ライターであるからには、ベストセラーを出してみたいと思っている。
それは読者に心から受け入れられるようなもので、ちょっと読めば役に立つと思わせる自己啓発本やビジネスノウハウ本ではなく、と言いたいところだが、後者でもいいと思っている。稼いだ金を、本当に書きたい本のために使えばいいのだから。

昨年、後者に当たる本の執筆の依頼が来た。
監修者として名前が出るのは、テレビにも出ている心理学者。その人の既刊にあることを自分のアイディアで膨らませて書くという仕事だった。

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時代も変われば生活も変わる。大人の生活が変われば子供の生活も変わる。
小中学校で、子供の持つスマートフォンが度々問題になっているようで、各自治体や教育現場では使用の制限を呼び掛けている。不要であれば子供に持たせない、夜間は使用させないなど各家庭にも協力を求めているという。

過去に携帯電話やポケベルが普及した時も同じような話を聞いた。制限したり使わせない方向でいつも動くことに疑問を持つ。今の時代、必須とは言わないが、大人になればほとんどの人が使用するものだ。特に若い世代ほど、スマートフォンを持たない人のほうが珍しい。いずれ使うものなら、学校が教育の場である以上、使い方を勉強させたほうがずっといい。

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「在特会」の活動や、排外主義と民族差別を煽る雑誌や書籍の流行などの「ヘイト・スピーチ」について、『紙の爆弾』でも特集が組まれたが、この背景には、極右の安倍政権下にある政治情勢と、不景気による大衆の不満、およびこれに迎合して商売する出版業界であると、既に指摘されている。

しかし、これは今に始まったことなのだろうか。
これについて、1960年代に大学生だった人から言われたのだが、その当時から、今の「ヘイト・スピーチ」は行われていたのだそうだ。

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当たり前のことだが、労働基準法で一日の労働時間は8時間、週に40時間と定められている。それを越えれば違法だ。しかしその労働時間内だけで社員を働かせている会社は稀だろう。もしかしたら日本には存在しないかもしれない。残業で働く方が当たり前になっているのは、所謂36協定が存在するからだ。そのため殆どの人は残業をして働くのが当たり前と思っている。

これだけのことでもわかるように、労働基準法はザルで抜け穴だらけだ。ブラック企業と呼ばれる会社は、この抜け穴を駆使して、あるいはザルな法律だから守る必要も無いと、高を括り平然と無視している。

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楽天は、4月22日付けで國重惇史副会長(68)が「一身上の都合により」辞任したと発表した。同時に國重氏は、子会社である楽天証券や楽天カード、楽天インシュアランスプランニング、楽天生命の取締役、楽天銀行の会長も辞任した。

國重氏は住友銀行出身で、楽天の金融事業や企業買収などで貢献してきたと同時に、ウラ社会やトラブル解決にも長けた「剛腕」であったからだ。まさに楽天が躍進する立役者でありグループの「ナンバー2」「三木谷浩史会長の右腕」だったが、その辞任の理由である「一身上の都合」は、やはり今週発売の「週刊新潮」なのか?

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このところ、憲法9条が話題になることが多い。
4月9日には、「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会(事務局・神奈川県相模原市)に、ノルウェー・オスロのノーベル委員会から連絡があり、憲法9条が正式に候補になったと報じられた。

一方、高知では、毎年の憲法記念日に「守ろう9条」というメッセージを車体に掲げた「平和憲法号」と名付けられた路面電車を市民団体が走らせてきたが、「意見広告と取られる」として、土佐電鉄が今年は中止することを決めた。

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日本の最西端、沖縄の与那国島で、19日から、陸上自衛隊沿岸監視部隊配備に向けた施設建設工事が始まった。1972年の返還以降、沖縄県に自衛隊の基地が新設されるのは初めてだ。
日本全国に行っている筆者だが、与那国は、最も魅力的な場所だ。異国に来たと、感じさせる。

沖縄には、交番のない島、信号のない島も珍しくない。
大きな祭りなどがあると、警備のために警官がやってくる。
「いつも島ではノーヘルでバイク走らせてますけど、今日はおまわりさんがいるんで、皆さん、ヘルメット被ってくださいね」
そう言って主催者が笑わせたりする。
交番がなくても問題がないことに、島の人々は誇りを持っている。

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原発を「重要なベース電源」と位置づけた、安倍内閣。原発の新規性基準は世界で最も厳しいと、安倍総理は言っているが、果たしてそうだろうか?
今なお原発を推し進めている国と、比べてみよう。

フランスでは、メルトダウンした際に、炉心を受け止め外に出さない、コアキャッチャーという設備を原発に設けることになっている。溶け落ちた核燃料が圧力容器の底を突き破って下に落ちても、それをキャッチして安全な容器に誘導して一気に冷却するというシステムだ。ヨーロッパの他の国々でも、コアキャッチャーの設置は義務づけられている。
日本には、コアキャッチャーのある原発はない。
ヨーロッパの基準でなら、日本には動かせる原発はない、ということになる。

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なまりきった体をどうにかしようと、休日の朝にランニングをすることにした。ただ走るだけでは面白くないので、毎回目的地を決めることにした。走って行けそうな数キロ圏内の地図を見ると、神社が随分あることに気付く。

そのうちの一つ、青渭(あおい)神社まで行ってみた。さほど境内も広くはなく、参拝する人もあまりいない。地元の人ぐらいにしか知られていない神社だ。それでも伝承によると、建立は十世紀頃と伝えられている。千年以上の歴史があるのだ。多摩地区には青渭神社がいくつか建立されている。

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春。さまざまなものが蠢き出す季節だ。それが、生命の息吹だけだったらいいのだが。
4月11日に政府が閣議決定したエネルギー基本計画で、原発が「重要なベース電源」と位置づけられたことで、原発推進派が蠢きだしている。

麻生太郎副総理・財務・金融相は18日、川内原子力発電所について、「再稼働は決して悪いことではない」と言った。
川内原発の周辺では「歴史の中で津波が起きたことはないのではないか」と言うのだが、何が起こるか分からない、というのが福島原発事故の教訓だったのではないか。

川内原発で心配されるものには、津波だけでなく火山活動もある。
桜島は、1万2800年前に大噴火している。桜島から90キロの熊本県五木村には厚さ35メートルの火砕流の跡があるが、川内原発はその範囲内にある。

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