今週の『アサヒ芸能』(10月18日号)で『タブーなき原発事故調書 超A級戦犯完全リスト 』が4ページに渡って紹介されている。

「事故の『A級戦犯26人』を断罪『原発発禁本』の戦慄内容を公開する!」とアサヒ芸能らしいタイトル。
「東電・勝俣前会長が平穏な老後を送っていいのかッ」と大文字のキャッチコピーが躍る。

取次から新刊委託配本を拒否されたのが事実で、正確に言えば発売禁止ではないのだが、ほとんどの書店に並ばないことへの怒りを、苛烈に表現している。

表紙を開くと瞳リョウの袋とじフルヌードがある、というエロス満載の『アサヒ芸能』。表紙にも「熟女エロス大賞」「歌舞伎町エロスと暴力」などの文字が躍り、女性に手にとっていただきにくいのがやや残念だが、エロス、いいではないか。

東京電力は事故前まで、年間230億円もの広告費を使ってメディアをコントロールしていたが、『アサヒ芸能』は一度として東京電力の広告を載せたことがないという。
東電から金をもらってこぎれいな雑誌を作っていても、言いたいことも言えないのでは、メディアとして失格だろう。
それならば、エロスで読者を掴んで、言いたいことは言う、というほうがメディアとして上等だ。
やはり、竹中労の血は、『アサヒ芸能』に脈々と流れているのだ。

『アサヒ芸能』今週号には、原発関連の記事は3本も載っている
『タブーなき原発事故調書 超A級戦犯完全リスト』については、同書の怒りのトーンそのままに紹介されている。
業務上の過失責任を問われてしかるべき、福島第一原発事故という「人災」を引き起こした東電の勝俣前会長が安穏と孫と遊んでいたこと。同じく責任のある清水元社長が、他人と会わずに出入りできるタワーマンションに住んで、いまだに逃げ回っていること。
値上げは権利、と言い放った西澤元社長も、容赦なく断罪している。

『アサヒ芸能』を読んで、超A級戦犯をもっと知りたくなったら、同書を手にとってほしい。ほとんど発禁本同然だが、手に入れる方法はある。

今回、書店に配本されるのは、事前に心ある書店からご注文いただいた冊数を指定配本するなど発行部数の一部(10数%程度)にしかなりません。できるだけ鹿砦社販売部(sales@rokusaisha.com)に直接ご注文をお願いいたします。直接お申し込みの方には早速発送します。送料サービス/代金後払いです(冒頭の表紙写真をクリックすることで、販売ページに飛ぶこともできます)。

(FY)