当欄で既報の通り、広島の放送局・中国放送の元アナウンサー・煙石博さん(67)が銀行で他の客の置き忘れた現金6万6600円を盗んだ容疑で逮捕、起訴され、一貫して無実を訴えながら昨年11月に広島地裁で三芳純平裁判官から懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を宣告された事件は冤罪だ。広島高裁の控訴審は5月27日に始まり、逆転無罪の希望を抱かせるスタートとなったが、法廷外でも次第に良い流れができてきた。というのも、煙石さんの支援団体「煙石博さんの無罪を勝ちとる会」が控訴審での“公正な裁判”を求め、1カ月前から始めた署名活動で、すでに1500筆超の署名が集まったというのだ。

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