以前、アメリカに本部を置く動物権利擁護団体PETAが、任天堂のゲームキャラのマリオに対して「タヌキの格好をしたマリオは、タヌキの毛皮を着ている」などと抗議した事があった。この団体は同じく任天堂のゲーム、ポケモンに対しても「ポケモンは人間に虐待されている」と抗議をした事もある。アメリカには極端な思想団体が多くあるから、またそんなのが、と思う程度のことだが、これが喫煙問題になると日本でも極端な団体が出てくるようだ。

宮崎アニメの新作映画「風立ちぬ」で、喫煙シーンが多いと日本禁煙学会が要望文を提出した。世界中で批准されている「タバコ規制枠組み条約」の「メディアによるタバコ広告・宣伝を禁止」に違反しているというものだ。抗議ではなく要望だったのは、宮崎アニメの人気と影響力を考慮してのことだろうか。宮崎駿氏のスタジオジブリは当然、タバコメーカーではない。広告も宣伝もする意味がない。ただ喫煙シーンが多かったというだけだ。これに対し、スタジオジブリではなく喫煙文化研究会が反論するコメントを出している。

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