年末恒例となった鹿砦社大忘年会が、今年も盛大に開催された。
会場は7・12の8周年懇親会と同じ、東京都下の割烹料理屋の大広間。
鹿砦社の集まりではおなじみの、受刑者のアイドル、女性デュオPaix2(ぺぺ)に、冒頭で歌ってもらい、「♪元気出せよ」「いいじゃんか!!」と、気勢が盛り上がったところで、つづいて日本料理のコースで会食となった。

今年の鹿砦社は、景気の動向をうかがいながら、やや抑制気味に出版したにもかかわらず、結果は、昨年を上回る発行点数となる勢いであった。
そうした新刊の著者たち、『ホームレス大博覧会』の村田らむ、『労働貴族』の深笛義也、『三島由紀夫と全共闘の時代』の板坂剛の各氏が、松岡社長に続いて挨拶に立った。

また会場では、彼ら本とぺぺのCDの即売と同時に、記念品の配布が行われた。それら記念品には、いつも便利な事務用品が含まれており、参加者には当然ながらライターが多いので、とても重宝である。
そして、配布記念品の目玉は2014年鹿砦社オリジナル・カレンダーである。2013年と同様に、龍一郎(りゅういちろう)の力強い書、そして今度の画は、鵜島朴同(うしまぼくどう)による鳥獣戯画である。その出来栄えに、松岡社長から受け取ったぺぺも感心して見入っていた。
こうして、今年の仕事はまだ残っているが、来年に向けての疾走を、みんなで決意したのだった。

(井上靜)