NHKの紅白歌合戦にこだわり定例記者会見で「当然SMAPに出てもらいたい。直接交渉してもいい」と籾井勝人会長がぶちあげた件は「ジャニー喜多川社長の引退を早めた」との観測が業界で広がっている。もう今年の10月23日で85歳となった。引退を早めたのは年齢だけが理由ではなさそうだ。

 

[増補新版]ジャニーズ50年史(ジャニーズ研究会)

「実は、8月にSMAPの解散が発表される直前に、木村拓哉をのぞく4人のメンバーたちが『解散したい』という結論となったときにジャニー喜多川社長が『ユーたち、(解散は)2年待ちなよ。待たないと後悔する』と言ったとされます。この『2年』の意味は、ズバリあと2年かけて少しずつ経営から手を引いて引退する……という意味です」(芸能関係者)

ところが、予想外に解散劇の反響はすさまじく、「ジャニーズ事務所が、独立を画策した女性マネージャーだった飯島三智氏に従わずに、事務所に忠誠を誓った木村を擁護した結果、〝嫌われ者〟として世間で認知された。広告代理店からの情報によると『木村拓哉はCMに今出すとブランドの好感度が落ちる』としただけでなく、ジャニーズのタレントの番組へのブッキングへも『実は『Hey! Say! JUMP』と『嵐』以外はすべての好感度が低い』というリサーチ結果が出てしまい、この悪魔のようなリサーチ結果がジャニー喜多川社長の耳に入った」(同)

それで、ジャニー喜多川社長は側近に引退の時期を「来年秋はどうか」と相談。
「2年とは言わず、もっと早く舞台の演出もほかの人にまかせて来年秋をメドに,メリー喜多川副社長の娘の藤島ジュリー景子副社長に禅譲する気構えができたのでしょう」(同)との見方が強い。

 

中居正広 MERAMERA★メラメラ★PRINCE(ジャニーズ研究会)

「今、ジャニー喜多川社長は確かに舞台演出であいかわらず冴えた演出を行っているが、いかんせん体がもうボロボロで入退院を繰り返している。演出に関しては、山下智久のコンサート演出も手がけて定評がある香取慎吾が裏方にまわって『ジャニーズの舞台演出をすべて担当する』という案も出ているようです」(同)

かといってジャニー喜多川社長としては弱気になっているわけでもなく「自分が唐突に死んだらジュリー藤島らが造反組を抑えられるか疑問。メリー喜多川副社長は、すでに社内的に『飯島マネージャーを追い出してSMAPをぶち壊した張本人』として事務所内の求心力はなく、自動的にジャニー喜多川社長と同時に引責となる模様。

「最近、ジャニー喜多川さんは『人事変更』のための相談を大手芸能プロの古参社長に会って秘密裏に相談しているようです。もしかしたら、ジュリー藤島が社長になったときの〝補佐役〟として、外部の芸能プロダクションから社外取締役として田辺エージェンシーの社長のー田邊昭知氏あたりを呼ぶかもしれません」(同)

ジャニーズ事務所に「喜多川社長は交代の気配はあるか」と聞いてみると「こちらではお答えできません」とした。

果たして藤島メリー社長誕生、そして大物の補佐役のジャニーズ事務所入閣の「スクープ」報道を来年の今頃、聞くだろうか。注目したい。

(伊東北斗)

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