松岡 あけましておめでとうございます。特別取材班の皆さんにはこのかん、大車輪のご活躍をお願いし、鹿砦社としても前例のない、5冊の書籍にまとめることができました。年頭に当たりこの問題について忌憚のないご意見をお願いいたします。

◆M君原告の控訴審判決で、すべてが見えた

A  昨年M君原告の控訴審判決で、すべてが見えたような気がします。あれはM君勝訴なんで、それは勘違いされたら困るんだけど、明らかに「何かの力」が働いていると。

B  いわゆる「報告事件」というやつですね。最高裁から審議や判決を注視されているという……。

C  どこにも証拠はないから、推測の域を出ませんけど、法律の専門家に聞くと「そうだろう」と見解は一致していますね。

D  俺たちの取材を朝日新聞、大阪司法クラブの連中は、こっぴどく「クレーマー」扱いしたじゃない。あの件を内緒だけど、ベテランの朝日新聞記者や幹部に話したら「なにやってるんだ! うちの記者の間違いです。書きたくなければ書かなければいいけど。『複数回記者会見を開かせない』なんて、傲慢に過ぎるし、明らかに間違い」と異口同音だったよ。朝日新聞の中からでさえね。

A  それ、かなり重要な情報じゃないですか? 書きませんか?

D  いや。朝日新聞も社内統制がますますきついらしいんだ。取材に応じてくれた人たちはあくまでも「匿名」でだよ。

B  日本マスコミの病巣は深いってことですね。

◆2月13日大阪地裁──鹿砦社が李信恵氏を訴えた裁判の判決

松岡 「病巣」といえば2月13日(水)13:10から大阪地裁1010号法廷で、鹿砦社が李信恵氏を訴えた、裁判の判決がようやくあります。この裁判は本当であれば、昨年の6月頃判決のはずだったんですが、裁判の後半になって「反訴したい」と被告・李信恵氏側が突如主張しはじめてようやく判決です。皆さんにも注目してほしいですね。

C  「中核なの? 革マルなの?」、「鹿砦社はクソ」、「死んでほしいと思ってる」から事実のない喫茶店での松岡社長の「威嚇」でっち上げまで。ネット依存症だからか、そういう性格だからかほとんど争いはないんじゃないですか?

松岡 そんなことはありません。法廷ではあれこれ被告側も主張してきました。ともかく13日の判決には注目頂きたいですね。

D  この裁判で鹿砦社が負けることはまずない。というより「負け方」がないからね。請求棄却以外は。でも油断できないよ。M君裁判の判決やマスコミの尋常ならざる対応を見ているとね。何が起きても不思議ではない。

◆2月21日大阪地裁で2つの裁判──李信恵氏が鹿砦社を訴えた裁判と鹿砦社が藤井正美氏を訴えた裁判

A  そのほかにも2月は裁判がありますよね。

松岡 李信恵氏が鹿砦社を訴えた裁判が21日、13:30から、ただしこれは「準備手続き」なので傍聴はできません。同日13:45から1006号法廷で鹿砦社が藤井正美氏を訴えた裁判が1006号法廷で開かれます。

B  同じ日に「被告」と「原告」で法廷のはしごですか。忙しいですね。

C  かえっていいんじゃないですか。何度も裁判所に出向くのも大変ですしね。13:45から1006号法廷で鹿砦社が藤井正美氏を訴えた裁判は傍聴できますから、お時間のある方は足を運んでほしいですね。

D  たぶんだけども、対しばき隊関連の鹿砦社がかかわる係争は、「対藤井訴訟」で一息だと思うんだ。この裁判で一息という意味は、藤井は仕事をするふりをしながらツイッターに励んでいたことが判明した。でもその時点で鹿砦社は藤井が「しばき隊」の構成員だったり、ましてや「M君リンチ事件」の隠ぺいにかかわっていたことは知らなかった。つまり藤井の素行不良は鹿砦社がこの問題に足を踏み入れざるを得なくなったプロローグなんです。だからエピローグも藤井の件でしっかりオトシマエをつけざるを得ない。宿命だね。

◆ネット上では「しばき隊」VS「反しばき隊」という構図が崩れだした

A  「宿命」か……。ところで、ネット上では相変わらず言論ゲバルトが続いているようですね。

B  かつての「しばき隊」、「反しばき隊」という構図も崩れだしていますね。言ってみれば「内ゲバ状態」が双方に起きている。

大学院生リンチ加害者と隠蔽に加担する懲りない面々(『カウンターと暴力の病理』グラビアより)

D  予想通りだね。双方とももともと確たる思想があっての集まりではないから、そうなるだろうと思ってたよ。だからあえて鹿砦社のツイッターは緊急時以外には動かさない、でしたね、社長?

松岡 そうですね。「ここは!」という時以外論争には足を突っ込まなかったのは正解だったと思います。

B  でも、印象的だったのは香山リカから「どこに送ったのか送り先ちょっと書いてみて」と挑発されたときに、すかさず送付先を書き込んだこと(爆笑)! 自分で「書いてみて」って言っといて、書いてやったら次の日に神原元弁護士から「削除してくれ」って。子供のいたずらだ。

C  ああいう「遊び心」は社長一流ですね。普通書きませんよ。

松岡 そうでしょうか。わたしは「頼まれたから」依頼に応じただけですよ。

A  この感性に至るまでには僕たちもまだまだ修行が必要ですね。

D  ともあれ裁判闘争はあと1年くらいで、1審はいずれも片が付くでしょう。

B  売り上げはどうか知らないけど、この事件にかかわって鹿砦社の知名度は確実にアップしたでしょうね。

C  そうかな? だといいけど。社長、原稿料なんですけど、もう少し何とかならないでしょうか?……

D  社長に代わって俺が答えるよ。君たちみんな原稿料もらってるだろ? 初めて明かすけど、俺は5冊目の原稿料は辞退したんだ。君たちにも「そうしろ」という意味じゃないぜ。俺はこの問題に「仕事」でかかわっているつもりはないんだ。もちろんいままでは正当な原稿料をもらってきたけど、周辺で起きる色々な事を見ていて俺から辞退した。特別取材班は「金儲け」のために取材しているわけじゃないからね。これでいい? 答え。

C  は、はい。

(鹿砦社特別取材班)

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鹿砦社 http://www.rokusaisha.com/kikan.php?bookid=000541