「中国のサイバー攻撃は、いまや目を見張るものがある。テクノロジーを盗むだけではなく、米メディアの内部まで手を伸ばし始めたのですから」(軍事ジャーナリスト)
中国軍が米国向けのサイバー攻撃に関与したとの情報に対して、中国政府当局は、「事実ではない」と否定するとともに、「わが軍は米国から大量の攻撃を受けてきた」とコメントした。中国側が指摘するように、IPアドレスが特定できても完全な証拠にはならない、のはその通りだ。成りすましの可能性もある。

ニューヨーク・タイムズは、1月30日、中国を発信源とするサイバー攻撃をおよそ4か月間にわたって受け、すべての従業員のパスワードを抜き取られるなど社内のネットワークに不正に侵入されたと報じた。
攻撃は、去年10月、「中国の温家宝首相の親族が1000億円以上の資産を蓄財している」という疑惑を報じた頃から始まっている。

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