どうやら当ブログが攻撃されていたようだ。
「ペンのテロリスト」として活動する鹿砦社としては、必ず敵を暴き、住所をさらす。首を洗って待つがいい。
それが「大義」であり、鹿砦社ならではの「存在意義」であるからだ。

それはそれとして、個人情報流出の事件は相次いでいる。
東京工業大学は9月19日、同大の教育機関「世界文明センター」のホームページが中国国旗で埋め尽くされるなど改ざんされたうえ、8月に開催したイベント参加者1068人分の個人情報が流出したと発表した。 改ざんは9月15日午前に学生の通報で発覚。「尖閣諸島は中国」という意味の英文や、日本を侮蔑する表現があったという。ホームページは同日夜に閉鎖された。

また、流出した個人情報は、8月に開催した「サイエンスクラブ2012」の申込者の氏名や学校名、学年、電話番号、住所やメールアドレスなど。15日午前1時26分にサーバーが不正アクセスを受けた形跡があった。

個人情報に詳しい弁護士は言う。
「個人情報の漏洩は、普通の犯罪と違って目に見えない部分が多くて、犯人の特定が難しい。サイバー攻撃では、個人情報を盗まれた本人も気づかないのです。セキュリティ会社も流出をブロックするソフト開発に余念がありませんが、またネットを使った犯罪というのはまだまだ新しく、日本の場合はコンピューターで情報を扱う側にはきちんとした知識のない人も多いのです」

インターネットで個人情報が漏洩した場合、リスクは一生、つきまとう。
「今は、フェイスブックやツイッターから個人情報が漏れています。ネットに、仮に匿名であったとしても書き込めば、さらされることを前提にしてやりとりすべきです」(ITジャーナリスト)

2011年4月には有名な「プレステ流出事件」が起きた。
「かなり尾を引いた事件です。個人情報の流出数はプレイステーションネットワーク全利用者のおよそ7,700万人と、個人情報流出事件の記録としては過去最悪の件数となりました。また、同時期に同じくソニーが運営するQriocityでも個人情報が流出したほか、ソニーの子会社であるSony Online Entertainment (SOE) のサービスにおいても約2,460万件の個人情報流出事件が発生し、ソニーグループ全体で合計1億件以上と更に記録を更新する事態となって。経済産業省の行政指導を受けるはめになりました。それ以来、プレステの売り上げに大きく響いているのです」(前出・ITジャーナリスト)

ソニーの事件の場合は、個人情報管理人を置いていなかった。
「まだ官公庁や企業の場合、サイバー攻撃から守ってくれるシステムの完備がなされていない。とても不安定なネットワークの中で私たちは暮らしているのです」(ITセキュリティ会社スタッフ)

あなたが誰かの悪口をつぶやく。それが日本中、否、世界中に広まる。今はそうした世の中だ。
「イントラ(コンピュータのネットワーク)は、丸裸でガラス張りだと考えたほうがいい。とくに日本の場合はね」(ITジャーナリスト)
あなたが作っているなにがしかのデータは、覗こうと思えば簡単にハックされる。
困った世の中になったものだ。

(黒井幻角)