《紫煙革命01》知られざるタバコの真実──タバコって体に悪いのかな?

デジタル鹿砦社通信をご覧の皆さん、禁煙してますか? 私はスイマセンなんて謝ったりしません。はじめまして、愛煙家の原田卓馬です。鹿砦社の松岡社長から「君も何か寄稿しなさい」といわれたので勝手にタバコをテーマに連載することにしました。毎週更新ということでお届けしますが、いつ打ち切りになるかわかりませんのでよろしくお願いします!

何の疑問ももたずにJTの金ヅルになっているニコチン依存症の諸君。健康推進を謳った現代医学によるのタバコ・ネガティヴ・キャンペーンに屈した嫌煙家諸君。タバコは文化であります。嗜好品はあくまでエレガントに楽しもうではないか。マナーは大切に!

◆悪者になったタバコ

2005年に世界保健機関(WHO)によって発効されたたばこ規制枠組条約に日本も参加して、義務づけられた『たばこ警告表示』。タバコのパッケージの30%の面積を費やして「○○病の危険性を高めます」や「○○病で死亡する可能性が非喫煙者に比べて○倍」などと不安を煽るようなコメントが印刷されるようになった。日本はまだましな方で外国だと喫煙によって真っ黒になった肺の写真が印刷されたタバコのパッケージも多い。デザイン性もへったくれもないじゃないか。

それ以来、喫煙所の撤去、路上喫煙の禁止、飲食店の禁煙化が進んだ。昭和のテレビドラマなんかだと学校の職員室でタバコを吸いながら生徒に説教している教師が登場したりして「そういえば昔はこんなこともあったな」と思い出す反面、今だったら2秒でクビなわけである。

日本の喫煙マナーが最低だったという件に関してはともかく、今やタバコは国際社会において悪者扱いである。

◆タバコってなんだろう?

タバコとはナス科タバコ属の植物で、古くは紀元前5000年頃から南米アンデス山脈で栽培されていたと言われる。南米マヤ文明でも、北米のインディアンにおいても神聖な儀式のための重要な植物であった。

タバコという言葉はスペイン語ポルトガル語の『tabaco』だが、古アラビア語で薬草を示す『tabaq』がおおもとの語源であるとみられている。

タバコに含まれるニコチンの効用は興奮・鎮静という相反する精神作用であり喫煙時の状況や本人の目的に応じて変わると不思議な化学物質なのである。

15世紀、大航海時代にアメリカ大陸からヨーロッパに伝わり、日本には室町時代末期ごろポルトガルの宣教師によって伝来した。高価な薬草として普及したため裕福な武士や商人以外はなかなか喫煙することができなかった。当時は煙管(キセル)による喫煙が一般的だった。

現在、一般的なシガレット(紙巻たばこ)が世界的に普及するのは第一次世界大戦終結後のことだ。

◆タバコそのものは悪くないかもしれない

さて、タバコの歴史はここまでにして本題に入ろう。読者諸君は葉巻(シガー)を吸ったことがありますか? 葉巻はフィラー(中身)、バインダー(フィラーをまとめる)、ラッパー(バインダーを外側からくるむ)の三層構造になっていて、いんちきな安物でなければ100%タバコの葉っぱでできている。

ある夜ふと思いついて葉巻を吸えるシガー・バーというのに行ってみた。よくわからないので店員さんにオススメの葉巻とそれに合う酒を選んでもらった。2時間くらいかけてゆっくりと葉巻のねっとりとした煙を燻らせて、グラスを傾けたらもうとても素敵な体験でタバコの香りというのはなんともいえない恍惚感を与えるものなのだと感激した。その後、普段吸い慣れているシガレットを吸ってみたら「なんじゃこりゃ!」と、思わず嘔吐しそうな程に不味いのでびっくり。

その時感じたのは「ボンドみたいな鼻をつく刺激臭、紙の焦げる臭い、消毒薬のような臭い」であった。都市伝説のようにいわれているタバコの添加物の正体が少し見えかけたので面白いから調べてみた。すると、日本たばこ産業(以下JT)のWEBサイトで『添加物情報』なるページを発見した。

日本たばこ産業(JT)のWEBサイト『添加物情報』より

それによると『たばこ添加物』として以下の
・香料
・結合剤
・保湿剤
・保存料
・溶媒
・乳化剤
・酸化防止剤
・工程補助剤
の200種類以上の添加物が

『材料品添加物』として
・巻紙
・巻紙のり
・鋼版インキ
・フィルター素材
・フィルター巻取紙
・フィルターのり
・チップペーパーおよびチップペーパーインキ
の120種類以上の添加物が公表されているではないか!

内閣府大臣官房政府広報室のWEBサイト『政府インターネットテレビ』の『たばこの煙の恐ろしさ・吸ってる人にも吸わない人にも知ってもらいたいこと』で紹介されている以下の「たばこの煙の三大有害物質」(内閣府大臣官房政府広報室)

たばこの煙の三大有害物質(内閣府大臣官房政府広報室より)

・約70種類の発ガン物質
・約200種類の有害物質
・約4700種類の既知の化学物質
・10数万種類の未知の化学物質

これらの有害物質と、タバコの添加物の関係を少し調べてみようと思う。

最後になりますがわたくし、ナチュラル無添加のCOLTS、OCBのプレミアムペーパー、Smokingのスリムフィルターで手巻きタバコを楽しんでいまーす!
長くなってしまったので次回をお楽しみに!

 

(原田卓馬)

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坊っちゃん湯に浸かりながら、考えた

地方に行くと、なんとなく「ここに住むことは出来るかな」と考えてみる。
大自然に包まれた素敵な土地でも、図書館もなく本屋もなくレンタルビデオ店もない、となると、やはり住むのは難しい。旅で来るのがいい、ということになる。

住めるかもしれない、と思った土地の一つが、松山だ。
愛媛県の中核都市であり、大街道や銀天街などのアーケード街があり、図書館、本屋、レンタルビデオ店などは問題ない。美術館や博物館もある。
少し車を走らせれば、瀬戸内の海、四国カルストと自然が広がっている。

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人はなんのために、本を読み絵を眺めるのか

たまに、「いつも、どんな本読んでるの?」と聞かれることがある。
いつも読んでいる本というのはない。
このところ読んだ本の著者を並べてみると、清水潔、山本周五郎、ヘッセ、大城立裕、モーパッサン、姫野カオルコ、門田隆将、ドストエフスキー、池上泳一、古賀茂明、エリカ・ジョングとなっていて、やはり「こういう本をいつも読んでます」と言えるような統一性はない。ライターの読書は、だいたいこんなものだろう。

ちなみに、前からちょくちょく読んでいた姫野カオルコは、デビュー作がおもしろいと聞いたので、『ひと呼んでミツコ』を出張先のホテルで読んだのだが、笑って頭を壁に強打してしまった。要注意である。
2人の女性を股にかけるお調子者の男を、お得意の深刻な語り口で描く、ドストエフスキー『虐げられた人びと』もけっこう笑えるので、タイトルの暗さで敬遠しないほうがいい。

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湧水を讃えた神社に千年の歴史がある

なまりきった体をどうにかしようと、休日の朝にランニングをすることにした。ただ走るだけでは面白くないので、毎回目的地を決めることにした。走って行けそうな数キロ圏内の地図を見ると、神社が随分あることに気付く。

そのうちの一つ、青渭(あおい)神社まで行ってみた。さほど境内も広くはなく、参拝する人もあまりいない。地元の人ぐらいにしか知られていない神社だ。それでも伝承によると、建立は十世紀頃と伝えられている。千年以上の歴史があるのだ。多摩地区には青渭神社がいくつか建立されている。

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女性の声で文章を読み上げてくれる機能に思う、ワープロ今昔

ワープロソフトを買い換えた、一太郎の最新バージョンである。
筆者のパソコンは今まで、だいたい3~4年で壊れて、買い換えてきた。だからOSは、Windows7だ。
毎日使っているから当然と思っていたが、知り合いのITソフト製作の会社では、いまだにWindowsXPを使っているという。
筆者の場合、音楽やビデオを再生するのもパソコンで、こき使いすぎているんだろうか。

XPサポート終了で多くの人が体験したかと思うが、Windows7になると、XPで使っていたソフトが対応していないということが、かなり多い。
これまで使っていた一太郎は、2004年版。文章を書くだけなので、レイアウトの機能など使うこともなく、それで十分だと思っていた。
だが、Windows7には対応しておらず、一太郎を起動しようとする度に、「不明なソフトがパソコンを改変しようとしています」というメッセージが出る。
起動するのにも、時間がかかるようになった。

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いつの間にかとんでもない時代になっていた、音楽プレイヤーの進化

子供の頃はウォークマンが憧れの機器だった。今となっては、カセットテープなんて随分不便なものだったと思ってしまうが、それが普通の時代においては、その環境での楽しみもあった。まずテープに録音する曲順を考える。これが楽しい。私が本格的に音楽を聴くようになった80年代終わり頃には、既にCDがレコードにとって代わっていた。CDの曲順そのままにテープに入れるのもいいが、テープの長さの都合もあるし、好きじゃない曲を前の方に入れると早送りする手間が増える。特にテープの1曲目のヘビーローテーション率はものすごく高くなるので、相当に好きな曲を入れる必要もある。CDもテープも好きなだけ買えなかった中学生ぐらいまでは、レンタルしたCDをどのようにテープに割り振るかが、大変重要なのだ。

高校に入って、CDウォークマンを買った。といってもソニーの製品ではなかったので、正確には「ポータブルCDプレイヤー」だ。いちいちテープにダビングしなくても、その日の気分でCD2,3枚カバンに詰めて、CD音質を通学中に聴ける。片道40分ばかりの電車通学が楽しくてしょうがなかった。学校よりも、行き帰りにイヤホンで音楽を聴くために、通学をしていたような記憶すらある。

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大道芸から始まったシルク・ドゥ・ソレイユから伝わるメッセージ

これって、音楽だけのライブでも楽しめる。舞台の端の洞窟のようなブースにうっすら見える、シンガーや弦楽奏者の姿を凝視しながら、そう思った。
シルク・ドゥ・ソレイユの公演「オーヴォ」が、お台場に建てられた巨大テントで行われている。
カナダのベサンポールで、大道芸から育った総合芸術が、どんなものだか見てみた。

「オーヴォ(OVO)」は、ポルトガル語で「卵」のこと。虫たちの世界を描いている。
体をひねらせて宙を舞うパフォーマーたち。その妙技の質は高い。
メンバーには、シドニー・オリンピックにイギリス代表として出場した、リー・ブレアリーもいる。
ジャンプで壁面を上ってコオロギを表現する。他のメンバーの動きも、彼に引けを取らない。

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復活するか? 沖縄・久高島のイザイホー

今年、イザイホーが復活するかも知れない、と言われている。知ってほしいような、知ってほしくないような情報だ。
イザイホーが行われてきたのは、久高島。沖縄本島東南端に伸びる知念岬の東に浮かんでいる。周囲8キロの小さな島だ。自転車をこげば、小1時間で島の端から端まで行けてしまう。

琉球の創世神アマミキヨが天から最初に降りたって国造りを始めたとされるのが、久高島だ。
古くから「男は海人(ウミンチュ)、女は神人(カミンチュ)」と言われ、神事を司るのは女性だ。
祭祀が行われる御嶽(うたき)は、男子禁制であり、筆者は入ることができない。ビデオで見たが、原っぱに香炉がポツンと置かれているだけ。古来からの信仰のあり方が守られてきたのだ。

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吉か凶か? おみくじを引いてみる

お正月は気分も一新、何でも願えるいい季節だ。今年はどんな一年になるだろう。初詣に出かけておみくじを引いた人も多いだろう。
おみくじとは、神仏に祈願して吉凶を占うものである。番号を記したたくさんの串が筒の中に入っており、引いた串の番号の札を巫女さんが渡してくれるというのがオーソドックスなスタイルだろう。
大吉から大凶まで、何が出てくるかドキドキわくわくするのも楽しみなものだ。良い札が当たれば前向きな気分で仕事や学業に向えるだろうし、凶の文字が出ればちょっと、いや大いにがっかり、でも書かれているメッセージに気をつけて日々を過ごすように心がけるかもしれない。

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今こそ活かそう、造り変える力

日本人は宗教に対して無節操、無頓着とはよく言われる。というより自分たちで自覚していて冗談にしているぐらいだが、年末年始は殊更感じる。クリスマスを祝って一週間もすると、今度は初詣に出かける。初詣にしても神社に行ったり寺に行ったりと、本当に無節操だ。

「我々の力と云うのは、破壊する力ではありません。造り変える力なのです」
芥川龍之介の著書の中に、上記の一文がある。戦国時代に、宣教師としてやってきたオルガンティノの前に現れた老人が語った言葉だ。この国でキリスト教を広めれば、皆帰依する。表面上は。しかしいつの間にか日本のものとして変わってしまう。実に日本人の真理を突いている。昔、中国から伝わった孔子や孟子の教えは、日本人の道徳観の中に入っている。仏教が伝わってきて、皆帰依したはずだった。遅れてキリスト教も入ってきた。江戸以前は大名すら大勢洗礼を受けた。しかし今、この国を支配している宗教は無い。皆八百万の神になってしまう。

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