ミャンマー(ビルマ)最大の都市ヤンゴンでは、今、新たな都市整備計画が、人々を興奮させている。夫の実家がある地域には、ビジネス街が作られるとのこと。現地の不動産投資会社が、この都市整備計画を踏まえて、私たちに土地管理のアドバイスをするようになった。
「都市整備に関する資金は、日本政府が出す」
とヤンゴンの人々は話している。
2010年11月7日に『民主化』への一歩として連邦議会選挙が行われたミャンマー。『民政移管』の歩みを進める今、少しずつ目に見えてきたミャンマー社会の変化が、ヤンゴンの人々に希望を与えているのかもしれない。

もっとも、『民政移管』後も、人権問題に関しては、ミャンマー政府は相変わらず問題を抱えている。ムスリムと仏教徒の対立、民族の自治権を求める行動の弾圧、全政治犯の釈放、民族紛争地域への国際協力団体のアクセス許可、そして、軍隊の子ども兵の存在などだ。

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