3月のキックボクシング 4興行の概要! 協会三派とDUEL!

堀田春樹

3月8日開催、新日本キックボクシング協会MAGNUM 63

MAGNUM.63 / 3月8日(日)後楽園ホール17:15~
主催:伊原プロモーション / 認定:新日本キックボクシング協会、WKBA

協会三派という言い方は正しくないかもしれませんが、元々の新日本キックボクシング協会から分かれた者達。それが皆、ジャパンキックや全日本となって、連盟でなく協会を名乗っている三派という意味です。

昭和時代に一世を風靡した日本キックボクシング協会も活動停止し、その復興から今年で30周年。1998年に“新日本”に移行しているが、紆余曲折を経て、現在の戦い方は他団体交流とWKBA路線。これらを武器に戦い続けるしかないと窺える新日本キックボクシング協会タイトル戦。

タイトル名称はリリースに“新日本”と書かれていたり、ポスターには“日本”が抜けていたり、スタッフ代わって単に過去を知らないのか、何らかの思惑があるのか解りませんが、新日本タイトルという200人の中のチャンピオンではなく、日本国一億人の中のチャンピオンと位置付けましょうと始まったのが新日本に移行した1998年。

前身の日本系時代からそのまま日本タイトルは継続されました。だがその定義も現在は崩れたかなという印象は拭えませんが、ここでは一応これまでどおりにタイトルは“日本” としておきます。

瀬戸口勝也は昨年3月のWKBA世界フェザー級王座決定戦で赤平大治に初回TKO負けを喫し引退宣言していましたが、ここで悔いの無いキック人生有終の美を飾るべくチャンスを与えられ最後の復帰。赤平へのリベンジマッチとなります。

昨年3月2日の王座決定戦は赤平大治が瀬戸口勝也を倒して戴冠

日本ライト級王座決定戦は、ジョニー・オリベイラとNJKFスーパーフェザー級6位、細川裕人(VALLELY)の他団体交流の形で王座を争う。この日本タイトルに他団体選手の挑戦は過去に無く、腑に落ちない部分はありますが、2025年5月11日に日本スーパーフェザー級王座獲得したばかりの木下竜輔(伊原)に細川裕人は2-1判定勝利しており、今回の出場権利を得たと言える立場です。

WKBA日本スーパーバンタム級王座決定戦は、大岩竜世(KANALOA)が中島凛太郎(京都野口)と王座を争う。こちらはWKBA枠という広域タイトルとして他団体選手同士でもタイトルマッチの出場は可能という位置付けでしょう。

◆第14試合 WKBA世界フェザー級タイトルマッチ 5回戦
チャンピオン.赤平大治(VERTEX)
        vs
瀬戸口勝也(元・日本フェザー級Champ/横須賀太賀)

◆第13試合 日本ライト級王座決定戦 5回戦
ジョニー・オリベイラ(元・日本スーパーフェザー級Champ/トーエル)
vs
NJKFスーパーフェザー級6位.細川裕人(VALLELY )

◆第12試合 日本スーパーミドル級王座決定戦 5回戦
マルコ(伊原)vs 翁長リバウンドマン将健(真樹ジム糸満)

◆第11試合 WKBA日本スーパーバンタム級王座決定戦 5回戦
大岩竜世(KANALOA)vs 中島凛太郎(京都野口)

◆エキシビジョンマッチ2回戦(2分制)
ISKA世界スーパーフェザー級チャンピオン.軍司泰斗(TEAM SUERTE )
EX
ISKA世界フェザー級チャンピオン.龍聖(TEAM SUERTE)

◆第10試合 62.0kg契約3回戦
翔吾(DENGERD)vs 平田康(平田道場)

◆第9試合 フライ級3回戦
西田蓮斗(伊原越谷)vs 林さん(GRABS)

他、アンダーカード8試合。

3月15日開催、ジャパンキックボクシング協会KICK Insist 26

KICK Insist.26 / 3月15日(日)後楽園ホール17:15~
主催:VICTORY SPIRITS / 認定:ジャパンキックボクシング協会
 

昨年4勝2敗の睦雅は11月23日にWMO世界スーパーライト級王座決定戦でペッダム・ペッティンディーアカデミーに判定負けで王座戴冠成らず。今年に入って1月23日にルンピニースタジアムでのONE Friday Fights139に於いて、ミャンマーのキャウ・スワー・ウィン倒されてのTKO負け。今回連敗からの再起戦を迎えます。

瀧澤博人は昨年11月23日のWMO世界フェザー級王座決定戦でチャイトーン・ウォー・ウラチャーに圧倒TKO勝利で念願の王座戴冠。3連勝で、一昨年の不完全燃焼を払拭した。上昇気流に乗る中、チャンピオン初戦を迎えます。

睦雅と瀧澤博人の立場が入れ替わったような現在の立ち位置。今年もこの二人がメインイベントを競い合うでしょう。

馬渡亮太は“世界チャンピオン”という肩書きではないということは、昨年7月のタイトルマッチは引分けというWMO裁定に従ったか。いずれも再戦への前哨戦となるこの試合は軽くクリアーしてオーウェン・ギリスを倒すというスッキリ奪取を目指したいところ。

西原茉央と細田昇吾の軽量級チャンピオンもライバルを突き放すように、より勢い付けたいところ。

昨年11月23日にWMO世界フェザー級王座戴冠した瀧澤博人が今回のメインイベンター

◆第14試合 57.2㎏契約3回戦
WMO世界フェザー級チャンピオン.瀧澤博人(ビクトリー)
        vs
ラジャダムナンワールドシリーズ・フェザー級7位.モンコンレック・プンナコーン(タイ)

◆第13試合 62.5㎏契約3回戦 
ジャパンキック協会ライト級チャンピオン.睦雅(=瀬戸睦雅/ビクトリー)
        vs
タイ国Muaysiam東部ライト級チャンピオン.センタウィー・JF・プンパンムアン(タイ)

◆第12試合 スーパーフェザー級3回戦
WMOインターナショナル・スーパーバンタム級チャンピオン.馬渡亮太(治政館)
        vs
タイ国Muaysiam中部フェザー級チャンピオン.ジョーンビックペット・ギャットペット(タイ)

◆第11試合 54.0㎏契約3回戦  
ジャパンキック協会フライ級チャンピオン.西原茉生(治政館)
        vs
KNOCK OUT-REDバンタム級チャンピオン.乙津陸(クロスポイント大泉)

◆第10試合 52.7㎏契約3回戦 
ジットムアンノンStadiumスーパーフライ級チャンピオン.細田昇吾(ビクトリー)
        vs
ペットセリタイ・ルーククロンタン(タイ)

他、9試合。
菊地拓人(市原)、BANKI(=竹森万輝/治政館)、花澤一成(市原)、西山天晴(治政館)出場。

3月20日開催、NJKF、DUEL 37

DUEL.37 / 3月20日(日)厚木市猿ヶ島スポーツセンター(開場:15:00/開始15:30)
主催:キック&フィットネスAKIKAWA、新興ムエタイジム
認定:ニュージャパンキックボクシング連盟

いつものGENスポーツパレスを離れてのDUEL興行。NJKFフライ級チャンピオン、西田光汰(西田)への挑戦権を懸けた上位4名によるトーナメント。4名の組み合わせは未定で、おそらく当日に決定。

◆第7、第8試合 フライ級3回戦
NJKFフライ級1位.谷津晴之(新興ムエタイ)
NJKFフライ級2位.明夢(新興ムエタイ)
NJKFフライ級3位.高木雅巳 (誠至会)
NJKFフライ級4位.悠(VALLELY)

◆第6試合 62.0kg契約 5回戦
テーパプット・シンコウジム(元・BBTVスーパーフェザー級Champ/タイ)
          vs
ロムイサーン・TIGER REON(タイ)

◆第5試合 51.0kg契約 5回戦
S-1世界フライ級覇者.優心(京都野口/2002.5.28京都府出身)
        vs
JKイノベーション・フライ級1位.吉角綾真(マイウェイ)

◆第4試合 WMO世界アトム級(102LBS)タイトルマッチ 5回戦(2分制)
ミネルヴァ・アトム級チャンピオン.杉田風夏(谷山ジム小田原道場)
vs
WMAタイ国アトム級1位.クリンパカー・タイソング(タイ)

◆第3試合 54.5kg契約3回戦
NJKFバンタム級チャンピオン.山川敏弘(京都野口)vs エイジ(レンジャー)

他、アマチュアオヤジファイト含む3試合。

昨年9月28日に西田光汰は明夢を判定で退け初防衛。今回3度目の対決はあるか
3月21日開催、全日本キックボクシング協会SAMURAI WARRIORS vol.5

SAMURAI WARRIORS vol.5 / 3月21日(土)後楽園ホール17:30~
主催:全日本キックボクシング協会 / 協力:WPMTA

昨年12月28日は瀬川琉、オーシャン・ウジハラ、野竹生太郎が韓国勢に敗れ去ってしまった。この韓国勢は実力アップと共にアイドル並みの風貌も人気上昇中。

新人から育て上げ、現在はアジアエリア中心の小規模な存在感ではあるが、形だけの世界戦よりは着実な基盤固めを続け、初陣興行から3年目に入った全日本キックボクシング協会である。

広翔と勇生は3月7日の韓国でのイベント「HIRO」出場で、今回の全日本キック出場は無し。瀬川琉などの主力選手の出場が無いのは少々寂しいが、アジアトーナメントへ向けての日韓対決が続きます。

◆第12試合 ライト級3回戦
角谷祐介(NEXT LEVEL渋谷/1989.8.14富山県出身)vs ソン・ジュンヒョク(韓国)

角谷祐介は2023年9月にスックワンキントーン・スーパーフェザー級王座決定戦で岩城悠介(RIKIX)に判定勝利し王座獲得。昨年6月20日にはオーシャン・ウジハラ(=氏原文男)に判定勝利。

昨年6月20日、角谷祐介は全日本キックに登場。オーシャン・ウジハラに大差判定勝利している

◆第11試合 ライト級3回戦
全日本ライト級8位.山田旬(アウルスポーツ) 6戦4勝1敗1分
     vs
ソン・ミンチャン(韓国)

山田旬は昨年12月28日にジョカミ・ナカジマ(中島道場)に僅差判定負け。初黒星から再起戦。

◆第10試合 75.0kg契約3回戦
星のケイスケ(百足道場)vs イ・ギョンハン(中島道場)

◆第9試合 70.0kg契約3回戦
義斗(FPLUS TEAM QUEST)vs リュ・ジャンオン(韓国)

◆第8試合 58.0kg契約3回戦
KAI・AKG(A-BLAZE KICK)vs キム・テギョン(韓国)

◆第7試合 65.0kg契約3回戦
カツヤ・ノラシンファミリー(Norasing Family)vs 浅井和也(KRONOS)

◆第6試合 女子55.0kg契約3回戦
山本ほのか(チーム彩)vs 和智美音(リバーサルジム立川ALPHA)

他、5試合。

以上は2月19日時点の情報です。興行は諸々ある中の一部となります。
興行概要は、読まれる方はあまり興味持たれないかもしれません。今後は展開を変えていく予定です。

▼堀田春樹(ほった・はるき)[撮影・文]
昭和のキックボクシングから業界に潜入。フリーランス・カメラマンとして『スポーツライフ』、『ナイタイ』、『実話ナックルズ』などにキックレポートを寄稿展開。タイではムエタイジム生活も経験し、その縁からタイ仏門にも一時出家。最近のモットーは「悔いの無い完全燃焼の終活」