国じゅうで電気が十分に供給されず、断水が起こり、貧富の差が激しいミャンマー(ビルマ)。双方の家庭の経済状況を無視して、愛に走る恋愛もありだが、実際問題、両者の家庭環境に差があると、なかなか難しそうである。
ミャンマー人の夫の弟、T(38歳)は、ブランド志向が強い。彼は、かつて乗用車の値段が高すぎて、ヤンゴンの人々が車を購入できなかった時期に、夫が日本で稼いだ金を一部使って、乗用車を買った。車の前で写真を撮りまくり、「車持ち」であることをアピールしているつもりはないのだろうが、誇らしげにしていたことは間違いない。腕時計を買うならロレックスだ。そんな様子だから、金目当てのハゲタカのような女性たちに狙われ、騙され、時に、恋愛相手の女性の母に金を貸して返済されなかったりと、痛い目にあってきた。

続きを読む