リクルートホールディングス元会長の江副浩正(えぞえ・ひろまさ)氏が、2月8日亡くなった。76年の人生は、新しい情報ビジネスを開拓するなど「情報化時代の寵児(ちょうじ)」と呼ばれる一方、戦後最大級の汚職事件、リクルート事件で有罪判決を受けた。晩年は「社会に貢献したい」とオペラ歌手の育成など文化活動に取り組んでいた。
「関連会社の未公開株を政治家にバラまいて起訴されて有罪。政治と金の象徴だった。いかにも昭和の典型的なビジネスマンのやりかただ。政治資金規正法などは、リクルート事件が端緒となったと思う」(政治ジャーナリスト)

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