2012年後半のNHKの朝ドラマ「純と愛」で、夏菜が演じる純が再生を試みた沖縄・伊良部島のモデルとなったホテルが「経営者再生」のパワースポットとしてじわじわと注目を集めている。

ドラマでは、祖父が建て、父親(武田鉄也)がつぶそうとしたが再生を試みたのが主人公の純(夏菜)。沖縄・伊良部島にある同ホテルが実は「経営者のパワースポット」として実業家の間でひそかに広がりつつあったのは、実はドラマファンが集まるSNSからだが、現在はドラマ終了から時間がたち、ほぼ閉鎖されているようだ。

「純と愛」は、ニックネームが“社長”でなんでもかんでも他人に尽くすのが身上の純(夏菜)が、人の心が読める特殊能力をもつ愛(いとし・ 風間俊介)とともにつぎからつぎへと押し寄せる不運を乗り越えていくドラマ。

「このドラマで重要な役割を果たす宮古島のホテルのモデルとなった『伊良部島ホテルサウスアイランド』は、『純と愛』のストーリー上、とても大切な『絆』と『人の再生』がストーリー上、織り込まれています。武田鉄也演じるホテルのオーナーは祖父からホテルを引き継ぎますが、経営難でホテルを手放すことに。だが祖父との大切な思い出があり、『誰がも幸せになる魔法の国』としてホテルを大切に思う純(夏菜)が、父親の決定に逆らい、ホテルを破壊にやってきた建設用トラックや重機に身体を張って立ち向かうのです」(テレビ雑誌ライター)

つまり、このホテルは「あきらめない実業家」の魂が否定のしようもなく詰まっているから「訪れて寝ていると落ち着く」(40代経営者)や「実は経営的に苦しくなるとここに来て美しい海を眺めつつ頑張ろうと決意しなおす」(50代経営者)との声もある。

同ホテルの儀間氏は「いまだに『純と愛』を見てきたというかたが数組、いらっしゃいます。もちろん常連で社長のかたもいらっしゃいますよ」と語る。

ホテル側でお客の職業まで聞かないので具体的に何人の経営者が来ているかは不明だが、「元気が出るスポット」としていまだに人気を集めているのはまちがない。
ちなみに「カップルには、はぐれても再び出会えた宮古島・砂山ビーチに寄っていくのをお勧めしますよ」(沖縄県在住ライター)との声も。

経営にいきずまったむきは、夫婦で訪れるのもいいかもしれない。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター/NEWSIDER Tokyo)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、書籍企画立案&編集&執筆、著述業、漫画原作、官能小説、AV寸評、広告製作(コピーライティング含む)とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。

『紙の爆弾』タブーなし!の愚直なスキャンダルマガジン

若い頃エロ本のお世話になった人というと、およそ1985年以前が中心というデータが出版の取り次ぎ会社にある。

今や書店からほぼ完全に姿を消し、コンビニの棚の隅にひっそりと息づいているだけのエロ本は、斜陽化が進む出版界においてもレッドリストの筆頭に入る絶滅危惧種、昭和最後の名残なのだ。

「東京五輪・パラリンピックまでにコンビ二の棚からエロ本はなくなるという噂が出版界では広がっています。諸外国に対する配慮からですよ」(全国紙社会部記者)

エロ本の息の根を止めたのはインターネットだった。出版不況がいわれ始めてはいたが、まだまだ本が売れていた20世紀末、エロ本業界では局部のスミ消しがモザイクに変わり、薄消し競争で内容が過激化して逮捕者まで出していた。その過激なコンテンツが〝自炊職人〟たちの手によって、ネット上に無料で大量に撒かれ始めたのだ。これでは誰もカネを出してくれない。

「ネットサーフィンを初めて、自分が作っている本の名前で検索結果を見て凍りつきましたよ。一所懸命人集めて、会社のカネとはいえ大枚払って撮影して、何度も大切に使っていた写真が、タダでばらまかれているんですもん。一瞬怒りましたが『ああ、こりゃもう誰も買ってくれなくなるな』とすぐに悟りました」(編集者)

でもその頃のネットはまだ通信速度が遅く、動画配信には負担が重すぎた。だからエロ本は、当時普及し始めていたDVDを付録に付けた。部数は伸びたが、外すと途端に落ちるので、DVD付録は必須になった。やがて読者は本体の写真よりも付録のDVDを重視し、エロ本書店が多かった神保町の駅のトイレには、DVDだけ抜かれれたエロ本が散乱していたという。

そして光ファイバーの登場で動画送信がスムーズになると、YouTubeの勃興とともに無料エロ動画サイトが乱立する。毎月お気に入りを探して書店に行って1000円の本を買ってDVDをセットするより、ネットにつないでAVアイドルの1分サンプルや、無修正の海外ハードコアの方が簡単便利実用的しかもタダ。勝てるわけがない。

そんなエロ本の動向を先取りしたジャンルが「性生活告白本」だった。20世紀末に隆盛を誇った、文字ばかりの本なのだが、読者層は70代男性、つまりは年金生活者。彼らが若かったころの思い出を綴った本で、昭和初期の性風俗を知る上での格好の資料でもあったのだが、よほどのマニアでなければ若者は買わない。その告白本を支えていた読者は、今ではもう80代から90代。こうしてこのジャンルは、ひっそりと書店の棚から姿を消した。

そして2020年の『東京五輪・パラリンピック』がやってくる。外国人が立ち寄るコンビニにエロ本が置いてあるのは、国の品位にかかわる。ちなみに東京都庁が毎月指定している〝不健全図書〟に、エロ本はない。コンビニでのエロ本は、置く棚を他の本とは別にする〝分別販売〟を東京都が推進し、業界も遵守しているので、うっかり不健全図書に指定すると雑誌の業界団体がうるさい。

ところが出版関係者が心配しているほど「東京五輪」はエロ本がコンビ二から撤廃されるお題目になっていない。

不健全図書の指定を管轄する「東京都庁・青少年治安対策本部総合対策部青少年課」に「東京五輪までにコンビ二からエロ本が全部撤去されるという噂が出ていますが」と聞くと「そんな話はでていません。確かに、コンビ二からエロ本を撤廃しろという都民のかたのご意見はちょうだいしたことがあります」とのこたえ。

しかしコンビニは書店ではない。エロ本も経済誌も弁当もジュースも、回転率と利益率で判断される商品のひとつだから、棚の効率が悪ければ他の商品が取って代わられる。エロ本を棚から撤去するのは、各チェーン店担当者のお心ひとつだ。絶滅寸前の書店売りエロ本に至っては、数は減っても過激なままだったので、すぐさま警察から呼び出しが来る。

「最後に桜田門(警視庁)に呼び出された時はキツかったですよ。いつもは担当部署の方の指示どおりに始末書を書くのですが、その時は取調室に案内されて座った瞬間『お前、警察なめてんのか!』。ビビりましたよ。あんなに本気の担当者を見たのは最初で、多分最後。『今度なんかあったら、そのまま行くからな』で、社に戻って必死に善後策を検討しました。その後は事なきを得ていますが…」(前出)

ここでひとつ豆知識を。書店売りのエロ本は、モザイク修正が始まった頃から、自主規制で〝18禁〟マークをつけることになった。それに対してコンビニ売りは、18禁を置くのが望ましくないのでマークをつけず、その代わり〝小口止めシール〟という、立ち読みができない姿で売られていた。そして18禁の書店売りはわいせつ図画で警視庁が、コンビニの小口止めは青少年への有害図書で都庁が、それぞれ取り締まるという協定が今でも生きている。

こうしてエロ本の読者は、ネットリテラシーの低い中高年が購買層のメインになった。そういう中高年男性が、コンビニで弁当とお茶とエロ本を買う姿は悲哀を誘うが、エロ本業界はさらに悲哀の底にある。今の部数では、自社でコンテンツを制作する予算がないので、AVメーカーから動画はもちろん、静止画(AVメーカーが広報用に撮る写真)まで借りてきて本を作っている。しかも超低予算で「他の企画と抱き合わせでないと商売にならない」とは某編集プロダクションの編集長。部数はそこまで落ちているのだ。

「コンビニでは2万部売れればいいほう。書店だけのエロ本は1万部切っています。5年前の半分ですよ」(取り次ぎ関係者)

エロ本の作り手には、ここに来て、決定的な試練が待っている。権利関係の管理が厳しくなってきたAVメーカーが、出版社に素材を提供しなくなる可能性があるのだ。

「女優を強制出演させているという批判が集まる中、AVメーカー側はいま肩身が狭い。AV女優にも肖像権があるという判決が出て、簡単に宣材(宣伝用の動画や現場のスチール写真など)を出版社に貸しだしできなくなっています」(編集プロダクション社員)

都庁や警察が動かなくても、読者の高齢化と素材の枯渇から、エロ本はやがて自然消滅する運命にある。しかもそれは、遠い日ではない。

▼高山 登(たかやま・のぼる)
長くエロ本編集に携わる。編集好きが高じてDTPソフトで表紙まで仕上げる編集機械。ライターとしての守備範囲は広く、芸能スポーツ以外は何にもで首をつっこむが、軍事と特撮とかわいい動物にはそれなりの薀蓄を持つ。社命で経営まで関わった事があり、一時Excel恐怖症から鬱になるが、最近復帰した。
◎プロデュース/ハイセーヤスダ

 

大高宏雄『昭和の女優 官能・エロ映画の時代』

CPEが主催するキャットファイト15周年イヤーの締めくくり大会「女祭り2016―寒中お下品キャットファイト」が、去る2016年12月29日(木)、新木場1STリングで開催された。今回はCPEのオリジナルメンバーのみを募ったメモリアルイヤーの総決算大会だ。年の瀬押し迫る中、写真撮影OKという条件の下、ファンがカメラを手に会場に詰め掛けた。エロと笑いと真剣勝負はどこまで寒さを吹き飛ばしてくれるのだろうか――。

各試合は股開き3カウント、顔騎3カウント、ギブアップ、レフェリーストップで決着がつくというルールで進行する。

◆第1試合:クラシカル競泳水着キャットファイト3分3R勝負 
びりりあんみりんだ VS 鳳華

第1試合(上が鳳華)

キャットファイトと銘打ちながら、第一試合にいきなりニューハーフファイターであるびりりあんみりんだが登場すると、MCが思わず「キャットファイトなのに男がいきなり登場しました」「本当にくだらないイベント」「お客さんはチケット代をドブに捨てました」などと強烈に煽り、観客席は笑いの渦に包まれた。戦いの中に「笑い」の要素がふんだんに盛り込まれているのもキャットファイトの魅力の一つだ。

黒の競泳水着に身を包んだ鳳華が豹のように俊敏に動き、終始試合をコントロール。びりりあんみりんだは鳳華の隙の無い攻撃に「痛い」と素直に叫んでいた。
(2R 1分3秒 鳳華選手の勝ち)

◆第2試合:敗者官能小説朗読! 3分3R勝負
きゃんでぃぺろみ VS 羽柴まゆみ

第2試合(官能小説朗読中)

敗者は官能小説をリング上で読まなくてはならないという恥辱を受ける勝負。両者罰ゲームを回避すべく、リングを俊敏に動き回る。幼稚園児のような黄色い帽子を被ったきゃんでぃぺろみが機先を制して飛び掛るが、羽柴がきゃんでぃぺろみの動きを先読みし、あっさり勝負を決めた。羽柴は一言「弱かった」とクールに言い放ち、リングを去っていった。

勝者の羽柴が退場し、うす暗くなったリングでパチスロライターであるきゃんでぃぺろみがパチスロにちなんだ官能小説を朗読する。勝者よりも敗者にスポットライトが当たるシュールな戦いであった。
(1R 2分19秒 羽柴まゆみ選手の勝ち)

◆第3試合:アダルト凶器公認! セクシーアートマッチ
みでぃ VS 白玉あも(審査員・三代目葵マリー)

第3試合(上が白玉)

この試合は3Rフルで戦い、試合での「美しさ・セクシーさ・エロさ」を審査員である三代目葵マリーが判定し勝者が決定する。

女王様ルックの三代目葵マリーが登場するなり、アダルトグッズをリングにばらまいた。このアダルトグッズは試合で使用が認められているのだ。

戦いの火蓋が切られると、みでぃと白玉あもの両者はお互いのブラジャーを脱がしにかかる。MCは思わず「これがキャットファイトだ!」と絶叫。そう、この試合は3Rフルで戦うので、二人の入り乱れる姿を存分に楽しむことができるのだ。鞭でスパンキングをし合う二人。両者のおっぱいが露になると、お互いのブラジャーをつけて攻防を続ける。みでぃが隙をついて白玉あもの股間をバイブで責めた。たまらず白玉あもはイキ果て、勝負は決したかに見えた。

しかし、ここで三代目葵マリーが異議を申し立てる。
「セクシーアートマッチだろ? イった方が勝ちに決まってるじゃないか!」
 まさかの異議申し立てで白玉あもの勝利が決まった!
(白玉あも選手 「昇天」により勝ち)

◆第4試合:スペシャルバナナマッチ
せつなあやめ VS 福山理子 VS さちこYOKOZUNA

第4試合(福山バナナPF)

休憩を挟み、第四試合。選手は水着で闘い、股開き3カウントまたはギブアップをとると全日本プロレス所属のバナナおじさんこと木原文人が身に付けているバナナを使ってセクシーパフォーマンスを行う。バナナおじさんの裁定で勝利者が決まる。

開始早々、せつなあやめと福山理子がバナナを男性器に見立てて交互に艶かしいフェラチオパフォーマンス。しかしさちこYOKOZUNAも黙っていなかった。170キロという自慢のわがままボディを武器に二人を圧倒。嫌がるバナナおじさんを捕まえて無理やりパフォーマンスをしようとする。さちこYOKOZUNAに顔騎されてバナナおじさんは悶絶。裁定不可能となり試合は不成立となった。
(裁定不可能により試合不成立)

第4試合

◆セミファイナル:ノーブラノーパン白Tシャツ水鉄砲マッチ
雛りな VS ディジーマイン

選手は白Tシャツ一枚で闘う。試合前、最前列VIP席に座る観客に水鉄砲が配られた。試合中観客が選手めがけて水鉄砲を発射し、白Tシャツが濡れて裸体が透けていく、というエロティックかつバラエティー感溢れる趣向の試合だ。VIP席の観客は持参した水鉄砲を使用してもよいことになっている。

セミファイナル

1Rでは両者ビンタの応酬。観客が選手に水鉄砲をこれでもかといわんばかりに発射する。リングと観客が一緒に試合を作っていくという、会場の一体感すら感じる。ものの1分で両選手のTシャツはびしょ濡れに。格好のシャッターチャンスだ。カメラのフラッシュがいっせいに焚かれた。

2Rに入ると、濡れて破れやすくなったTシャツが引き裂かれ二人の上半身が露に。観客は食い入るようにリングを見つめ、MC曰く会場は「水を打ったような静けさ」に。

VIP席の観客の持参した大型の威力充分な水鉄砲も登場し、喝采が沸き起こる。最後は裸の両選手がリング上にできた水たまりの中、もみくちゃに。これぞキャットファイトという一戦だった。
(3R 0分20秒 雛りな選手の勝ち)

メイン(奥=鏡、手前=紫龍)

メイン(奥=若林、手前=伊織)

◆メインイベント:追い剥ぎ5WAYマッチ
鏡カノン VS 紫龍みお VS 柔道ちぢみちゃん VS 伊織涼子 VS 若林美保

いよいよメインイベント。時間無制限で五人がそれぞれのコスチュームを脱がし合う。バトルロワイヤル形式でコスチュームを全て脱がされず勝ち抜いた選手の勝利だ。

この日デビュー戦の鏡カノンと伊織涼子が試合当初から組み合うが、分け入ったのが柔道ちぢみちゃん。一見脱げやすそうな柔道着を着ての参戦だが、経験が違うといわんばかりにデビュー戦の二人を寝技に持ち込んであっという間に追い剥ぐと、紫龍みおの着ぐるみに飛びかかる。しかし熱くなり過ぎたか、柔道ちぢみちゃんはレフェリーを背負い投げで投げ飛ばしてしまう。ここで反則負けをとられ、紫龍みおと若林美保が残った。初代追い剥ぎトーナメントチャンピオンの若林美保が、長い手足を器用に繰り、紫龍みおのコスチュームをリング上に投げ捨てたところで勝負が決した。
(13分1秒 若林美保選手の勝ち)

年の瀬迫った、凍えるような夜でも新木場1ST場内は熱気が溢れかえっていた。エロと笑いと真剣勝負。この三つの要素がふんだんに盛り込まれていて、3時間半の尺では足りないほどだ。15周年というミレニアムイヤーを無事完走したCPEは今年2017年もバラエティ豊かなイベントを予定している。逃さずチェックだ。

全員集合

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター/NEWSIDER Tokyo)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、書籍企画立案&編集&執筆、著述業、漫画原作、官能小説、AV寸評、広告製作(コピーライティング含む)とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。

 

〈帰ってきた! キャットファイト【プレミア】道場マッチ~視姦距離マット祭り2017~〉
at/新宿御苑Rosso(東京都新宿区新宿1-19-8 サンモール第7ビルB1)
日程:2017年 2/13(月)・2/14(火)・4/10(月)・4/11(火)
全日程とも19:00開場/19:30開演(21:30終了予定)
チケット:●VIP座布団席(最前列・DVD付き) 10,000円  ●SSイス指定席(2列目・DVD付き) 8,000円
      ●RSイス指定席(3列目以降・DVD付き) 6,000円 ●立見 5,000円
チケットはイープラスにて発売中! https://eplus.jp/ath/word/39699/ 

 

 

タブーなきスキャンダルマガジン『紙の爆弾』

『芸能界薬物汚染 その恐るべき実態』

夏の風物詩といえば、僕にとっては「トーゴーフェス 夏のロック天国」だ。

イベントプロデュ-サーとして、また音楽家として知られるトーゴー社長が今年、仕掛けたのは、2時から9時までのぶっとおしライブ。ドラムの重低音が響く。
売り出し中のバンドが汗だくになって演奏していた。

「初めて来たけど、ここ10年では一番盛り上がっていたフェス」だったのではないか」と20代のOLは言う。

今年は「電撃ネットワーク」や「Sabão(元Hysteric Blue)」などの大御所も出現。

はっきりいって、まだ日本に「ロック」というものがまだこんなにも根強く残っていたとは衝撃というか、驚きだ。

取材記者は「思ったよりも、人がたくさんいて、ノリもいい。最初から見ればよかった」と1時間遅れでやってきたことを後悔していた。

音楽家を音楽家が育成するのが難しいと日本の音楽関係者たちは声をそろえる。だが、そんなことはない。ここに音楽家たちがちゃんといて、育てようというプロデューサーが歴然としている。それだけで充分じゃないか。

踊ろう。この夏は踊ろう。

かくしていい歳をして、僕は今年の夏もフェスを探すだろう。

20歳年下の若いOLのYが言う。
「フェスって、気が合う友達と行って、さんざん汗を流して帰りに一杯のビールを飲むのが最高よ。録画で見ても意味はない」

日本の若者が元気がないという。本当だろうか。
今回のフェスを見る限り、エネルギーに溢れている。

「いつの日にか、東京ドームを満員にせよ、若いバンドマンたちよ」と叫びたい。
若者にエナジーはまだ溢れている。
日本の未来に絶望するなかれ!

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター/NEWSIDER Tokyo)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、書籍企画立案&編集&執筆、著述業、漫画原作、官能小説、AV寸評、広告製作(コピーライティング含む)とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。

原宿にある「ことりカフェ」にでかけてみた(http://kotoricafe.jp/access)。 今の原宿は、外国からの観光客だらけで韓国語、中国語、ベトナム語などが複雑に入り混じっている。青山六丁目の交差点あたりでは、イスラム風の衣装の人たちが太鼓を叩いて民族音楽を奏でて通りすぎていった。そのような喧噪の中、青山六丁目の信号の近くに、インコやかわいい オウムを店内でじっくり観賞できる「ことりカフェ」に行ってみた。

普段、寝る時間すら削っている身にとっては、インコたちがお互いに毛繕いをしている仲のいい光景すら、癒される。

そして鳥といったときに僕は「池中玄太80キロ」というテレビドラマを思い出す。主演は西田敏行で、写真雑誌の敏腕カメラマンだ。だが彼が本当にカメラに収めたいのは実は鶴。休みになると出かけて鶴を追いかける。そのようなわがままを普通は妻が許さないが、許してくれていた妻が早くに逝去する。そして残された三人の娘とどうやって暮らしているのか、重要なテーマだ。このとき西田が歌った「もしもピアノが弾けたなら」はスマッシュヒットとなった。

それにしても今は猫ブームなのだが、どうしてインコにスポットが当たらないのだろうか。

「やはり、世話がかかるのが一番の理由じゃないか。猫はほおっておいて旅行に行っても餌さえ与えておけば問題がないが、インコは自力では生活できないじゃないか」とペットショップの友人は言う。

なるほど、世話がかかるからかわいいという見方もあるかもしれない。いずれにしても、毎日の煩雑さから抜け出すのに、「ことりカフェ」はいいかもしれない。ここに訪れる外国人カップルたちも、鳥たちに魅せられていた。文化交流のために、日本との橋渡しを「とり」なしてくれているってわけだ。おあとがよろしいようで。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター/NEWSIDER Tokyo)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、書籍企画立案&編集&執筆、著述業、漫画原作、官能小説、AV寸評、広告製作(コピーライティング含む)とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。

 

大流行しているスマホむけ人気ゲーム「ポケモンGO(ゴー)」で遊びながら歩行、もしくは自転車走行中の事故が激増している。

「夢中になってキャラクターをゲットするために歩いている女子のスカート中を盗撮する輩が増えていると報道されているが、この連中をあえて〝おびき寄せて慰謝料をとる〟という新手のしのぎを暴力団関係者が思いついたようです」(実話雑誌ライター)

日中でも深夜でも、キャラクターをゲットするために交通事情や周囲にかまわずふらふらと歩いている若い女性は確かに無防備だ。

「とくに後ろはまったく無防備で、性犯罪者たちがミニスカートの中などを下からスマホで撮影し放題なのは確かです。夏ですし、盗撮する連中が、画面を向ける角度によってはキャラクターを探しているのか、女性の股間を盗撮しているのか見分けにくいのでやっかいです」(警視庁関係者)

さて、この状況を利用して、ヤクザがどう金もうけにつなげるのか。仕込みの美女がミニスカで囮となって町中でスマホを片手に「ポケモンGO」のキャラ探しでうろつく。そこを盗撮する輩を見つけて「この野郎、今、俺の女を盗撮しただろう。スマホ見せてみろ」と〝美人局〟のごとくごつい男が仲間とともに登場。

「そのあと、カラオケボックスなどの〝密室〟にその盗撮野郎を連れ込んで、『もう、会社に訴えてやる』などと泣いている演技をしている囮美女を尻目に、数十万円の賠償金をとるというものです。この一連の流れを30分かからずにスピーディにやるのがポイントです」(同)

新宿の歌舞伎町や町田などでは「70万円まきあげた強者もいる」(都心の組関係者)という話が伝わっている。

「ただし、ヤクザは今、組の名前を出しただけで恐喝になる。そこを逆手にとって、明確に組員がやっているのがわかったら、そうしたしのぎをしている連中に対して、脅しをかけるかも。警察のマークがまだついていないギャングや暴走族集団たちが、ヤクザ相手に『あんたら、せこいことやってんじゃねえよ。警察にチクってやろうか』と逆ネジで口止め料を恐喝する可能性もある」(実話雑誌ライター)

「ポケモンGO」では、夢中になって歩いている人へ自転車でぶつかる「当たり屋」も急増している。開発した連中たちが想像もしないような展開がなされている。

別な意味でモンスターを育てたのは、開発した任天堂ではないだろうか。

(伊東北斗)

芸能界の闇を暴く震撼の書『芸能界薬物汚染』(鹿砦社薬物問題研究会編)

 

7月26日、午後7時すぎの上野広小路交差点、松阪屋前で街宣する、アイドルフェイスの都知事候補、七海ひろこ(幸福実現党)がいた。道行く人の一部が元気いっぱいの美女の声に足を止める。

だが多くは演説にいまひとつ集中せずに「早く終わらないかな」という渋い表情で七海を見つめていた。七海候補は「東京を,ニューヨークを超える超高層都市にして、若い世代でも『安くて、広い家』に住めるようにします」と笑顔いっぱい叫んでいるのに見ている聴衆たちは渋い顔。

OL風の女子が言う。

「この街宣車がとまっているポイントに、『ポケモンGO』のモンスターが数匹いるのですが、近づけないんですよ」

ようやく納得した。22日に配信スタート、モンスターにボールを投げつけることでキャラクターを集めて『ポケモン図鑑』を作り、やがてモンスターどうしバトルさせる目的のゲーム『ポケモンGO』は町を歩いてモンスターをゲットするのがもはや国民的行事。スマホ片手に自転車と歩行者が、あるいは車と歩行者がぶつかる事故などが激増中。七海の街宣車が止まっているポイントは、ちょうど数匹のモンスターが登場したポイントで、『ポケモンGO』ファン目線では邪魔でしょうがなかったというわけか。

 

夜7時30分ごろ、パラつく雨に限界を感じたのか「まったく今日にかぎっては別の場所で演説してほしかったぜ」と40代風サラリーマンがしびれを切らし、スマホをポケットに入れて去っていった。

それでも、「AKB48」にいてもおかしくないルックスのキュート系、七海ひろこは最後まで声を枯らして「24時間、ときめくことができる都市・東京の実現にがんばります」と訴え、その演説そものもを聞きに来た聴衆も満足の拍手を送った。

「なんだか今の時代を象徴する出来事だったねえ。都知事選のPRより、モンスターをゲットするほうがよほどみんな大事なんだろう」(上野のアパレルショップ店員)

都知事選挙も、「ポケモンGO」とコラボして候補をイラスト化したモンスターを街宣スポットでゲットできるなどしたら、もっと都知事選挙も盛り上がるような気も。

「都知事選挙なんて一部の老人しか感心がない。7月31日なんで夏休みの入り口で行楽まっさかり。投票率は40%(舛添都知事が当選した前回は46.14%)なんて事態も心配しています」(都知事選選挙管理関係者)

政策というボールを投げても、聴衆には届かない。

まさに倒れないモンスターこそが、今どきの都知事選の聴衆なのかもしれない。

(伊東北斗)

芸能界の闇を暴く震撼の書『芸能界薬物汚染』(鹿砦社薬物問題研究会編)

上野の路上ライブの定番スポットといわれるアメヤ横町周辺で、最近「無事にライブを終えたほど成功する」というジンクスがあるという。

現場はアイドルや歌手の新人や卵たちが場所を取り合ってライブをするため、道路使用許可をとる警察署では行列ができたり順番待ちもよくあるというほどだが、観光客の集中する繁華街とあって何かとライブが中断されやすい。何事もなくライブを負えるのは幸運であるため、アーティストの間では「無事にライブを終えたほど成功する。中断されたら売れない」なんてジンクスが生まれたようだ。

中断理由は様々。現場でギター片手に歌っていた男性歌手に聞くと「中国人観光客が押し寄せてスピーカーを蹴っ飛ばされ音が出なくなった人もいれば、揉め事でパトカーがやってきたり、目の前で迷子の子供が大声で泣き出したりで中断されることもあります。僕は前回、うるさい右翼の街宣車が近くに止まったままになって中断。その前は酔った花見客に絡まれケンカになってしまった」という。

逆に「14回連続で中断ナシという脅威のミュージシャンが先日、レコード会社の人にスカウトされたなんて話もある」という。ちょうどこの時期は、42年続く老舗のライブハウスグループRUIDOが開催するバンドコンテスト「L-1グランプリ」もあって、「私たちに投票してください」とPRしながら演奏する若いバンドもあり、4月25日の夕方に登場したのは、その「L-1」に準決勝進出を決めている女性デュオのespoir(エスポワール)。4年前から活動する華のある美女2人組だが、歌い始めて間もなく、すぐそばの雑居で火災が発生。「5Fのレストランから火が出た!」と、テナントの居酒屋やレストランの店員や客ら裏階段からドッと非難し始めた。サイレンが鳴り消防車が駆けつけ周辺は騒然。ライブ前に集まっていた見物客もそちらに気を取られ人が減ってしまった。それでも、2人組は力一杯歌い、一部ペンライト片手の熱心なファンが応援を続けた。

幸い火事はボヤ程度で済み、あたりに煙が立ち込めるようなこともなかった。espoirにとってはとんだ災難で、ファンからは「賞金20万円を狙うライバルバンドが非常ベルを押したんじゃないか」なんて邪推も聞かれたが、実際にボヤの発生は確認された。ジンクスに沿えば、espoirのライブにこんなハプニングがあったのは悪い兆候ということになってしまうのだが、ただしこの騒ぎで、周辺のライブミュージシャンは大半が演奏を中断しており、その中では唯一、諦めずに歌を完遂したのが彼女たち。その意味では「無事にライブを終えたほど成功する」というジンクスを死守したともいえる。

しかし、現場にいた取材カメラマンには不運があった。取材帰りに確認すると、撮ったはずのespoirのライブ写真がひと通り消失。あとで分かったのは火災が起きたとき、その様子を収めようと動いた際に何かにぶつかってカメラの記録部分に不具合が生じていたということ。美女2人組の路上ライブを伝えようとしたものが遮断されるとは、これがジンクスに従ったものかどうかは、「L-1」の行方で分かるのだろうか?


◎「espoir」ブログ http://ameblo.jp/espoir01/
◎ L-1グランプリ http://ruido.org/L1_grandprix/

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター/NEWSIDER Tokyo)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、書籍企画立案&編集&執筆、著述業、漫画原作、官能小説、AV寸評、広告製作(コピーライティング含む)とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論! 蹴論!」の管理人。

なんと鹿砦社の松岡社長が「鹿砦社通信」でもドシドシAVを紹介してもいいという。誰にも頼まれないのに年間、365本ものAVを見ている自分、多摩川三郎としては、趣味=仕事につながるありがたい機会だ(涙)。

さて、今、AVの業界は「人妻もの」じゃないと売上がたたない。陵辱もの、SM、寝取られもの。もはやうぶ声をあげて30年以上たつこの業界でそれなりに「ジャンルが淘汰」されてきた。その結果、〝人妻もの〟が残るなら、それはそれで「人類の欲求」というものだ。とりわけ、今回とりあげる3人は「年齢が不詳」ゆえに妖艶さで成功しているという種類の女優たちだ。本当に見た目だけでは年齢がわからぬ。40歳と言われても35歳といわれても、28歳といわれても納得の不思議系女優たちのマジックセクシーワールドを紹介しよう。

◆かすみ果穂「夫の親友に犯され感じてしまった私…」

「夫の親友に犯され感じてしまった私… かすみ果穂」(溜池ゴロー)

まずはかすみ果穂。この女優は、05年に「かすみ果穂 Debut 」(SOD)からデビューした「かわいい妹系」の女優だ。かすみチャンは賢くて(当社比)、ラジオのDJもこなす。確か2011年に『品川近視クリニックpresentsかすみ果穂ナイト』という番組を展開し、蒼井そらやみひろなど、テレビに出まくる「アイドルでセクシー女優」路線に行くかと思いきや、4月末での引退を発表してしまった。うーん至極残念。

かすみ果穂はテレビから派生した「恵比寿マスカッツ」のメンバーでもあった。「おねがい!マスカット」の番組開始から1年半後の09年10月に3期生として加入し、シコを踏みながら繰り出す下ネタで中心メンバーの一角となった。だから、今後、リリースされる作品があったとしても、それは果穂チャンが「過去によがったもの」だ。「夫の親友に犯され感じてしまった私… かすみ果穂」(溜池ゴロー)は、夫に内緒で不倫相手にじょじょに濡れているプロセスがいやらしい。とくに騎乗位でジワジワと少しずつ、前後に腰を揺らせるテクニックには熟達した「女のサガ」を感じさせる。嗚呼、それにしても引退を撤回してほしいっス!(いやマジで) 

◆秋山祥子「僕の妻を寝取ってください。」

「僕の妻を寝取ってください。 秋山祥子」(MOODYZ DIVA)

つぎに「年齢不詳」で、妖艶さをかもしだし、フェロモンむんむんの女優は秋山祥子だ。秋山は「MIJYUKUな果実」(スパイスビジュアル))で2009年7月にデビュー、翌年12月いっぱいで早くも引退するが、後に復活する。いわゆる〝美しすぎる市議〟として話題になった藤川ゆりのそっくりさんとして「フラッシュ」のグラビアに登場したこともある秋山は、なんといってもアスリートばりに鍛えた太腿から尻にかけてのフォルムが美しい。二本の脚は、まるで別な生き物のように男優を挟みこみ、その腰はせり上がる悦楽とともに、いつまでもベッド上の満足を得るまで、のたうつ。彼女のベストはやはり、設定も優れている「全裸生活を強要されて…。」 (MOODYZ DIVA)だと思うが、ややSMチックなので、「僕の妻を寝取ってください。 秋山祥子」(MOODYZ DIVA)をオススメしよう。

◆波多野結衣「不倫妻野外露出」

さて、ラストはもはやベテランの域に入ってきた波多野結衣だ。
08年に、「ZERO 素人以上、女優未満 07」でプレステージからデビューした結衣チャンは、昨年、映画のオファーがあり「サシミ」(監督: パン・チーユエン、台湾)に出演、演技力を見せつけた。

「不倫妻野外露出 波多野結衣」(バミューダ/妄想族)

そして今もなおバラエティ番組に出ている。僕は「第二の飯島愛」が出現するとしたら、自分の言葉で話せることもできる彼女だと思う。及川奈央でもなく、蒼井そらでもない、また別な個性の元セクシー女優の到来だ。だが今はまだ計算されたバラエティ番組の彼女よりも「服を脱いだ状態」の美しい肢体に身をゆだねたい。ツンと上を向いたヒップを惜しげもなくさらす結衣チャンの「今」は刹那であり、幸せだ。

彼女の演技力と妖艶さは、たとえば団鬼六の世界をふんだんに再現した「屋根裏の恋 波多野結衣」(アタッカーズ)のムチで打たれつつも好きな男性への表現をヨダレをたらしながら魅せるシーンで確認できる。

だがおそらく最近だと「RIZAP」ばりにかなり体を鋭く絞っており、直近のスレンダーな彼女を見たいなら「不倫妻野外露出 波多野結衣」(バミューダ/妄想族)がいいだろう。いずにせよ、さてさてこの春もまた、フェロモンむんむんのAVがたくさんリリースされる。諸兄も「自分だけの抜ける作品」を探索してみよう!

(多摩川三郎)

タブーなきスキャンダルマガジン『紙の爆弾』5月号!

選抜高校野球が始まりました。いよいよ野球の季節の到来ですね。と思ったらプロ野球では選手たちの「賭け」が明るみに出て批判を浴びているようです。「金と政治」じゃなかった「金とプロスポーツ」にはいつまでも難しい関係がつきまとうようですね。

さて、今日ご紹介するのはパチンコ「必勝法」です。ネットでは各種の「攻略法」やパチンコ、パチスロ専門雑誌も多数出版されていますが、この話を読んだらそんなもの全て「意味がない」と唖然とするでしょう。私がある「パチプロ」と知り合いそこから見出した「必勝法」です。

◆その台なら「2、3時間で5万は勝てるはずだよ」

私がパチプロ氏と知り合ったのは、とある地方のパチンコ店に、時間つぶしのために入った数年前です。どうせ時間つぶしだから少々負けてもいいやと思って適当に台に座り、私は初めて見る台を打ち始めました。隣で遊んでいたのは中年の男性です。私が着席した時に既に結構な出玉を持っていました。

打ち始めて数分で私の台に当たりが来ました。「ラッキー!小遣いが儲かった」と喜んでいたら、隣の男性が「おたく、時間あるの?」と話しかけて来ました。私は約束待ちの時間つぶしだったので「いや精々30分ですね」と答えると「もったいないなー、その台は今日爆発するよ」と男性。この人は何者なのか? 彼がいわゆる「パチプロ」なのかと不思議に思い「どうしてわかるんですか? 常連さんですか?」と聞くと「常連と言っていいかどうかはわからないけど、この店で俺が出るという台は出るんだよ」と確信に満ちたお答え。

「へー凄いですね。じゃあこの台は止めない方がいいんですね」の問いには「うん。2、3時間で5万は勝てるはずだよ」とビックリするような額を彼は口にしました。「残念だなぁ。約束があるからもうすぐ行かなきゃならないんですよ。でもどうして出る台がわかるんですか?」と核心の質問をぶつけると「それは言えないよ。でもおたくが何日かこの店に通えば黙っていても理由は解るさ」と意味深な答え。

◆勝率は8割以上!

私はその場所に数か月は滞在する予定でしたから、彼の言葉が気になり、休みの日を利用して再び同じパチンコ屋に向かうことになります。すると彼の姿がありました。こちらに顔を向けたのでお辞儀をすると彼はニッコリ笑顔を返してくれました。

その日も彼は既にかなりの箱(出た球を入れておく箱)を積んでいました。「今日も絶好調ですね」と声をかけると「俺がこの店で負けるのは10回に2回くらいだよ。それも多きな負けじゃない」と。「え!8割以上勝っているんですか? 凄い確率ですね」と私は驚きました。

パチンコで8割の勝率なんて今日の規制が厳しくなった台では考えられないことです。しかも彼が打っているのは当たりの確率が399分の1といういわゆる「マックスタイプ」です。当たれば多量の出玉が期待できますが、当たりを引くのが難しいし、負ければ大きな散財になる機種です。

何かからくりがあるに違いない。「それは言えないよ。でもおたくが何日かこの店に通えば黙っていても理由は解るさ」の言葉も気になった私は、その日自分が台には座らず、ひたすら店内の様子や出玉を見て回り1時間ほどいて帰りました。

◆「そこダメ。出ないよ」と先生口調で「指導」され続け……

学生時代以来、パチンコは時間つぶしに気まぐれに入るものとの習性しか無かった私でしたが、パチンコ店には開店前から並んで待機するお客さんが少なからずいることが気になりだしました。

次にパチンコ屋に向かった日は開店20分前でした。すでに数十人が列をなしていますが、その先頭付近に例の男性が居ました。この人毎日開店前から並んでいるのでしょうか、だとしたら会社勤めと変わらない勤勉さです。

開店時間になり私は例の男性の隣の台に座りました。「おはようございます」と声をかけると「そこダメ。出ないよ」と先生のような口調で「指導」してくださいます。

「どれが出るんですか?」と生徒が聞くと「それは見てなよ。見てればわかるよ」と先生、そう簡単に答えを教えては下さりません。「出ない」と言われた台でミスミス負けるのは馬鹿らしいから台には座らず、様子見に徹しました。彼はまた勝っています。1時間で5箱出していました。他方「出ないよ」と言われた台に座ったお客さんの台は彼の予言どおり全く当たりが来ません。

うむー。これは何かある。必勝法と言わないまでもコツのようなものを彼が知っていることは間違いありません。私はそれ以来意地になり、休みの日は開店前からそのパチンコ屋に出向くようになりました。毎日「先生」は開店前の行列に並んでいました。

そしてある日、ついに私は「ひょっとしたらこれが秘訣じゃないのか」と思われる鍵を発見します。私は躊躇せず、その日も好調な「先生」の肩を叩いて「すいません。ちょといいですか」と台から離れてもらい、店の外へ一緒に来てもらいました。「間違っていたら恥ずかしいんですが、『先生』がいつも勝てているのは『〇〇〇〇〇〇〇〇』だからではないでしょうか」とやや緊張しながら私の推論をぶつけました。

先生はニンマリとした笑顔を浮かべ「よく研究したね。明日からこれであんたも稼げるよ。うんその通りでいいよ」と私の仮説に合格を出してくれました。

◆台に座って10分も経たないで当たりが来た!

とはいえ、私は毎日朝からパチンコ屋通いが出来るような身分ではありませんから、パチンコ屋へ行くのは休みの日だけです。そこで先生にも認められた「必勝法」を実践して見ることにしました。台に座って10分も経たないで当たりが来ました。
一度止まってもしばらくするとまた当たりが来る。半日で数万円の勝利です。でも1度だけではまぐれや、たまたまの可能性もあります。次の休みの日にも朝からパチンコ屋へ向かいました。また勝利です。その日も数万円の儲けでした。

それ以来しばらくはパチンコでかなり「おいしい」思いをさせてもらいました。

その必勝法? それは簡単には教えられませんよ。でもある条件の店で、ある条件を満たした人が、ある台に座ればその必勝法に近い勝率は叩き出せるでしょう。「ある条件」はなかなか簡単ではありませんが、その方法を見つけ出せば巷に出回る「攻略法」や偽の「必勝法」のように高額で購入しなくとも高い勝率を収められることは私自身が経験したことです。

そうそう。くれぐれもギャンブルは節度を持って、のめり込まないようにしてくださいね。

(伊藤太郎)

タブーなきスキャンダルマガジン『紙の爆弾』!

抗うことなしに「花」など咲きはしない『NO NUKES voice』Vol.7

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