後日、メールが来た。前回、渡した作品が〇、△、×、で分けられていた。〇は販売可、△は販売しばらく見合わせ、×は販売不可という意味らしい。それ以外に講評などは一切なかった。講評と言えるようなものと言えば、タイトル変えた方がいいです。というものぐらいだ。IT企業での電子書籍を発売するというのはこういうことなのだろうか? 作品が随分と軽んじられたように感じる。
ただ、契約書を交わす前に他の企業から出版の話などがあった際は、豊穣出版社以外で販売するのは問題ないと榛野氏は話していたのでいい加減過ぎたり、信頼できない人間であれば、契約前に話を無かったことにすることはいつでもできる。
評価が〇、△、×も驚いたがそれ以上に驚いたことが一つある。エンディングに主人公が亡くなって終わりの作品が一つあった。その作品の評価は〇なのだが、是非、主人公を生き返らせ続編をというのだ。その話はメールであったので、やんわりと流した。

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昨年の秋に、電力総連(全国電力関連産業労働組合総連合)の本部を訪れた時、窓や入り口に貼られていたのは、海江田万里のポスターだった(写真)。この時まだ、民主党は下野しておらず、海江田は代表ではなかった。
この時から、海江田は電力総連にとって、希望の星だったのだ。電力総連は、北海道から沖縄までの、十の電力会社の労組と、日本原子力発電関連企業労働組合総連合、電源開発関連労働組合総連合をくわえた十二の組合で構成されている。
電力総連は原発推進の立場で、福島第一原発事故もその立場を変えていない。

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ライターが、取材して文章だけ書けばいい、という時代は終わった。
インタビュー相手と交渉し、カメラマンに連絡し、インタビューの場所を確保するという、以前なら編集者がしていた仕事もしなければならない。
だがこれはまだ、恵まれた仕事だ。写真も自分で撮らなければならないことも多いのだから。
しかも、インタビューそのものが、会いたかった人に会える、やりがいのあるものだ。

意外と苦労するのが、インタビューの場所探しだ。
山手線沿いのエリアなら、ホテルや喫茶店の会議室、貸会議室に特化した場所もあり、困りはしない。

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鹿砦社では、記念日や忘年会の季節になると宴を催すのが恒例となっており、その盛り上がりは同社のゆかりの人たちと読者の多くに知られているが、そのあと二次会での活況は、出席した人たち意外にはほとんど知られていない。
そこで、この二次会について少し説明したい。

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以前当欄でも紹介した東京地裁の「虚偽記者席」問題をめぐる国家賠償請求訴訟(http://www.rokusaisha.com/blog.php?p=2202)の第3回口頭弁論が7月16日、同地裁であった。審理はこの日で終わり、10月1日に判決が言い渡される。

この訴訟の原告は、フリージャーナリストの今井亮一さん。訴状などによると、今井さんは2011年5月から2012年9月にかけて、東京高裁の警備員の頭を殴るなどしたとして公務執行妨害などの罪で起訴された男性被告人の計13回の公判を取材した。この間、東京地裁はいつも5席の傍聴席に「報道記者席」とプリントされた白いカバーをかけ、司法記者クラブに所属しない今井さんら一般の傍聴希望者を頑なに座らせないようにしたという。

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弁護士は約束通りの日付で解雇通知を送ってきた。9月いっぱいの就労が認められた。しかし、問題は続く。就労が認められても結局社長には支払い能力などない。8月と9月の給料は未払いのままとなった。足繁く労働基準監督署に通い相談したが、担当者は
「社長が夜逃げして出てこないのでは、会社が倒産したかどうかの確認が出来ない」
と言うばかり。

弁護士が破産の手続きをしている、といっても、弁護士が情報や書類を集めて実際に手続きに入るには3ヶ月はかかるだろうという話だ。それまではどうしようもない。また、その間に労基署でも実態調査をするので、それまでに手続きが開始されなくても、11月には事実上倒産が認められるらしい。

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実にふざけた展開だ。
7月20日のプロ野球・オールスターゲームで、全セの阪神・藤浪が全パの4番、日本ハム・中田に対して投じた山なりの超スローボールが、なんと示し合わせた余興だったという。1球目だけならいざ知らず、2球目は背中を通り、怒った中田がバットを捨てて…という筋書きだった。ルーキーの藤浪ひとりでできる芸当でもなく、1球目は中田と全セの阪神・西岡という大阪桐蔭の先輩たちと考えたという。2球目は「1球だけではつまらない」と考えた全セの捕手・谷繁(中日)のサインであることがはっきりした。
藤浪に詰め寄る中田を谷繁が止めに行くなど、実に計算されていた余興だ。

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まずは、どこの電子書籍ストアに配信されるのか説明がされた。その後、お金の話に繋がる。Amazonで販売するということは、案内だけでなく口頭でも初めに伝えられた。Amazonで売れなくなるとApple、楽天koboといった順に販売してゆくという。
Amazonについて詳しく話すのはkindleを榛野氏自身がすでに発売しており、Appleはまだ、日本に上陸していない時期だったので詳しくわかっていなかったということもあるのだろう。

Appleというのはibookstoreでの販売という意味である。販売するのはkindleとibookstoreとはっきり言ってもらえれば、契約書を交わす前にその2点についてもっと調べられたかもしれない。kindleもibookstoreもよくわからないという状態のまま契約ということは避けられた。私は、よくわからない説明をよくわからないまま聞いていた。何故、質問しなかったのだろうと自分でも思うが、Amazon、Appleという言葉は普段聞き慣れており、わけがわからないながらも、まともな場所で販売するのだろうと思ったのかもしれない。無知とは恐いものである。今回の件によりこれまで詐欺に合う人々は何故気付かないのだろうと思っていたが、なんとなく気持ちがわかる気がした。

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ホットメールアドレスで「goo」を使っていたことがある。4月からあまり使っていなくてついうっかり見逃していたが、4月にgoo事務局は、1万人の個人情報流出をやらかしたらしい。何度も「パスワードを変更してください。もし変更がなされない場合は、こちらで自動的にロックをおかけします」とやや慌てたメールが二、三度入っている。こちらは、goo事務局に要求されるままに住んでいる場所も、携帯の番号も提供したのである。事務局に問い合わせると「これ以上、情報が漏れない措置はとらせていただいています」と機械的な答えが返ってきた。

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和歌山毒物カレー事件で殺人罪に問われ、死刑囚となり再審請求中の林眞須美さんが、私を訴えてきたのは、昨年の10月のことだった。
さる6月18日、林さんからの訴えは休止満了=取り下げになったと、神戸地裁尼崎支部から連絡があった。
私は、著作『女性死刑囚』(鹿砦社)で、林さんは、和歌山毒物カレー事件での殺人、夫の林健治さんらへの殺人未遂について、無実であると書いた。
林さんの主張する冤罪を支持し、再審が行われるべきだと主張する内容であり、なぜ訴えられたのか不思議だった。

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