実にふざけた展開だ。
7月20日のプロ野球・オールスターゲームで、全セの阪神・藤浪が全パの4番、日本ハム・中田に対して投じた山なりの超スローボールが、なんと示し合わせた余興だったという。1球目だけならいざ知らず、2球目は背中を通り、怒った中田がバットを捨てて…という筋書きだった。ルーキーの藤浪ひとりでできる芸当でもなく、1球目は中田と全セの阪神・西岡という大阪桐蔭の先輩たちと考えたという。2球目は「1球だけではつまらない」と考えた全セの捕手・谷繁(中日)のサインであることがはっきりした。
藤浪に詰め寄る中田を谷繁が止めに行くなど、実に計算されていた余興だ。

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