ミャンマー(ビルマ)では民主化の一環である行政改革で、国民がパスポートを取りやすくなった。
20年ほど前、ミャンマーでパスポートを取得する際、多くのミャンマー人は直接政府機関に申請するのでなく、パスポートを取得する専門業者に頼んでいた。なぜなら、パスポートを取るためには、海外の就業先の保証人を立てることなどが必要で、自分の力だけでパスポートを得るのが極めて困難だったからだ。
専門業者に頼むと、半年くらいでパスポートを取得できる。しかしこのシステムでは、業者ごとにパスポート取得代金が異なってしまう。
そこでこのたび、政府機関に行って2300円ほど支払い、申請すれば、誰でもパスポートが取得できるようになったのだ。日本では当たり前に存在する行政サービスだが、ミャンマーでは極めて画期的と目されている。

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