笑ってしまうのは、フィギュアスケ-トの高橋大輔がショートプログラムで滑った曲「ヴァイオリンのためのソナチネ」の作曲者とされていた佐村河内守氏が、「実は耳が聞こえていた」と週刊文春で新垣隆氏に暴露されてからのマスコミの対応だ。
他の雑誌やテレビ局関係者が、「耳が聞こえていると気がついていた」と言い出した。

ある意味すごいのは、「本誌が見抜いた佐村河内の嘘」という記事を載せた、2月10日発売のAERAだ。
昨年6月に佐村河内氏にインタビューした際に、彼は手話通訳が終わらないうちに答え始めたという。帰りのタクシーが着てインターホンが鳴ると、即座に立ち上がって「来ましたよ」と言ったという。
耳が聞こえていたことに気がついて、インタビューの掲載を見送ったというのだが、なぜその時に追求して記事にしないのか。そうすれば、週刊文春に先んじたスクープになったのに。自分たちのマヌケぶりを、わざわざ記事にしているのだから、驚く。

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