冤罪を疑う声が急激に増えている和歌山カレー事件。そんな今、当の林眞須美さん(51)の近況が気になる人におすすめしたいのが、関西で林さんの支援を続ける人たちが発行している「あおぞら通信」という支援誌だ。

同誌は、林さんが最高裁に上告中だった2007年3月、大阪府在住の坂口誠也さんが知人たちと一緒に創刊した。坂口さんによると、府内で開かれた林さんの支援集会に参加するなどして事件に関心を持ち、「こういう運動をするなら、紙の通信(誌)が必要だろう」と創刊を思い立ったという。創刊以来、今年3月に発行した第23号まで3カ月に1回のペースで6年以上、事件に関心を持つ全国の人たちに同誌を発送し、林さんの声や弁護団の主張を伝えてきた。現在の発行部数は約330部という。

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