1999年から2000年にかけ、大々的に報道された本庄保険金殺人事件。この事件の主犯格とされ、一貫して無実を訴えながら08年に死刑確定した金融業者・八木茂氏(64)は09年1月にさいたま地裁に再審請求し、翌年3月に請求を棄却されたが、東京高裁に即時抗告し、疑惑が最初に報じられてから15年になる現在も無実を訴え続けている。

そんな八木氏の再審請求即時抗告審では、被害者の死因という大きな争点で八木氏に追い風が吹いていることは先日お伝えした通りだが、この事件には大きな争点がもう1つある。それは、「共犯者」とされる女性3人の供述の信用性である。

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