ヤンゴンの夫の実家にいる住み込みのトウン(27歳)という青年は、私の義母の姪孫だ。つまり、義母の兄弟の孫にあたる。
義母は数年前に他界したが、それまで、自分の甥であるトウンの父と、その息子トウンの面倒を見てきた。トウンの父は13人兄弟。彼の実の両親は、多すぎる子どもの面倒を見切れなかった。そこで義母が、お気に入りの甥であるトウンの父の世話をした。その延長で、トウンはヤンゴンの夫の実家に住み、義父と義妹が経営するホームセンターのマネジャーをしている。
以前紹介したとおり(デジタル鹿砦社通信、当シリーズ5参照)、このホームセンターでは、従業員は極めてのんびりと仕事をしている。トウンもその例外ではない。

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