最後の映画人が、巨星が墜ちた。新藤兼人監督が5月29日に旅立たれた。享年100歳。まずはご冥福を祈る。
映画というよりも、キネマという世界からスタートした新藤監督は、徹底して「自分が撮りたい作品」を追及した。
それでいて「頼まれた仕事は断らない」ことで知られる。また「近代映画協会」の設立者の1人であり、シナリオ作家育成などにも力を注いだ。
もはや映画にとって、なくてはならない重鎮だった。
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