「年末ジャンボ」狂騒曲!所ジョージ、米倉涼子、原田泰造らが銀座に現る

一攫千金を! 宝くじの当選欲に飢えた人々が銀座に集結。11月25日、「年末ジャンボ宝くじ」の販売初日とあって、すでに朝6時から300人を超える人が今か今かと「西銀座チャンスセンター」の前で「年末ジャンボ宝くじ」の発売を待っていた。

そんな中、普通の芸能人、またそれを取材するスタッフならまず寝ている午前8時40分から「西銀座 チャンスセンター」前で「年末ジャンボ宝くじ&年末ジャンボミニ7000万記念イベント」なるイベントが開催。所ジョージ、米倉涼子、原田泰造ら「宝くじCM」に出ているメンツが集まり、1等賞金が7億円、前後賞が各1億5000万円ということで、「10億円分の札束を積み上げたツリー」の前で「もし1億円当たったらどうするか」をテーマにMCを展開するという、必死に並んでいる客からすればなんともむかつく〝ちゃらいイベント〟が行われていた。


カメラ約50台がひしめくなかで、「もし10億円が当たったら」というテーマでトークは進む。米倉涼子が「セレブ留学」、原田泰造が「サウナ経営」、所ジョージが「世田谷のガレージを改造する」というなんのひねりもない答えをフリップに書 いて、スタッフだけの乾いた笑いと拍手が、雨模様の空にむなしく響いていた。

所ジョージが「俺のところなんか朝着いたとたん、連れてきたスタッフがいつのまにかいないと思ったら、宝くじをいつのまにか買いに言っていたよ」などと購入を誘導するような台詞を吐けば、女性MCが原田に「どこで宝くじを買う予定ですか」と聞くと「あちこちで買います。今日もマネージャーにここで(西銀座チャンスセンター)で買いに行ってもらいましたけど」と暗に購入を勧めれば、米倉も「ぜひ年末ジャンボ宝くじを買ってこのツリーを一度、自宅で見てみたいです」とまるで街中で「年末ジャンボ」のコマーシャル撮りが行われているのではないか、というわざとらしさだ。


米倉たちは、札束のツリーを目の前に奪い合うようなポーズをしてお茶目なフォトセッションになっていたが、実はスタッフが「撮影禁止」という札を持って立ったポイント(パーティションで仕切られていた)の裏では売り場があり、客がタレントたちをうらめしそうに見ていた。

「この仕切り線が天国と地獄を分けているよな。何が夢の10億円だよ。3人あわせれば10億円くらいありそうなメンバーだよな」とサラリーマン風の中年男性が友人とおぼしき若い男につぶやいていた。囲み取材では、米倉が私生活のことを聞かれるのを避けたためか、原田と所だけがインタビュアに対応し、シナリオありきのやりとりをこなした。

「まあ、庶民と金持ちタレントの差がクリアになったイベントだったな」と見物客。イベント終わりで大粒の雨が落ちてきて、濡れながら長蛇の列を作る客たちがまるでこの「年末ジャンボ」狂騒曲に踊らされたようにも見えた。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、著述業、落語の原作、官能小説、AV寸評、広告製作とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論!」の管理人。
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「脱原発」×「反戦」の共同戦線雑誌 『NO NUKES voice』第6号が11月25日発売開始!

 

「Paix2」のプリズン・コンサート365回達成をギネスブックが認定却下した理由

全国には刑務所や少年院が300以上あるという。そのすべてをボランタリーに訪れ「プリズン・コンサート」と称されるようになった「慰問」を継続している女性ミュージシャンデュオ「Paix2(ペペ)」の活動は既にご存知の方も多いだろう。

が、ご存知ない方のために、念のために再度ご紹介しておこう。「Paix」はフランス語で「平和」を意味する。manamiさん、megumiさんの二人は2000年にデビューし、その年に1日署長を務めた鳥取県倉吉警察署の方の勧めにより刑務所や少年院などの慰問をはじめる。

◆他の慰問とは一味違う自由な「Paix2」の「プリズン・コンサート」

Paix2「しあわせ」(日本コロムビア2015年6月17日発売)

デビュー以前、manamiさんは岡山大学研究所の技術補佐員で、megumiさんは看護師だった。「Paix2」はその後も精力的に「プリズン・コンサート」を続け、2005年には法務大臣から「プリズン・コンサート」を評価され表彰を受け、2012年には『逢えたらいいな プリズン・コンサート300回達成への道のり(限定版)』を鹿砦社から出版している。さらに2014年には「保護司」に、2015年には「矯正支援官」にそれぞれ法務大臣から任命されている。芸能界きっての活躍である。杉良太郎も「特別矯正監」に任命されているが、杉良太郎の「慰問」は講演が殆どだそうで、果たしてどれほど施設内の人が喜ぶものだろうか。

『体験的獄中マニュアル 新法下での過ごし方』(西本裕隆著 2009年鹿砦社)で「慰問」についての興味深い言及がある。「刑務所では1~2か月に1回、土曜の午前中に慰問が行われる。これは外部の人間が受刑者の前で歌を歌ったり踊りを披露したりするもので、娯楽の少ない刑務所生活においてはこの慰問が楽しみだと言う受刑者もいる。しかし、大多数の受刑者は楽しみにはしていない。かえって迷惑だと思っている受刑者の方が多い。それはこの慰問が強制参加であることと感謝の強制があるからだ。(中略)慰問の内容だが、外部の一般の人が演奏会をしたり、踊りを踊ったりあるいはカラオケ大会をしたりといった素人芸を見せられるというものである。」

素人のカラオケ大会に「感謝の強制」をさせられたのでは受刑者も迷惑千万だろう。

逆に「Paix2」の「プリズン・コンサート」では施設にもよるが、通常許されない「手拍子」などが比較的自由に許されるケースもある。刑務所が「Paix2」の活動を理解しているので受刑者もこの時ばかりは(限られてはいるけれども)、感情の発露を許されることがあるそうだ。そして多くの受刑者は彼女たちの歌や演奏に感激し、涙を流す姿も珍しくないという。出所後「Paix2」のコンサートを見にくる方も少なくないそうだ。

◆ギネスが「Paix2」の偉業を却下した理由

その「Paix2」が全国全ての刑務所を訪問したのをきっかけに約1年前「ギネスワールドレコーズ」に申請を行ったところようやく下記の連絡が返ってきたそうだ。

「ギネスワールドレコーズよりご連絡いたします。
この度は、ギネス世界記録へのご申請をありがとうございます。
ご申請頂きました内容について、審議いたしましたので、ご連絡いたします。

ご申請内容:15年間に亘り、全国の刑務所・少年院で「Prisonコンサート」と称し、ボランティアで通算365回のコンサートを行った女性デュオ

残念ながら、ご申請いただきました記録名に関しては、ギネス世界記録の記録としては、認められません。ギネス世界記録ではたいへん多くのお問合せおよび申請を頂いており、本ケースのように新しいカテゴリーの場合は、まず弊社の理念と照らし合わせたうえで、あらゆる角度から審議され、新たなカテゴリーとして設定可能かどうか判断させて頂いておりますことを、まずご報告いたします。

ご申請内容が記録対象となり得るかどうかにあたり、「微細化されていないこと」、「狭義に過ぎないこと」等も検討されます。この度いただきました申請に関しましては、コンサートの開催場所について「刑務所で」などの細分化はしていないため、残念ながら、審議した結果、ギネス世界記録の対象にはあたらないと判断されました。」

要するに「却下」だ。かつては大食い世界記録やドミノ倒しの数、けん玉を多数の人が同時に載せる人数などは認めているのに、刑務所・少年院への365回の慰問の意味が「ギネス」にはわからないらしい。

この判断を下したのは「ギネスワールドレコーズジャパン 記録管理部」なるセクションだ。「ギネス」は日本の刑務所は「世界的にも劣悪極まりない」と悪評が高いことを知らないのか、あるいは「Paix2」の活動自体を評価する気がないのか。恐らく回答は後者だろう。

そりゃあ、たくさんの申請があるだろうけども、そのほとんどは「質」ではなくてもっぱら「回数」や「量」に審査の重点がおかれているんじゃないか。そもそも「ギネス」ってなんなんだ? そう思って調べてみたら日本で買うと馬鹿高いあの「ギネスビール」の販売元が始めたのが、この「どんなことでも質より量」を競わせる「お遊び」の胴元だった。なーんだ。ビール屋の余技だったんだ。

◆「無料」申請とは別に有料95,000円の申請ルートもあるギネスブック商法

それにしては世界中で既に権威化したといっても過言ではない「ギネス」。かつては「ギネスブック」で大儲けして現在では記録の申請を「有料」と「無料」の2つの方法で受け付けている

「有料」申請の金額を見て驚いた。なんと9万9千円もする。しかもこれでも値下げした金額らしく、かつては12万5千円も取っていたと書かれている。「有料」申請は「ファーストトラック」と呼ばれ、申請への返答も「無料」よりも短時間であるらしい。

「無料」申請でも「証拠物の最終審査結果のご連絡」の「目安」は「約3ヵ月」となっているが「Paix2」への回答には1年近くを要している。か・な・り、怪しくはないか。この「ギネス申請商法」。

「Paix2」への回答で「申請内容が記録対象となり得るかどうかにあたり、『微細化されていないこと』(中略)も検討されます。(中略)この度いただきました申請に関しましては、コンサートの開催場所について『刑務所で』などの細分化はしていないため、残念ながら、審議した結果、ギネス世界記録の対象にはあたらないと判断されました。」と自ら設けた「微細化されていないこと」基準に「Paix2」の申請は「細分化されていない」、つまり「問題なし」と書いておきながら結果が「却下」なのは文章として意味をなさない。

私の邪推かもしれないが「Paix2」が「有料」で申請をしていたら記録は受理されていたのではないか。この「却下」回答理由文章のいい加減さと「有料」申請の異常ともいえる高料金がそう想起させるのだ。

ただ、金を払って「質は関係なく、量や回数だけ」(頭を使うなということか?)に没頭すれば獲得できるのが「ギネス」記録の実態のようだ。重ねて強調するがこの申請料金の9万5千円はいかにも胡散臭い。

「Paix2」の価値を汚さないために申請が受けつけられなかったのはむしろ僥倖というべきかもしれない。

Paix2『逢えたらいいな―プリズン・コンサート300回達成への道のり』(鹿砦社2012年04月20日刊)

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▼田所敏夫(たどころ としお)
兵庫県生まれ、会社員、大学職員を経て現在は著述業。大手メディアの追求しないテーマを追い、アジアをはじめとする国際問題、教育問題などに関心を持つ。※本コラムへのご意見ご感想はメールアドレスtadokoro_toshio@yahoo.co.jpまでお寄せください。

◎安保法採決直後に若者弾圧!ハンスト学生への「不当ガサ入れ」現場報告
◎「反社会勢力との取引」を拡大解釈する銀行の「口座開設拒否」は人権侵害だ!
◎挙句の果ての「1億総活躍」──狂気、矛盾、悪意、恫喝づくしの安倍暴走政権

スクープ!武黒一郎=元東電フェローを直撃! 大注目の総力特集は「脱原発と反戦・反安保」!

11月25日発売開始!『NO NUKES voice』第6号!

福山雅治はマスコミを煙にまくのが天才的に上手かった!

福山雅治(46)が吹石一恵(33)との結婚を発表した影響が芸能界をいまだに震撼させている。

「実は、『独身最後の大物を射止めたということで、女性ファッション雑誌から『恋愛がらみ』つまり恋愛相談や恋のしかたのノウハウについて語るの企画のオファーが次々と来ています。あまり報道されていませんが、確実に『どうしたらあのような男を射止めることができるのか」という観点でアラサー女子の関心を集めはじめているのです」(女性ファッション雑誌ライター)

福山雅治『想 new love new world』(UNIVERSAL J 2008年10月22日)

福山と吹石は、もはやお祝いムード一色だといっていい。
もともと30代女性からの好感度が高く、出演したテレビ・映画の「S-最後の警官-」シリーズでも「主演の向井理のファンからブーイングが出ないように、慎重に選んだ結果、恋人役が吹石になった」(芸能ライター)とも言われている。

このビッグカップルは、芸能界のみならず、世間では「景気がいい」話のようだ。
「情報ライブ ミヤネ屋!」(日本テレビ)で宮根誠司が「この二人の結婚式、中継せんかな。みたいわ?」と叫んだほど、情報番組のキャスターやパネラーも浮き足立っていたが福山は意外に冷静のようだ。

「結婚については、福山本人は騒ぎになるのを嫌っている。『結婚式をビジネスにつなげるのはやめよう』と吹石と話をしていて、吹石は、女性ファッション雑誌からのオファーは断る模様です。二人は、芸能記者に絶対に見つからないように、居場所を伝える携帯メールでさえ、ホテルの頭文字イニシャルで『Hホテルにいる』などと連絡をとっていました。また、会う場所も車の中がほとんどで、同時に車から降りることはなく、必ず、記者が張り込みにくい地下の駐車場がある場所で逢瀬を繰り返していましたから、『プライベートを切り売りする』のが嫌いな福山の意向が二人の間で徹底されているのです」(同)

吹石一恵『anan』04/30・05/07日合併特大号表紙(マガジンハウス2008年4月25日)

結婚式をテレビ局に中継させてギャラを稼ぐえげつないタレントに聞かせたい話だ。

また、必死に福山を車で追跡しては、捲かれたまぬけな芸能記者たちよりも福山のほうが数枚、上手だったのが明確になってきている。福山は、同じ車種をマネージャーなどに運転させて、ダミー車を記者に追跡させるなどマスコミを煙にまくのが天才的に上手なのだ。

吹石がデビューしたての頃に、雑誌のグラビアで撮影に立ち会った写真コーディネータが言う。
「理想の男性として、『プライベートを家庭に持ちこまない人』とはっきり言い切っていました。
プライベートを切り売りしない福山に惹かれたのは、当然だと言えるでしょう」

さて、ふたりの結婚で福山が所属するアミューズの株価が下がったという意地悪な報道もあるが、「性格がよくて巨乳で、福山の下ネタも笑って受け入れる」とされる吹石が「人妻」となったときに、またちがうファン層が拡大しそうな、そんな予感がする。

(鈴木雅久)

 

 

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◎美しすぎるニコ生主「美海」に芸能事務所から猛オファーの噂
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◎付録つきファッション雑誌の覇者、宝島社のビジネスにかげり?
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タブーなきラディカルスキャンダルマガジン『紙の爆弾』11月号発売開始!

タブーなきラディカルスキャンダルマガジン『紙の爆弾』11月号!
「大阪都構想断念」もウソだった橋下徹「引退撤回」の悪夢
「裸の王様」安倍晋三!安保法成立でさらに高まる批判
環境省の犯罪を黙認 福島・放射性廃棄物施設で「最悪の判決」
「原発稼働ゼロ」を取り戻す!川内原発ゲート前で菅直人元首相が訴え
山口組分裂の衝撃─その背景と来たる「ヤマ場」
など、
唯一無二の特報記事を同時多発で怒涛のごとく!

するな戦争!止めろ再稼働!『NO NUKES voice vol.5』創刊1周年記念特別号!

国勢調査の裏で跋扈する名簿屋ビジネス──芸能人の個人情報を高値で売買?

「平成27年国勢調査」で、個人情報が売買されているという情報があがってきた。とりわけ「芸能人の個人データを集めるのは今しかない」と裏社会系の情報系探偵会社スタッフが言う。
「一番、金になるのが財界人や芸能人のデータですよ。財界人のデータは、家族構成などが帝国データバンクなどでも知られていますが、芸能人の個人データは、5年に一回しか調査がなされないから、売買するビッグチャンスで価値がある。実は、芸能人の自宅が多い、渋谷や目黒の高級マンション周辺や、原宿界隈の国勢調査員を買収して、個人情報を買っている裏名簿図書館があります」

なにしろ芸能人の個人データが労せずにして入手できる。同居人までもが記載事項だ。前出の情報系探偵会社スタッフは言う。
「仮に、国勢調査に応じなくても、『ここ、タレントの●●がいますね』などと言えば、たいていの近隣はこたえてくれる。今、日本でもっとも価値がある情報をもっているのが国勢調査員です。言える範囲では、前に滝川クリステルや、長澤まさみの国勢調査データを金で買ったことがあります。だいたい、芸能人の名簿は100人くらいまとまれば、携帯電話つきながら、100万円くらいで買うクライアントは山ほどいます」

◆『AKB48』や『ももクロ』の個人情報が「ひとり20万円」で売買される?

果たして、本当にこっそりと金で国勢調査のデータを買うことはできるのだろうか。
「近所を回っている国勢調査員を、人目がつかない箇所に連れ込んで現金入り封筒をポケットにねじ込むタイミングが大事。そして耳もとで『3万円入っています』と囁く。断られたことはありません」(同)

腕章と顔写真が入った調査証をひっさげてはいるものの、やはり国勢調査員とて役人とはいっても人のコ。現ナマには弱いようだ。とくに「おいしい」、つまり高く売れるのがアイドルの住所。
「はっきりいって、アイドルの個人住所は高く売れる。もちろん『AKB48』や『ももいろクローバーZ』なんていうのは『ひとり20万円』なんて「賞金」がかけられたほどです」(同)

◆国勢調査の期間に跋扈する偽調査員や代理業詐欺

「国勢調査スタッフの一部が金で買収されて、裏名簿屋に流れているというが知っているのか」と尋ねると国勢調査コールセンターの係員はハンコで押したようにこう繰り返す。
「今回の国勢調査で得た情報は、総務省の国民統計以外に使うようなことはありません。また、情報漏れにも留意しています」

そうはいっても、「なりすまし」て個人情報をビシバシとっていく「ニセ国勢調査員」が全国各地に出現したのは確か。
「老人向け世代を狙い、『これからは国勢調査もネットでしかできません。5000円払えば、代理でインターネットで申告してあげます』という代理業者も跋扈していました。どんなに気をつけても便乗する輩はいるものです」(総務省関係者)

次回から、「個人情報で売買」する連中が誰かを調べる国勢調査を、徹底的にやっていただきたいものだ。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、著述業、落語の原作、官能小説、AV寸評、広告製作とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論!」の管理人。

◎混沌に風穴を空ける新日本キックボクシング!──WINNERS 2015 3rd 報告
◎売り子に視界を遮られ、肝心なプレイを見逃す東京ドームのキャバクラ化
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体調悪化、原発回帰、カルト宗教、対米追従、芸能人脈、癒着企業の深層と真相

するな戦争!止めろ再稼働!『NO NUKES voice vol.5』創刊1周年記念特別号!

川島なお美の死に群がる自称「写真集コーディネーター」たちの醜態

「かつて、バブル時代を席巻した女優が逝去したのを悼む暇もなく」というハイエナぶりが批判されている。その名はかつて出版界で羽振りがよかった「写真集コーディネーター」だ。

青山学院大学在学中に歌手デビュー、女子大生ブームを牽引、また「失楽園」などのドラマで艶っぽい演技を見せた女優の川島なお美が9月24日の午後7時55分に逝去。胆管がんだった。

2015年9月19日付け川島なお美オフィシャルブログより

「かつて、国内ロケを行ったが、ギャラが折り合わずに流れた写真集があった。これを計画した出版社の英知出版は倒産して、写真はお蔵入りとなったのです。カメラマンももはや亡くなっており、川島なお美が亡くなった数時間後に『追悼写真集を出さないか』と、かつて写真集コーディネーターをしていた男から中堅出版社の編集者に電話があったと聞いた。もう80年代の初頭の話なので、ポジフィルムがまともなクオリティで現存しているかどうかも怪しく、そのコーディネーター氏は、現役時代、未払いの話が多かったので、編集者は即座に断りを入れたそうです」(写真家)

長引く出版不況で写真集が売れなくなり、写真集コーディネーターは、軒並み廃業している。
そう、大物女優が亡くなるたびに、こうした「追悼写真集を出さないか」という営業が必ず元写真コーディネーターから集出版社にかけられる。

「まったく文字通り『死の商人』だね。キャンディーズの田中好子が亡くなった4年前もそうした過去の写真で一儲けしようという連中がやたらと週刊誌に懐かしい写真を持ちこんで儲けようとしており、夫に写真集出版をもちかけてもガンとして首を縦にふらなかった。それは田中が生前に『死んだらそっとしてほしい』と周囲に告げていたから。川島の場合は、本人が病気に勝つつもりだったので、そうした『遺産』についての言い渡しは遺族にしていないようです」(芸能ジャーナリスト)

昨年亡くなった淡路恵子は『私の過去の写真で商売しないで』と遺言に残したという話も伝わってきているほど。また、飯島愛が死んでから、かつてのAVをまとめて出版した鹿砦社は、かなり利益を出したとされるがこれはレアなケースだ。追悼で写真集が売れる時代ではない。

かつて、川島には「私の身体には、血ではなくワインが流れている」という名言があったが、川島の死に群がる輩の身体には、何が流れているのだろうか。

◎川島なお美オフィシャルブログ http://ameblo.jp/naomi-kawashima/

(鈴木雅久)

◎「テロの危機」煽れば増える「警備利権」と警察天下り
◎募集して「放置」の竹書房新人賞──日本推理作家協会作家が語るその真相
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埼玉で人気のゴマキ似ロッカー、逢坂みのりは「キングオブエロポップお姉」

〈埼玉で人気の「キングオブエロポップお姉」逢坂みのり〉

埼玉県では、ロックが人気を押し戻している。
「モーニング娘。」のゴマキに似ているロッカーが人気だという。
「ゴマキ顔なのにエロMCが 全開、しゃべればドSだというキャラでファンを急速に拡大している逢坂みのりは、確かに埼玉で人気で、CDも売れている。そもそも埼玉でロックが受けているのは、ご当地テレビの『テレたま』やFM局『NACK9』がロック番組を多く組んだり、路上でのライブが文化的に『有名になる登竜門』として認知されており、大宮、浦和あたりでは、「タテノリ」のロックアイドルが路上でライブをやっても人だかりがすぐできるような雰囲気はあります。ロックが人気なご当地でロックアイドルの逢坂みのりがライブをサマーフェスでやるというのは、ロック好きのファンの間でちょっとした話題を集めていました」(音楽関係者)

8月15日に埼玉県の埼玉会館小ホールで午後11時30分から開催された『SAITAMA・Summer・Rock Festival』では『市川水産』や『CROSSOVER』ら若手バンドにまじって登場した埼玉の逢坂みのりがひときわ目立った。13時5分に青い照明を浴びて登場するや否やファンの大喝采を浴びる。観客は40人ほどでマスコミも数人という小さい規模ながらも、会場は熱気にあふれてバリエーション豊かな照明に踊る観客の汗がきらめく。新曲『VOICE』を披露するとファンたちが総立ちした。

「キングオブエロポップお姉」を自称する逢坂は、「今日はいつもと客層がちがってまじめだから普通を目指そうと思う」と慎重に、30歳オーバーが多い空気を読んで歌いだしたが、2曲目を終えると「お前ら暴れられるのか」と観客をあおりつつ、MCでは「私のこと、嫌いな人は立て」と客に命令して、かんちがいした数人が立つと「ざけんなよ」とぶち切れ。

「このサディスティックなトークがみのり嬢の魅力なんです。あの足に思い切り踏まれてみたい」

「みのりんは2012年にはもうバンド活動していたんですけどタレントとしても活動していたので今ほど『お姉』キャラじゃなかったんです。今、下ネタ中心にふりきったエロキャラでロックアイドルをやっているみのりんは最高です」
と来ていたファンは魅力を解説する。

物販では、自らがCDを販売。
「写真をたくさん撮ってくれてありがとうございました。また来てください」と声をかけられた。

ニコニコ動画で地道にファンを集めてきた逢坂は今年、ライブの予定がぎっしりだ。

完全に「ロックの埼玉」を虜にしていた。

「みのりを紅白に押しますよ。見ていてください」

埼玉県民が好きなものに熱中すると、かならずヒートアップです。浦和レッズに西武ライオンズ、そしてロックファンは思い込んだら一途そのもの。埼玉のファンを味方にした逢坂は、ブレイクするかも。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター)
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美しすぎるニコ生主「美海」に芸能事務所から猛オファーの噂

美しすぎるニコ生主として話題の「美海」が芸能事務所からの猛オファーを受けているという。

なにしろコミュ開設からわずか3日間でコミュ二ティレベル66、実質2日間の放送で満席の63,000人(ミラー放送除く)を集めて、そのキュートなルックスと、バストがチラリと見えるようなサービスで「PVみたい」「見ているだけで癒される」「何をしても、どの角度でも可愛い」と大人気のDJ番組だ。


◎[参考動画]ニコ生で超絶美人がノリノリで踊る♪ 【美海】(Nama Nushi 2015年9月12日公開)

「これを見るために、会社を休む人がいるほどで、ニコニコ動画本社には「連絡先を知りたい」「ファンクラブはありますか」と問い合わせが殺到しているという。

なにしろわかっているデータは少なく、
歳:20歳
身長:158
職業:美容院の受付
彼氏:なし
配信内容:歌う(90’ポップス)踊る(洋楽ダンスミュージック)
ツイッター:https://twitter.com/61miu
というくらいしかない。

「まるでモデルが出ているような豪華な絵がニコ生で見れるのがウリですが、本人は芸能界に入る気はさらさらないですよ。音楽が好きで視聴者と一緒に踊りたいから番組を始めただけです」(音楽ライター)

果たして、その曲選びのセンスも、またときおり見せる踊りもキュートだと評判だ。
「僕が聞く限りでは、複数のモデル事務所からオファーがあったようです。なにしろそのままパリコレに出てもおかしくないルックスですから。ファンとしては、このまま芸能界に入ってほしくない。いつまでもニコ生のアイドルであってほしいです」(ニコ生ファン)

プロのDJやゲーマー、もしくはジャーナリストたちがしゃかりきに集まって口角泡を飛ばしても、彼女ひとりにはアクセス数でかなわない。

「それでも、星の数ほどDJは生放送しているし、プロの音楽家も曲紹介をしているが彼女のような素人に視聴者数で圧倒されていることに『恥ずかしい』と思ってほしいね」(同)

それもそのはずで、力んで社会的に影響を与えようと吟味して主張しても、視聴者が200人以下でしらけきった番組が山ほどあるのもまた事実だ。

「当分の間、美海を越える美女DJは登場しないでしょう。彼女はもう、自分の世界を作っています。別にプロダクションがつく意味はないでしょう。彼女自身が動くプロダクションなのです」(前出・音楽ライター)

果たして、今後も美海ちゃんにとりつかれた男たちが彼女の生放送に合わせて、絶賛の書き込みを続ける。


◎[参考動画]【ニコ生】美人生主がセクシー配信【美海】(Nama Nushi 2015年9月11日公開)

(鈴木雅久)

◎江戸川乱歩賞──池井戸潤氏はなぜ呉勝浩氏受賞に異を唱えたのか?
◎付録つきファッション雑誌の覇者、宝島社のビジネスにかげり?
◎「テロの危機」煽れば増える「警備利権」と警察天下り

月刊『紙の爆弾』10月号絶賛発売中!

[総力特集]安倍晋三の核心!
体調悪化、原発回帰、カルト宗教、対米追従、芸能人脈、癒着企業の深層と真相

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《誤報ハンター04》『週刊女性』の幼稚なミス発見。週刊誌の劣化が始まる!

週刊誌の劣化が始まっている。
1年前に『週刊ポスト』が『週刊朝日』や『サンデー毎日』の東大合格者のデータを転用して謝罪記事を出したときは「終わりの始まり」だと思ったが、意外にも事態はもっと深刻のようだ。

これはもう、あいた口がふさがらないどころか、あんぐりあきすぎて口裂け女になってしまいそうだ。『週刊女性』8月11日号の「櫻井翔のパパは5000人以上の部下を持つ官僚のトップ」という記事が今回の「ターゲット」だ。この記事は、ジャニーズの「嵐」で人気を集める、櫻井翔の父がついに総務省とトップの事務次官にのぼりつめたことにひっかけて、『櫻井翔の弟は慶応義塾大学のラグビー部で活躍』さらに記事によると『母・陽子さんはお茶の水女子大学出身で、現在は駒澤大学文学部の教授』と記述がある。

『週刊女性』8月11日号「櫻井翔のパパは5000人以上の部下を持つ官僚のトップ」

実はこの部分が大きな「誤報」である。なぜなら、『フライデー』でも同じく5月15日・22日の合併号で、『5人全員エリート! 『嵐』櫻井くん一家は本当にスゴイ!』という見出しの記事で、同じくこう「誤記」した。『そんな次官候補(編集部注:櫻井翔の父、俊氏のこと)を支える妻の陽子氏もスゴイ。お茶の水女子大卒で、駒澤大学の文学部教授だ。日本の中世文学を専門とし、平家物語など軍記物語に関する複数の著作もある。学生からの人気も上々。俊氏が大反対していた翔の芸能界入りをフォローし、実現させるなどの柔軟性もある。』と。

『フライデー』5月15日-22日合併号
『フライデー』5月15日-22日合併号「5人全員エリート! 『嵐』櫻井くん一家は本当にスゴイ!」

そして『フライデー』は、櫻井翔の母親が、まったく別人だとして「お詫びと訂正」をホームページ『フライデーデジタル』に出す。にもかかわらず、『週刊女性』はなぜまったく同じ誤記をしたのか。これには3つ考えらえる。

1. 『フライデーデジタル』のお詫びと訂正を『週刊女性』の編集者が見ていない。
2. 『フライデーデジタル』のお詫びと訂正が出たが、『週刊女性』の入校タイミングでは編集チェックがまにあわなかった。
3. 『フライデーデジタル』のお詫びと訂正を見たが、『週刊女性』編集部としてはこの事実を忘れた。

まあ、いずれにしても、編集部としては「世紀の凡ミス」だろう。
駒沢大学に『貴大学の櫻井陽子教授は、櫻井翔の母親か』と聞いてみたが「そうですとも違いますともいえません、プライベートですから」と繰り返すのみ。
また、ジャニーズ事務所に『櫻井翔の母親が駒沢大学の教授というのは本当ですか』と聞くと「その件については、『フライデー』が訂正記事を出しているから、それがすべてです」と話す。櫻井陽子教授あてに「あなたは櫻井翔の母親なんですか」と質問状を送ったが、返答は期限の8月14日までに来なかった。こんなアホな取材、時間をかけてはいられない。

まあ、記者としては、ミスはだれにでもあるから、しかたがないとしても、『櫻井翔氏の母親として紹介した駒澤大学文学部の教授の女性は、櫻井家とはまったく関係のない第三者でした。ご本人、関係者の方々にご迷惑をおかけしたことをお詫びし、訂正いたします』という『フライデーデジタル』の記事を仮に見逃したとするなら、「週刊女性」の編集者よ! あんたたちは、恥を知ったほうがいい。

この記事については、書いた記者がニコニコ動画で発売されたあとに関係者にお詫びをしたのが確認できた。実に立派な態度である。
ところが、肝心の『週刊女性』編集部は、お詫びも訂正もする気がないようだ。
「ちょうどお盆休みで合併号が出て、お詫びのタイミングがなかったのでしょう。まあ、よくとればですけどね」(契約記者)
『週刊女性』は週刊誌では、ジャニーズを叩くことができる稀少な媒体だけに、編集部にもがんばっていただきたいものだ。

そうした中で、悲しいニュースが入った。なんと『宝島』が休刊するという。産経オンラインはこう伝える。

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1974年創刊の月刊「宝島」が休刊 「キューティ」も (2015年7月29日付産経ニュース)

宝島社は29日、昭和49年創刊の月刊総合情報誌「宝島」と、平成元年創刊の女性ファッション誌「CUTiE(キューティ)」を休刊すると発表した。「宝島」は8月25日発売の10月号、「CUTiE」は8月11日発売の9月号が最後となる。
創刊初期の「宝島」には評論家の植草甚一さんらが編集に携わり、若者文化やサブカルチャーを牽引(けんいん)。近年はビジネス情報を強化するなどして刊行を続けてきた。「CUTiE」は、ストリートファッションブームの火付け役となった。
2誌ともに近年は部数が低迷しており、宝島社は「時代の気分をとらえて新しい価値観を提供してきたが、定期雑誌という形での役割を終えた」と理由を説明している。
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『宝島』が月刊から「週刊」になった頃、ほかの週刊誌に対抗するために、さまざまな切り口の企画を考えた。このことは、今も、私が何か記事や書籍を作るときの肥やしになっている。そして、今は亡き名編集長、種氏にもお世話になった。今、自分にできるのは、『宝島』が教えてくれたスキルを十分に活かして記事を作ることだけである。ただし、『週刊女性』のように「記事の間違いの訂正と謝罪」を記者に丸投げする編集部とは仕事をしたくないが、多くの記者は同じ気持ちだろう。 (鈴木雅久)

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元「オセロ」中島知子は期待を裏切らないトラブルメーカー?

中島知子が、また問題を起こして対立している報道が出た。

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元「オセロ」の中島知子(43)が14日、自身のブログを更新。出演映画の完成披露試写会“無断欠席騒動”について「今回の報道では監督をはじめ、関係各位様に大変ご心配をお掛けしました」と謝罪し「でも大丈夫です。無断欠席や許可のない早退はありえません」と報道を否定した。続けて「何かの行き違いでこのようになってしまい、とても残念ですが、本当に映画の成功をお祈りします」とした。中島は11日、都内で行われた映画「新宿ミッドナイトベイビー」の完成披露試写会を欠席。翌12日付の一部スポーツ紙で「無断欠席」と報じられた。12日、スタッフが更新したブログで「事実無根」と報道に反論。この日は中島が自らの言葉でつづった。

寺西一浩監督(35)は12日、ブログを更新。「どんなに有名人であろうと、立派な人であろうと、そういう人こそ、自分を支えてくれる人たち、例えば芸能人であれば事務所の社長、マネージャー、スタッフに日々感謝し、意見を聞いて活動しなければ、人としてダメだと思います。わがまま放題、やりたい放題では…。人は1人では何もできないと思いますから」と名指しはしていないものの、中島への批判と思われる言葉を並べた。 (2015年7月14日付スポニチアネックスより)
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しかし、実際はどうなのだろうか。業界関係者の見方はおおむね“中島不利”といった感じだ。いったい何が起きたのか。

報道されているように、7月11日、都内で今秋公開される中島出演の映画『新宿ミッドナイトベイビー』の試写会があった。これは寺西一浩監督や出演者の久保田秀敏、浜田ブリトニー、矢吹春奈らとともに中島も出席が予定されていたが、当日になってもその姿はなく、主催者が「中島サイドから欠席の連絡もなかった」としたため、一部で「中島無断欠席」と伝えられた。

しかし、当の中島はブログで「事実無根」と反論。出席依頼があった際は「連絡が遅くすでに別の仕事があり残念ながら関係各位様には丁重にお断りしたのが事実でございます」とドタキャン話を否定した。

ただ、これを聞いた業界内の反応はでは「中島が悪いと思う」という声が圧倒的だ。あるメディア関係者は「主催者が中島の出席をリリースしたのは4月下旬のことで、7月11日という日程もそのときすでに決まっていた。中島に連絡が遅かったというのはおかしい」とする。真矢ミキが出ている朝の情報番組では、「映画の試写会関連の仕事は前事務所がとった仕事で、現在の事務所への連絡が悪かったのではないか」とされたが、憶測が今もなお飛んでいる。

ある映画関係者も「試写会での舞台挨拶は作品宣伝の重要な仕上げで、出演者は通常、撮影だけでなくこうしたイベントへの協力をすることが契約に盛り込まれている。試写会日程は2ヶ月前には決まっているので、どんな大物俳優でもちゃんと日を空けておくのが常識」とした。

「中島にそれができないなら女優の自覚に欠ける話。こういう人間は2度と起用しない方がいい」(同)

さらに、あるテレビディレクターも「事情は知らないから断言まではできないけど、もともと無責任な人なので、中島さんに非がありそう」と言う。

「あの洗脳騒動から明けてメディアに登場した際、中島さんはテレビ朝日の情報番組で独占インタビューを受けている収録中に姿を消したと聞きました。十分にコメントを収録していてオンエア上は問題なかったところ、挨拶もなく突然、消えて現場はビックリ。あのときのインタビューで本人は洗脳ではないと正当化をしていましたが、本人の行動がやっぱりおかしいって話にはなてましたよ。おそらく今回もそういう感じなのでは」

中島は洗脳騒動の際、自身が企画立案し、レギュラー出演していた番組『くだまき八兵衛』(テレビ東京系)を突如降板。名倉潤、河本準一ら残された共演者が露骨に不快感を示したことがあった。今回この番組スタッフに聞いてみても「2度と中島さんに関わりたくないのが本音」という返答がった。

さらに昨年、CS放送局の公開収録に参加した際は、記者に収録後の囲み会見が予定されていたところドタキャン。中島本人は「担当者が話を断っていたみたい」と無責任に弁明したが、取材記者たちは「いいかげんしろ!」と中島に激怒したこともあった。

いずれにせよ、今回の作品はイケメン俳優の久保田秀敏を主演にした同性愛ラブストーリーで、中島は同性婚の法改正を進める母親の少子化担当大臣役で出演。日本では東京・渋谷区で同性婚相当を認める条例案が可決した中で、これを全国区にしたいとする向きから中島のコメント期待されていた。というのも、中島には女性占い師との同性愛疑惑があったため、それに引っかけて記者が記事を書こうという狙いもあったからだ。

もっとも、同日はビートたけし・西島秀俊・忽那汐里が共演の注目作『女が眠るとき』の製作発表ほか、役所広司・宮崎あおい主演の『バケモノの子』、イケメン俳優・桐山漣主演の『群青色の、とおり道』、DAIGOがナレーションを務めた『アリのままでいたい』の初日舞台挨拶、さらに池脇千鶴による『きみはいい子』トークイベントなど、映画関連のイベントが集中しており、記者不評の大きい中島出演の『新宿ミッドナイトベイビー』には取材者が少なかった。

これには「むしろ中島の欠席で話題性が出た」なんていう映画ライターもいる始末で、その意味では期待を裏切らないトラブルメーカーだといえる。

(鈴木雅久)

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加藤登紀子『百万本のバラ』に託された祈り

国民的歌手、加藤登紀子氏の「百万本のバラコンサート」を観た。渋谷のNHKホールは満員であり、ラトビアの「リエパーヤ交響楽団」を従えての加藤は、風格を漂わせつつも、迫力がある声を披露。もしかしてまだ30代なんじゃないかと思うほどのパワーを見せつけた。

6月5日から始まった「百万本のバラコンサート」は、ラトビアとの友情を結ぶという意味合いがある。加藤はコンサートを行うにあたって、ホームページでこう呼びかけている。

リエパーヤはラトビアの西、バルト海に面した美しい港町。 文化の豊かさを誇るリエパーヤ交響楽団は、1881年に設立されヨーロッパで高い評価を得て活動しているオーケストラです。1991年に独立国となり、今自信に満ちた発展を遂げているラトビア、いろんな歴史を潜りながら、ひたすら美しい音楽に愛を込めてきたラトビア。その魂に込められた艶やか管弦楽とともに、心ゆくまで熱く、深く歌いたいと思っています。今回は23名の特別編成で演奏します。どうぞ、お楽しみに! ? ?登紀子(http://www.tokiko.com/100/index.html


◎[参考動画]2015 加藤登紀子ラトビア訪問

◆「私たちには未来に生きるという選択肢しかないのですから」

加藤氏は、反原発論者でもある。『NO NUKES voice vol.4』のインタビューでは、こう答えている。

「私たちには未来に生きるという選択肢しかないのですから、心の中にある希望の火を絶やさないことが大事です。そして生きようという決心を持つこと。でも、最近では何を求めていけばよいのか、希望が見えにくいんですよ。もっともっと胸を張って、皆が希望を持つためには、日本が原発をやめる決心をすることが必要不可欠だと声に出したいですね。私は、2014年の3.11に、イベントで福島に住む18歳の少女が書いた手記を朗読しました。彼女は父親が東電の社員なのですが、事故以来両親は口を利かなくなったし、友だちや親戚とは絶縁状態になってしまい、家族がバラバラになってしまった。それでも父親は毎日福島第一原発に行って事故処理にあたり、くたくたになるまで働いています。彼女と家族をこの辛い現実から解放するためには、原発を止めて原発の被害にまっすぐ向かい合い、廃炉に向かって皆で頑張る。そういう真っ当な目的に向かって人々が一つになるしか答えはないですよね。なのに政府は再び『福島は完全にアンダーコントロール』と、事実ではないことを言ってウソで塗りかためた安全神話を作り出そうとしています.。(以下略)」(『NO NUKES voice vol.4』より)

かつて学生運動に参加して、その中心にいた藤本敏夫を伴侶にしていた加藤氏は言う。

「私はかつて学生運動にも参加しましたし、その中心にいた藤本敏夫と暮らしてきましたが、当時も学生の側にだけ立って歌っていたわけではありません。時代の奥に流れている共通の想いを歌いたかったのです。私が大好きなマレーネ・ディートリッヒは、少女時代に第一次世界大戦が始まり、その時母親に『戦争をしている時、多くの人が『自分たちは神様に守られている』という感覚を持ちます。でも、神はどちらか戦うものの片方の応援をすることはない』、と」?(『NO NUKES voice vol.4』より)

◆ラトビアとロシア語──二つの命を生きることになった歌

コンサートのクライマックスは、やはりひな壇に200人ものコーラス隊が並んだ「百万本のバラの物語」だろう。ラトビアと日本をつなぐ加藤氏の執念が見える。たとえば加藤氏はブログで以下のように書く。

―ブログより

「コンサートのパンフレットに詳しいラトビアの紹介を書くために、随分沢山の本を読み、ラトビアの歴史のディテールが見えてきて、何度も鳥肌が立つような事実に出会いました。

帝政ロシアが第一次世界大戦で崩壊した後、独立国家となったラトビアを、革命後のソ連が侵略したのは1939年、スターリンとヒットラーの密約によるもの。翌々年の1941年、たった一夜で1万5千人の人がシベリアに強制移住させられた恐怖の日、それがよりによってNHKホールで歌う6月14日だった、ということも驚きです.

戦前戦後を通して、ハルビンにはロシアから亡命したり、移住したりしたポーランド人やユダヤ人が沢山住んでいたことは知っていましたが、ラトビアの人たちも数百人住んでいたそうです。私の家族はそうした移住者たち、イミグラントの人たちと強い繋がりがあったので、感慨無量です。

敗戦後、国を失った私たちは、彼らと同じように無国籍者となった訳ですが、「それでもめげずに堂々と生きられたのは、イミグラントの人たちの姿を見ていたからよ」と母は言います。どんな時も素晴らしい音楽を楽しみ、生活スタイルを守り、文化の高さを失わなかったラトビアを知れば知るほど、母の言葉が伝わってきます。

その時代のことをこよなく愛した父も、もう此の世にはいないし、100歳の母も今年はコンサートに来られない!でも、心の中では、今やっと対話できている、その気持ちを歌に託したいと思います。(http://ameblo.jp/tokiko-kato/)」


◎[参考動画]ラトビア・ リエパーヤ交響楽団リハーサル風景(2015.1加藤登紀子撮影)

加藤氏はコンサートのパンフにこう書く。

「ラトビアという小さな国で生まれた歌が、ソ連という大きな国に広がっていくためには、どうしてもロシア語に翻訳されなければならなかった。これもこの歌の運命です。結果的には、この二つの違った歌詞を持つことで、二つの命を生きることになったのです。ラトビア語では、母親が幼い娘に贈った子守唄だった歌が、ロシア語の詩ではグルジアの貧しい画家の恋の物語に生まれ変わりました。どちらにも幸せへの尽きせぬ祈りが込められ、いつしかソ連の各地でそれぞれの祈りを託された。何本もの花が一つの花束になるように、「百万本のバラ」は大きな花束になり、それぞれの国が独立して行くための闘いに、勇気を与えました。そして、この歌に運命を託した小さな国たちは今、別々の国になった。それはこの花束がもっともっと大きくなったことなのだと思います。国境線は国を分けるためにあるのではなく、繋げるためにある。大きな国から独立した小さな国のそれぞれが自信をもって輝こうとすることで、お互いへのリスペクトが生まれる。『百万本のバラ』に託された祈りは、今こそ国境線を越えて、人の心を束ねることだと思います」(50th Anniversaryコンサートのパンフレットより)

加藤氏の外交は、もはや傲慢で私利私欲の経団連主導の外務省の何倍にも価値がある。大衆よ! 加藤氏の声を聞け、震えよ!

秋には、このコンサートの模様を収めたDVDが販売される。興味があるむきは、ぜひ買っていただきたい。

◎加藤登紀子HP http://www.tokiko.com/index

(小林俊之)

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