裁判所も「証拠のねつ造」を指摘 袴田巌元死刑囚の再審決定と釈放

3月27日、静岡地裁は、袴田巌元死刑囚に関する再審の開始を決定。袴田さんは釈放された。事態の推移を見守っていた多くの人々から、喜びの声が上がった。
司法を覆っているのは大きな闇……、そこに希望の光が差した。
袴田さんが犯人だとされたのは、1966年6月30日に静岡県清水市で起きた事件。味噌製造会社の専務宅が全焼し、焼け跡から一家4人の死体が発見された。
事件から1年2ヶ月も経って、現場近くの味噌醸造タンクから、鉄紺色ズボン、ねずみ色スポーツシャツ、白ステテコ、白半袖シャツ、緑色ブリーフ、5点の衣類が発見された。緑色ブリーフが袴田さんが穿いていたものと似ているとして、証拠とされた。
だが、2011年に静岡地裁でDNA鑑定が行われ、衣類に付いていた血液は、袴田さんや被害者4人のDNAと一致しないことが明らかになった。

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『笑っていいとも』に現職総理大臣が出演、番組だけでなく日本国も終了か

終了が決まった『森田一義アワー笑っていいとも』に、安倍総理が出演したが、このときスタジオ周辺には『安倍晋三アホー辞めていいとも』という皮肉のプラカードを掲げた人たちがやってきたことで、また話題となった。

この番組の司会者タモリこと森田一義に、お笑い芸人として恥ずかしくないのかと批判する人がいた。もちろん仕事だから仕方なく、ということだろうが、かつて彼は赤塚不二夫のもとで「密室芸人」と称しアングラな笑いを構築していたし、また、かつてタモリは朝日新聞の宣伝で、当時同紙の記者だった筑紫哲也編集委員と共演したことがあり、そのときタモリの見識に筑紫哲也は感心したと述べていた。
例えば、当時売り出していた竹村健一についてどう思うかと訊ねたら「あの人はお茶の間の無知に付け込む人です」ときっぱり言ったそうだ。

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何度も見たことのある「Japanese only」という表現

浦和レッズのサポーターによる「Japanese only」の横断幕は大々的に報じられ、厳罰に処された。あからさまな差別意識があって横断幕を掲げたのなら処罰されて当然であるし、過剰反応でもなく無観客試合といった処分は妥当なものだ。

私は、この「Japanese only」を何度も見たことがある。一つはネットが普及し始めてしばらく、日本語のみのサイトという意味で「Japanese only」と、個人のWEBサイトに頻繁に書かれていた。それに対してクレームが付けられた、という話はあまり聞かなかったが、表現が悪いと広まったのか、あるいは日本語だけのサイトが珍しくなくなったせいか、こう書かれるWEBサイトは殆ど見なくなった。10年以上公開し続けているサイトでは、当時の名残として今も残っているところもある。

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これからも頑張ってほしい 凡人と比べれば、やっぱり凄い佐村河内守

まだまだ続く、佐村河内守バッシング。ヒーローが堕ちていく様を見るのは、蜜の味だから、それも当然だろう。小出しにネタを提供し続けてくれる佐村河内守は、ありがたい存在。マスメディアにとっては2度美味しい、佐村河内守である。
それ以外にも、佐村河内守ネタが喜ばれる理由はある。
誰しもが、自分を大きく見せようと、あるいは仕事を有利に進めようと、何かしらのウソをついている。
自分はあそこまではやってないよ、と佐村河内守は安心させてくれる存在でもある。

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年収300万円で「プア充」と言えるのか?

つきあいのある出版社も少なく収入も少ないので、確定申告はすぐに終わった。
10数年前、エロ専門の編集プロダクションにいて、年1千万円くらい稼いでいた時があった。成人向け男性誌でもメジャーな雑誌に書いていたこともあったが、他のジャンルに比べて、エロは稼げる、と思えた。
「性欲は本能だから、エロの世界にいれば食いっぱぐれることはないよ」
編集長はそう太鼓判を押して、ニンマリと笑っていた。
だが今、インターネットの普及でエロが無料で手にはいるようになり、皆、食いっぱぐれている。
その編集長も、どこでどうしているか、分からない。

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今、得意満面に講演している斑目春樹 原子力の専門家は信用できるのか?

原子力規制委員会は、九州電力の川内(せんだい)原子力発電所の安全審査を優先的に進めることを決めている。3月16日、鹿児島市内で約6000人がデモを行い「原発はいらない」と声を上げた。だが、5月にも審査に合格し、夏には再稼働する公算が大きいとも言われる。

原子力規制委員会は、この原発は安全だとお墨付きを与えるのではなく、規制基準をクリアしているかどうかだけを見る、とのこと。事故が起きたときに、安全だとは言ってない、と言える逃げ道を用意しているわけだ。
こんな原子力規制委員会に、地域と日本の命運を託すのでは、福島第1原発の事故から何も学ばなかったことになる。

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暴力団も参入? 浦和レッズ「応援団の危機」

浦和レッズのサポーターがホームでの試合で「JAPANESE ONLY」という極めて差別的な垂れ幕をスタンドに掲げて、垂れ幕禁止、無観客試合の制裁措置などが科された事件が話題を呼んでいる。Jリーグのチェアマンは、以下のごとく、浦和レッズに制裁を課した。

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法律事務所ヒロナカ、今度は佐村河内守

ニセベートーヴェン騒動の“作曲家”佐村河内守氏が、暴露をした音楽大学講師・新垣隆氏の話には虚偽が含まれているため、名誉毀損で訴えると記者会見で述べていた。
実際にどうするかは調査中だそうだが、その調査をしている弁護士の一人は、かの有名な「カミソリヒロナカ」とも言われる切れ者ベテラン弘中淳一郎弁護士の主催する「法律事務所ヒロナカ」の山縣敦彦弁護士であった。
この弁護士には、取材に行って「ノーコメント」と言われたことがある。ちゃんと名刺交換するなど礼儀正しくはあったのだが。

これについて、かつて『紙の爆弾』 に記事を書いた(2013年1月号) が、あの池田ゆう子クリニックの豊胸手術を、熱心に奨められて受けることにした女性が、強引な勧誘だったうえ、失敗した女性の悲惨な話を知って不安にもなったから、拒否したところ契約違反で訴えられたというものだった。

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高裁判決を前に、鳥取連続不審死事件の上田美由紀被告が『紙の爆弾』に独占手記

2009年に鳥取県で2人の男性が「不審死」した事件で、強盗殺人罪などに問われ、一昨年12月に鳥取地裁の裁判員裁判で死刑判決を受けた元スナック従業員、上田美由紀被告(40)。一貫して無実を訴え、現在は広島高裁松江支部に控訴中だが、今月20日の控訴審判決公判に先立ち、現在発売中の「紙の爆弾」4月号に独占手記を寄稿している。

手記を発表したいと考えた時、獄中で読んで「食事もとれないくらい泣きまくった」というほど感動した本『女性死刑囚』(深笛義也著)の版元・鹿砦社が発行する雑誌で、拘禁者の間でよく読まれている同誌への掲載を希望したという上田被告。手記の内容は、2009年秋に詐欺の容疑で逮捕されてから足かけ5年に及ぶ拘禁生活の話が中心だ。

たとえば印象深いのが、第一審が終わるまで勾留された鳥取刑務所で不安のために頭髪が「落ち武者状態」になるまで抜け落ち、食事もとれなくなった際のエピソード。この時に世話になった女性刑務官が大好きで、「小さい母ちゃん」と呼んでいたという上田被告。「小さい母ちゃん」が退職し、会えなくなった時のことを思い出すと、今も悲しい気持ちになるという。

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青少年よ! 真のエロスを求めるなら、ネットではなく文学に向かえ

ネット・ポルノ依存が、10代に広がっているという。
東京では4年前、青少年保護育成条例の改訂で賛否の議論が沸騰したが、書店などにいくら規制をかけても、スマホで青少年がポルノ動画を見てしまう。
良識派でない私としても、これは困ったことだなと思う。

一方で、大学生で読書時間がゼロの者が4割という結果が、全国大学生活協同組合連合会の行った、「第49回学生生活実態調査」で出ている。
この2つは、関連しているのではないか。

私が中学生の頃、近所にポルノ映画館があり、たびたび鑑賞に行った。
もぎりのおばちゃんも気づいていたんだろうが、通してくれた。
だが、その頃のポルノ映画は、それほどの満足を与えてくれるものではなかった。

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