度重なる「鹿砦社はクソ」といったツイッターへの書き込みを行っていた李信恵被告(以下、李被告と記す)に対して、代理人の神原元弁護士から“回答にならない回答”が届いた。李信恵被告に「警告書」が届いたのが8月26日(配達証明郵便のため確認できる)、「警告書」では7日以内の回答を求めていたが、7日後にあたる9月2日になっても李被告側からは何の連絡もなく、2日遅れた4日になり下記の「FAX通信」が神原元弁護士から鹿砦社代理人の元に届いた。

2017年9月4日に鹿砦社代理人の元に届いた神原元弁護士からの「FAX通信」

あっさりとしたものだ。「警告書」では、到着後7日以内の回答を求め、また「誠意ある回答」を求めたが、これが「誠意ある回答」と言えるであろうか? 李被告が代理人に対応を依頼したのは間違いだったようだね。われわれも血の通った人間、李被告みずからが鹿砦社に飛んできて必死に謝罪すれば、法的措置は免れたと思うが、これでは鹿砦社代表の松岡のメンツ丸潰れで、われわれが苛立つほどアクションが遅いさすがの松岡も、腰を上げようとしている。

ところで、神原元弁護士から「FAX通信」が鹿砦社側に届いたのは何回目になるだろうか。最初は2015年12月2日に李被告らにも繋がる「反原連」がホームページに鹿砦社を侮辱する内容の絶縁声明を出し長い間会計報告もしなかったことに対し、当然の会計報告を求めた時だった(今でもその絶縁声明は削除されずに残っている)。鹿砦社から1年間に300万円余りの「広告代」名目の経済的支援を受けていた「反原連」が一方的かつ無茶苦茶な〝理由なき理由〟で鹿砦社絶縁を行ったので、それに抗議し会計報告を求めたところ、神原元弁護士から「FAX通信」が届いた。

次いで『反差別と暴力の正体』に取材内容が掲載されている、秋山理央。同様に五野井郁夫の代理人に就任したと、同様の「FAX通信」が鹿砦社に届いた。最近ではツイッターに「どこに書籍を送ったのかちょっと書いてみたら」と、送付先の明示を求めてきた香山リカのリクエストに応じて送付先を返答したら、またしても神原元弁護士から即「FAX通信」が届き書き込みの削除を求められた(この顛末は今でも理解に苦しむ)。

そして9月4日付けの恒例「FAX通信」である。神原元弁護士は鹿砦社に対して、少なくとも5名(個人・団体)の代理人に就任しているということである。李被告の代理人就任にあたっては、

「書簡は8月17日から24日までのTwitterにおける発言について『名誉毀損にあたる』等主張していますが、李信恵氏の発言は貴社の出版物に対する意見ないしは反論を行ったに過ぎず、『名誉毀損』に該当しないことは明らかです」

と自信満々に「『名誉毀損』に該当しない」と断言している。そうか。間違いはないだろうな。

「鹿砦社はクソですね。まとめサイトと同じなので普通に文句は言います」をはじめとして、あまたの「クソ」という表現は「『名誉毀損』に該当しない」と神原元弁護士は主張する。そうであれば、8月26日以降鹿砦社代理人からの配達証明郵便が届いて以降、どうして李被告は「鹿砦社はクソ」という表現を使わなくなったのだろうか?「『名誉毀損』に該当しない」と本気で信じ、やましさがなければこれまで同様に堂々と「鹿砦社はクソ」となぜ書き続けないのだ。指摘したいことはほかにもある。こちら側が正式に代理人を通して配達証明郵便で要請した内容に、期限以内には回答寄こさなかった不誠実さもそうだ。期限を超えたのだから、何らかの対応を思案しているのかと思いきや、「やより賞」を受賞した李被告による「クソ」発言にまったく謝罪や訂正の意思はなく、「『名誉毀損』に該当しない」と主張する。

であれば仕方ない。何度か本コラムで取材班並びに松岡が警告してきたが、相次いだ「鹿砦社クソ」発言や、あたかも鹿砦社と青林堂を同一視した趣旨の書き込み等に対して、われわれは、不本意ながら法に則った手段を講じる以外に被害回復の手段はあるまい。これ以上詳細は述べない。本来望むものではないが、われわれも最終手段に打って出ざるをえない。もう猶予の余地は微塵もない。

いやしくも「反差別」や「人権」を錦の御旗に掲げ「レイシスト」や「ヘイトスピーチ」と闘うと公言する者が、その崇高な志を忘れ、「ヘイトスピーチ」と見紛うような汚い言葉を連発することはあってはならない。

※取材班スタッフに取材や出張が重なりご報告が遅れましたことをお詫びいたします。

(鹿砦社特別取材班)

◎[参考記事]2017年8月30日付デジタル鹿砦社通信
大学院生リンチ事件加害者・李信恵被告による、鹿砦社に対する悪質な誹謗中傷、名誉毀損発言について「警告書」を送付しました。 差別に反対し人権を守るという者が、「クソ鹿砦社」とか人の人格を辱める汚い言葉を遣ってはいけません。(株式会社鹿砦社代表取締役 松岡利康)

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7月終盤から大学院生M君リンチ事件加害者・李信恵被告(民事訴訟の「被告」なので、以下「李被告」と記載する)による、鹿砦社に対する誹謗中傷、名誉毀損発言が止まりません。

7月27日の李被告による「鹿砦社はクソ」発言に対し私は、日々一所懸命に働いてくれる社員、多くの取引先やライターさんらを抱える会社の代表として到底看過できず、8月2日の本「通信」にて「大学院生リンチ事件加害者・李信恵氏による『鹿砦社はクソ』発言を糾す!」と題し李被告に反論と注意喚起、警告を行いました。
これで鎮まれば私もこれ以上追及するつもりもなかったのですが、これ以後も李被告のツイッターにおける鹿砦社に対する誹謗中傷、名誉毀損発言はいっこうに鎮まりません。

8月17日、同23日、同24日と、鹿砦社と私に対する誹謗中傷、名誉毀損は続き拡大していました。どれにも鹿砦社に対して「クソ」と言っています。いやしくも差別に反対し人権を守るという者が遣う言葉ではありません。

最近では私個人の過去について、全く事実と異なる書き込みまで見られるようになりました。

 

たしかに私は学生時代(遙か昔の1970年代前半)、同志社大学で文学部の自治会委員長を経験したこともあり、「学費値上げ反対闘争」では最後まで抵抗し逮捕もされており、いわゆる「学生運動」の活動家であったことは間違いのないところですが、私は一度も特定党派に所属したことはなくノンセクトでした。当時どこにでも多くいた活動家のひとりにすぎません。ましてや「中核派」や「革マル派」とは、まったく関係がありません。

このあたりのことを〝昔の話〟で一括りにされ、学生運動にかかわっていた人が「中核派」や「革マル派」のどちらかでしかないような決めつけは、その後両派の凄惨な歴史を見ても単なる〝勘違い〟や〝誤解〟〝思い込み〟では済みません。私を「中核派や革マル派」呼ばわりすることも、著しい名誉毀損です。

私はここで「中核派」や「革マル派」の批判を展開しているのではなく、私の学生時代の活動はそのように党派に属したものではなかったという事実を述べているのです。李被告はわからないのか、読む人が読めば「元中核派?革マル派?どっち?」は笑い事では済まされない性質の問題です。この手の書き込みは時間を確認すると深夜が多く、飲酒のためでしょうか。

「在日の普通の女に、ネットや普通の暮らしの中で嫌がらしかできない奴が、革命なんか起こせないよね。爆笑。おいらは普通の自分の暮らしを守りたいし、クソの代理戦争する気もないし」

という文意のわからない(ミスタイプ?)も見られますが、ここでもまた「クソ」という表現が用いられています。李被告を「在日の普通の女」などと思う人は誰ひとりとしていないでしょうが……。また、

 

などと言い募っています。私たちがどのような「嫌がらせ」を行ったというのか、具体的に例示していただきたいものです。さらには「(威力業務)妨害」をやったともツイートしています。私たちがどのような「(威力業務)妨害」をやったというのか、こちらも具体的に例示していただかないといけません。

ここでもう一度私たちの原点を簡単に述べておくほうがいいでしょう。2016年の2~3月に複数筋から、くだんの「大学院生M君リンチ事件」の情報が私たちに寄せられました。驚愕の内容でした。特に事件直後の「M君」の顔写真には強い衝撃を受けました。この写真を見て何も感じない人は人間ではない! と言っていいでしょう。李被告よ、あなたはこの写真を見て人間としてどう感じるのか? あらためて問いかけます。はっきり答えよ! どう感じどう答えるかで、李被告の人間性、つまり彼女が日々語っている、差別に反対し人権を守るという言葉の内実がわかります。

リンチ事件直後のM君の顔

しかし不思議なことに、これほどのひどい事件であるのに、事件から1年以上も経って、私たちは同じ関西に居ながら、まったく事件のことを知らずにいたのです。それは新聞もテレビも小さなメディアも一切「M君リンチ事件」を報道しなかったからです。ひとりの人間に対して、1時間以上複数の人間が一方的に暴力を振るい、それを誰も制止せずにいた光景は、常識的な神経では考えられません。ひどい事件じゃないですか! 最近1972年はじめに起きた「連合赤軍リンチ殺人事件」がドラマ風に報じられました。まさにこれを想起させます。永田洋子と李被告が二重写しされます。永田はみずからは手をくださず命令し死刑判決を受けました。李被告は最初の一発をM君に食らわせたとされ、李被告はこれを否定していますが、万々が一、みずからは手を下さずとも現場の空気を支配し阿吽の呼吸で指示したことで永田と同じです。

社内にカウンターの主要メンバーがいながら、そこまで深く関わっていたことも知りませんでしたが、そこで、この反省もあり、「M君リンチ事件」の真相を解明すべく社内外のメンバーで特別取材班を結成し、継続的に取材を続け、これまでに『ヘイトと暴力の連鎖』『反差別と暴力の正体』『人権と暴力の真相』を出版しました。李被告は「鹿砦社の人は何が面白いのか、お金目当てなのか、ネタなのかわかんないけど」と当事者でありながらトボけたことを書いていますが、私たちの目的は〈「M君リンチ事件」の真相究明と、被害者M君支援によるM君が受けた被害の正当な回復(謝罪、賠償金、治療費等含む)〉です。その作業は現在主として、大阪地裁における民事訴訟で「M君」が李被告を含む5名を相手取った裁判で係争中です(係争中とはいえ、事件の加害者の一部には刑事罰が下っているのですからM君が敗訴することは考えられません)。

一方法廷内では明らかにされない、焦点にはされないけれども重要な事実について、継続的に取材班は動いています。幸いこれまで出版した3冊とも好評で、それなりの反響はありましたが、この事件を扱った本を出版して、利益を上げようなどという思惑はありません。実際に、取材費用などかなりの持ち出しになっています。

私たちはこのかん、これまで明かされることのなかった〈事実〉を積み上げる作業を行っています。驚くべき事実が多数発見されました。その事実の積み重ねにより〈真実〉の姿がはっきりしてきました。そうして、それを出版物にし世に問うことを行っており、これは出版社(人)として正当な言論活動です。

このような取材結果の発表のどこが問題だと李被告は言いたいのでしょうか。私たちは綿密な取材によって得られた〈事実〉に基づいて、事件の実相と背景を探っています。時に直撃取材も敢行してきました。それにより明かされたくない〝恥ずかしい行為〟を暴露された人が少なくないことは知っています。でも待ってください。非難されるべきは〝恥ずかしい行為〟を明かしたことではなく、〝恥ずかし行為〟に手を染めたことではないでしょうか?

李被告は、〝リンチ〟という、人間として〝恥ずかしい行為〟に手を染めたことについて、なにをもってしても被害者M君に心から謝罪し、正当な治療費(まだ1円たりとも払ってはいません!)や慰謝料を支払うべきでしょう。そうではありませんか? 私が言っていることはおかしいですか?

また、李被告は以下のように問題をすり替えようとしています。

 

ここで初めて明かしますが、取材班には女性もいますし、在日コリアンもいます。相手が相手だけに、直接取材は男性スタッフが行っていますが「鹿砦社の男たち」は間違いです。

李被告による鹿砦社、並びに私やライターさんらへの度を越えた誹謗中傷、罵詈雑言発言に何度も反論と警告を発してきましたが、まったく鎮まる様子がなく、このままでは会社としての業務やライターさんらの名誉や仕事にもかかわる領域にまでエスカレートしてきましたので、「当社又は当社関係者が、いつ・どのような『嫌がらせ』や『(威力業務)妨害』を行なったと」と主張するのか、具体的な事例を示すように求め、「『鹿砦社ってほんまクソやなあ』とか『クソ鹿砦社』と表現された根拠」について示すように要求し、そのような李被告の「誹謗中傷、名誉毀損行為につきまして、その撤回と謝罪、今後は同様の行為を繰り返さないという誓約を強く求め」、やむなく8月25日付で代理人弁護士を通して「警告書」を内容証明郵便で李被告に送りました。

 

8月26日に受領したとの記録がありますので、既に李被告は「警告書」を読み、私たちへの対応を検討中と思われます。「警告書」到着後7日以内の回答を求めていますので期限は9月2日となります。回答ない場合や誠意ある態度を見せない場合は、「当社は直ちに法的措置に入らざるを得ない」と書き添えましたが、今までは笑ってすませていたところ、もう笑ってばかりもいられません。冗談ではありません。私も齢を重ねて、余程のことでは怒らなくなりましたが、私にも〈意地〉というものがあります。

李被告が妥当な判断をされるよう求めるとともに、皆様もご注目よろしくお願いします。

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前回(7月27日掲載)に引き続き、2014年10月7日に発行された『#安寧通信』vol.0の解析を続ける。関西学院大学教授金明秀に続いての登場は、南ソウル大学日本語科助教授の桜井信栄だ。

◆南ソウル大学日本語科助教授の桜井信栄

「皆さんこんにちは。私は2013年から東京の路上でデモ隊に直接抗議をしてきたほか、ソウル光化門(クァンファムン)で日本の反韓でデモに反対するプラカードデモを続けてきました」
から始まる桜井の文章は、「私自身も『がんばります』という精神で信恵さんの支援を続けていきたいと思います」で結ばれている。桜井信栄といっても、それほどの著名人ではないので、取材班も桜井の名前と人となりについては全く知識がなかったが、取材を進めるうちに、「M君リンチ事件」のあと、ツイッターに「M君」の実名を明かし、誹謗する書き込みを行っていた人物であることが判明した。しかも桜井はこの書きこみの中で、神戸大学木村幹教授を皮肉り、鹿砦社の名前まで持ち出している(桜井のこの書き込みは南ソウル大学で問題化し、南ソウル大学の担当者が神戸大学まで謝罪に訪れたという噂もある)。桜井はいわば、「しばき隊」ソウル支局長といったところか。このように二重加害は国境を越えて行われていたのだ。

桜井信栄=南ソウル大学日本語科助教授のツイッターより

◆龍谷大学法科大学院教授の金尚均(キムサンギュン)

そして「京都朝鮮学校襲撃事件」の原告であり、龍谷大学法科大学院教授の金尚均(キムサンギュン)がコメントを寄せている。ここではっきりと断っておかなければならないが、金尚均は「M君リンチ事件」の隠蔽や二次加害には一切加担していない人物である。自身の子息が通っていた「京都朝鮮学校」が在特会などの、質の悪い団体に襲撃された事件では原告となり、堂々とした闘いの末に勝利(民事訴訟で1200万円を超える損害賠償金)を勝ち取っている人物である。業績も多く学者としての評価も高い。

「京都朝鮮学校襲撃事件」原告である金尚均は原則に立ち返れば、「救援」8月10日号に東京造形大学教授の前田朗が論じたような立場を明確にできる人物ではないか、との期待を込めて紹介したまでである。

 

 

ちなみに、金尚均の文章のあとに「京都朝鮮学校襲撃事件」の解説文が掲載されている。この文章には「あらま」と署名がある。「あらま」は「M君リンチ事件」前はM君と交流があったものの、事件後は一転して加害者側に転じた人物である。

◆李信恵を「パイオニア」と評する野間易通(C.R.A.C)

次頁は本年逝去した泥憲和の「李さん泣くな、一緒に生きよう」が登場。次いで登場の野間易通(C.R.A.C)は、
「この裁判を起こすのに、どれだけの労力と勇気、そして何よりも精神的なタフさが必要だったか。李信恵さんの気持ちを日本人支援者は簡単に「わか」ってはいけない。我々は、裁かれる側でもある。だから、パイオニアを孤立させない」
と殊勝なメッセージを送っているが、野間の人間性を知る取材班としては、この言葉を額面通りには受け止めることはできない。事実、野間はその後「M君」の実名や所属大学をツイッターで晒し、「M君」から民事訴訟を起こされ1審で敗訴。9月から大阪高裁で控訴審が始まる人物である。

野間の寄せた短文の結び「パイオニアは孤立させない」は、これまで在日コリアンとして、様々な生活防衛あるいは、差別に対する攻撃と闘ってきた先人に対して失礼ではないだろうか。李信恵がこの裁判を起こすにあたって、相当な覚悟や嫌がらせを覚悟したことは想像できる。しかし李信恵を「パイオニア」と評するのは、例えば入管闘争、日韓条約反対闘争(日・韓両国における)、指紋押捺拒否の闘い、朝鮮高校卒業生への大学資格を認めさせる闘いなど、緒戦線を闘ってきた先人が眼中にない表現だ。

◆「M君リンチ事件」実行犯の一人「凡」

そして同じ頁の下段には「ぼんさん 凡ドドラジオ」、つまり「M君リンチ事件」実行犯の一人「凡」が登場する。「凡」の文章は短い。
「俺の友達がまた勇気を振り絞った。その隣に立つ以外の選択肢はない」
コリアNGOセンターの金光敏による詩的文章にも通ずるこの一文。注目すべきは主語がないことだ。「俺の友達がまた勇気を振り絞った」、いいだろう。これはだれが読んでも李信恵のことだ。だが、「その隣に立つ以外選択肢はない」のは誰だ?李信恵の友人全員か? それとも、「凡」個人か? そしてなぜ「隣に立つ以外選択肢はない」のだ?

このような細部にこだわるのは、この短い文章が「M君リンチ事件」現場における、「凡」が果たした役回りとそっくりだからである。「凡」の言葉はこう書き換えることができる。
「エル金がMに暴力を振るった。その隣に立つ以外の選択肢はない」

事実事件はそのように進行し、「凡」は長時間にわたる「エル金」が「M君」に振るう暴力をいくらでも制止できたにもかかわらず、積極的制止を行っていない。それどころか「凡」自身も「M君」の顔を殴っている。
これらは、『#安寧通信』vol.1が発行された2カ月ほど後に「M君リンチ事件」が起きたがゆえに、遡り解読を試みているのである。もし事件が起こらければ、単なる「言いがかり」と切り捨てられるかもしれないが、残念ながら事件は起きてしまったのだ。「闇の奥には何があったのか」解き明かす作業は奇異であろうか。

◆安田浩一と西岡研介の態度と行動

続いて登場は安田浩一だ。14行にわたる文章の中で安田は、
「差別と偏見の最前線で、もっとも激しく傷ついてきた信恵さんに、もっともつらい選択肢を強いてしまったんじゃないかという思いが僕にはある。だから僕は、ありったけの支援をしたい。いや、一緒に闘いたい」
と、非常に強いトーンで李信恵への共感と共闘を宣言している。それは結構だ。何度も繰り返すが、相手は在特会などの差別確信犯なのだから。

しかし、だからといって、この裁判を李信恵が闘うことが、ほかの生活や発信、なかんずく「M君リンチ事件」への関与を免罪するものでは全くない。この裁判で李信恵は原告であり、被害者だ。しかし、2か月後には「言葉」だけでなく、「暴力」も伴った長時間の「M君リンチ事件」に李信恵は「加害者」として関与した。そのことは李信恵が「M君」に送った「謝罪文」で明らかだ。あの「謝罪文」は嘘、虚構というなら話は別だが。

安田は取材班田所の電話取材に対して「どうしてこんなことに興味をもつのか」、「運動に分断を持ち込むもの」、「誰が喜ぶか顔が見える」などと「李信恵無謬論」を展開したが、事実の前では無茶が過ぎるのだ。事実に忠実に価値判断ができなければジャーナリストとして(それ以前に人間として)誤った道を選択してしまう。いまそれを体現しているのが安田浩一だ。

 

 

そして、同頁下段に登場は、やはりジャーナリストにして「M君リンチ事件」隠蔽において大きな役割を果たす西岡研介だ。西岡は9行の文章の最後をこう結んでいる。

「だから私は李信恵の闘いを率先して、そして最後まで支援する。これまでにも十分すぎるほど傷ついた彼女を最前線に立たせる――ということに忸怩たる思いを抱えながら」

読者の皆さんはお気づきであろうか。西岡の文末と安田の文章。相談などしたわけではなかろうが、訴えようとしている内容が非常に似通っている。好意的に判断すれば、彼らの立場で李信恵を裁判闘争に向かわせることへの、呵責(かしゃく)を同じ立場の人が感じた、ただそれだけのことかもしれない(たぶんそうだろう)。

問題は、李信恵の裁判支援だけならば結構であった二人の類似性と行動が、「M君リンチ事件」に対する態度でも同様に表出したことだ。そして「ジャーナリスト」として一定以上の知名度のある安田と西岡の行動は、取り返しのつかない「深い沼」へと結果として李信恵を導いてしまう。 (つづく)

(鹿砦社特別取材班)

 

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「ちなみに『♯鶴橋安寧』、昨日手に入ったので読みました。……。これを出してしまった、編集者の罪深さについて考えてしまいました……。褒めそやしている皆さんも、本当に残酷だなあと思います。でも私も性格悪いので、本人に会ったらおそらく褒めそやすと思います。とはいえもう、彼女に会う機会もそうそうない気がします」(フリーライター朴順梨から、元鹿砦社社員藤井正美へのメール2015年1月21日のメールより抜粋)。

「男前のネットストーカーなら歓迎しますが、粘着ブス女なら見つけ次第、しばき倒します。で、昨日やっと『♯鶴橋安寧』を購入しました。レジに行くまでに数ページめくって立ち読みしましたが、『これで出すか』と。数ページだけでも目に付くのはtwitterと同じようなイラつく文体、全体の構成の散漫さと、雑誌のコラムならまだしも、書籍としてはチラ見しただけで厳しいものがありました」(元鹿砦社社員藤井正美からフリーライター朴順梨への2015年1月22日のメールより抜粋)

オイオイ君たちは仲間じゃなかったのかい、と両氏に再度確認したくなるようなひどい表現だ。取材班はこれまで何度も述べてきたように、「M君リンチ事件」を追っている。重ね重ね強調するが李信恵の「M君リンチ事件」への態度には大いなる不信感を抱いているが、それと『♯鶴橋安寧』は別である(もっとも薄給で超多忙な取材班には『♯鶴橋安寧』を読んでいる暇はなく、また李信恵著作の揚げ足をとるような姑息なことをするつもりは毛頭ない)。

しかし、先日来、鹿砦社代表松岡がお伝えしてきているように(ここ数日は止まっているが)李信恵のTwitterでの書き込みには看過できない虚偽と名誉毀損が山積していた。そして朴順梨と藤井正美から罵倒された「影書房」も李信恵の書き込みに、リツイート並びに「いいね」をしている。

鹿砦社は「ややこしい出版社」と思われるかもしれないが、出版物ほか、ネット上の発信も自らが原則とする域を出ることがないように、最大限の努力をしている。しかし下記をご覧いただこう。

李信恵ツイッターより

  
下段の右端にははっきりと丸い枠で「影」の文字が確認できる。さらに
  

李信恵ツイッターより

 

 

 
李信恵が書き込んだ「鹿砦社はクソ」とまで罵倒された書き込みにも丸い「影」のマークが確認できる。小なりとはいえ出版業を営む同業者として、同業者への誹謗中傷に加担する場合、それなりの覚悟があってのことだろうと思慮し、その本意を確かめたく、7月28日影書房に電話で見解を聞いた。

  影書房です。

佐野 おじゃまいたします。私鹿砦社取材班の佐野と申します。お世話になります。そちらのツイッターを担当していらっしゃる方はいらっしゃいますでしょうか。

  ツイッターを担当……どういうことですか。

佐野 影書房様のツイッターのアカウントがあろうかと思うのですが、それをご担当なさっている方はいらっしゃいますでしょうか。

  こちら2人しか会社におりませんので、そのたんびに適当にやってるだけなんですけれど。

佐野 なるほど。恐れ入ります、ちょっと教えていただきたいのですけれども。昨夜に李信恵さんが書き込みをされまして、私共鹿砦社の誹謗中傷、事実無根のことを書かれたものにリツイートをされているのですが。

  誰がですか?

佐野 影書房様がです。

  何のツイートですか?

佐野 李信恵さんが昨夜いくつか書き込みをなさってるのをご覧いただいたらわかると思うのですが(取材班注:上記を中心とする李信恵が書き込んだものを指す)。

  そんな、うちしてます?

佐野 例えば、「鹿砦社と名乗らずに自宅に電話を掛けてきた田所敏夫は、辛淑玉オンニの友人だと最初に云った。そして、知り合いの名前を出してきたけどなんかこいつおかしいよなあと思って聞いたら、信用させようとしたのか共通の知人の」云云かんぬんというものにリツイートされてますね。

  してないでしょう、もう一度見てください、うちのを(取材班注:再度ここに示す通り明確に影書房のアイコンが確認できる)。

李信恵ツイッターより

佐野 いや今、私見ています。

  そんなものはしてないです。

佐野 出てますよ。画面上に。

  してないです。映ってないです、そんなもの。

佐野 映ってない。「いいね」もされてませんか?

  してないでしょう。

佐野 影書房様のアイコンは丸くて影という字で、プロフィールは東京豊島区の出版社・(株)影書房(かげしょぼう)の公式アカウントです。新刊・重版案内、既刊書情報(たまにbot)など、云云かんぬん、でフォロワーが2,085名いらっしゃるのがアカウントですよね。

 

 

  
  してないと思いますよ、どう考えても(取材班注:ここで「していない」から「していないと思いますよ」とトーンダウンする)。

佐野 おふたりしかいらっしゃらないのに、ではどうしてここに出てるんですか?

  ええ、どこに? 見た限りはないですよ、そういうものは。

佐野 ではなぜ私に見えるのですか?

  いや、わかんないですけど、真面目にないです。ほんとに。

佐野 ではですね、もう一つ別のことをお尋ねしますね。

  すみません、なんでそういうことをおっしゃるんですか? 何のためにそういうことをお電話されてきてるのか。

佐野 事実無根のこと李信恵さんが書かれてるからです。

  それは李信恵さんに追及されればいいだけで、我々のことではないでしょう。そして我々はリツイートしてません(取材班注:明確な虚偽だ。「鹿砦社はクソ」と李信恵が書き込んだものにも、リツイートもしくは「いいね」をしていることが画面上から確認できる)。

佐野 リツイートしてないけど名前が出てるんですね。

  名前が出てるってどういう意味ですか?

佐野 リツイートしたところに何人いて、そこをクリックするとリツイートした人のアカウントが出てくるわけですよね。

  ああ。とにかく映ってないですよ。今見てますけれども。すみませんもう一度お名前をおっしゃっていただけます?

佐野 鹿砦社の佐野と申します。

  佐野さんですね。

佐野 それからごめんなさい、ちょっと前の話になるのですが(取材班注:佐野の話を遮って)。

  すみません、その前にリツイートしてません。リツイートしてなくって、なおかつ何だか言われてる意味がよく分からないんですけれども。

佐野 これ、他の人からも指摘があって、皆さんが見れるところでそうなってるんですけれども。

  私たちがそれをリツイートしてないですし。

佐野 他の方に乗っ取られたというか、アカウント利用された、勝手にやられたということでしょうか。

  今自分のアカウントで何をリツイートしたり何をツイートしたかというのを見てますけれども、リツイートしてないです。「オイラも寄稿しました。みんな読んでね。」というのが最近の李信恵さんのツイートのリツイートであって、その鹿砦社について李信恵さんがツイートしたことをリツイートもしてませんし、その内容について承知もしてないです。

佐野 影書房さんのマークは丸ですか、四角ですか?

  丸ですけれども

佐野 四角の時もあります?

  昔は四角でしたけどツイッター社が丸にしちゃったんじゃないですか? 今現在私も見てますけど、してないです。そして何か事実無根のこと、自分に対して何か事実じゃないことをどなたかがされているのであれば、いろいろ言われてるのであれば、言ってる相手にきちんと追及したりとかしていただきたいんですけど。

佐野 もちろんします。ただし影書房さんは本年5月28日に野間易通氏が敗訴をした時に書き込んだツイート、これ被害者の本名が晒されてますけれども、そのツイートにリツイートかけてますよね。

  それもちょっとわかんないです。そんなこと言われても。してないと思います(取材班注:多数の書き込みの中から誠実に過去のリツイートや「いいね」を探すのであれば、相応の時間と手間がかかろうに、この女性は一切検証をせずに「していないと思います」と断言している)。

佐野 思うじゃなくて、こちらスクリーンショット取ってありますよ。動かぬ証拠ありますよ。
 

 

 

  
  ですから、何ですか? 覚えはないです。申し訳ないですが覚えはないですし、それをしたかどうかわかんないですけど、一つ一つについて事実じゃないっていうことについて何か問題があるのであれば、それはやった人に対して言うべきでしょ。

佐野 もちろん言いますよ。言いますけれども、あなた方こういう前科があるからお尋ねしている。

  前科って何ですか。今すぐ5月何日の自分たちが何をリツイートしたかなんてすぐちょっとわかんないですけれども(取材班注:分からなければ調べて再度連絡をさせればよいだけのことだ)、申し訳ないですけど、しかもリツイートしてるっていうことが全部それに対して、学術研究書じゃないんですから、それについて「その通りだー」っていうふうに我々がコメントしてるんですか? 我々がそれを支持するようなコメントしてるんですか?

佐野 野間易通氏が書いている内容の中に書かれてはならない(取材班注:影は佐野に全てを言わさずに遮り)

  それを全面的に支持していつも賛同してるからリツイートしてるとも限らないんですよ、申し訳ないですけどツイッターの場合は。なんか論文を書いたりとか何か意見書を書いてるっていうのであればそういうことはあるかもしれないですけど、しかも自分の言葉で書いてるわけじゃないんですから。

佐野 「いいね」をしてますよ、しかもこれを。「いいね」ってことは。

  読んだってことでしょう。そういうことを読んだっていうこととリツイートしてそれに賛同してそれを承認しているっていうこととは意味が違いますし(取材班注:確かに批判的にリツイートで書き込みを取り上げることはあろう。しかし、影書房は李信恵の『♯鶴橋安寧』を出版し、そのツイッターを見ても、李信恵やそれに連なる人びとを批判的には「リツイート」あるはい「いいね」していないので、この「読んだってことでしょう」は全く説得力を持たない)。

佐野 「いいね」というのは賛同じゃないんですか。

  ツイートについてはそこまでは、ごめんなさい悪いんですけれども、こちらもその……。

佐野 書き込み自体が名誉毀損のものに、あなた方は「いいね」としいてるからお尋ねしてるんですよ。書き込みの中に本来書かれてはならない被害者の氏名が書かれてるにも関わらず、それに「いいね」をなさっているんです。四角い影の時に。

  誤解されていて、それを読んだということについて読んだこと自体も何か犯罪だってことなんですか?(取材班注:そんな質問は全くしていない)

佐野 違います。さっきおっしゃたようにリツイートにはいろいろ解釈があるかもしれませんね。だけどこれはリツイートじゃない。「いいね」をしてるんです。

  「いいね」という時には、私なんかもそうですけども、誰がそれをリツイートしたのか「いいね」を押したのか覚えがないんで申し訳ないんですけれども、「いいね」という時にはそれに賛同をという意味ではなくて、「読んだ」とか「そういうこともあるんだね」というぐらいのことで、軽い形で押してることは多々あります(取材班注:そんな話を聞いたことがあるだろうか)。

佐野 出版社としてはそんな(取材班注:またも佐野をさえぎって)

  ですから何かしらの我々の見解を求めるのであれば、これについてどう思うのかってことを言っていたのと、リツイートしただろう、「いいね」押しただろうということだけで我々がその内容について犯罪に加担してるみたいなことを言われるのもちょっと腑に落ちないんですけど。しかも電話でいきなり。

佐野 具体的に申し上げてますよね、リンチ被害者が野間易通氏を訴えて(取材班注:またも佐野をさえぎって)

  電話でそういうことを言ってくるのはちょっとおかしいと思います、はっきり言って。

佐野 なぜおかしいんですか。

  何がおかしいんですかではなくて。

佐野 あなたさっき明確におっしゃいましたね、リツイートしてないと。

  なんで我々に電話してくるんですか? なぜ我々に対してそういうことを求めてくるんですか?
  

 

 

  
佐野 あなた方は我々と同じ社会的使命を持った出版社だからです。個人じゃないからですよ。

  電話で、しかもあなたが今電話されてきたのは、まず最初に昨夜李信恵さんが書いたツイートをリツイートしたかどうかということを確認されてきましたよね。してません。今確認する限りはしてないです。

佐野 してないけど出てくると。

  してないっていうことと、もうしたとかしてないとかいうことと、それと何かいろいろと関連付けていろんなことを言われても困ります。話が。何ですかその、最終的に何が言いたくて言われてるのか。小出しにいろんなことを言われても困ります、ほんとに(取材班注:論理が破綻すると相当に興奮してこちらの話をほとんど聞かなくなった)。

佐野 小出しに言ってるんじゃなくて、あなた方が「いいね」とかリツイートとかしている内容には多く名誉毀損とか事実無根のことが含まれるものをリツイートしたり「いいね」されているので。

  そういうことについては、じゃあそれはあるかもしれないですねということで認めておきます。

佐野 1回2回だったら、別にわざわざお電話差し上げませんが

  それは名誉毀損であるかどうかってことについてももっと確認しなきゃいけないですよね。

佐野 明らかに名誉毀損ですよ、「クソ」って言われてるんですから。

  なぜ電話でそんなことを言われなくちゃいけないんですか?

佐野 我々西宮ですから。わざわざ出かけて行かれない。東京でしょ、影書房さんって。

  何ですか、あなたが今電話してきた目的っていうのは、何かあなたに対して名誉毀損を起こされていることがあって……。
 
佐野 鹿砦社に対してです。

  それについて我々が何か名誉毀損について加担したりとか承認してるんじゃないかってことを問いただしたいってことで電話してきてるんですか?

佐野 そういうことです。

  そしたら最初からそういうふうにおっしゃればいいじゃないですか。全然全体像が見えなくてわかんないですよ。こんな電話でそんなこと言われて。

佐野 それは一つ一つ具体的に確認をしていかなければわからないじゃないですか。

  なんで急にそんな取り調べみたいなことされなきゃいけないんですか、電話で。

佐野 あなた方がリツイートなさってるからですよ。

  リツイートしただけではそういう内容にならないでしょってことを申し上げてます。そんな大きなことを言うんであれば、きちんともっとちゃんと全体像について論理的に一つ一つちゃんとやってくださいよ。電話でそういうことを言ってくるのはおかしいんじゃないですか、いきなり。

佐野 おかしくないです。全くおかしくないです。取材ですから、これは。

  取材! 取材なら取材としてきちんとしてくださいよ、申し込みを。

佐野 申し込みをするしないじゃない、あなた(取材班注:またしても遮り)

  これ取材なんですね、取材ならちゃんと申し込みをしてくださって、ちゃんとこういうことがあってこういう前提でそれについて聞きたいってことをちゃんと説明されるのが筋ってもんじゃないですか? 電話の仕方がおかしいんじゃないですか? 取材の申し込みの仕方がおかしいんじゃないですか?

佐野 あなた方の勝手な理屈です、それは。

  いやいや、おかしいです。そんななんかそういうふうな言い方するなんて。

佐野 被害者側が被害を問いただして(取材班注:またしても遮り)

  被害者! その事件の全体像についてもきちんとおっしゃってくださらないのに誰が被害者なのか。今鹿砦社がっていうふうにおっしゃいましたよね。

 

 

    
佐野 そうですよ。

  鹿砦社が被害者の話なんでしょ。

佐野 そうですよ。

  それについて全然分かんないですよ。

佐野 分からないじゃないじゃない。

  いったい誰が何をしたのかっていうことが全然分からないんですから。

佐野 少なくも影書房さんの(取材班注:とにかく佐野に話す間隙を与えない)

  そういう説明を何にもしてないじゃないですか、電話の中で。

佐野 あなた黙って聞きなさい、人の言うことを、いい加減に。

  すみませんけど一方的に取材だとか言いつつ、きちんと全体の説明もして下さらないのにお答えしようがないでしょう。

佐野 あなた聞かないからじゃない。

  聞かないからじゃなくて、あなたの説明の仕方がおかしいって言ってるんですよ。

佐野 違います、あなたが聞かないからです。私の言葉を遮るばかりで。

  違いますよ。なんか騙し討ちみたいな感じでいろいろ引っ掛けようとしてるように聞こえたので、あなたの言い分には乗らない方がいいなと途中で判断したんですよ。

佐野 言い分に乗らない方がいいんじゃ、じゃあこの今出ている(取材班注:重ねて遮られ)

  悪いんですけど、取材なら取材だっていうことできちんと申し込みをしてください。こんなふうに電話で最初にリツイートしただろうしてないだろうみたいな言い方とか、「いいね」をしただろうしてないだろうという言い方されるような形で話を引っ張ろうとするのは非常に不愉快ですし、正確に答えられません! 失礼します!

威勢よく電話を切った女性社員であった。上記に掲載した通り取材時点では確かに紹介した李信恵の最初の書き込みの末尾に「影」の文字が確認できる。ところが(事前に複数の証拠は確保していたが)取材後にさらにその様子を保存しようとツイッタ―を覗きこんだら、「影」の印が消えているではないか!

李信恵ツイッターより

電話取材終了後、半時間もたたずに、影書房はリツイートを削除したのだ。そうでなければ電話対応した女性が述べた通り、「リツイート」もしていないのだから、これもアカウント乗っ取りで「削除」されたのだろうか。

影書房の電話での回答が全く的外れであり、かつ猛烈な興奮状態でいい加減なことを発言しているのは、多くの読者にもご理解いただけるであろう。われわれは「クソ」と言われようが、それが市井の方であればいちいちこのように見解を糾しはしない。影書房はわれわれ同様、社会的存在の出版社ではないのか。あまりにも理不尽な回答にわれわれは、決して納得していない。何よりも李信恵の「鹿砦社はクソ」発言へのリツイートを8月11日現在まで残す出版社。それなりの覚悟ありと受け取める。
 

(鹿砦社特別取材班)

 

 

 
◎[参考記事]私はなぜ「カウンター」-「しばき隊」による大学院生リンチ事件の真相究明に関わり、被害者M君を支援するのか[松岡利康=鹿砦社代表]
 

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ついに、本物の知性と勇気による本格的な「M君リンチ事件」への骨太の論評が発表された。8月10日発売の『救援』(救援連絡センター発行)http://kyuen.jp/紙上で、東京造形大学教授、前田朗氏が「反差別運動における暴力」を論じている。われわれ取材班は前田朗氏に書籍を送ってはいるが、直接に見解を伺おうと、尋ねたことはない。本論はあくまで前田氏が自身の発意によって執筆され発表されたものである。

◆〈知識人〉としてまっとうな前田朗氏の態度

鹿砦社より出版した『ヘイトと暴力の連鎖』『反差別と暴力の正体』『人権と暴力の深層』をお読みいただいたようで(取材班注:前田氏は以上3冊をまとめて「本書」と呼んでいる)、

「本書のモチーフは単純明快である。反差別の運動内部において暴力事件が発生した。反省と謝罪が必要であるにもかかわらず実行犯は反省していない。周辺の人物が事件の容認・隠蔽に加担している。被害者Mは孤独な闘いを強いられてきた。このような不正義を許してはならない」

「反差別と反ヘイトの思想と運動は差別にも暴力にも反対しなければならない」

「筆者は当時、事件関係者に知り合いはなく、事件発生を知らなかった。しかし、後にCの反ヘイト裁判支援のため裁判所に意見書を提出した。その後に事件があったようだと知った」

「SEALDs及びしばき隊とは、安保法制反対闘争の中で、運動方針の違いから対立する局面を体験してきた。筆者は救援連絡センターの運営委員であり、刑事司法に関する認識が異なるからだ」

「他方、筆者はのりこえねっとの共同代表の一人である。のりこえねっとには22人の共同代表がいる。そのうち辛淑玉、中沢けい、鈴木邦男、宇都宮健児の4人が本書の批判対象である。共同代表は一堂に会したことも、運動方針について全体で討論したこともない。反ヘイトのためのもっともゆるやかなネットワークであり、それぞれの立場で発言している」

「いずれにしろ暴力は許されない」

「特にCの反ヘイト裁判が焦点となる。Cをヘイト団体やネット右翼から守るために、本件を隠蔽するという判断は正しくない」

「Cが重要な反ヘイト裁判の闘いを懸命に続けていることは高く評価すべきだし、支援するべきだが、同時にC本件においてはCも非難に値する」

「反差別・反ヘイトの闘いと本件においてCを擁護することは矛盾する」

「しかし、仲間だからと言って暴力を容認することは、反差別・反ヘイト運動の自壊につながりかねない。本書が指摘するように、今からでも遅くない。背筋を正して事実と責任に向きあうべきである」

この上なく簡潔かつ的確にわれわれの取材意図を要約してくれている。ここまで書いてもらえば、取材班はなにも付け足すことはない。出版意図を正確に読み解いていただき、そして理解し自らの見解を公にしてくれた前田氏の〈知識人〉としてのまっとうな態度に、深い敬意を覚えるものである(もちろん公的な場面での意見表明はなさらずとも「本書」をお買い上げ頂いた方々、「M君」の裁判支援をして下さる方々へも、取材班は感謝の念に堪えない)。

前田朗氏の論評「反差別運動における暴力」(2017年8月10日付『救援』より)

 

 

 
◆他の「のりこえねっと」共同代表の人たちに願うこと

なぜならば、同評論の中で前田氏自身が述べている通り、前田氏は「のりこえねっと」の共同代表の一人であり、同評論でCと記載されている李信恵の裁判支援にもかかわっている方でもあるからだ。「救援」紙上に長く寄稿されている前田氏のことであるので、少々の圧力や嫌がらせに屈することはあり得ないが、取材班が大枠で「敵性認定」をするに至った「のりこえねっと」の共同代表でありながら、事実を正確に読み解き、真実に迫る判断を開示してくれた、前田氏の姿にこそ、腹を据えて持論を展開することのできる、真の言論人の矜持を見る。

前述したとおり、この論評は取材班が依頼したものではなく、前田氏が自発的に発表されたものである。その内容に取材班は深い敬意を禁じ得ないとともに、100%同意するわけでもないことを述べておく必要があろう。それは前田氏が正直に、

「本書が批判する野間易通、有田芳生、辛淑玉、中沢けい、上瀧浩子とは面識があり、いずれも敬愛する運動仲間である」

とまで前田氏の見解を明らかにしてくれている部分があるからだ。しかし、だからといってわれわれは前田氏に「認識不足だ。本書を読めば連中の悪行は明らかじゃないか」と、さらにわれわれの立場や、見解に同意するよう求めたりはしない。事実を一つづつ見ることの大切さと、「反差別裁判と、暴力事件を混同してはならない」との、きわめて重要な原則を前田氏は開陳しているのであり、その総論を度外視して、部分的な批判を展開することは、なんら積極的な議論を生まないと、われわれは考える。譲ってはならない、許してはならない。「暴力は許されない」という大前提に立脚すれば、前田氏の論はたとえ友好関係がどのようなものであれ、高く評価に値するのであり、「M君リンチ事件」には諸相が複雑に入りくんではいるが、根本は前田氏が提示する原則と問題点に収斂されるからである。

すでにご承知のように、われわれ取材班のひとり田所敏夫は、「のりこえねっと」共同代表で、この団体を起ち上げた辛淑玉氏と訣別し、決別状をこの「通信」、及び『反差別と暴力の正体』に掲載している。また、鹿砦社代表の松岡は、やはり「のりこえねっと」の共同代表・鈴木邦男氏と、本「通信」6月27日号で、実に30数年の関係を義絶している。それほどまでして取り組む「M君リンチ事件」について、前田氏は、われわれの本気度と、事件の反差別運動のみならず社会運動全般における悪しき影響を感じられたからこそ、本記事を書かれたものと推察する。前田氏以外の「のりこえねっと」共同代表の方々、また関係者が、前田氏の真摯な意見を真正面から受け止めていただくことを心より願うものだ。

可能な限り多くの人びとに前田氏の論評をお読みいただきたいと切に願う。そして最後に繰り返す。われわれ取材班は「差別」にも「暴力」にも反対の立場を崩したことはないと。

(鹿砦社特別取材班)

◎[参考記事]私はなぜ「カウンター」-「しばき隊」による大学院生リンチ事件の真相究明に関わり、被害者M君を支援するのか[松岡利康=鹿砦社代表]
 

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重版出来!『ヘイトと暴力の連鎖 反原連―SEALDs―しばき隊―カウンター 』(紙の爆弾2016年7月号増刊)

 

 

  
ツイッターアカウントITOKENこと伊藤健一郎。この春、立命館大学国際関係研究科を修了し、見事博士の学位を習得した人物である。取材班は2016年8月23日伊藤への電話取材を行った。昨日に続き、そのやり取りの後編を公開する。

写真は伊藤健一郎本人のフェイスブックより

◆「あなたの別のものであるという見立て自体が現実離れしていて」

伊藤 田所さんはフリーライターとして、これ全然関係ない質問なんですが、在特会とかカウンターによる街頭活動の取材とかなさってなかったんですか?

田所 しています。

伊藤 C.R.A.C.のことを知らなかったということだから。

田所 私は読んでいただこうとは思いませんが、反在特会、反橋下については数十本コラムを書いてます。

伊藤 そうなんですか。
(中略)
伊藤 取材不足と言うか、ジャーナリストとしてカウンターの活動を在特会に対する反対運動だと認識したらカウンターの参加者の一部の話を聞きながら……。

田所 お言葉ですが、「カウンター」という言葉ができたのはここ十年も経っていないですよね。一方、反差別活動には長い歴史があるわけですよね。私は30年ぐらい反差別活動に関わっております。「カウンター」登場以前から何十年も反差別を研究していらっしゃる方もいるわけですよね。私はそういった方と昔からお付き合いがあって、在特会の現象についてもそういう方々にたくさんご意見や見解を伺うということはしました。その方々は高齢の方々が多いので、中にはいらっしゃいましたが、「カウンター」という言葉はほとんど使われないのですよね。「反差別活動」や「反民族差別」言われましたね。

伊藤 カウンターはだから反民族差別の市民運動。

田所 ですね、新しく出てきた。街頭での反差別活動に冠された名前ですよね。

伊藤 そのカウンター活動には何十年も反差別運動に取り組んできた方がたくさん参加しておられます。ですから反差別運動に関心がおありで、というのであれば、カウンターって2013年ぐらいからワイワイやってるわけで、今2016年で2年、3年あったわけで。

田所 私、関わり出したの1980年代くらいからですから。

伊藤 だからそれはすごく立派なことをなさって。

田所 いえいえ、立派なことなんて全然思っていません。私は古いんですよ。昔から地道に反差別の研究をなさってる研究者の方とか、その活動をしてる方には知り合いが結構いるんですね。

伊藤 すごく貴重な話を聞いてると思うし、当時の古くから運動なさってる方々とかの話を聞いたりして勉強させてもらってる立場なんです。このような「カウンター」っていう新しい、そして反差別運動は昔からやってる人たちもいて、その二つの間であなたの別のものであるという見立て自体が現実離れしていて。

田所 私、一言もそんなこと申し上げてないです。別のものだと一言も申し上げてないじゃないですか。新しく出てきた、さっきおっしゃた2013年くらいから街頭に出てきたのがカウンターだとおっしゃったのは伊藤さんですよね。

 

 

  
◆「カウンターのこと知らなさ過ぎるんじゃないのかなと」

伊藤 カウンターのこと知らなさ過ぎるんじゃないのかなと。反差別運動のことを書いているのにもかかわらず、カウンター組織じゃないのかなっていうのがあって、おそらく今回の私になんか聞こうとしたっていうのも、組織だって思ってらっしゃるんじゃ。C.R.A.C.WESTが一つの集団か何かと思っていらっしゃるのかなと思って。

田所 C.R.A.C.WESTというのは集団ではないんですか?

伊藤 集団じゃないです。それツイッターのアカウントの名前です。

田所 集団というのはいろいろな定義があると思うんですけれども。

伊藤 集合的な意思決定をしていないっていうことです。

田所 伊藤さんの定義では集合的な意思決定をしていないという意味においての集団ではない。

伊藤 連絡網的な物を持ってないです。名簿もないです。これはツイッターのアカウントだからです。

田所 ツイッターのアカウントがあるだけで、名簿もなければ連絡網もない。

伊藤 ツイッターのC.R.A.C.WEST、私が動かしていますが、それは単純に何処でカウンター行動がありますよということを告知するアカウントなんです(取材班注:これも嘘である関西に限らず全国に連絡網を持っていたことは「声掛けリスト」で証明されている)。

田所 ツイッターのアカウントがあるだけであって、そこでは告知をするだけがC.R.A.C.WESTの役割だと。

伊藤 メンバーシップとかないです。

田所 名簿とかそういうもが一切ないわけですよね?
 
(中略)
 
伊藤 全然わからない。

田所 その時誰が来たかもわからない。

伊藤 もちろん何度かやってますから顔見知りはいます。

◆「連絡網に類する物はあるんじゃないですか」

田所 そうですね。知り合いになることはあるとは思いますけれど、いろんなことで制約を設けて、「こういう人は来ないでください」とか、「こういう人は来てください」とかいう様な事は別になさっているわけではないということですよね。出入り自由だということですよね。私はお電話で教えていただいて初めて分かった。ある人からは取材した時に「C.R.A.C.は連絡網あるよ」ということを聞いたことはあるんです。「C.R.A.C.とはどういうところですか?」とたまたま話題になった時に、それはC.R.A.C.の方ではなくてもっと年配の方だったけれども、「一応の連絡網は設けてるみたいだよ」という話は聞いたことがあるんです。それは誤報なんですね。

伊藤 それはあるんじゃないですか。

田所 伊藤さん、ないとおっしゃったじゃないですか。

伊藤 僕はC.R.A.C.WESTの話をしてるんです。

田所 C.R.A.C.にはあって、C.R.A.C.WESTには連絡網はないと。

伊藤 WESTの話しかしてなかったんで。

田所 じゃあ、C.R.A.C.WESTには連絡網がないけども、C.R.A.C.には連絡網がある。私がC.R.A.C.に強い興味を持って、勉強しようと思えば取材します。しかし今C.R.A.C.の組織体とかC.R.A.C.の本体とか、それとWESTの違いとか、そういったことは私の興味の中にないわけですね。ですから細かい種類の違い、性質の違いとかようないうあたりのことも、それは別に大きな問題ではなくて、私に話してくださったこと、お伝えいただいたことが事実ではあるわけですね。だからC.R.A.C.には連絡網はあるわけですね。

伊藤 連絡網に類する物はあるんじゃないですか。

田所 C.R.A.C.WESTにはないわけですね。だから私が聞いたことは間違いではなかったということですね。伊藤さんがおっしゃっていることも間違いではないということですね。

 

 

  
伊藤 反差別運動の取材をしながらC.R.A.C.に関する、C.R.A.C.系の新しいカウンタームーブメントに対する反差別ムーブメントに対する取材がこれはされてないんじゃないのかなという印象は僕は持ちます。そしてそれは田所さんがとかそういうことじゃなくて、情報の制約がちょっと大きいんじゃないかなということを感じます。ツイッターで見てないということがかなり大きな原因になってるかとは思いますが(取材班注:田所は「余計なお世話だ!」と言うのを我慢して伊藤からさらなる情報をとろうとしたという)。

田所 それは今後の私の課題として有難いアドバイスとして承っておきます。

◆「知らないですね。被害者、あいつですか」

伊藤 最近カウンターも下火になってきてましたから、あまり現場でカウンターの取材をする機会もないかと思いますが、現場に来てみればいろいろ新しい発見もあると思いますが。

田所 はい、それも私に対する伊藤さんからのアドバイスとして、現場の方からのアドバイスとして、有難く承っておきます。ということで、累々お尋ねいたしましたが、伊藤さんからは私が要するに「現場を知らない」ということを今後の課題ということで最後に頂きましたが、私を「誹謗中傷」したと、私は「嘘つき」だということについては撤回していただけるということはご確認いただけますか。

伊藤 はい。

田所 では、ツイッター消してくださいね。

伊藤 探してみます。

田所 名誉毀損ですよ。あなたが撤回すると認めていただいたんですから。私を嘘つき呼ばわりしてツイッターまだ残っているでしょう。出てこないんだったら教えてあげますよこちらから。

伊藤 対応します。誹謗中傷の件について。

田所 何月何日のものかご検索いただけませんか? 今お手元にあるわけですよね。それから伊藤さんはご存知かどうかわかりませんが、野間氏はツイッターで被害者のことを誹謗中傷してその本名なり所属なりを公にするということで今提訴されてますよ。

伊藤 そうですか。

田所 ご存知ないですか?

伊藤 知らないですね。被害者、あいつですか。「M」か(取材班注:伊藤は「M君」の本名を語り「あいつ」と表現した。ここに伊藤の本心が現れている)。

田所 そうですね。

伊藤 M君の取材はなさってるんですよね?

田所 してますよ。情報が入ってきたからは、加害者、被害者両方から話聞かないことには記事書けませんから。

伊藤 加害者の人たちに取材とかなさっているんですか?

田所 ええ、私すぐ李さんに電話しました。だから李さんが書いてるツイッターを見て、あなたは私に対して「嘘つきだ」ということを言ってるわけでしょ。他にどこにもそんな発信ないですよ。

伊藤 李さん以外に取材は?

田所 していますよ、安田浩一さんとか。

伊藤 安田浩一さんは加害者じゃないじゃないですか。

田所 周辺の方にいろいろ取材しないとわからないでしょ。他の加害者の方はどこにいるかわかんないんですから。もしご存知だったら教えてくださいよ。ご存知なんですか、伊藤さんは?

伊藤 知らないですよ。知らないっていうかそれあの……(取材班注:伊藤は少なくとも加害者「エル金」とは連絡を取っていたのであるからこの回答も虚偽である)。

◆「そうですね、これ間違ってるので消します」

田所 私探してるけれども取材する連絡先がつかないのでね、取材できればぜひ取材したいと思ってますけれども、連絡先を探しても出てきませんから。
  
  

 

 

  
伊藤 あ、あった。僕が一つツイートしてるケースで、李信恵さんからC.R.A.C.関西のイトウからって、4月30日のツイートですね、今年の。李さんが「鹿砦社のライター、田所さんのことですね、C.R.A.C.関西のイトウの連絡先を教えろと言ったら東京から非通知だったので連絡先はわからない」て。

田所 だからそれが嘘なんですよ。

伊藤 そういうふうに李信恵さんが書いてるツイートがあるんですね。

田所 私「東京」からなんて一言も言ってませんよ。どうして非通知でかかってきたのにどこからかかってきたかわかるんですか。「かけてきた人間がC.R.A.C.関西のイトウと名乗ったんですが、その人がどこからかけてきたかはわかりません」と申し上げたんです。それ以外に私申し上げ方ありますか?

伊藤 それでいいんじゃないですか。

田所 そのことをもって、あなた問題にしてるわけでしょ。

伊藤 僕が言ってるのは、C.R.A.C.関西のイトウって、もしかして私? ていう反応を僕が書いてるだけですよ。これに関して。

田所 それが最初ですね。

伊藤 これは別におかしくないですね。C.R.A.C.関西のイトウから電話かかってきたって言ってるんだから。

田所 それが最初ですね。4月。

伊藤 あと、田所さんのことを書いた記事で発言してそうなのは……。7月……。1個ありますね、野間さんとのやり取りで、7月11日野間さんが「Mが私を訴えている裁判の原告側代理人も浅野健一さんの支持者らしい」浅野さんって「週刊金曜日」に書いてる方ですよね。そのやり取りがあって、「C.R.A.C.関西のイトウを名乗って、あちこちに電話かけていた不届き者」これは僕の事実誤認ですね。

田所 C.R.A.C.関西のイトウを私が名乗る必要がどこにあるんですか?

伊藤 これは事実誤認です。これは間違ってる。

田所 それいつですか?

伊藤 7月11日、だいぶ前です。

田所 事実誤認ですね、全くの。

伊藤 そうですね、これ間違ってるので消します。ツイッターのアカウントはお持ちじゃないんですか。

田所 私はツイッターはやりませんので持ってないです。

伊藤 じゃあ検索だけですか。

◆「むしろ相手の失言などの揚げ足をとる方早いかと」

田所 人が書かれたのを見ることはありますけど、自分のアカウントは持っていません。ちなみにこれもしご存知であればで結構なんですが、「男組」というのはまだ今でも存在してるんでしょうか?

伊藤 よくわかんないんです。「男組」はいるんじゃないですか。この前また再結成しましたと言っていたので、いると思いますよ。男組アカウントもありますし。

田所 男組はまだ活動なさってるんですね?

伊藤 沖縄行ってると思いますよ(取材班注:伊藤は「よくわかんないです」と言いながら「沖縄にいってる」ことを知っている)。

田所 C.R.A.C.も関西だけじゃなくて同じようにずっと活動なさってるんですね。中央のC.R.A.C.も活動なさってますよね。最近はさっきもおっしゃように在特会側がおとなしくなったから、あんまり街頭活動は関西ではそんなになさってないと。

伊藤 法律できたんで、その法律で引っ掛けるのが一番早いということで、過激なカウンターというよりはむしろ相手の失言などの揚げ足をとる方早いかと。

田所 戦術が変わったわけですね、法律ができたから。なるほど。

伊藤 安田浩一さんとはどれくらいの取材をしたんですか?

田所 30分位ですかね、電話でお話しさせていただいたのは。今回伊藤さんにお送りさせていただいたのと同じような質問状を送らせていただきまして、それについてのご回答は頂いてます。
 

 

 

 
伊藤 関西であとカウンターを取材なさってると言ったら、李信恵さんぐらいですか。西岡研介さんとかとも。

田所 西岡研介さんには質問状を送らせていただきました。

伊藤 お返事は頂きましたか?

田所 頂きました。

伊藤 その返事というのは、鹿砦社のホームページに公開されるんでしょうか?

◆「田所さんの論評というものも当然的外れなものになりますね」

田所 伊藤さんは公人ではありません。今大学院生でいらっしゃるんですよね。ですから今やり取りさせていただいたことは、活字にすることは致しません。公人やみなし公人、ジャーナリスト、研究者とか政治家とかそういう公人の方の見解は文字にさせて頂こうと思ってますけど。伊藤さんはあくまでも私のことをツイッターで言及されていらっしゃったのでね。ですからどうお考えなのかなということをお尋ねしたくて、質問状を送らせていただいたということです。(取材班注:取材文中では「伊藤は大学院生だから活字にしない」と田所は述べている。取材班も最初はそのつもりであった。しかし「説明テンプレ」や「声掛けリスト」を作成するなど組織的隠ぺいと、「M君リンチ事件」の正当化を図ろうと動き回った伊藤は、重大な責めを負うべき人間であるし、「#安寧通信」には実名で寄稿しているのでこの際やり取りの主要な部分すべてを公開する。伊藤健一郎博士! なにか文句があればいつでも鹿砦社へ連絡を寄こされよ。)

伊藤 さっき消しました。

田所 もうすでに消されました?

伊藤 はい。

田所 じゃあもう見られませんね。わかりました。ありがとうございました。では最後に確認ですけど、私が「嘘つきだ」ということを発信されたということについては、今はもう消していただいたこと、そのご認識も改めていただけたと。

伊藤 もちろんそれはもうあれは嘘つきではなかった。

田所 それから最初おっしゃった、原稿を書くにあたっては伊藤さんが過去『NO NUKES voice』に寄稿されたということを私が調べていなかったのは「私の取材不足だ」ということについても、それはそういうことではないとご認識いただけたと。

伊藤 それに関しては、私は仕方がないであろうと。田所さんは現時点での反差別運動に対する取材が不足しているのではという認識は変わりない。

田所 ご意見ですね。ただし私は敵対してるというふうにお考えですか?

伊藤 それは思いませんけど、あまりにも知らなさ過ぎるので、田所さんの論評というものも当然的外れなものになりますね。そうすれば書かれてる方としては、こいつはどういう意図でこういうことを書くのかというふうに類推するのはやむを得ないというふうに思います。

田所 おっしゃることのご意見は、伊藤さんがそういうふうにお感じになってるということを私も受け止めました。ありがとうございました。それでは大変長い時間かかって恐縮だったんですが、こちらが確認させていただきたいこと、それから伊藤さんもこちらからお尋ねしたことによって認識を改めていただいたこともあると思いますんで。

伊藤 特に改まってない。

田所 え? じゃあ私が嘘つきだとまだ思ってらっしゃるんですか?

伊藤 今、改めます。

田所 あなたのところに私が一時間も電話しているのは、あなたが私を「嘘つき」だということをツイッターで発信してるからですよ。

伊藤 それはもう認識を改めました。

田所 あなた改まってないと言うじゃないですか。

伊藤 改まってないというのは、田所さんがカウンターのことであったり反差別の現時点のことをあまりご存知ではないという認識は変わらないと。

田所 そのことを聞いてるんじゃない! あなたは私が「嘘つき」だという認識は改めましたねと聞いてるんですよ。

伊藤 それは改めました。同時に無知であるなというのは認識を新たにしました。

 

 

◆「言ってもないことを言ったと言われるのもすごい嫌ですよ」

田所 無知だとね。無知と今度はおっしゃるわけですね?

伊藤 先程から言ってることです。

田所 十分に知らないのではなくて、無知だということですね?

伊藤 十分に知らないということで、無知というふうに。

田所 十分に知らない。少し知っている。全く知らない。の中の、あなたは私を無知とおっしゃたわけですね。

伊藤 十分に知らないという意味で。

田所 いやいやあなた無知と言ったでしょ、私を。私は現在の反差別運動に対して無知だと明言されましたね。無知というのは何も知らないという意味ですね?

伊藤 それは私の言葉の誤りでした。

田所 どう改められるんですか?

伊藤 あまり知らない。あまり知らないままに書いているということです。

田所 伊藤さんの認識の中では、私は現在の反差別運動についてあまり知らないままに書いているという認識だということですね。

伊藤 はい。

田所 でも本音では無知だと思ってるから、そういう言葉が口に出るんじゃないですか?

伊藤 別にそれはどうでもいいんじゃないですか?

田所 どうでもよくないですよ。あなた無知って呼ばれて気分悪くなりませんか?

伊藤 私も気分悪くなってる。

田所 「嘘つき」と言われたら気分悪くなりませんか?

伊藤 なりますよ、そりゃ。

田所 あなた、私に対して2回も3回もやってるわけじゃないですか。

伊藤 言ってもないことを言ったと言われるのもすごい嫌ですよ。

田所 「嘘つき」とあなたずっと残してたじゃないですか。今日まで。

伊藤 それは本当に申し訳なかったです。

田所 その上にあなたさっき私のこと無知だって言った。 おい! まだ残ってるじゃないか! 「あ、間違えた。この電話番号はC.R.A.C.関西のイトウから聞いたとか言いながらリンダさんに電話してきた嘘つきですわ」って、消してないじゃないか、お前これ! おい。消したって言ったじゃないですか、あなた、私にさっき。

伊藤 7月11日のやつですよね。

田所 消したものがなぜ見られるんだ!

伊藤 7月11日の何時のやつですか?

田所 時間まで出るかい、そんなもん。いちいち私がそんなことなんで申告せなあかんの。君は消したって言うたやろ、私に対して。

伊藤 「この電話番号はC.R.A.C.関西のイトウから聞いたとか言いながら……」これあれや、2通あったみたいです。

田所 「これ、あれや」で済みませんよ、あなた。消したというふうにちゃんと申告したでしょう。

伊藤 申し訳ないです。

田所 私はあなたを信頼して、無いんだろうなと思って見たら残ってるじゃないですか、これ。

伊藤 申し訳ないです。

田所 あなた最初から私を「嘘つき」呼ばわりしておいて、消したといった書き込みを残しておいて、笑って、野間が笑って、挙句の果てに私は無知ですか。

伊藤 それはまた別の話なんで。

田所 別の話じゃない! 君は言ったこと誠実に履行してないじゃないか!

伊藤 申し訳なかった、このことに関しては。田所さんの名前は……

 

 

  
田所 おまけに最後にオマエ無知と言っただろう、俺のことを!

伊藤 ツイートに引っかからなかった。申し訳ない。もう少ししっかり見てみますね。

田所 注意してくださいよ、こういう表現を。あなた大学院生だからね、先程申し上げた通り記事にしないけれども。人を誹謗中傷、罵倒するのは、それなりの覚悟がなかったらダメですよ、あなた。

伊藤 情報に対してはすごく誠実にならないといけないと。

田所 迂闊すぎますよ、あなた。

伊藤 そうあろうと思っています。アドバイスありがとうございます。

田所 アドバイスじゃない、被害者からの申告ですよ。あなたによって「嘘つき」だと書かれたのが、4月に一番初めにあるわけだよね。7月だって一月以上ほったらかしにされてるわけでしょ、あなたのツイッターの中では。もうちょっと注意深くなるべきですよ、学徒としては。

伊藤 ありがとうございます。

田所 最後に私に対しての「嘘つき」だということを書き込んだということ明確に言葉でいいですから謝罪してください。

伊藤 嘘つきと書き込んで申し訳ありませんでした。

田所 それから、書き込みを消すと言いながら消していなかった事実についても再度謝罪してください。

伊藤 これは私は私が意図的に消し忘れたのではないですけれど。

田所 ミスにしたって残ってたわけでしょう。結果責任じゃないですか。

伊藤 ミスを犯してしまって申し訳ありませんでした。

田所 もう一回探しといて下さい、あなた、スクリーニングして。他にないかどうか。もう一度見直ししておいて下さいね。よろしいですか。

伊藤 はい。田所さんもよくカウンターのこと調べてから書いてくださいね。

田所 それは全然別のこと。私はあなたからさっき頂いたアドバイスは私についてのアドバイスだと受け取りましたと申し上げましたよね。私がこれからの課題ですから、受け取りましたと申し上げました。私はあなたに具体的にこれを削除してくださいとお願いしたことを、あなたは履行しなかった。

伊藤 履行しなかったからというか、ちゃんと、ね、はい。

田所 結果履行しなかったろう、オマエは!

伊藤 怒鳴らないで下さい。

田所 怒鳴るわ! こういうふうに怒鳴られながら、殴られながら、顔蹴飛ばされながら、病院送りになったわけですよ、被害者は。怖いでしょ、怒鳴られたら。嫌でしょ。

伊藤 嫌ですね。嫌だと思います。

田所 そういう目にあったんですよ、M君は。あなた電話越しだから私が何もすることないけれども、60発顔殴られたらどんな気持ちになりますか、あなた。あなた顔を蹴飛ばされたことありますか。

伊藤 無いですね。

田所 それをあなた何とも思わないんでしょ。

伊藤 何とも思いようもないですね。

田所 何とも思いようもないんでしょ。それが君の人間性だ。

伊藤 そりゃ嫌でしょうね。

田所 ありがとうございました。今後もしそのような書き込みがあった場合は、今回は口頭でお願いしましたけど、今後は口頭では済みませんからね。伊藤さんがツイッターにいろんなことを書くのは自由ですけれども、私について事実に反することを書かれた場合は一度は電話でご連絡差し上げましたけれど、二度目は口頭注意では済みませんよ。

伊藤 わかりました。

田所 では、失礼いたします。

 

 

 
と電話を切ったが、後日さらに田所に対する虚偽事実の書き込みが残っていたことが協力者から伝えられる。田所は再び伊藤に抗議し当該書き込みを削除させたが、伊藤の軽率さは修正されないようである。

(鹿砦社特別取材班)

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ツイッターアカウントITOKENこと伊藤健一郎。この春、立命館大学国際関係研究科を修了し、見事博士の学位を習得した人物である。取材班は2016年8月23日伊藤への電話取材を行った。その際のやり取りは詳細には明かさなかったが、のちに、伊藤は元鹿砦社社員の藤井正美へ「M君リンチ事件」を歪曲しながら、隠蔽を組織立って指示するメールを2015年3月31日に送信していたことが判明する(『反差別と暴力の正体』参照)。

写真は伊藤健一郎本人のフェイスブックより

電話取材を行った時点では伊藤のこのような関与は明らかではなく、以下ご紹介するようなやり取りが、1時間以上にわたり行われたが、この中でも伊藤は明白な虚偽をいくつも述べている。それだけでなく、お読みいただければお分かりだろうが、伊藤は極めて軽率な人間であり、記憶力にも疑問が生じる。

かつては「末は博士か大臣か」と言われたほどに博士号の取得は困難を極めた。いくぶんそのハードルが下がったとはいえ、博士の学位を手に入れるのは容易なことではない。ここにご紹介するように、伊藤は直前に自分が述べたこととまったく矛盾する内容で「駄々をこねる」。このような人間が書いた博士学位取得論文には実に興味があるが、先日の李信恵のツイッターでの虚偽に続き、いかに「しばき隊」の連中は平然と嘘を吐けるのか。ここで読者に新たにその証拠を提示しておく。

なお、取材文中では「伊藤は大学院生だから活字にしない」と田所は述べている。取材班も最初はそのつもりであった。しかし「説明テンプレ」や「声掛けリスト」を作成するなど組織的隠ぺいと、「M君リンチ事件」の正当化を図ろうと動き回った伊藤は、重大な責めを負うべき人間であるし、「#安寧通信」には実名で寄稿しているのでこの際やり取りの主要な部分すべてを公開する。伊藤健一郎博士! なにか文句があればいつでも鹿砦社へ連絡を寄こされよ。

◆「僕の名前出てきてましたよね」

田所 お邪魔いたします。伊藤健一郎様でいらっしゃいますか。私、鹿砦社の田所と申しますがお世話になります。

伊藤 こんにちは。

田所 お邪魔いたします。先だって私どもの代表取締役のほうから伊藤様へ「ご質問」と言う文書を送らせていただいたのですが、お手元に届いておりますでしょうか?

伊藤 いつ頃送られたものですか?

田所 8月5日です。

伊藤 ちょっと見てないですね。

田所 郵便で送らさせて頂いたのですが。

伊藤 ちょっと見てないですね。

田所 届いていないということですか。

伊藤 どう言った内容のものを送っていただいたんですか?

田所 私ども『ヘイトと暴力の連鎖』と言う本を出版いたしまして、それについて伊藤様がツイッターで発言をなさっていらっしゃいましたので、そのことについてお尋ねのご質問を送らせて頂きました。

 

 

  
伊藤 そうですか。その記事の方って言うか、一部は人に見せてもらったんですけど。

田所 記事とおっしゃいますと、その書籍のことでしょうか?

伊藤 ええ、そうです。あの本は田所さんが執筆されたんですか? 

田所 部分的に私が書いてるところもございますし、取材班ですので複数の人間が取材しております。

伊藤 僕の名前出てきてましたよね。

田所 私が出したのではなくて、李信恵さんが出されてるわけです。

伊藤 いえ、そうじゃなくて。取材班に「関西のイトウ」という者が電話してきたっていうふうに。

田所 はい、あれは私にです。

伊藤 田所さんは僕から電話受けたんですか?

田所 違います。李さんがツイッターに書かれたことは少し事実と違います。私が李さんに申し上げたのは、「非通知で電話がかかって来てその中で男性の方がC.R.A.C.関西のイトウという名前で話をされた」です。ですから李さんにお話を差し上げた時も最初に申し上げたんですが、果たしてそう人が本当に存在するのか、あるいはそういう団体があるのかもわからなかったわけです。ましてや伊藤健一郎さんを私は全然存じ上げてなかった。私に電話がかかってきたことは事実です。その内容が衝撃的でしたので、本当かどうかということを確認する必要があろうということで、李さんには取材のお電話をさせて頂いたのです。その時に李さんが、「C.R.A.C.関西のイトウと言うのはイトケンのことやろう」というふうにおっしゃったけども、イトケンと言われても私にはわからない。

伊藤 鹿砦社の方で執筆されてるんですよね。

田所 私はフリーです。フリーのライターです。

◆「僕に対する名誉毀損でしょ、それ」

伊藤 僕は鹿砦社に「C.R.A.C.WESTのイトケン」という名義で記事書いてるんですけど。

田所 鹿砦社のどこに書かれてるんですか?

伊藤 紙の爆弾です。じゃなくて、間違いました。ノーニュークスマガジン(取材班注:『NO NUKES voice』のことだと思わる)ていうのに一度記事書いてるんですけど。鹿砦社の方からなかったですか? イトケンっていうのはこの記事を書いてる人だよって。

田所 伊藤さんがお書きになってるわけですか? そこに。

伊藤 ええ、そうです。

田所 伊藤さんが『NO NUKES voice』に記事をお書きになってるんですか?

伊藤 そうです。

田所 伊藤さん、何号でしょう、『NO NUKES voice』。

伊藤 えっと、だいぶ前なんで、2004年とかなんで(取材班注:2014年の間違いと思われる。2004年に『NO NUKES voice』は存在しない)。

田所 2004年頃、その時に執筆いただいてるわけですね。

伊藤 そうです。そこでもカウンターの運動と差別運動に対する妨害をどうやってカウンターが、妨害に関する記事を書いているので、僕としては不可解だった。

田所 それでしたらそう思われるの無理ないですね。先程申し上げましたように私フリーで仕事しておりまして、ここ2、3号は『NO NUKES voice』にかなり関わっていますが、それ以前は数回寄稿した程度の人間です。

伊藤 それは田所さんの取材不足でしょ。「C.R.A.C.WESTのイトウを名乗る者」っていうふうに電話かかってきたんだったら、私の方に確認するべきでしょ、書く前に。

田所 どうやってですか?

伊藤 C.R.A.C.関西のイトウと名乗る者からって、僕に対する名誉毀損でしょ、それ。

田所 何が名誉毀損なんですか?

 

 

伊藤 読んだ人そう思いません? 読んだ人はC.R.A.C.関西の伊藤が垂れ込んだのかなって思うじゃないですか。

田所 非通知でかかってきたということを私は李さんに伝えましたよ。

伊藤 そういうことを僕に確認もせずに書くっていうことはどうなんですか?

田所 全ての媒体を全て読めということを私に要求されても世の中にある全てに目を通すことできませんよ。

伊藤 それは単純に田所さんの取材不足っていうことで、それ誰にでもあることですからいいですし、特に責めようとは思いません(取材班注:と言いながらのちに何度も同じ内容で伊藤は田所に絡んでいる)。

田所 鹿砦社の出してる媒体もたくさんありますし、私、鹿砦社だけで仕事してるわけではないので、今ご指摘いただいてそのこと初めて知りました。

伊藤 C.R.A.C.関西のイトウを名乗る者ですよね。

田所 連絡先を教えて下さらないわけですから、非通知で。私に言われたことの内容には事実誤認もあったわけです。正しいこともありました。どうして知ったのかということは記事上で明かしておかなければ、逆にそれはなぜかとなりますね。李さんに取材をさせて頂く際に「どこからこの話は出てきたのか」ということでご説明は申し上げた次第です。それで「お尋ね」は届いていないわけですね、伊藤さんのもとには。

伊藤 いえ、届いていないです。

◆「そもそもこの事件に全く関心がないです。関心だけでなく全く関係もないですね」

田所 では、そんなに大量ではないのでそこでお尋ねしたかったことを今教えていただきたいと思うのですが。

伊藤 大まかな内容を聞いていただければ。

田所 大雑把にお尋ねいたします。暴力事件があったということはご存知だと思うのですが、伊藤さんはいつ頃この事件についてお知りになりましたか?

伊藤 覚えてないです。そもそもこの事件に全く関心がないです。関心だけでなく全く関係もないですね(取材班注:完全な虚偽である、前述の通り2015年3月31日に伊藤は事件隠蔽と歪曲を指示するメールを鹿砦社元社員藤井正美へ送っている)。

田所 ご関係のないのはそうだと思うんですけど。

伊藤 C.R.A.C.関西のイトウって名乗ってる奴が何が言いたかったか知りませんけど。

田所 ご存知ではあるけどご関心はないわけですね、わかりました。

伊藤 個人の喧嘩でしょ。

田所 我々はそういうふうには捉えておりません。加害者の人たちも喧嘩だとは述べられておりませんね。加害三名の方はいずれも加害行為を認めていらっしゃいますので、喧嘩ではないですね。

伊藤 加害者の人はそう言って謝ったんですか?

田所 加害者の人は暴力を認めてるわけです。

伊藤 僕は加害者じゃないわ。

田所 伊藤さんが加害者だと私は一言も申し上げてない。「喧嘩でしょ」とおっしゃったので、喧嘩ではないと我々は理解してると申し上げてるだけです。

伊藤 わかりました。

◆「どうも思わない」

田所 このことについてご関心がないということですね。引き続き。李信恵さんはご存知ではございませんか?

伊藤 知ってますよ。

田所 李信恵さんは今在特会の元会長を相手取って裁判をなさってらっしゃいまして、もうすぐ判決だと聞いています。李信恵さんに刑事罰は下されなかったんですね。残りの二人の方が刑事罰を受けるということになりました。李信恵さんは「コリアNGOセンター」で事件の聞き取りを受けた時に、ご自身の口から「私が殴った」ということを明言されているんですね。このことについてはどうお考えになりますか?

 

 

伊藤 どうも思わない(取材班注:この「どうも思わない」は安田浩一、西岡研介らからも聞かれた言葉で、不都合な質問には「どうも思わない」と答えるように意思統一がなされているかのようだ。)。

田所 人に暴力を振るうことについて、伊藤さんは別にどうとも思われない、そういう理解でよろしいですか?

伊藤 それがどう状況で振るわれた暴力であるか、暴力と言うに至るものであるか、僕は知らないのでどうも言えないと思います。

田所 詳細が分からないので評価ができないと。

伊藤 暴力を振るうことに関して良い訳がないじゃないですか。暴力を肯定するのかという話かもしれませんけど、するわけない(取材班注:伊藤は「説明テンプレ」の中で必ずしも暴力を否定していない。「M君」には暴力が振るわれても仕方ない、と言わんばかりの主張を展開している)。

田所 暴力は肯定しないけれども暴力がどういう状況で振るわれたかわからないのでその答えについては……?

伊藤 どのような状況で振るわれた暴力かわからないし、暴力に至るかどうかわからないので何とも言えないと申し上げたんです。

田所 ですから判断保留ということですね。

伊藤 そうです。なので、もしどっかに書くんだとしたらそういうふうに書いてください。

◆「それは刑事罰が下ったんじゃなかったでしたっけ」

田所 わかりました。それではもう一名の方は一時間以上60発以上顔面を殴ったり、顔面を蹴飛ばしたりという暴行を加えてるんですね。被害者の方は一切抵抗していない中でです。この暴力についての伊藤さんの評価はいかがですか?

伊藤 それは刑事罰が下ったんじゃなかったでしたっけ。もうそれで終わりじゃないですか。

田所 このような暴力を伊藤さんはやはり是認しないと。

伊藤 ダメに決まってるでしょ。だから刑事罰を与えられたんじゃないですか。

田所 そういったことは許されないことだとお考えになると。

伊藤 もちろんです。

田所 許されないということですね。この時に刑事罰が下った方、2名いらっしゃるんですけれども、1時間以上にわたる暴力行為が行われている時にそれを横で制止をせずに見ていらっしゃった方が居るんですね。この行為についてはいかがお考えですか?

伊藤 どうも思わないですね。

田所 伊藤さんが仮にそこにいらっしゃっても別にお止めにはならない?

伊藤 私はそこに居たわけじゃないんで、どうも言えない。

田所 どうも思わないんじゃなくて、どうも言えない。

伊藤 何とも言えないですね。

田所 不自然とも思わない?

伊藤 何とも思わない。なんのこっちゃわからない。

◆「田所さんについて僕が書いたことってありましたっけ?」

田所 何のことかよくわからない。わかりました。最後にお尋ねなんですが、伊藤さんがツイッターで私に関する書き込みを行われたことがございますよね。

伊藤 同志社の大学事務で働いていて……。

田所 というようなことを含めてお書きになったことありますよね。

伊藤 田所さんについて僕が書いたことってありましたっけ?

田所 ありますね。

伊藤 田所さんの名前出してました?

田所 ええ。明示されてますね。

伊藤 あれ以降ですね、田所さん取材とかなさってて、李信恵さんの取材とか。

田所 その後ですね。「私が嘘つきである」という様なニュアンスの書き込みもなさっています。

 

 

 
伊藤 はい。一つリツイートですね。「東京から非通知の電話がありましたということを鹿砦社の田所さんが言ってるんです」それだけじゃないですか? 田所さん出したの。

田所 私の人物についての評価はそこに書かれていませんでしょうか?

伊藤 ないですね。ないと思いますけど。僕が一つ書いてるのは全く別の件で、SEALDs叩き、「SEALDsごときに選挙運動を頼れば」、みたいなことをと書いてある記事に関して、「その文章がヘタクソ」みたいなことを書いてるんですね。以上ですね。今過去のツイートを見てみましたが。

田所 SEALDs叩きは私の文章に対する評価ですのでいろいろな方がいろいろお感じになるんだろうと思いますので、そのことは別に構わないんですけれども。「嘘をついた」というような表現はありませんか?

伊藤 ないですね。……ちょっとお待ちくださいね。

田所 正確にご覧いただけますでしょうか。

伊藤 田所さん、下のお名前は?

田所 田所敏夫です。

伊藤 本名が○○○○さん。

田所 不思議ですね、それをなぜご存知なんですか?

伊藤 そのようにツイッターに書かれてるからです。

田所 誰がですか?

伊藤 野間さんが書いてます。

田所 私、野間氏にそのこと伝えた記憶ないんですけれど。

伊藤 わからない。どのような経緯があったかは。

田所 これは伊藤さんには関係ないことなので、別に伊藤さんにお伺いしようとは思わないのですが。

伊藤 あまりバレるとまずいことなんですか?

田所 いいえ、まずくないです。そうではなく、野間さんが書かれたことと今私が伊藤さんにお尋ねしてるのは別のことです。ただし、彼が私の本名を晒した元になるものは著作権違反のところから取ってきてるんですね。私の個人のプライバシーの問題もありますが、他者が著作権を持っているところから持ってきて書いているわけですね。著作権を持っている方に確認をしましたが「使用許諾は出していない」と。でもそれは伊藤さんには関係ないことで、そこからお知りになったということはわかりました。そのことで私について言及していただいたところで、私の人物についての評価をお書きになってませんか?

伊藤 僕、自分では確認できなかったんですけど、そうおっしゃるんであればどっかで書いたんでしょう。

田所 あったわけです。嘘つきというような形のことが書かれているのですが、そうであれば伊藤さんこそ私の方に事実確認を何故なさらなかったんでしょうか。

伊藤 だって私あなたを知らない。電話番号も連絡先も知らない。

田所 私は「デジタル鹿砦社通信」に寄稿する際メールアドレスを明示しています。あなたは先程ご自身が『NO NUKES voice』に寄稿したことを私が知らなかったことを「取材不足」だとおっしゃいましたが、そういうことをおっしゃるのであれば私はコラムにメールアドレスを明示してるわけですから、それをお調べにならずに一方的にお書きになるのはバランスを欠くのではないですか。

伊藤 僕、嘘をつかれてる方なんで。

田所 嘘をつかれている?

伊藤 それを書く方が言ったらダメなんじゃないですか。

田所 私の何が嘘なんですか?

伊藤 東京から非通知の電話があったというのは、そのC.R.A.C.関西のイトウなんですよね。

田所 私は「東京から」とは言ってません。どこからかかってきてるかわからない、と李さんには言いました。非通知ですから。

伊藤 イトウを名乗る者から電話があったと。

 

 

田所 それはありましたよ。あったから知ってるわけですからこういうことを。

伊藤 その記述っていうのは僕を指してる。

田所 なにをいっているんですか。イトウさんてのは山ほどいるじゃないですか。「伊藤さん」、「佐藤さん」なんてその辺に転がってるじゃないですか。あなたのお名前が特段のわかりにくい、あるいは特徴的なお名前だったら別ですよ。伊藤って言われてあなた個人、伊藤健一郎さんを私が特定することがそんなに容易なことですか?

伊藤 「C.R.A.C.関西」って特定されてますよね?

田所 わたしが「C.R.A.C.関西」といったわけではないです。

伊藤 あなたが知らないだけでしょ。

田所 だから私が知らないことを責められてどうするんですか?

伊藤 「C.R.A.C.関西のイトウ」っていうのを読む人が読んだら、「C.R.A.C.関西」っていう団体はないけど。

田所 「C.R.A.C.関西」という団体がないんだったら別に誤解も何もないでしょう。あなた私が嘘つきだということを主張してるわけですよ。撤回しませんね。撤回するんだったら今すぐに撤回しなさい。

伊藤 嘘つきって言ったのは申し訳なかったですね。

田所 じゃあ、嘘つきは撤回しますね?

伊藤 嘘つきじゃないけど……。

田所 いやいや明解に答えてください。嘘つきだというのは撤回なさいますね?

伊藤 撤回します。

田所 撤回なさいますね?

伊藤 はい。

田所 わかりました。では嘘つきと言われたことは忘れます。

伊藤 はい。ただ不誠実な人だなと思いましたよ。

田所 不誠実。どのような点で

伊藤 いい加減なことを書くなと思いました。ジャーナリストとして。

田所 いい加減なこと。具体的にどのようなことでしょうか?

伊藤 さっき言ったことです。C.R.A.C.関西のイトウと呼ばれる人物からっていうところです。

田所 事実だから事実を書いたわけですよ。

伊藤 そういうふうに書くと、それは読む人が読めば、ああ、C.R.A.C.WESTのイトケンだなというふうに判断します、というふうに僕は考えます。これは別に他の方に聞いてもらえばいいんですけど

田所 お言葉ですが、C.R.A.C.WESTを知ってる人間は伊藤さんが思ってるほど世の中たくさんいませんよ。

伊藤 だからさっきも言った通り、読む人が読めばって言ったじゃないですか。

田所 読む人が読めばっていう狭い世界でしかわかりませんよ。

伊藤 ええ。それ何人ぐらい狭い世界って判断されるわけですか?

田所 数値化してそれが多いか少ないかっていう無駄な議論をしても意味はないです。事実を書いたまでですから。

伊藤 でもこれを読んだ人の中にはきっといますよ。僕が裏切ったと考える人が。

田所 それはその方の勝手でしょう。

伊藤 いや、あなたがそういうことをやったんでしょ。

田所 私はあなたに確認すべきだったということがあなたの主張なわけですか?

伊藤 というかむしろそれって要するに一つの人権侵害ですね。僕が言ってもないことを言ったようにされてるんだから。

田所 どこにもあなただという特定はしてないでしょ。伊藤健一郎とどこにも書いてないじゃないですか。

 

 

  
伊藤 うんうん、苦しい言い訳ですね。

田所 どこが苦しいんですか? 伊藤健一郎さんのお名前を知ったのはそのずっと後ですよ。

伊藤 別にあなたが僕の名前を知ってないのは当たり前で、そのことを言おうとは思いませんよ(取材班注:このあたりから伊藤の論理は支離滅裂である)。

田所 ん? 逆のことおっしゃった。あなたは「取材不足だ」とおっしゃったじゃないですか、私に対して。『NO NUKES voice』にあなたが寄稿されたことがあるんだからそれを調べればわかる、とあなたさっきおっしゃいませんでしたか?

伊藤 言いましたよ。

田所 私、知りませんでした、そのこと。

伊藤 鹿砦社から出版されているものですからね。

田所 私、鹿砦社の社員じゃないですから。

伊藤 私はあなたのことをフリージャーナリストだとは知らなかったし。

田所 ご存じないでしょ。私もあなたを存じ上げない、あなたも私をご存じない。同じじゃないですか。

伊藤 興奮しないでください。

田所 興奮してないです。私は確認をしてるだけです。あなた私のことご存じなかったですね、今おっしゃったように。

伊藤 あなたが鹿砦社で執筆しているということは知っていました。

田所 でも私は伊藤さんが『NO NUKES voice』に過去書かれたということは知りませんでした。

伊藤 そのことは何も言ってないじゃないですか。

田所 いや、おっしゃいました、「取材不足、それを調べた上で私に確認をしてから書くべきだ」と。

伊藤 それは今も思ってますよ。

田所 あなた、言ってることが二転三転してますね。

伊藤 あなたが知らないことは仕方がないというふうに言ってます。知らなかったら調べればいいというだけのことを。

田所 知らなかったら仕方がないと今おっしゃったでしょ。知らなかったら仕方がないのに調べればいいって、それが矛盾してるじゃないですか。

伊藤 鹿砦社に居るんだから、鹿砦社の人に。

田所 違います。何度も言いますが私、鹿砦社の社員じゃありません。鹿砦社が年に何冊出してるか知りませんけど、フリーのライターがいちいち全部読みませんよ。

伊藤 鹿砦社の編集者の人って知らないんですか?

田所 編集をしてる人は知ってますもちろん。だけど編集してる人にいちいち一から十まで全部聞きませんよ、そんなもの。

伊藤 一から十まで聞かなくていいです。カウンターみたいなことをやってるC.R.A.C.関西のイトウみたいな名前のやつ人知ってる? みたいなこと言ったらわかるんじゃないですか?

田所 そういう人はいたようですけれども、就業時間中にツイッターばかりやっていた、あるいは人の悪口を書くというというようなことで解雇になったようなことを聞きました。過去そういう方がいらっしゃったということは聞いてます、噂として。ただそれ以上の社内の事情を私は社員ではないので知りません。ですから伊藤さんもおわかりになると思いますけれど、いわゆる非正規雇用の労働者と私は一緒です。正社員の方と同じようにいろいろなことを知ってるとか、裁量があるとかいうことは全く違うわけですよね。請負みたいなものですから、フリーライターは。ですから正社員と同じように全てのことを把握してるべきだという前提は、それはフリーライターに対して要求されても現実的に無理です。

伊藤 僕はその辺ちょっとわかってなかったですね。
  
  

 

 

田所 ですから先程ご指摘いただいたように、私が編集長であれば、ご批判は当たりますが、最初おっしゃったように「ここに前書いてあるのにあなたが知らないのはあなたの取材不足だ」と言われても。私のような立場の人間にそれを求められても、それは無茶です。(後編につづく)

(鹿砦社特別取材班)

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私は小なりと雖も、会社の経営者です。私の経営する出版会社「鹿砦社」には私以外に7人の正社員が日々一所懸命働いてくれています。また、取引先や、ライター、デザイナーさんらが私たちの会社の活動を支えてくれています。感謝に絶えません。特に、12年前の「名誉毀損」に名を借りた出版弾圧で壊滅的打撃を蒙った状態から奇跡的に再興できましたが、これもご支援を賜った皆様方の賜物です。

私たちは会社を芯から愛しています。7人の正社員も、私以上に会社を愛し、在籍している社員の勤続年数も長く、特段の事情がない限り転職・退社する者はいません(例外的に、M君リンチ事件隠蔽工作に関与したり就業時間に業務と無関係のツイッターやメールを行ったりして「特段の事情」で退社を余儀なくされた者が1人いますが)。

◆リンチ事件の処理・解決は正当に、社会的に全うになされなければなりません

また、私たちは、「カウンター」-「しばき隊」と自他称される人たちによる大学院生M君に対してなされた集団リンチ事件について被害者M君支援と真相究明に取り組んでいます。昨年春、偶然にM君と出会い、集団リンチ事件を知るに至りました。あまりにも酷い話であるうえ、この隠蔽工作に当社の元社員も絡んでいたり、それに気づかなかったという反省もあり、私たちは被害者支援・真相究明に取り組み始めたのです。このことについては、本「通信」6月10日号(私はなぜ「カウンター」-「しばき隊」による大学院生リンチ事件の真相究明に関わり、被害者M君を支援するのか)を参照してください。

まず、はっきり申し述べておかねばならないことは、私たちは決して加害者や、「カウンター」-「しばき隊」と称される人たちに私怨も遺恨もないことです。加害者5人には一度も会ったこともありませんし、私怨や遺恨が発生する原因がありません。ただ、実際に酷いリンチを受けた被害者M君の立場や気持ちが私たちとは違うことは当たり前です。いったん受け取った謝罪文を反故にされたM君の想いはいかばかりでしょうか。願わくば、M君の気持ちが悪い方向に行かないよう微力ながら寄り添うのが、年長者としての私たちの役割だと考えて日々彼と接しています。幸いに彼は、俊才な学徒ですから、怒りや憎悪の念を押し殺し前向きに自己の将来を考えているようです。

しかし、リンチ事件の処理・解決は正当に、社会的に全うになされなければなりませんし、きちんとすべきところはきちんとしなくてはなりません。常識的に見て、いくらなんでも、あれだけ酷いリンチを行って、謝罪文を反故にしたり、開き直り「リンチはなかった」などと吹聴したり、事件を隠蔽したりすることは絶対に許されることではありません。そうではないですか!? リンチ直後のM君の顔写真に象徴されるように現実にリンチは間違いなくあったのです。いずれ公開されるやもしれませんが、リンチの一部始終を録音した音声データもあります。それなのに、開き直れる感性が私には理解できません。

リンチ事件直後のM君の顔(『人権と暴力の深層』より)

 

 

昨年春から私たちは、裁判闘争を含めた被害者M君支援、事件の真相究明に取り組んできましたが、調べれば調べるほど、酷い話ですし、名のある著名人(国会議員、弁護士、学者、ジャーナリストら)が隠蔽工作に走っているのには驚くばかりです。

◆ここまで言われると私たちも黙っているわけにはいきません

私たちは、事件の真相究明の一環として、李信恵氏の裁判を支援する目的で発行されている『♯安寧通信』の分析を開始し、7月27日の「デジタル鹿砦社通信」(以下「デジ鹿通信」と略称)からコメントを出し始めました。評論、言論活動、表現行為として正当なものです。執筆者の性格で激しい表現も散見されますが、概ね的は射ているものと思います。

これに対して、リンチの加害者・李信恵氏は自らのツイッターで絡み始め、挙句「鹿砦社はクソ」とまで誹謗しています。リンチの加害者ごときに、ここまで言われると私たちも黙っているわけにはいきません。

李氏の言葉が汚いことは、この1年余りの取材や調査の過程で感じていて、「反差別」や「人権」を語る人がこんな言葉遣いをしていいのか違和感がありましたが、これは多くの方々も指摘されるところで、「鹿砦社はクソ」発言に極まった感があります。

李信恵氏の2017年7月27日付けツイッター書き込み

取材班の1人が怒りに任せ反論(「デジ鹿通信」7月29日号)を掲載いたしました。これに対して、またもや李氏は30日、酒の勢いと思われますが(同日はカウンター活動の後に仲間内で飲み屋に行ったことが確認されており、この後にツイートされています)、記事と写真の「削除」と「謝罪」を求めるツィートを発信しています。詳しくは、李氏のツイッターと「デジ鹿通信」の両方をご覧いただきたいと思います。

◆「人権」を蔑ろにする発言を軽々に行うことは厳に慎むべきです

私は会社の経営責任者として、「鹿砦社はクソ」とまで誹謗されて黙過することはできません。李氏は記事の「削除」と「謝罪」を求めておられますが、常識的に見て、ツイッターの「削除」と「謝罪」を求められるのは李氏のほうではないでしょうか。リンチ事件について、いったんは謝罪しながら、それを反故にした人ですから、これぐらいのことは屁とも思わないのでしょう。

李氏らは殊更、「反差別」「人権」という言葉を錦の御旗にしているわけですから、少なからずの社員やライターさんらが働き、これで生活の糧を得、また多くの取引先と商取引している会社を名指しして「クソ」発言はいかがなものでしょうか。「人権」を大事にすべき人が、「人権」を蔑ろにする発言を軽々に行うことは厳に慎むべきです。「鹿砦社はクソ」発言は、私たちや会社の存在を否定する言辞であり、私は会社の代表者として断固として抗議いたします。私の言っていることが間違っているのなら指摘していただきたい。

さらに李氏は警察に相談に行く(行ったと思われる表現もあります)ということですが、もし警察が李氏の話に耳を傾けるのなら、その前にリンチ事件についてまともに調べ直すべきでしょう。

◆「私はあなたの意見に反対だ。しかし、それを言う権利は死んでも守る」

なにかといえばすぐに警察や公権力に頼ろうとする姿勢は(それが重大事件であれば別ですが)、李氏も自称「フリーライター」ということですから、出版界やジャーナリズムに在る者としては失格です。「釈迦に説法」かもしれませんが、「私はあなたの意見に反対だ。しかし、それを言う権利は死んでも守る」というヴォルテールの有名な言葉をご存知ですよね? 

 

 

李氏らが時に用いる「仲良くしようぜ」とか「共生」などは空語としか聞こえません。なぜならば、「仲良くしよう」としても「共生」を求めても、彼女・彼らは、自分らと反対の意見の人には攻撃と排除しかしないからです。

さらに、李氏とその周辺の人たちは、自らに異を唱える人たちに集団で攻撃することは今更ここで挙げるまでもありません。その行為の中には人権侵害と思われる事例も少なくありません(証拠資料は多過ぎて整理できないぐらいです)。障害者の息子さんを持つ四国の自動車販売会社社長に対する攻撃は、国会議員の宣伝カーを使った自宅訪問までなされ、さらには最大の取引先のメーカーへの凄まじい電凸攻撃にまで発展しました。勤務する公立病院まで電凸攻撃された医者もいました。とても「人権」を大切にする者がやることではありません。

◆背後に度し難い〈タブー〉が存在している

私たちの出版社・鹿砦社は、1969年に創業して以来一貫して巨悪とタブーには断固たる姿勢で対峙してまいりました。そうした中で、出版社としてのスタンスを固めてきました。

くだんの大学院生集団リンチ事件には、背後に度し難い〈タブー〉が存在していることを、この1年余りの取材・調査で感じています。偽善者らも跋扈しています。偽善者――私たちが最も唾棄する徒輩です。口では「反差別」とか「人権」とか言いながら、その裏では、平気でリンチをやったり、それを隠蔽したりする人たちのことです。

私は「棺桶に片足突っ込んだ」(李氏の裁判を支持する鹿砦社の元社員のツイート)一老出版人であり鹿砦社は一小出版社にすぎませんが、私たちには私たちなりの矜持があります。間違ったことに「ノン!」と言えなくなったら、その時は、私が出版の仕事を辞め鹿砦社がただの出版社に堕す時です。

李信恵氏には、私たちへの謝罪はあえて求めません。謝罪は、李氏らが集団でリンチを加えたM君に行ってください。

大学院生M君リンチ事件加害者・李氏による「鹿砦社はクソ」発言をはじめとする鹿砦社に対する度々の誹謗中傷について鹿砦社の代表者として断固抗議し、李氏に対し重々な反省を求めます。

『人権と暴力の深層』カウンター内大学院生リンチ事件真相究明、偽善者との闘い(紙の爆弾2017年6月号増刊)

『反差別と暴力の正体――暴力カルト化したカウンター-しばき隊の実態』(紙の爆弾2016年12月号増刊)

『ヘイトと暴力の連鎖 反原連―SEALDs―しばき隊―カウンター 』(紙の爆弾2016年7月号増刊)

 

 

  
過日鹿砦社特別取材班の編集会議のあと座談会が行われた。取材に当たって来たスタッフが顔を合わせ、これまでの取材と今後の展望などについて語り合った。

松岡 ご苦労様です。きょうはこれまでの取材成果や課題と今後の展望などについて気楽に話してください。

  正直、骨が折れています。新聞、テレビ関係者の間で「M君リンチ事件」は、もうみんな知っている状態になってるんですが、なぜかうちの後追いがないのが不思議ですね。

  今まで接触したメディアってどこがあったっけ?

  朝日新聞、産経新聞、共同通信、朝日放送……。あと週刊誌なんかからは結構こちらに問い合わせはありますね。

  朴順梨は早い段階で「共同通信の記者から聞いた」って藤井とのメールに書いてたよね。

  ええ、共同通信内では東京の社会部を含めて、ほとんど浸透しています。

  だけど記事にしたのは『週刊実話』だけやったね。

  それも発売当日にネットで謝罪・訂正が出され大騒ぎになった。あの訂正劇はなんだったんだろう?

  当日に西岡研介からクレームが入ったと『週刊実話』の編集部からはリークがありました。編集長判断の前に訂正を出したという説もあります。

  西岡ってそんな力があるんだ。

  みたいですね。でも先鞭をつけた『週刊実話』の記事は一定の評価に値するんじゃないですか。

  いや、あんな折れ方してほしくなかったね。おかげでその後、ネットでの空中戦凄かったじゃない。

  あの頃は夜も眠れんかった(笑)。僕ら参戦してないけど、しばき隊とアンチしばき隊のある意味での天王山やった。しばき隊は「嘘つきども」と勢いづいたけど、「世に倦む日々」高島章弁護士の応戦に結局軍配ですわ。

◆「M君リンチ事件」の現場音声と写真の衝撃、書籍出版の意義

  決定的だったのは高島弁護士が事件を録音した音声の書き起こしと、事件直後の腫れあがった「M君」の写真を発表したことですね。

リンチ事件直後のM君の顔

 

 

  あれは効いたな。あの写真出されたら、さすがに「リンチはなかった」とは言えない。そのあともしばき隊からは散発的に攻撃はあったようだけど、一気にトーンは下がったもんな。

松岡 このかんの展開を振り返ると、初期は主戦場がネット、とくにツイッターだったけれども『ヘイトと暴力の連鎖』を昨年7月14日に出してからはしばき隊がかなりおとなしくなった印象がありますね。

  やっぱり紙媒体でまとめたものが出る意味が大きいことを再確認しましたね。SNSで100回書かれてもやがて忘れられていくし、モノは残らない。その点書籍には書籍の強みがあると。

  それを実感したのは『反差別と暴力の正体』を出した後の反響ですわ。あの取材には(いつもそうやけど)力入ったし、こっちも驚くような事実が山ほど出てきたもんなー。

◆強烈だった沖縄地裁前の顔ぶれ

  龍谷大学に岸政彦の「直撃」に行った時は、ドキドキもんでしたよ。

  なに言ってるんだよ。大学教員なんか「直撃」の対象としては簡単なもんじゃないか。

  すいません……。

岸政彦=龍谷大学教授(当時)

  重要なのは事実を掘り下げることはもちろんだけど、当事者に直接当たるってことだね。

  それはそうなんやけど、『人権と暴力の深層』取材で沖縄地裁前は、すさまじかったですわ。しばき隊幹部勢ぞろいやから。野間なんか僕のすぐ横でビデオ回してた。安田浩一と香山リカのツーショット抑えた時は嬉しくて、松岡社長に電話したら「安田と香山と野間のスリーショットも撮れ!」って……。褒めてもらえると思ったらさらにエゲツない命令が来て冷や汗もんでしたわ。スリーショットはさすがに無理やったけど。

安田浩一と香山リカ

 

 

野間易通

  沖縄地裁前の顔ぶれは強烈でしたね。安田浩一、香山リカ、野間易通、伊藤大介……。あとしばき隊の裏幹部みたいなのも居たんですよね?

  それはまだオフレコやん! 今追ってるところです。

  あっ失礼しました。

◆有田芳生の「鹿砦社ヘイト」と増える編集部への激励

松岡 『人権と暴力の深層』では有田芳生参議院議員と中沢けいの突撃も掲載できました。経費は大幅に予算オーバーでしたが(笑)。

  東京の突撃部隊は今回も大活躍でしたね。

  それにしても有田のあの態度は酷いよね。

  「鹿砦社ヘイト」ですわ。

有田芳生参議院議員

  

 

  

 

 

  言うまでもないことなんだけど、もう一回確認しておきたいのは、われわれは「M君リンチ事件」を追ってるんだけど、決して差別を容認する立場ではないということ。「デジタル鹿砦社通信」の記事なんかは、けっこう右寄りの読者にも読まれてるみたいだけど、それはそれでいい。でもわれわれは原則的に「差別」や「暴力」に反対の立場だということはもう一回再確認しておきたい。

  右、左は関係ないんですよ。取材班の中だって、A君なんか保守じゃない? Bさんはどうかわからないけど、私は原則反自公だし、いろいろな意見の相違はある。でも「差別」と「暴力」を認めないことではしっかり一致できてるんじゃないかな。

  それがあらへんかったら「突撃」なんてでけへんわ。

  あと取材班の外で協力して下さる人が増えているのはありがたいですね。

  いま、ネット監視してくれている人どのくらいいるの?

  詳しくは言えませんが相当な数になりました。ターゲットの発信は全員を24時間監視していますから、何かあれば即座に情報が入手できるようになりました。無償でのボランティアの方には感謝ですね。

  ネットと言えば、最近李信恵がまた暴れてるな。鹿砦社やライターにさんざん噛みついている。まあそれはともかく、事実無根の書き込みはやめてほしいね。

  それは無理な注文だよ。しばき隊は「ないこと」を「あること」にして燃え盛り、気に入らない相手を潰そうとする。常套手段だね。だから李信恵だって記事内容自体には、一切具体的な反論ができていないじゃない。安倍が言った「印象操作」と同じだよな。でも「鹿砦社はクソ」っていくらなんでも下品すぎる。気に入らないのは分かるけど「反差別」の「旗頭」なんだから、もう少しましな表現はないものかとは思うね。

松岡 「鹿砦社はクソ」は酷すぎます。Cさん、「もう少しマシな表現」というレベルではないですよ。鹿砦社には、私以外に7人の正社員がおり、みんな真面目に一所懸命に働いてくれています。また多くの取引先や、ライター、デザイナーらが支えてくれています。いくら温厚な私でも(苦笑)、絶対に許せませんね。そりゃそうでしょう、曲りなりにも「反差別」とか「人権」とかを口にする人が、まともに一所懸命に働いている者らに「クソ」とか、私たちの人権を蔑ろにする汚い言葉を浴びせたり……呆れてものが言えません。私もそろそろ本気で怒らないといけないかもしれません。ところで、名前は出せませんがマスコミ関係者だけでなく、結構な大物からも最近は激励が増えています。私を含めて知らなかったから何とも思わなかったけれども、くだんの「M君リンチ事件」を知ったら常識的な人が驚き、怒るのは当然でしょう。

◆松岡代表による鈴木邦男さん義絶表明の波紋

  社長の怖いところは私たちにも内緒で「隠し玉」を持っているところだね。まだなんかあるんじゃないですか?

松岡 ありませんよ(苦笑)。どこに「隠し玉」があるんですか?

  これが怖いんだよね。鹿砦社。

  何言ってるんですかCさん。Cさんだって鹿砦社一派って散々ネットで書かれてるじゃないですか。

  え! そうなの? 俺あんまりネット見ないし、2ちゃんねるなんか見る方法も知らないから。でもそんなレッテル貼られたら『月刊HANADA』や『諸君』で仕事できなくなっちゃうぜ。

  そんな仕事してへんくせにCさん!

  やかましいわい!

  冗談はともかく、3冊を出したこと影響はさまざま出ているね。今焦点なのは鈴木邦男氏と松岡さんの今後の関係だな。松岡さん本当は、『人権と暴力の深層』の中で書くはずだったんだけど、逡巡して書けなかった。それで僕が背中を押す意味で「デジタル鹿砦社通信」に「鈴木邦男への引退勧告」を先に書いたのが内幕なんだ。

 

 

  自分は鈴木先生の本の出版も手掛けていたので正直複雑ではあります。

  厳しい選択だったと思うよ。横からちょろちょろ香山リカがちょっかい出したりしてきてるけど、30年の濃密な付き合いを真剣に思慮している人に、他人が口出すなと言いたい。

  週刊誌や新聞でごっつい扱いになることは今のところあらへんけど、松岡社長の鈴木邦男さんへの意思表明は、業界では相当な話題になってます。自分のところにも「どうなってんねん」と、問い合わせが結構あります。「松岡社長に直接取材しなはれ」言うてますけど。

 

  いずれにしてもわれわれに夏休みはないようだね。例のミッションみんな進んでるかな?

一同 ……。

  絶対に8月末までにあげること! でしょ社長?

松岡 そうだね。次はこれまでの3冊を超える「爆弾本」になるから、皆さんしっかり頼みます。

  夏休みなしか……。

(鹿砦社特別取材班)

◎[参考記事]私はなぜ「カウンター」-「しばき隊」による大学院生リンチ事件の真相究明に関わり、被害者M君を支援するのか[松岡利康=鹿砦社代表]
 

最新刊『人権と暴力の深層』カウンター内大学院生リンチ事件真相究明、偽善者との闘い(紙の爆弾2017年6月号増刊)

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7月27日、本コラムに「リンダの会『#安寧通信』解析〈1〉 0号執筆陣に見る李信恵絶対擁護の人々」を掲載したら、予想通りであったが、さっそく李信恵がツイッターで反応してきた。しかしながら、例によってその内容には明確な虚偽と悪意が込められているので、この際しっかり反論しておく。まず下記を見て頂こう。

李信恵のツイッターより

昨日の「リンダの会『#安寧通信』解析〈1〉 0号執筆陣に見る李信恵絶対擁護の人々」では、李信恵が在特会元会長と保守速報を訴えたことに何の異議も唱えていない。それどころか、

《繰り返すが編集班はいかなる「差別」も「排除」も肯定する立場にない。断じて「差別」も「排除」も「リンチ」も肯定しない》

と立場を明確にしたうえでさらに、

《『#安寧通信』、vol.0は李信恵が、在特会元会長の桜井誠と保守速報を相手に2014年8月18日に損害賠償を求める裁判を起こしたことを紹介する李自身の「反ヘイトスピーチ裁判に向けて」から始まる。この文章に書かれている訴えには虚偽はなく、李自身かなりの被害を受け訴訟に踏み切ったことが窺い知れる。相手は狂気の差別集団「在特会」なのだから。》

と李信恵が起こしている裁判へは基本的に理解を示し、批判などは微塵も展開していない。課題として述べているのは李信恵が、

「日本には差別を裁く法律はありません。名誉棄損や侮辱にしても、刑事事件での告発はハードルが非常に高い」

と述べている部分の「日本には差別を裁く法律はありません」である。詳細は27日の本コラムをご覧いただきたい。取材班はこの裁判自体に一切ケチをつけてはいないのであり、「#安寧通信」に登場する顔ぶれと、そこに書かれている内容が「M君リンチ事件」と極めて深い関連を持つので、それを明らかにしようとしているのだ。

しかし、李信恵にとっては「#安寧通信」が鹿砦社に取り上げられたことだけで、気に入らなかったのだろう。おそらくは、もっと汚い言葉で罵りたいのであろうが、
「偏見や私怨のある人たちは、そういうことは見えないんだと思った」

と決めつけている。「偏見や私怨」? 取材班には李信恵に「偏見や私怨」などない。直接会ったこともない、接触したこともない対象にどうして「偏見や私怨」を抱く必要があるのだ。李信恵がここで述べている「そういうこと」とはその前の書き込みから推測するに、「#安寧通信」の文章にはすべてひらがなでルビがふってあることを指しているのだろう。「そういうことは見えないんだ」ではない。見ればわかるが、この連載の目的は「#安寧通信」の称賛や李信恵が起こしている裁判への批判ではなく、あくまで「M君リンチ事件」を読み解くための側面からの解析である。何をどう評論しようと自由じゃないのか。

さらに、断じて容認できない嘘は、

「まあ、撮影禁止の裁判所内での写真、Facebookで友達までの公開の写真をTwitterでアップしちゃうようなリテラシーのない人たちだし。」

である。鹿砦社は裁判所内での写真撮影は行っていない。「M君」が李信恵を訴えた裁判の前回期日に社長松岡が傍聴に出かけた際の写真を撮影してTwitterに掲載した方はいるが、その人は鹿砦社の人間ではない。そして鹿砦社はその写真をリツイートも「いいね」もしていない。また「Facebookで友達までの公開の写真をTwitterでアップ」など鹿砦社はしていない。この2点は完全な虚偽である。

「というわけで猫田と鹿砦社に関しては週明けぐらいに全部まとめて警察に行ってきます。」
  

 

 

そうだ。どうぞご勝手に。週明けと言わず、それほど気になるのであれば110番通報をしたらどうだ。李信恵は「猫田と鹿砦社」とワンセットにしているが、猫田氏の言動と鹿砦社の言動は全く別のものだ。それくらいは理解できないか? 

ついでに助言しておくと「リテラシーのない人たち」は言葉の使い方が間違いだ。「リテラシー」とは文章、文脈、文意を読み解く力のことであり、ネットに写真を掲載する行為に用いるのは不適切だ。噂によると李信恵は国語の非常勤講師をしている、とのことだが、カタカナ言葉とはいえ教員であるのであれば、正しい言葉遣いを心掛けるべきだ。

「猫田と鹿砦社のライターとか関係者に個人情報をばら撒かれたり、本当に迷惑しているし普段の生活に支障が出てるので。」

繰り返すが猫田氏と鹿砦社は、まったくの別人格である。われわれは偽善者どもの仮面を剥ぐために、時に直撃取材も厭わないが、よほど悪質な公人でない限り、住所や個人情報を公開することはない。例外的に香山リカがツイッターで「どこに送ったのかちょっと書いてみれば……」と書き込みを要求してきた際には送付先を明示したが、あれは本人の要請によるものだ(にもかかわらず、翌日神原元弁護士から「削除要請」のメールが来る不思議な展開だった)。

それ以外にわれわれ(鹿砦社)がどのような「個人情報をばら撒いている」というのだ? はっきりと事例を挙げて指摘していただきたい。もし具体的事例を適示できないのであれば、それこそ李信恵の言う「名誉棄損や侮辱」である。

李信恵のツイッターより

と李信恵は寺澤有に噛みついたあと、

李信恵のツイッターより

上記のように興奮している。が、この中にも嘘がある。「鹿砦社と名乗らずに自宅に電話してきた田所敏夫は」とあるが、田所敏夫は鹿砦社の社員ではない。フリーの物書きだ。「辛淑玉オンニの友人だと最初に云った」は田所に確認したところ事実だ。田所は李信恵に電話取材をするにあたり、自己紹介もかねて辛淑玉の知り合いだと切り出しているがそのどこが問題なのだ。田所は辛淑玉の携帯電話番号を知っていたし、それ故その後に直接辛淑玉本人にも取材をして、辛淑玉が「M君」攻撃に転じたので『辛淑玉さんへの決別状』を本コラムと『反差別と暴力の正体』に著しているではないか。

「おいらに取材するなら、根性入れてやれ。ちゃんとしてたら受けるけど、ちゃんとしてなかったら受けないだけ。」

これも嘘だ。自分に都合が悪ければ李信恵は絶対に取材など受け付けない。「根性を入れてやれ」!? おう、そこまで言うのであれば、われわれもさらに本気で「根性を入れて」やってやろうじゃないか! ちなみにあれこれ鹿砦社に言いがかりをする李信恵は鹿砦社のツイッターアカウントをブロックしている。何かやましいことがあるのか?

李信恵のツイッターより

 

 

「友人のFacebookの写真とか使うなよクソが。」

繰り返すが取材班は李信恵の言う「友人のFacebookの写真」など全く使っていない。

これは明確な虚偽であるだけでなく「クソ」とまで表現している。明白な虚偽を堂々と発信する覚悟はあるのだろうな、李信恵。「鹿砦社はクソ」なのだな。一度書いたものは取り消すことができない。上記に挙げた虚言といい、「クソ」呼ばわりといい、明確な名誉毀損だ。われわれは、名誉毀損だからといって、なにかといえばすぐに公権力、警察力に頼ろうとする輩とは違う。〝違う形〟で反論、反撃する。

鹿砦社社長の松岡は、ここまで言われても、まだニッコリ笑ってはいるが、彼が〝本気〟を出した時の怖さをわれわれは知っている。

松岡が若い頃、好んで使った言葉に、「彼ら反革命がわれわれに鉄を用いるならば、これに対しわれわれは鋼鉄でもって答えるであろう」(トロツキー)というフレーズがあるという。松岡が「鋼鉄」を使う時はいつだろうか。エセリベラル、エセ人権派、エセ反差別主義者の蠢動には「鋼鉄」でもって粉砕しなければならない。

(鹿砦社特別取材班)

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