少なからず思うところあり、新たな出立を告げられた感があります。

ふと、「断絶を知りてしまいし私にもはや出立は告げられている」(岸上大作)という句を思い出しました。新たな「出立」の秋にしたいと気持ちを引き締めています。

長年続いてきた、大学の後輩で魂の書家・龍一郎による鹿砦社カレンダーも、今月入れてあと3枚となりました。すでにお知らせしていますように、龍一郎は昨夏、肺がんの大手術をし、体力的に1年分のカレンダーを揮毫する力がなくなり、あと3枚が鹿砦社カレンダー最後の3枚となります。実に長く、魂と意志のこもったカレンダーを揮毫してくれました。私含め、これに勇気づけられた方も多いようです。共に感謝したいと思います。「ありがとう」を言うのはもう少しあとです。

熊本地震、豪雨、そして台風と、次々と大きな自然災害がやって来ますが、どこかへ「流れ去ってゆく」ことを心より祈りましょう!

後期高齢者になって──

鹿砦社代表 松岡利康

本日9月25日で75歳になりました。いわゆる後期高齢者になったということです。かつて若い頃は30歳以降の人生は見えませんでした。それが齢を重ね75歳──思い返せば、いろいろあった人生でした。自分で言うのも僭越ながら浮き沈みの激しい人生だったな。もう何も起きず、少しは業績をアップさせ、あとはやり残した仕事を編纂して形に遺しフェイドアウトしたいと思っています。このままあと5年ほどは何とか生きるとして、1年に1冊、まとめることができれば、と考えています。どのテーマも、それなりに適宜書いてきているので、それらを丹念に整理して書き連ねていきたい。

知人に高部務という人がいます。彼は私より1つ上ですが、トップ屋として、この業界に入ったのは10年余りも先でした。私はと言えば、10年間、出版とは何も関係のない業種でサラリーマン生活を経て、円安のあおりで会社整理するということで、後先考えず、「えいっ!」とばかりこの業界に入りました。これで良かれ悪しかれ人生が変わりました。

幸い、府川充男という人が手取り足取り編集スキルを教えてくれました。板坂剛さんと知り合ったのもこの少し後で、当時2人は対立していたとのことですが、こういうことに無頓着な私は等距離で付き合っていて、今もそうです。お二人とも人一番過激な方だったということですが、板坂さんなど、かの『噂の眞相』を廃刊の危機に追い込んだ「皇室ポルノ事件」を起こしています。

その後、ひょんなことで鹿砦社は路線転換をするわけですが、そして知り合ったのが高部さんでした。その頃にはこの業界で成功していて、府川さんや板坂さんとは違う内容を教えていただきました。このことでブレイクするわけで高部さんには感謝しています。90年代半ばの頃でした。

そして今、高部さんは時代小説の分野に関心を持たれ、これに専念されています。鹿砦社からも2冊上梓しています。3冊目ももうすぐ出ます。みずからが関心を持った課題に、わざわざ地方の役場を尋ねると、真剣に資料を探したり望外の協力をしてくれるということです。私も高部さんを見習わないと……。

私の前後の世代は、多くが学生運動に関わり、その人たちの友人に内ゲバで命を落とした人も多いです。高部さん然り、大学の先輩でアメリカに在住の矢谷暢一郎さん(ニューヨーク州立大学名誉教授)もそうです、これは2人とも表立って書いているので言ってもいいでしょう。また、私が学生の頃、学費値上げ阻止闘争で逮捕・起訴された際に弁護人になってくれた弁護士は、弁護士1年目で私たちの弁護人に就いてくれましたが、彼は一緒に生協活動をやった後輩を連合赤軍事件で亡くしています。当時はこんなことがよくありました。身近な友人を内ゲバで亡くし、その後どう生きてこられたのでしょうか、おそらく他人には言えないものがあると思います。

私の場合、友人ではありませんが、時々ビラ撒きで一緒になった中核派の活動家が、ある日突然、内ゲバで殺されたという報に接した時はショックでした。真面目な方だったということです。ビラ撒きでも、そんな雰囲気を感じさせる方でした。

思い出すことも多いですが、やはり学生時代にくだんの学費値上げ阻止闘争で逮捕されたこと(72年2月1日)と、「名誉毀損」容疑で逮捕されたこと(2005年7月12日)が特に記憶に残ります。当たり前ですよね。

1972年2月1日、同志社大学キャンパス中央にある明徳館屋上にて学費値上げに抗議して逮捕される。20歳の時のことでした。
1972年2月1日、同志社大学キャンパス中央にある明徳館屋上にて学費値上げに抗議して逮捕される。20歳の時のことでした。
2005年7月12日の朝日新聞(大阪本社版)朝刊。「名誉毀損」容疑で逮捕される。54歳の時のことでした。
2005年7月12日の朝日新聞(大阪本社版)朝刊。「名誉毀損」容疑で逮捕される。54歳の時のことでした。

まあ、それにしても、これまでよく生きてきました。人間、生きてりゃ何とかなるということでしょうか。あとしばらくお付き合いください。

今、想うのは、いい時も、地獄のような時もありましたが、「人生に無駄なものなど なにひとつない」ということでしょうか。

《新刊のご案内》『沖縄意見広告運動 16年の歩み 2010-2025 もう二度と沖縄を、本土を戦場にさせない!』

鹿砦社代表 松岡利康

『沖縄意見広告運動 16年の歩み 2010-2025
もう二度と沖縄を、本土を戦場にさせない!』

 A5判/256ページ DVD付き
 定価2750円(税込) 9月10日発売
 「16年の歩み」刊行委員会編
 発行:沖縄意見広告運動  発売:鹿砦社

「沖縄意見広告運動」は、沖縄の米軍基地負担や辺野古新基地建設への反対、平和への希求を新聞の全面広告で訴える市民運動です。

2010年の開始から16年間にわたり、沖縄地元紙(琉球新報・沖縄タイムス)や全国紙に賛同者の名前を連ねる形で継続的に意見広告を掲載し、国際世論へも訴えを展開してきました。

その歩みを、意見広告(アメリカ紙含む)の全記録、全国世話人の寄稿とともにとりまとめた1冊です。

【付録DVDにも全広告と各期の全賛同者を収録】

安次富浩(ヘリ基地反対協議会顧問)/高里鈴代(オール沖縄共同代表 基地・軍隊を許さない行動する女たちの会共同代表)/土屋源太郎(伊達判決を生かす会共同代表)/大野和興(農業ジャーナリスト・日刊ベリタ編集長)/上原公子(元国立市長)/田中優子(法政大学 名誉教授・元総長)/野平晋作(ピースボート共同代表)/武建一(近畿労働者協同組合理事長/中小企業組合総合研究所代表)/特別寄稿 伊波洋一(参議院議員・会派 沖縄の風)

■編集プロダクション経営の大学の先輩からの要請で、上記書の発売元を引き受けることにしました。沖縄問題が脚光を浴びる昨今、注目の一冊です。ぜひご購読お願いいたします。すでに残部少数です。

ご注文は直接当社sales@rokusaisha.com かネット書店に。(松岡)
amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4846316041
ヨドバシ https://www.yodobashi.com/product/100000009004274207/

あらためて浅野健一氏による出版差し止め騒動と、今も続くデマ拡散、侮辱・名誉毀損行為を考える ──『救援』9月10日号(第689号)浅野健一記事に因んで 

鹿砦社代表 松岡利康

救援連絡センター発行の『救援』最新号が届きました。ここでも浅野健一氏が、ありもしないことを記載しています。これまでもみずからのFacebook(以下FBと略記)においては言いたい放題でしたが、かつては浅野氏の近くにいながら今は距離を置いている方の「相手にしないのが一番ですよ」というアドバイスもあり、あえて黙過していました。しかし、みずからのFB内ならともかく、小さくとも他のメディアに記載されると、ちょっと違うんじゃないかと思い、今春の出版差し止め騒動の総括記事も書かなければいけないし、反論記事を書いておくことにいたしました。

『救援』(9月10日号)浅野健一執筆記事
『救援』(9月10日号)浅野健一執筆記事
同記事の松岡非難部分。同種の非難は、浅野氏FBに継続して記載されている。
同記事の松岡非難部分。同種の非難は、浅野氏FBに継続して記載されている。

本年4月から6月にかけて、ちょっとした騒ぎになり、ことは表現の自由の問題に抵触することで、私なりに熱を入れて対処したのが、浅野健一氏による出版差し止め仮処分問題です。

4月3日、浅野氏のFBで、浅野氏があけび書房刊行予定の辻井彩子・著『石ころの慟哭──山上徹也・奈良地裁裁判の私記』に対し出版差し止め仮処分を申し立てる旨を公言したことを知り、出版差し止めを5度も甘受し、その一つはのちに逮捕・勾留に繋がった経験を持つ私としては大問題であり、これを批判、直ちにやめるように警告しました。この経過は、この欄でもさんざん申し述べておりますので端折ります。

その後、浅野氏は、公言通り4月16日(木)に東京地裁に同書に対する「出版禁止仮処分」(浅野氏による書面の表題)を申し立てます。しかし、これは週明け同月20日(月)に裁判所より取下げを要請(事実上の棄却)され、浅野氏はこれに従います。

ところが、仮処分申請書のコピーをメディア関係者に配布したり、差し止め仮処分が決定もされていないのに取次会社に同書を取り扱わないよう要望したり、同書著者を精神的に追い詰めるまで連日ネットリンチしたり、挙句、岡林信一あけび書房代表、同書著者・辻井彩子さんに加え、同書の帯を書いた鈴木エイト氏、途中から浅野氏の言動に疑問を抱き漸次コメントをした黒薮哲哉氏、それに私の5名に対し「5人組」と命名、今に至るまでさんざん誹謗中傷を加えて来ました。

しかし、6月27日、浅野氏のFBの1行から仮処分を取下げたことを察知した私は、これを私のFBにて指摘、遂に浅野氏もこれを認めつらつらと弁解をされ認め、また同月29日、岡林氏も裁判所に確認し、懸念された仮処分決定は回避されました。もし、ここで出版差し止め仮処分が決定されたら、逆に浅野氏は出版を妨害、弾圧した張本人として出版人から糾弾され出版史に記載されるかもしれません。

ここで問題なのは、仮処分を裁判所に一蹴されたにも関わらず2カ月以上も秘匿していたことです。そのかん、浅野氏は、やんややんやと大騒ぎし、これだけならまだしも、あけび書房本著者・辻井さんに対して、激しいネットリンチを掛けています。まさに人権侵害と言えます。ふだん「人権」がどうのこうの声高に叫んでいる御仁が、みずからの考えに反する人には、平気で人権侵害をするというのはいかがなものでしょうか? かつて『犯罪報道の犯罪』で匿名報道の必要性を問い、颯爽と論壇に登場した浅野氏も落ちたものです。

そうして浅野氏は、「本裁判を提起するため、弁護団を強化して、準備中です。完璧な訴状と証拠を提出します。民事裁判はすべてオンライン提訴となり、辻井氏と岡林氏の共謀による著作権侵害、盗用の全貌を明らかにします。表現者の権利に関わる裁判ですから、完勝を目指します。」と“捨て台詞”を吐き、以来、訴訟について言わなくなりました。もう9月も下旬ですよ、速く「弁護団を強化して」「完璧な訴状と証拠を提出し」「完勝」を目指していただきたいものです。

◆出版差し止めと共に沖縄でも問題発生!

一方で出版差し止めで大騒ぎをし、浅野さんは沖縄でも問題を起こしています。同志社国際高校の学生らが亡くなった忌まわしい辺野古の事故後のデリケートな時期に不用意な発言をし遺族の反発を買います。この事件については、学生時代から返還協定調印→批准阻止闘争を必死で闘い、ずっと反基地の立場を堅持し、侵略前線基地化に反対してきた私としては、浅野氏を含めた基地反対派やリベラル・左派の態度に強い違和感を覚え私見もありますので、稿を改めたいと思いますが、最も遺族の感情に配慮し遺族に寄り添うことを第一義にしないといけないことは分かり切った話なのに、逆に遺族の感情を逆撫でするとは、浅野氏らしいと言えば浅野氏らしい言動です。ここに浅野氏の人間性が表われています。人間、こういう時に、その人の人間性が表われます。

これに関連し、浅野氏は「人権と報道・連絡会」(代表世話人・浅野健一氏)主催で沖縄現地で集会を開きます。

沖縄で開催された「人権と報道・連絡会」の案内チラシ。このチラシの責任者は同連絡会代表世話人の浅野健一氏。宮川氏の住所、電話番号等が記載され、浅野氏の不用意な発言で宮川氏の自宅に抗議が殺到したとされる。
沖縄で開催された「人権と報道・連絡会」の案内チラシ。このチラシの責任者は同連絡会代表世話人の浅野健一氏。宮川氏の住所、電話番号等が記載され、浅野氏の不用意な発言で宮川氏の自宅に抗議が殺到したとされる。

この宣伝チラシで、連絡先を「宮川元一」という方の住所、電話、Fax等が記載されています。このことで宮川氏の元には抗議や誹謗中傷の声が多数寄せられ、音(ね)を上げます。当然です。これを察知したメディアの一つ『さくらフィナンシャルニュース』(浅野氏によれば日本会議系サイト)がこれを採り上げ、「正式なお問い合わせ先」として浅野氏の自宅の住所、電話番号等を記載して報じています。私がこれを見たのはマスキングされた状態のもので、正確に何々が記載されているのかは知りません。

『さくらフィナンシャルニュース』の記事。浅野氏の自宅住所、電話番号を同連絡会の連絡先と誤認し掲載。のちにマスキングされ、松岡は元記事を見ていなくて、マスキングされたものを見た。

ところが浅野氏は、それ(浅野氏の住所等が記載された記事)を私が「リツィート」し「全世界に晒した」と仰るのです。「リツィート」も何も、私はしていません。していると仰るのであれば、証拠を出してください。出せるわけがありません、私は「リツィート」もしてませんし、このサイトにコメントを書き込んだりもしてませんから。

ただ、浅野氏の支持者の中尾進氏という方が5月30日付けのFBに於いて、私について言及しておられますので、中尾氏のFBにひとことコメントを書き込んでいます。

これは以下再録しておきます。たったこれだけです。

─────────────────────────

「Toshiyasu Matsuoka
中尾進さんに非難されている鹿砦社・松岡です。コレ、もともと人権と報道・連絡会の案内に宮川元一氏の住所が連絡先として記載され、宮川氏が迷惑を被り、人権と報道・連絡会と浅野さんに抗議し、それをさくらフィナンシャルニュースが、以前に人権と報道・連絡会の連絡先とされていたのを、変更されたものと気づかず浅野さんの自宅住所を記載し、それを岡林さんがそのままリポストしたにすぎないわけでしょう。浅野さんが代表の人権と報道・連絡会が当初から宮川さんの住所を連絡先に記載しなければよかったわけでしょう? なにか責任を、なんでもかんでも岡林さんが悪いと岡林さんに責任転嫁してはいませんか?」

─────────────────────────

このかん浅野氏はみずからのFBにて、この件について再三再四私を詰っておられます。前述した、かつては浅野氏の身近にいて今は距離を置いている方の、浅野氏を「相手にしないのが一番ですよ」という忠告もあり、また浅野氏のFBに留まっている限りは無視しとこうと、あえて黙過していましたが、このたび、小さなメディアとはいえ、私も大なり小なり関わったり広告を出したりして支援したこともある救援連絡センターの機関紙『救援』に、またしても私に対する、事実と異なる誹謗中傷記事が掲載されました。初めて他紙に掲載されたわけで、ここで黙っていれば今後さらに拡大しかねないと思い、救援連絡センターと、その代表・足立昌勝氏、同代表弁護士・大口昭彦弁護士、連載を持ち浅野氏の出版差し止め仮処分申し立ての代理人・山下幸夫弁護士らにもCCでメールにて抗議したわけです。同センターにはこれまで、仮処分問題では、何度となくメールを送っており、6月11日には長文の「要望書」も送っています。私なりに力を入れて書きました。にもかかわらず、これに対して、同センターからも、足立、大口、山下氏らからも何らの回答やコメントもありませんでした。大口弁護士とは、この「要望書」についてではなく、これ以前に別途メールのやり取りはありましたが…。大口弁護士は、私の世代にとっては、まさにカリスマ的存在で、かの「名誉毀損」逮捕事件では弁護人にも名を連ねていただきましたし、昨年4月の『紙の爆弾』創刊20周年反転攻勢の集いに際しては多額のカンパもいただきました。その野武士的な生き方を尊敬し、ならば浅野氏がこのかんなさっていることに対してはガツンと叱責いただきたいものです。

私事にわたりますが、4月13日に高齢の母が急逝し、6月20日故郷熊本のお寺に納骨、4月から6月は精神的にもきつかった時期ですが、それでも出版差し止め仮処分という問題は、体験的にも重大問題でしたので、私なりに真っ正面から対峙し、適宜コメントしてきました。差し止め問題が一段落したと思ったら再びの大地震……イオンモールで生身の人間が目の前で焼死することに絶望的な気持ちになります。

◆足立昌勝救援連絡センター代表から返信! 浅野氏と松岡の「個人的問題」とする見解に「う~む」

このたびの私の抗議について、救援連絡センター足立昌勝代表から返信がありました。足立代表には、これまで何度もメールしてきましたが、初めての返信です。

以下、やり取りです。

《1》9月17日付け、松岡から救援連絡センターへのメール

救援連絡センターの皆様

鹿砦社・松岡です。本メールは極めて重要ですので、必ずセンターに関わる全員に回覧していただきたく強く要望いたします。

御紙『救援』9月10日号拝受いたしました。

そこに浅野健一氏の「人権とメディア」に「日本会議系のサイトが私(注・浅野氏)の自宅の郵便番号、住所、固定電話と携帯電話の番号、メールアドレスを世界中に晒した。また、その違法投稿を、あけび書房・岡林信一社長、鹿砦社・松岡利康社長らがリツィートした。」と記載されておりますが、これは事実無根で私松岡はリツィートしてはおりません。私がリツィートしたと強弁する文を掲載したのであれば、御紙次号において「証拠」を公開してください。そういう事実がないわけですから「証拠」を公開できるわけがありません。もともとくだんの「日本会議系のサイト」上の浅野氏の住所等個人情報が記載された画面を私は見ておりません。私が見たサイトが「日本会議系のサイト」かどうかわかりかせんが、私が見た時にはその箇所はマスキングされていました。

もっとも、私はX(旧ツィッター)をやっていませんので「リツィート」などできませんが……。

今春から浅野氏は、出版人にとっては生命線ともいえる出版差し止めを企てたり、あけび書房刊行出版物の女性著者に対し精神を病むほどまでに激しいネットリンチを繰り返したり、異常なまでに大騒ぎされました。遺憾なことです。言葉の上では「人権」を口にされながらも実際は人ひとりの人権などおかまいなしです。本来なら、浅野さんが女性著者に対する人権侵害行為をやっていることは私たちが幾度となく批判してきていましたのでご存知だと察しますが、それなら御紙の中心人物がそういうことをやっていることを厳しく叱責すべきではなかったでしょうか。

このかん浅野氏はみずからのFacebookにおいても私松岡に対し、この件はじめ激しい誹謗中傷を続けておられます。正当な批判とは到底思えません。

それはまだ浅野氏のFB上のことなので我慢しておりましたが、他の媒体(つまり御紙)に記載するとなると問題は別となります。

あらためて正式な抗議文書を送らせていただきますが、とりいそぎ強く抗議の念を表明いたします。

なお、浅野氏は、私に対しやFBやメールをブロックされているとのことですので、このメールは送っておりません。

私はセンターとの関係を悪化させたくありませんし、毎月『紙の爆弾』に寄稿いただいている足立先生の寄稿も継続したく思っておりますので、よろしく御高配のほどお願い申し上げます。

《2》9月18日付け、足立代表からの返信メール

松岡様

抗議の文章を読みました。

この件は、松岡さんと浅野さんの個人的問題であり、救援連絡センターとのまったく関係ありません。浅野さんが救援に書いた文章に反論があれば、ぜひ救援誌上で反論権を行使し、反論の文章を書かれてはいかがでしょうか。

抗議文には、次の一文があります。

「私はセンターとの関係を悪化させたくありませんし、毎月『紙の爆弾』に寄稿いただいている足立先生の寄稿も継続したく思っておりますので、よろしく御高配のほどお願い申し上げます。」

このような形で私の名前を出されることは、非常に迷惑です。このようなことが続けば、私の紙の爆弾への寄稿があたかも非難されているように海(ママ)けられざるを得ません。

前回の抗議文にも名前が出されていました。

ぜひ、このような私の名誉にかかわることをやめていただきたいと思います。

先にも述べたとおり、もし反論があるならば、救援誌上で反論を述べていただきたいと思います。

なお、救援連絡センターでは、救援に関する検閲は行なってはいません。

浅野さんの文章は、本人の責任で書かれたことであり、救援とは全く無関係です。
以上、よろしくお願いします。

《3》9月18日付け、松岡から足立代表への再返信メール

足立先生

拝復 今回初めて先生のご意見を伺いました。

まず、浅野さんによる出版差し止め仮処分問題、山下弁護士や大口弁護士ら、浅野さんも含めセンターの中心人物3人も関わっておられます。

それに浅野さんは、あけび書房本の女性著者、それもプロのジャーナリストでもライターでもない人に対する激しい人格攻撃など、「人権」を語る人がやるべきことではないし、これは私も何度となく批判していることですが、果たして先生らは浅野さんに叱責されたのでしょうか。いくら「人権」だなんだと言っても身近の人物が身近で起こしている人権侵害を黙っているのでしょうか。

こういうことを私は6月11日付けの貴センターへの「要望書」はじめ何度も申し述べてきました。しかし貴センターからのリアクションはありませんでした。再度その「要望書」をお読みいただきたいと思います。私なりに力と時間をかけて書いた「要望書」です。何のリアクションもないというのも寂しいものです。

本件、私と浅野さんとの「個人的問題」ではありません。センターの内部の方で情報を寄越してくれる方もおられますが、センターではそう処理しようということのように感じられます。

そうではありません。浅野さんが「5人組」と非難されるように、鈴木エイト氏はじめ社会的に名のある方も複数関わっておりますし、また浅野、大口、山下氏らセンターに深く関わる方々もおられるわけですから、常識的に見て、私と浅野さんの「個人的問題」ではないでしょう?

それに、先生はセンターの代表でしょう? こういう問題が起きた場合、責任を持って対応するのが「代表」ではないのですか? あくまでも私と浅野さんの「個人的問題」として処理されるわけですか?

また、「浅野さんが救援に書いた文章に反論があれば、ぜひ救援誌上で反論権を行使し、反論の文章を書かれてはいかがでしょうか。」ということですから、ぜひ「反論権を行使」させてください。

尊敬する足立先生や大口弁護士らに異を唱えることには忸怩たる想いですが、浅野さんがあけび書房の出版物に対して出版差し止め仮処分を公にされて以降私は一貫して、いやしくもジャーナリストが、みずからの意に沿わない出版物を差し止めることはダメだと主張してき、また貴センターにも申し述べてきました。これも私と浅野さんの「個人的問題」で片付けようとなさるわけでしょうか?

出版差し止め、とりわけこの仮処分は、出版や表現に関わる者にとって重大な問題です。私たちの出版社・鹿砦社は過去に5度も出版差し止めを受け、このうち1件は、その後、私の逮捕→192日間の勾留にまでつながりました。出版差し止めは、憲法21条に謳われた表現の自由、言論・出版の自由にとって最大の敵です。みずからの体験からもそう断言できます。

大先輩に対して遠慮のない不躾な文を返信させていただきました。私はこういう文しか書けませんので、何卒ご容赦ください。  敬具

《4》相談した、あるジャーナリストの意見

松岡様

お世話になります。

足立さんの文章には呆れて言葉がありません。浅野さんと松岡さんの個人的な問題であれば、機関紙上で松岡さんに対する個人攻撃を容認してはいけません。紙面を提供した以上、書かれていることの責任を取るのは当たり前です。それを放棄して、言い訳をしているわけですから大きな問題でしょう。名誉教授として、恥ずかしいことだと思います。

《緊急ニュース!!》「成年後見制度」の犠牲者、またしても! 『悪法「成年後見制度」は法に非ず』の編著者・鈴木愼哉さんの奥様、何者かに施設を連れ出され行方不明! 本来管理すべき後見人弁護士も知らず!

鹿砦社代表 松岡利康

数多の犠牲者を出している「成年後見制度」ですが、これをみずからの体験から告発している鈴木愼哉さんの奥様が、突如施設を連れ出され行方不明という重大な事実が発覚いたしました。

9月17日、鈴木さんの長女さんが鈴木さんのご自宅を尋ねてきて、「久しぶりにお母さんの様子を施設に聞いてみようか」と施設(大和証券の子会社のグッドタイムリビング)に電話したところ10分ほど待たされ、「個人情報なので言えません」と電話を切られたそうです。ところがその後、長女さんの携帯に電話があり、「退所されました」と連絡があり、当然著所さんは「どこに行ったのですか?」と尋ねたところ、「わかりません」とグッドタイムリビング。

その後、後見人の堀井弘明弁護士(大阪弁護士会)に連絡を取ろうと、堀井弁護士が以前いた事務所に電話したところ、「鈴木さんに連絡するように伝えます」ということで、追って堀井弁護士から電話があり、「自分は知らない」ということだったとのことです。本来、後見人は、被後見人の面倒を見て報酬や経費を毎月受け取るわけですから、これだけでも違反していることになります。

その数日前、堀井弁護士が、以前いた事務所を辞め独立したという「事務所」を私たちの取材スタッフが尋ねたところ、そのマンションには表札も掛かっておらず不在、隣室の方に尋ねたところ「今まで夜に2,3度もの音がしたが全くいません」との答え。周囲の飲食店に尋ねても全く知らないということでした。

こういうことは、これまでも何度となく遭遇している私たちは、今後も執念深く追及していくことを、あらためて決意した次第です。われわれを舐めとったらアカンぞっ!

当初、私(たち)は、鈴木さんへの同情心からこの問題に入っていったのですが、実の夫、実の長女でさえ、その意思を無視され、後見人の勝手にされ、報酬と経費と称するお金だけは毎月吸い取られる悪法を決して許してはなりません。

まずは総力で鈴木さんの奥様の所在を突き止め、何としても奪還し、奥様が好きなハーゲンダッツを食べていただきましょう!

ことは、一法律の問題ではありません。人道上、許せない問題です。後見人の堀井弁護士に人間の心があるのか!?

私たちはグッドタイムリビングの親会社・大和証券の責任をも追及し、鈴木夫人がいた施設・グッドタイムリビングの無責任体質を決して許してはなりません。

皆様方のご理解、ご協力をお願いいたします!

※下の画像は、鈴木愼哉・編著『悪法「成年後見制度」は法に非ず』(紙の爆弾増刊。鹿砦社発行)。ぜひともご購読いただき、鈴木さんの事件の概要と成年後見制度の悪法たる所以を知ってください!

鹿砦社 https://www.rokusaisha.com/kikan.php?group=ichi&bookid=000793
amazon https://www.amazon.co.jp/dp/B0H2CGNX2L

ミニシアター不在の西宮にシネマカフェ開業のクラウドファンディングにご支援を!

鹿砦社代表 松岡利康

長年西宮ゼミはじめいろいろなイベントでお世話になって来たカフェ・インティライミ(昨年7・12『紙の爆弾』創刊20周年 鹿砦社反転攻勢の集いでも使わせていただきました)にシネマカフェを併設するということです。

ご支援の方法は「ピッコロエビス」で検索してください。
https://camp-fire.jp/projects/971918/view

クラファンをやるとは聞いていましたが、すでに開始されていて、9月27日が締め切りということです。うっかりしていましたが、何卒1口乗ってください! 私も支援し、いろいろ企画したいと思っています。硬軟織り交ぜ上映したい映画が多数あります。

学生の頃は、太秦にエキストラのバイトにも何度もいきましたし、学館や京一会館(廃館)でさんざん好きな映画を観ました。そんな懐かしい映画上映を企画したいと思っています。私が企画するので、どんな作品か、皆様方には大体想像がつくと思います(苦笑)。

ちなみに、インティライミオーナーの近兼拓史さんは、かつて阪神大震災後、地域FМをやっていて、鹿砦社から『FMラルース999日の奇跡~ボランティアが作ったラジオ局』を刊行、現在は丹波市でヤクザの事務所の跡地に行政の協力を得てミニシアターを営業されています。そのノウハウをインティライミにシネマカフェを併設するというプロジェクトです。

『季節』2026年秋号をお届けするにあたって ―― 総力で本誌『季節』発行を継続し、一貫して続く政府による棄民政策、東電の開き直り、なしくずし的に忘れ去られている福島の現状に抗って行きましょう! 

『季節』編集長 小島卓
株式会社鹿砦社代表取締役 松岡利康

わが国唯一の反(脱)原発情報誌『季節』を支持・支援されるすべての皆様! いつも『季節』に特段のご協力、ご支援、有り難うございます。

本誌『季節』2026秋号をお届けいたします。今号も、多くの方々にご寄稿、ご協力を賜り無事発行できました。有り難うございました。

◆12年前の本誌創刊当時の暑い夏を思い出す

本誌今号は、創刊から12年になります。『紙の爆弾』が21年ですから、まだまだですが、思い返せば、まだ福島原発事故の衝撃の余韻が残り国会や官邸前などでも多くの人々が抗議の声を挙げていた2014年8月、本誌(当時の誌名『NO NUKES voice』)は産声を挙げました。以来、12年発行を継続してまいりました。創刊時の編集長は松岡、発行人を兼任していました。当初編集長を予定していた人物は直前で意見の対立が生じ降りました。「もうアカンかな」と思っていた矢先、創刊を相談していた「たんぽぽ舎」共同代表の柳田真さんから突然松岡に電話があり「こういう雑誌はないので、協力するからぜひやって欲しい」ということで創刊に至りました。当時は資金的にも余裕があり、他に類似の雑誌はないので1年以内に黒字になるだろうという甘い見通しでした(80年代、小島が神戸時代から知っている松岡の人生、いつも見通しが甘いものでした)。国会や官邸前から人が去り、また政府や東電も棄民政策を採り、年々、福島の現状は忘れ去られていきました。

これまで続けて来れたのは、松岡の福島原発事故に対する怒り、近い将来同種の事故が起きることへの危機感がありました。そして、松岡のこの想いを理解してくれ創刊1年後から編集長を務めてくれている小島卓、また創刊号より寄稿されている小出裕章さん(創刊号には小出さんのほか今中哲二さん、神田香織さんらの名があります)はじめ寄稿者の皆様方、読者、会員、社債引受者の皆様方らのご支援、サポートによることは言うまでもありません。

◆本誌に関わってくださる小出裕章さんらの熱い心をわがものとし、本誌の貴重な存在意義を忘れずに、更に拡販して行きましょう!

本誌は、小出裕章さんのように創刊号から関わってくださっている方はますます筆致が鋭くなり、号を重ねるごとに新たな書き手も増え、内容も充実してきており、わが国唯一の反(脱)原発雑誌として在り続けています。手前味噌ながら貴重な存在だと自負します。

本誌は、12年前に松岡の発意で創刊しましたが、特段強い決意があったわけでもなく、他分野でヒットが続き資金的にも余裕があり、原発事故への怒りと共に、原発問題に多くの人が関心を持つのに定期刊行物がないのはおかしいではないかという素朴な発想からで、上記したように、1年以内に黒字化し、ゆくゆくは隔月刊にしたいとさえ甘く見通していました。

以来12年、1年以内に黒字化など夢のまた夢で、ずっと赤字でした。それでも他分野で稼げれば、この利益を注ぎ込めるわけですが、これを壊したのは新型コロナでした。出版業界でも、多くの書店が閉店し、本社の近くのショッピングモールに在ったA書店は、かつてライバルだったK書店に看板替えしました。

では、ネット書店や電子書籍はどうか? これらもコロナ前と変わりはなく苦戦しています。営業的に、もっとやり方はあるのかもしれませんが……。

それでも、愚直に続けていれば、多くの助け舟が現われ、想定外の幸運もあるものですが、こうした厚意や幸運を活かし切れていないのも大いなる反省点です。

また、寄稿される皆様方、本誌を支持・支援される皆様方にも拡販をお願いする次第です。隠れた読者は絶対にいるはずです。ぜひぜひ、友人、知人などへの拡販をよろしくお願い申し上げます。

発行している期間が『紙の爆弾』より短いですが、『季節』の定期購読は『紙の爆弾』の3分の1にも及びません。何としても『紙の爆弾』ぐらいには拡販したいものです。よくありますが、グループや組織内での回し読みは絶対にやめていただき、1人=1冊、身銭をきって購読することが基本です。この点、よろしくご理解お願いいたします。今すぐ書店に走ろう! あるいはパソコンに向かいネット書店に注文しよう! 
 
今夏は熊本地震、千葉、北陸、そしてつい最近は名古屋などでの洪水といった大きな自然災害に襲われました。末筆になりますが、被害に遭われた皆様には衷心よりお見舞い申し上げます。

残暑厳しき折り、くれぐれもご自愛ください。

2026年9月11日

〈原発なき社会〉を求めて集う 不屈の〈脱原発〉情報誌
季節2026年秋号
『NO NUKES voice』改題 通巻47号
紙の爆弾2026年10月増刊
2026年9月11日発行
A5判 132頁 定価880円(税込み)

《グラビア》原発マフィアに抗うアジアの人々
(佐藤大介=ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン)

《報告》樋口英明(元福井地裁裁判長)
 AIと原発

《特集》ファシズムと原発は一体で進む

《報告》小出裕章(元京都大学原子炉実験所助教)
 改めて『原発と戦争を推し進める愚かな国、日本』

《報告》七沢 潔(ジャーナリスト)
 原発とサッカーと「苔の一念」 珠洲原発の歴史に学ぶ 

《講演》井戸謙一(弁護士)
 浜岡原発不正問題と原発訴訟

《対談》樋口英明(元福井地裁裁判長)×井戸謙一(元金沢地裁裁判長)
 原発を止めた二人の裁判長が語る 人生・司法・原発訴訟[前編]

《講演》水戸喜世子(「子ども脱被ばく裁判の会」共同代表)
 「子ども脱被ばく裁判」の10年
 子どもたちを被ばくから守るために

《報告》後藤政志(元東芝・原子力プラント設計技術者)
 「原発は滅び行く恐竜である」
 熊本地震と浜岡耐震データ偽装からみた原子力産業の現状

《報告》山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
 反省なき原子力拡大路線の構造分析
「今後の原子力政策の方向性と行動指針」を批判する

《報告》佐藤大介(ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン事務局)
 アジアの原発と民衆の闘い
 韓国・台湾・インド・フィリピン


《報告》木村英昭(ジャーナリスト)
[新連載]原発タイムライン〈1〉
 欧州で原発活用の動きが鮮明に

《報告》高野 聡(原子力資料情報室研究員)
 南鳥島での地層処分に潜む問題と植民地主義

《報告》小坂勝弥(核のごみキャンペーン関西)
 「核のごみ」処分地選定のその前に

《報告》山崎隆敏(元越前市議)
 使用済み核燃料をめぐる矛盾と桎梏

《報告》中野宏典(弁護士)
 シン・安全神話
 原発再稼働のために裁判所が生み出した三種の神器

《報告》福島敦子(大飯原発差止京都訴訟原告・世話人)
 3・11 私の15年
 奪われた故郷と、子どもの未来を守り抜く連帯の記録

《インタビュー》河野康弘(ジャズピアニスト)
 3・11 私の15年
 原発はすぐに中止できます!!

《対談》二木啓孝(元日刊ゲンダイ編集長)×板坂 剛(作家/舞踊家)
 大衆心理の不確かな実態[前編]

《報告》原田弘三(翻訳者)
「脱炭素伝道師」江守正多氏の低劣な原発擁護論

《報告》再稼働阻止全国ネットワーク
「全国交流会」で再稼働阻止の議論
《全国交流会》青山晴江(再稼働阻止全国ネットワーク)
《北海道》佐藤英行(岩内原発問題研究会)
《福島》黒田節子(チェルノブイリ法日本版をつくる郡山の会)
《福島》けしば誠一(反原発自治体議員・市民連盟事務局長)
《東海第二》披田信一郎(東海第二の再稼働を止める会)
《浜岡原発》沖 基幸(浜岡原発を考える静岡ネットワーク)
《関西電力》木原壯林(老朽原発うごかすな!実行委員会)
《中国電力》芦原康江(さよなら島根原発ネットワーク)
《四国電力》名出真一(伊方から原発をなくす会)
《九州電力》鳥原良子(川内原発建設反対連絡協議会会長)
《規制委》木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク事務局)
《本の発掘⑤》天野恵一(再稼働阻止全国ネットワーク)

《反原発川柳》乱鬼龍選

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