SMAPアーカイブス イベント編(ジャニーズ研究会)

9月8日に定例会見でNHKの籾井勝人会長が、会見で今年の「第67回NHK紅白歌合戦」に、年末での解散を発表したSMAPの出場を「当然、出てもらいたい」と熱望したのには「裏」がある、とNHK関係者は指摘する。なにせ自らジャニーズ喜多川社長を説得してもいいとすら発言した。

これは来年の1月に行われる「NHK会長選」に続投するための好感度とりパフォーマンスとみるむきが多いが、実は「本気だ」という局内の声。「1月に会長選があるので、続投したい籾井会長としては、少しでも点数を稼いでおかないとならない。このままでは籾井会長は辞任、経団連が推薦する人材に交替で落ち着きそうな気配だ」(放送ジャーナリスト)

籾井会長は、独善的な人事を断行する「強硬派」として知られる。今年の4月に発表された人事では、理事10人のうち、空席だった2人を含めて合計6人が入れ替えとなった。会長側近ながら、事業計画について意見画異なる理事を再任しないなど、独断専行がNHK内の反発を招く。 実際、ありとあらゆるルートを辿ってジャーニー喜多川社長との「接見」を探っているようだ。籾井会長は、2013年12月に経営委員会で選出された。三井物産、ユニシスと大企業を渡り歩いた手腕が期待された。

「ですが、尖閣・竹島問題で『日本の立場を国際放送で明確に発信していく、国際放送とはそういうもの。政府が『右』と言っているのに我々が『左』と言うわけにはいかない』と偏った発言をして物議をかもすなど、『舌禍』問題がついてまわりました。そのたびに側近は火消しに奔走。局内では〝自演炎上会長〟などと揶揄される始末です」(同)

SNSでは「NHK籾井会長が辞任するまで受信料不払いします」というスレッドが立つほどに嫌悪している視聴者も一部いる。NHKの歴代会長は経営委員会で決まるが、政府・与党幹部の胸先三寸で選ばれてきた面がある。自民党長期政権の時代には内閣のポスト配分と同じようなものだったと指摘され、実際、九州旅客鉄道(株)相談役の石原進委員長をはじめとして元・三菱商事(株)代表取締役副社長執行役員だった上田良一や阪神高速道路株式会社取締役会長など自民党のシンパで委員も固まっている。

NHK会長の座は「実質的に閣僚と同義」という見方も。今、NHKへは風当たりが強い。ワンセグ受信料も払うようにとの見解でさいたま地裁で裁判をしている。石原進経営委員長は9月13日、将来的にテレビ放送をインターネットで同時に見られるようにする方針を示しつつ「公共放送を維持していくためには、ネット配信であっても何らかの受信料をいただく必要がある」と話している。

 

SMAPアーカイブス コンサート編(ジャニーズ研究会)

続投となると籾井会長が打つ奇手「SMAPの紅白出場」は続投へのバネとなるか。それとも滑るのか。NHKに「スポーツ新聞等で、籾井会長が『SMAPに紅白に出てほしい』としてジャニーズ事務所と交渉すると言っていたが、すでに交渉したのか」と聞いたが、「スポーツ新聞等の報道は承知していませんが、NHKの公式ホームページで発表されたことがすべてです」とした。

またジャニーズ事務所に「その後、NHKからSMAPに対して紅白歌合戦への出演オファーはあったのか」と聞いたが、コメント依頼書を送ってもファックスでの回答はなかった。SMAPが紅白に出場という期待を持たせて失敗したときの風あたりは強い。「ファンは冷めていて、『SMAP』の今のギクシャクとした共演ぶりを見て『5人が歌うのは無理』と見ている。先日、ファンに150ページ以上のボリュームがあるメンバーの盛りだくさんな写真集が送られたそうだが、これが〝最後のファンサービス〟となるだろうね」(芸能記者)

さて1月、NHKの会長のイスに座っているのは誰だろうか。

(伊東北斗)