自殺騒動まで報じられた猪野直樹元都知事。都知事でなければ、「作家」のみの肩書きが残るが、もはや発注する人はいない。
町田の閑静な住宅街。「印税収入、年間3000万円」だという猪瀬邸では、主の姿をすっかり見ない、と近隣の中年が囁く。
「知事のころは、警備員つきでジョギングしている姿を見たが、例の5千万騒動のころから見ませんねえ。まあ、見かけても挨拶してくれるような人ではないけれど」
猪瀬直樹の目撃情報が途絶えた。「今は、知人の家に宿泊しているはずです。まあ、事務所には連絡とれますし、とくにこちらから用事もありませんしね」とかつての出版社の担当は冷たい態度をとる。

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