ミャンマー(ビルマ)中部で先月から問題になっているイスラム教徒と仏教徒の衝突では、数十人の死者を出し、1万人以上が非難を余儀なくされた。日本ではあまり多く報道されていないが、住民の衝突により戒厳令が敷かれた地域もあり、ミャンマー人はこの問題をかなり深刻に受け止めている。
旧首都ヤンゴンでも、イスラム居住地域で、住民が刃物を持って自警活動を行うなど、緊張感が高まった。13人の死者が出たヤンゴンのモスクの火事は、ヤンゴン管区の調査で火災原因は漏電と断定された。が、イスラム教徒に恨みを持つ人間による放火でないかという噂も飛び交った。

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